JIS K 8264:2020 ぎ酸(試薬)

JIS K 8264:2020 規格概要

この規格 K8264は、試薬として用いるぎ酸について規定。

JISK8264 規格全文情報

規格番号
JIS K8264 
規格名称
ぎ酸(試薬)
規格名称英語訳
Formic acid (Reagent)
制定年月日
1950年7月25日
最新改正日
2020年3月23日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1950-07-25 制定日, 1953-07-24 改正日, 1956-07-24 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-03-22 改正日, 2015-10-20 確認日, 2020-03-23 改正
ページ
JIS K 8264:2020 PDF [10]
                                                                                   K 8264 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 一般事項・・・・[2]
  •  6.2 濃度(HCOOH)・・・・[2]
  •  6.3 水溶状・・・・[3]
  •  6.4 不揮発物・・・・[4]
  •  6.5 酢酸(CH3COOH)(GC)・・・・[4]
  •  6.6 塩化物(Cl)・・・・[5]
  •  6.7 硫酸塩(SO4)・・・・[6]
  •  6.8 亜硫酸塩・・・・[6]
  •  6.9 銅(Cu),鉛(Pb)及び鉄(Fe)・・・・[7]
  •  7 容器・・・・[8]
  •  8 貯蔵方法・・・・[8]
  •  9 表示・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8264 pdf 1] ―――――

K 8264 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を
改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格で
ある。これによって,JIS K 8264:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和2年9月22日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8264:2011を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8264 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
K 8264 : 2020

ぎ酸(試薬)

Formic acid (Reagent)

                                  HCOOH        FW : 46.03

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるぎ酸について規定する。
警告1 ぎ酸は,有害なので,蒸気を吸入しないようにし,粘膜及び皮膚に付着しないようにする。
また,引火性があるので,火気から遠ざけるようにする。
警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とす
る。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするもので
はない。この規格の利用者は,安全データシート(SDS)などを参考にして各自の責任にお
いて安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8799 フェノールフタレイン(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8920 よう素(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具

――――― [JIS K 8264 pdf 3] ―――――

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K 8264 : 2020

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  ぎ酸は,無色透明の液体で刺激臭があり,水,エタノール(99.5)及びジエチルエーテルに極めて混ざ
りやすい。密度は,濃度が質量分率98.0 %以上では約1.22 g/mL,質量分率88.090.0 %では約1.20 g/mL
である。

4.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料5 mLに水20 mLを加えて溶かす(A液)。A液5 mLに酢酸鉛(II)溶液(200 g/L)2 mLを加え
ると,白い結晶性の沈殿が生じる。
b) 液5 mLに硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加えて加熱すると,直ちに濁る。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
濃度(HCOOH)
(密度約1.22 g/mLの場合) 質量分率 % 98.0以上 6.2
(密度約1.20 g/mLの場合) 質量分率 % 88.090.0
水溶状 − 試験適合 6.3
不揮発物 質量分率 % 0.002以下 6.4
酢酸(CH3COOH)(GC) 質量分率 % 0.3以下 6.5
塩化物(Cl) 質量分率 ppm 5以下 6.6
硫酸塩(SO4) 質量分率 % 0.005以下 6.7
亜硫酸塩 − 試験適合 6.8
銅(Cu) 質量分率 ppm 3以下 6.9
鉛(Pb) 質量分率 ppm 3以下 6.9
鉄(Fe) 質量分率 ppm 3以下 6.9

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 濃度(HCOOH)

  濃度(HCOOH)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
1) 二酸化炭素を除いた水 JIS K 8001の5.8 c)(二酸化炭素を除いた水)による。
2) フェノールフタレイン溶液 JIS K 8799に規定するフェノールフタレイン1.0 gをJIS K 8102に規
定するエタノール(95)90 mLに溶かし,水で100 mLにする。
3) 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液(NaOH : 40.00 g/L) JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用

――――― [JIS K 8264 pdf 4] ―――――

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K 8264 : 2020
い,JIS K 8001のJA.6.4 r) 1)(1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液)に従って,調製,標定及び計算し
たもの。
b) 装置 主な装置は,次による。
・ 自動滴定装置 電位差滴定の機能をもち,最小吐出量が0.01 mL以下のもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 二酸化炭素を除いた水20 mLを共通すり合わせ三角フラスコ200 mLなどに入れ,質量を0.1 mgの
桁まではかり(m1 g),試料1 gを加えて,再び0.1 mgの桁まではかり(m2 g),二酸化炭素を除い
た水50 mLを加える。
2) 次のいずれかの方法で,滴定する。
2.1) 指示薬としてフェノールフタレイン溶液約3滴を加え,1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液で滴定する。
終点は,液のうすい紅色が30秒間持続する点とする。
2.2) IS K 0113の5.(電位差滴定方法)によって,指示薬を用いず,指示電極に白金電極若しくは銀
電極,及び参照電極に銀−塩化銀電極,又は指示電極と参照電極とを組み合わせた複合電極を用
いて,1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液で滴定を行う。終点は,変曲点とする。
d) 計算 濃度(HCOOH)は,次の式によって算出する。
.0046 03V f
B 100
m2 m1
ここに, B : 濃度(HCOOH)(質量分率 %)
V : 滴定に要した1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の体積
(mL)
f : 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液のファクター
m2 : 試料を入れた共通すり合わせ三角フラスコの質量(g)
m1 : 二酸化炭素を除いた水を入れた共通すり合わせ三角フ
ラスコの質量(g)
0.046 03 : 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液1 mLに相当するHCOOH
の質量を示す換算係数(g/mL)

6.3 水溶状

  水溶状の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
1) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積2と
を混合したもの。
2) 硝酸銀溶液(20 g/L) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gをはかりとり,水を加えて溶かし,更に水
を加えて100 mLにしたもの。褐色ガラス製瓶に保存する。
3) 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
b) 濁りの程度の適合限度標準 濁りの程度の適合限度標準は,“澄明”を用いる。
塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL)0.2 mLを共通すり合わせ平底試験管[c)参照]にとり,水10 mL,
硝酸(1+2)1 mL及び硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加え,更に水を加えて20 mLとし,振り混ぜて
から15分間放置する。
c) 器具 主な器具は,次による。
・ 共通すり合わせ平底試験管 容量50 mL,直径約24 mmで目盛のあるもの。
d) 操作 操作は,次による。

――――― [JIS K 8264 pdf 5] ―――――

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JIS K 8264:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8264:2020の関連規格と引用規格一覧