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K 7229-1995
られた曲線の変曲点を終点とする。
空試験によって得られた溶液についても,同じ滴定操作を行う。
6.2.2 硝酸銀滴定法
(1) 指示薬としてフルオレセインナトリウム(ウラニン)を用いる方法 酸素フラスコ内の試料溶液を
6.2.1と同様にして三角フラスコ100mlにあけ,試料が酸性の場合には,炭酸ナトリウム溶液 (5w/v%) で
pH約7に調節する。この溶液にデキストリン溶液 (2w/v%) 5ml及びフルオレセインナトリウム溶液
(0.2w/v%) 12滴を加えて,静かにかき混ぜながら0.028 2mol/l [{0.028 2N}] 硝酸銀溶液で滴定する。黄
緑の蛍光が消失してわずかに赤みを呈するときを終点とする。
空試験によって得られた溶液についても同様な滴定操作を行う。
(2) チオシアン酸アンモニウム溶液を用いる方法 酸素フラスコ内の試料溶液を6.2.1と同様にして三角
フラスコ100mlにあけ,硝酸 (10%) 2mlを加える。次に,0.028 2mol/l [{0.028 2N}] 硝酸銀溶液25ml
とニトロベンゼン2ml及び硫酸アンモニウム鉄 (III) (鉄みょうばん)溶液1mlを加え,振り混ぜた
後,0.028 2mol/l [{0.028 2N}] チオシアン酸アンモニウム溶液で滴定し,溶液の色の微赤が消えなくな
ったときを終点とする。
空試験によって得られた溶液についても同様な滴定操作を行う。
7. 計算
7.1 6.2.1及び6.2.2(1)の方法によって滴定した塩素含有率 (%) は,次の式(4)によって算出する。
A−B F
W= 100 (4)
S
ここに, W : 塩素含有率 (%)
A : 試料の滴定に要した0.028 2mol/l [{0.028 2N}] 硝酸銀溶液の量
(ml)
B : 空試験の滴定に要した0.028 2mol/l [{0.028 2N}] 硝酸銀溶液の
量 (ml)
F : 0.028 2mol/l [{0.028 2N}] 硝酸銀溶液の力価
S : 樹脂試料の質量 (mg)
7.2 6.2.2(2)の方法によって滴定した塩素含有率 (%) は,次の式(5)によって算出する。
A−B F
W= 100 (5)
S
ここに, W : 塩素含有率 (%)
A : 試料の滴定に要した0.028 2mol/l [{0.028 2N}] チオシアン酸
アンモニウム溶液の量 (ml)
B : 空試験の滴定に要した0.028 2mol/l [{0.028 2N}] チオシアン
酸アンモニウム溶液の量 (ml)
f : 0.028 2mol/l [{0.028 2N}] チオシアン酸アンモニウム溶液の
力価
S : 樹脂試料の質量 (mg)
7.3 各試験結果は,個々に算出して,3回の結果の平均値をJIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸
める。
8. 報告 報告には,必要に応じて次の事項を記入する。
(1) 試験した材料の種類及び等級
――――― [JIS K 7229 pdf 6] ―――――
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K 7229-1995
(2) 試料の外観及び形状
(3) 塩素含有率
(4) 試験年月日
(5) その他必要とする事項
関連規格 JIS K 0101 工業用水試験方法
JIS K 0102 工場排水試験方法
JIS K 0107 排ガス中の塩化水素分析方法
JIS K 6388 合成ゴムCRの試験方法
JIS K 7114 プラスチックの耐薬品性試験方法
高分子部会 プラスチック試験方法専門委員会 構成表(昭和62年2月1日制定のとき)
氏名 所属
(委員会長) 代 田 忠 代田技術事務所
牧 廣 工業技術院次世代産業基盤技術開発コーディネーター
近 藤 春 樹 工業技術院大阪工業技術試験所
小 沢 丈 夫 工業技術院電子技術総合研究所
服 部 滋 工業技術院化学技術研究所
松 井 司 通商産業省基礎産業局
大久保 和 夫 工業技術院標準部
山 口 章三郎 工学院大学名誉教授
峰 松 陽 一 芝浦工業大学教授
菅 野 久 勝 日本試験機工業会
須 藤 作 幸 財団法人建材試験センター
大 島 宏 日本電信電話株式会社電子機構技術研究所
金 田 栄 一 東芝強化プラスチック工業株式会社
鎌 田 太 一 鐘淵化学工業株式会社
丸 山 暢 三井東圧化学株式会社
奈 良 正 孝 石油化学工業会
村 井 真三次 合成樹脂工業協会
矢 島 一 郎 日本プラスチック工業連盟
塚 野 隆 財団法人高分子素材センター
(事務局) 池 田 喜 好 工業技術院標準部繊維化学規格課
遠 藤 薫 工業技術院標準部繊維化学規格課
(事務局) 小 林 勝 工業技術院標準部繊維化学規格課(平成7年5月1日改正のとき)
砂 川 輝 美 工業技術院標準部繊維化学規格課(平成7年5月1日改正のとき)
JIS K 7229:1995の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1158:1984(NEQ)
JIS K 7229:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.01 : プラスチック一般
JIS K 7229:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0113:2005
- 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
- JISK1101:2017
- 酸素
- JISK6503:2001
- にかわ及びゼラチン
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8230:2016
- 過酸化水素(試薬)
- JISK8263:2020
- 寒天(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8545:2007
- 硝酸アンモニウム(試薬)
- JISK8550:2006
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8550:2021
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8646:2015
- デキストリン水和物(試薬)
- JISK8723:2019
- ニトロベンゼン(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK9001:2008
- チオシアン酸カリウム(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8802:2011
- pH測定方法