この規格の目次
JIS K 8118:2021の規格概要
この規格 K8118は、
JISK8118 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K8118
- 規格名称
- りん酸二水素カリウム(オキシダント測定用)(試薬)
- 制定年月日
- 1998/01/20
- 最新改正日
- 2021/02/22
- JIS 閲覧
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 改訂:履歴
- 1998-01-20制定日
- 2002-09-20確認日
- 2004-03-20改正日
- 2008-10-01確認日
- 2013-10-21確認日
- 2018-10-22確認日
- 2021-02-22改正日
K 8118:2021
目 次
ページ
1 適用範囲 [ p.1 ]
2 引用規格 [ p.1 ]
3 種類 [ p.2 ]
4 性質 [ p.2 ]
4.1 性状 [ p.2 ]
4.2 定性方法 [ p.2 ]
5 品質 [ p.2 ]
6 試験方法 [ p.2 ]
6.1 一般事項 [ p.2 ]
6.2 純度(KH2PO4) [ p.2 ]
6.3 水溶状 [ p.3 ]
6.4 pH(50 g/L,25 ℃) [ p.3 ]
6.5 窒素化合物(Nとして) [ p.4 ]
6.6 鉛(Pb) [ p.7 ]
6.7 オキシダント測定適合性 [ p.7 ]
7 容器 [ p.8 ]
8 表示 [ p.8 ]
K 8118:2021
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を
改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格で
ある。これによって,JIS K 8118:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和3年8月21日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8118:2004を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本産業規格 JIS
K 8118:2021
りん酸二水素カリウム(オキシダント測定用)(試薬)
Potassium dihydrogenphosphate for oxidant analysis (Reagent) KH2PO4 FW:136.09
1
適用範囲
この規格は,オキシダント測定用の試薬として用いるりん酸二水素カリウムについて規定する。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8051 3-メチル-1-ブタノール(試薬)
JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8637 チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JIS K 8653 デバルダ合金(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8798 フェノール(試薬)
JIS K 8827 よう化カリウム(オキシダント測定用)(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8920 よう素(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 9020 りん酸水素二ナトリウム(試薬)
2
K 8118:2021
JIS Z 8802 pH測定方法
3
種類
種類は,オキシダント測定用とする。
4
性質
4.1
性状
りん酸二水素カリウムは,白い結晶又は結晶性粉末で,水に溶けやすく,エタノール(99.5)にはほと
んど溶けない。水溶液は,酸性である。
4.2
定性方法
定性方法は,次による。
a) 試料2 gに水20 mLを加えて溶かす(A液)。A液10 mLに硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加えると黄の
沈殿が生じ,これに硝酸(1+2)1 mL又はアンモニア水(2+3)5 mLを加えると,沈殿は溶ける。
b) 炎色試験は,直径約0.8 mmの白金線の先端から約30 mmまでを塩酸(1+1)に浸し,炎の長さ約120
mm,内炎の長さ約30 mm程度としたガスバーナーの無色炎中に入れた後,放冷する。この操作を炎
に色が現れなくなるまで繰り返す。白金線の先端約5 mmをA液に浸したものをガスバーナーの無色
炎中に入れ,コバルトガラスを透かして炎を観察すると紫が現れる。
5
品質
品質は,箇条6によって試験し,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目
規格値
試験方法
純度(KH2PO4)
質量分率 %
99.0以上
6.2
水溶状
−
試験適合
6.3
pH(50 g/L,25 ℃)
−
4.2〜4.6
6.4
窒素化合物(Nとして)
質量分率 %
0.001以下
6.5
鉛(Pb)
質量分率 %
0.001以下
6.6
オキシダント測定適合性
−
試験適合
6.7
6
試験方法
6.1
一般事項
試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
6.2
純度(KH2PO4)
純度(KH2PO4)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
1) 二酸化炭素を除いた水 JIS K 8001の5.8 c)(二酸化炭素を除いた水)による。
2) 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液(NaOH:40.00 g/L) JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用
い,JIS K 8001のJA.6.4 r) 1)(1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液)に従って,調製,標定及び計算し
たもの。
b) 装置 主な装置は,次による。
JIS K 8118:2021の国際規格分類一覧
- 71.040.30
JIS K 8118:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- K0050
- 化学分析方法通則
- K0113
- 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
- K0115
- 吸光光度分析通則
- K0121
- 原子吸光分析通則
- K1107
- 窒素
- K8001
- 試薬試験方法通則
- K8034
- アセトン(試薬)
- K8051
- 3−メチル−1−ブタノール(試薬)
- K8107
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- K8180
- 塩酸(試薬)
- K8355
- 酢酸(試薬)
- K8541
- 硝酸(試薬)
- K8550
- 硝酸銀(試薬)
- K8576
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- K8625
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- K8637
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- K8653
- デバルダ合金(試薬)
- K8659
- でんぷん(溶性)(試薬)
- K8798
- フェノール(試薬)
- K8827
- よう化カリウム(オキシダント測定用)(試薬)
- K8913
- よう化カリウム(試薬)
- K8920
- よう素(試薬)
- K8951
- 硫酸(試薬)
- K9020
- りん酸水素二ナトリウム(試薬)
- Z8802
- pH測定方法