この規格ページの目次
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K 8118 : 2021
1) 窒素 純度が,JIS K 1107に規定する2級以上のもの。
2) 二酸化炭素を除いた水 6.2 a) 1)による。
b) 装置 主な装置は,次による。
1) 恒温水槽 25 ℃±0.5 ℃に調節できるもの。
2) H計 JIS Z 8802に規定する形式II以上の性能のもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料5.0 gを全量フラスコ100 mLにはかりとり,二酸化炭素を除いた水を加え
て溶かし,更に二酸化炭素を除いた水を標線まで加えて混合する。この液を適切な容量のビーカー
にとる。
2) Hの測定は,JIS Z 8802の8.2(測定方法)による。この場合,液温25 ℃±0.5 ℃の恒温水槽につ
(浸)けた試料溶液の液面上に窒素を流し,かき混ぜながらはかる。
6.5 窒素化合物(Nとして)
窒素化合物(Nとして)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) デバルダ合金 JIS K 8653に規定するもの。
2) 吸収液 図1に示す受器Hに,硫酸(1+15)2 mLを入れ,水18 mLを加えたもの(吸収液を入れ
た受器Hは,試験に必要な数を準備する。)。
なお,硫酸(1+15)の調製は,水の体積15を冷却してかき混ぜながら,JIS K 8951に規定する
硫酸の体積1を徐々に加える。
3) エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液(インドフェノール青法用)[EDTA2Na溶液(イ
ンドフェノール青法用)] JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム1 gを水60 mLに溶かす。これ
にJIS K 8107に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物5 gを加えて溶かし,
水で100 mLにしたもの。
4) 次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素 質量分率約1 %) 次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素 質
量分率5 %12 %)の有効塩素を使用時に定量し,有効塩素が質量分率約1 %になるように水でう
すめたもの。冷暗所に保存し,30日以内に使用する。
なお,次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素 質量分率5 %12 %)の定量は,次亜塩素酸ナトリ
ウム溶液(有効塩素 質量分率5 %12 %)10 gを0.1 mgの桁まではかりとり,全量フラスコ200 mL
に移し,水を標線まで加えて混合する。その20 mLを共通すり合わせ三角フラスコ300 mLに正確
にとり,水100 mL及びJIS K 8913に規定するよう化カリウム2 gを加えて溶かした後,速やかに
酢酸(1+1)6 mLを加えて栓をして振り混ぜる。約5分間暗所に放置後,指示薬としてでんぷん溶
液を用い,0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。
この場合,でんぷん溶液は,終点間際で液の色がうすい黄になったときに約0.5 mLを加える。終
点は,液の青が消える点とする。別に同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。
次亜塩素酸ナトリウム溶液の有効塩素濃度は,次の式によって算出する。
0.0035453 V2 V3 f2
C 100
20
m2
200
ここに, C : 次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素 質量分率5 %
12 %)の有効塩素濃度(Cl)(質量分率 %)
――――― [JIS K 8118 pdf 6] ―――――
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V2 : 滴定に要した0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液の体
積(mL)
V3 : 空試験に要した0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液の
体積(mL)
f2 : 0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
m2 : はかりとった試料の質量(g)
0.003 545 3 : 0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液1 mLに相当する塩
素の質量を示す換算係数(g/mL)
また,酢酸(1+1),でんぷん溶液及び0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液の調製は,次による。
· 酢酸(1+1)の調製は,JIS K 8355に規定する酢酸の体積1と水の体積1とを混合する。
· でんぷん溶液の調製は,JIS K 8659に規定する特級又は1級のでんぷん(溶性)1.0 gをはか
りとり,水10 mLを加えてかき混ぜながら熱水200 mL中に入れて溶かす。これを約1分間
煮沸した後に冷却する。冷所に保存し,10日以内に使用する。
· 0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液の調製は,JIS K 8637に規定するチオ硫酸ナトリウム五水
和物を用い,防腐剤としてJIS K 8625に規定する炭酸ナトリウム又はJIS K 8051に規定する
3-メチル-1-ブタノールを添加し,JIS K 8001のJA.6.4 t) 2)(0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶
液)に従って,調製,標定及び計算する。
5) 水酸化ナトリウム溶液(300 g/L) JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム30.9 gを水に溶かして
100 mLにしたもの。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。
6) ナトリウムフェノキシド溶液 水酸化ナトリウム溶液(300 g/L)[5)参照]18 mLをビーカー200 mL
にとる。冷水中で冷却しながらJIS K 8798に規定するフェノール12.6 gを少量ずつ加えた後,JIS K
8034に規定するアセトン4 mLを加え,水で100 mLにしたもの。使用時に調製する。
7) 窒素標準液(N : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) 吸収セル 光路長が10 mmのもの。
2) 共通すり合わせ平底試験管 6.3 c)による。
3) 沸騰石 ふっ素樹脂製,ガラス製又は磁製で,大きさが2 mm10 mmのもの。
4) 恒温水槽 20 ℃25 ℃に調節できるもの。
5) 蒸留装置 例を図1に示す。
6) 分光光度計 装置の構成は,JIS K 0115に規定するもの。
――――― [JIS K 8118 pdf 7] ―――――
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A : 蒸留フラスコ(300 mL500 mL)
B : 連結導入管
C : すり合わせコックK-16
D : 注入漏斗
E : ケルダール形トラップ球(E' : 小孔)
F : 球管冷却器
G : 逆流止め(約50 mL)
H : 受器(有栓形メスシリンダー100 mL)
I : 共通すり合わせ
J : 共通テーパー球面すり合わせ
K : 押さえばね
L : ヒーター
図1−蒸留装置の例
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,蒸留フラスコAに試料1.0 gをはかりとり,水を加えて約140 mLにする。
2) 比較溶液の調製は,蒸留フラスコAに窒素標準液(N : 0.01 mg/mL)1.0 mLをとり,水を加えて約
140 mLにする。
3) 空試験溶液は,蒸留フラスコAに水を加えて約140 mLにする。
4) 試料溶液,比較溶液及び空試験溶液に沸騰石2,3個を入れる。受器Hに吸収液20 mLを入れ,逆
流止めGの先端を浸し,蒸留フラスコAにデバルダ合金1 gを加え,蒸留装置に連結する。これに
水酸化ナトリウム溶液(300 g/L)10 mLを注入漏斗Dから加える。注入漏斗Dを水10 mLで洗い,
すり合わせコックCを閉じる。加熱して蒸留し,初留約75 mLをとり,水を加えて100 mLにする
(試料溶液から得られた液をX液,比較溶液から得られた液をY液及び空試験溶液から得られた液
をZ液とする。)。
5) 液10 mL,Y液10 mL及びZ液10 mLをそれぞれ共通すり合わせ平底試験管にとり,EDTA2Na
溶液(インドフェノール青法用)1 mL及びナトリウムフェノキシド溶液4 mLを加えてよく振り混
ぜる。これらに次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素 質量分率約1 %)2.5 mLを加え,更に水を加
えて25 mLにし,20 ℃25 ℃の恒温水槽で15分間放置する。
6) 液及びY液から得られた液は,Z液から得られた液を対照液とし,吸収セルを用いて,分光光度
計で波長630 nmにおける吸光度をJIS K 0115の箇条6(特定波長における吸収の測定)によって測
――――― [JIS K 8118 pdf 8] ―――――
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K 8118 : 2021
定し,比較する。
d) 判定 X液から得られた液の吸光度が,Y液から得られた液の吸光度より大きくないとき,“窒素化合
物(Nとして) : 質量分率0.001 %以下(規格値)”とする。
6.6 鉛(Pb)
鉛(Pb)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
1) 塩酸(2+1) JIS K 8180に規定する塩酸(特級)の体積2と水の体積1とを混合したもの。
2) 鉛標準液(Pb : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
b) 装置 主な装置は,次による。
· フレーム原子吸光分析装置 装置の構成は,JIS K 0121に規定するもの。
c) 鉛の測定波長 鉛の測定波長の例を表2に示す。
表2−鉛の測定波長の例
単位 nm
分析種 測定波長
鉛(Pb) 283.3
d) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料5.0 gを全量フラスコ100 mLにはかりとり,水20 mL及び塩酸(2+1)10
mLを加えて溶かし,更に水を標線まで加えて混合する(X液)。
2) 比較溶液の調製は,試料5.0 gを全量フラスコ100 mLにはかりとり,水20 mL及び塩酸(2+1)10
mLを加えて溶かし,鉛標準液(Pb : 0.01 mg/mL)5.0 mLを加え,水を標線まで加えて混合する(Y
液)。
3) フレーム原子吸光分析装置を用いて,Y液をアセチレン−空気フレーム中に噴霧し,表2に示す測
定波長付近で吸光度が最大となる波長を設定する。X液及びY液をそれぞれアセチレン−空気フレ
ーム中に噴霧し,鉛の吸光度を測定し,X液の指示値及びY液の指示値を読み取る。
4) 測定結果は,X液の指示値とY液の指示値からX液の指示値を差し引いた値とを比較する。
e) 判定 X液の指示値が,Y液の指示値からX液の指示値を差し引いた値より大きくないとき,“鉛
(Pb) : 質量分率0.001 %以下(規格値)”とする。
注記 鉛の含有率(質量分率 %)は,次の式によって,おおよその値を求めることが可能である。
n1
En
2 n1
D 100
m3 1000
ここに, D : 鉛の含有率(質量分率 %)
E : 用いた標準液中の分析種の質量(mg)
m3 : X液中の試料の質量(g)
n1 : X液の指示値
n2 : Y液の指示値
6.7 オキシダント測定適合性
オキシダント測定適合性の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
――――― [JIS K 8118 pdf 9] ―――――
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K 8118 : 2021
1) りん酸水素二ナトリウム JIS K 9020に規定するpH標準液用を用い,次の試験に適合するもの。
試料2 gを水20 mLに溶かし,よう化カリウム溶液(100 g/L)1 mL及びでんぷん溶液[6.5 a) 4)
参照]1 mLを加えるとき,紫が現れない。この液に,よう素溶液0.05 mLを加えるとき,紫が現れ
る。
なお,よう素溶液の調製は,0.05 mol/L よう素溶液[5)参照]1 mLに水を加え50 mLにする。
また,よう化カリウム溶液(100 g/L)の調製は,JIS K 8913に規定するよう化カリウム10 gをは
かりとり,水を加えて溶かし,更に水を加えて100 mLにする。
2) よう化カリウム(オキシダント測定用) JIS K 8827に規定するもの。
3) 1 mol/L 塩酸 JIS K 8180に規定する塩酸(特級)を用い,JIS K 8001のJA.6.4 e) 2)(1 mol/L 塩酸)
に従って,調製,標定及び計算したもの。
4) 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液 6.2 a) 2)による。
5) 0.05 mol/L よう素溶液 JIS K 8913に規定するよう化カリウム,JIS K 8920に規定するよう素及び
JIS K 8180に規定する塩酸(特級)を用い,JIS K 8001のJA.6.4 w)(0.05 mol/L よう素溶液)に従
って,調製,標定及び計算したもの。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) 吸収セル 光路長が20 mmのもの。
2) 分光光度計 6.5 b) 6)による。
3) H計 6.4 b) 2)による。
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料3.5 gをビーカー300 mLなどにはかりとり,水200 mLを加えて溶かし,りん酸水素二ナトリウ
ム3.6 gを加え,pH計を用い1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液又は1 mol/L 塩酸で,一時的にもpH 6.8
より酸性側にならないように注意してpHを6.87.2に調節する。これに,よう化カリウム(オキ
シダント測定用)25 gを加えて溶かし,再びpHを一時的にもpH 6.8より酸性側にならないように
注意してpHを6.87.2に調節した後,全量フラスコ250 mLに移し入れ,水を標線まで加える(D
液)。
2) 試料溶液の調製は,0.05 mol/L よう素溶液0.40 mLを褐色全量フラスコ50 mLにとり,D液を標線
まで加える。その0.50 mLを別の褐色全量フラスコ50 mLにとり,D液を標線まで加える(X液)。
3) 空試験溶液の調製は,D液を褐色全量フラスコ50 mLに標線までとる(Y液)。
4) 液及びY液を暗所に30分間放置する。
5) 吸収セルを用い,波長352 nmにおいてY液を対照液としてX液の吸光度を測定する。
6) 同一条件で水を対照液としてY液の吸光度を測定する。
d) 判定 次の1)及び2)に適合するとき,“オキシダント測定適合性 : 試験適合(規格値)”とする。
1) 液を対照液としてX液の吸光度を測定するとき,その値は0.2000.240でなければならない。
2) 水を対照液としてY液の吸光度を測定するとき,その値は0.030以下でなければならない。
7 容器
気密容器とする。
8 表示
容器には,次の事項を表示する。
――――― [JIS K 8118 pdf 10] ―――――
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JIS K 8118:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8118:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0113:2005
- 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK1107:2005
- 窒素
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8051:2010
- 3-メチル-1-ブタノール(試薬)
- JISK8107:2017
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8355:2006
- 酢酸(試薬)
- JISK8355:2021
- 酢酸(試薬)
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK8550:2006
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8550:2021
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8637:2006
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- JISK8653:2018
- デバルダ合金(試薬)
- JISK8659:2014
- でんぷん(溶性)(試薬)
- JISK8798:2012
- フェノール(試薬)
- JISK8827:2004
- よう化カリウム(オキシダント測定用)(試薬)
- JISK8913:2006
- よう化カリウム(試薬)
- JISK8920:2008
- よう素(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK9020:2012
- りん酸水素二ナトリウム(試薬)
- JISK9020:2021
- りん酸水素二ナトリウム(試薬)
- JISZ8802:2011
- pH測定方法