JIS K 8355:2021 酢酸(試薬) | ページ 3

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b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
· 水浴 50 ℃±2 ℃に調節できるもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 共通すり合わせ三角フラスコ100 mLに1/60 mol/L 二クロム酸カリウム溶液10 mLを正確にとり,
硫酸(1+1)20 mL及び試料10 gを加えて50 ℃±2 ℃の水浴中に1時間放置した後,水10 mLを
加え,室温まで冷却する。
2) よう化カリウム溶液(100 g/L)5 mL及びでんぷん溶液1 mLを加え,0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウ
ム溶液で滴定する。終点は,液の色が青緑に変わる点とする。
3) 別に,同一条件で空試験を行う。
d) 計算 二クロム酸還元性物質(Oとして)は,次の式によって算出する。
0.0008 VV
4 3 f2
D 100
m2
ここに, D : 二クロム酸カリウム還元性物質(Oとして)(質量分
率 %)
m2 : はかりとった試料の質量(g)
f2 : 0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
V3 : 試料溶液の滴定に要した0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム
溶液の体積(mL)
V4 : 空試験に要した0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム溶液の体
積(mL)
0.000 8 : 1/60 mol/L 二クロム酸カリウム溶液1 mLに相当するO
の質量を示す換算係数(g/mL)

6.12 非水滴定適合性

  非水滴定適合性の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) アニリン JIS K 8042に規定するもの。
2) 酢酸 この規格の品質を満たす非水滴定用のもの。
3) 0.1 mol/L 過塩素酸(酢酸溶液)(HClO4 : 10.05 g/L) JIS K 8223に規定する過塩素酸(質量分率70.0 %
72.0 %)及びJIS K 8886に規定する無水酢酸を用い,JIS K 8001のJA.6.4 f)[0.1 mol/L 過塩素酸
(酢酸溶媒)]に従って,調製,標定及び計算したもの。
b) 装置 主な装置は,次による。
· 自動滴定装置 6.2 b)による。
c) 操作 操作は,次による。
1) 全量フラスコ100 mLにアニリン1 gをはかりとり,酢酸を加えて溶かし,更に酢酸を標線まで加え
て混合する(E液)。
2) ビーカー100 mLなどに,E液25 mLを正確にとり,JIS K 0113の5.(電位差滴定方法)によって,
指示電極に白金電極若しくは銀電極を,参照電極に銀−塩化銀電極を用いるか,又は指示電極と参
照電極とを組み合わせた複合電極を用いて,0.1 mol/L 過塩素酸(酢酸溶液)で滴定を行う。終点は,
変曲点とする。
3) ビーカー100 mLなどに,E液25 mLを正確にとり,試料75 mLを加え,2)と同様に滴定を行う。
d) 判定 操作3)の滴定量から操作2)の滴定量を引いた差が,0.1 mLより大きくないとき,“非水滴定適
合性 : 試験適合(規格値)”とする。

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7 容器

  容器は,気密容器とする。

8 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) この規格の番号
b) 名称“酢酸”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量
e) 純度
f) 内容量
g) 製造番号
h) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS K 8355 pdf 12] ―――――

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附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS K 8355:2021 酢酸(試薬) ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis−Part 2: Specifications−First series R 1
Acetic acid
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 試薬として用いる酢 R1 化学分析用試薬40品目 変更 JISは1品目1規格。 試薬の規格使用者が各規格を多く
酸について規定。 の仕様について規定。 引用しやすくするために1品目1
規格としている。編集上の差異で
あり,技術的な差異はない。
2 引用規格
3 種類 − − 追加 種類の項目を追加。 ISO規格と技術的な差異はない。
4 性質 − − 追加 性質の項目を追加。 一般的な説明事項であり,技術上
の差異はない。
5 品質 R 1.1 変更 ISO規格は,長期間内容の見直し
品質に差のある項目 : 不揮発物,硫
追加 酸塩,鉄及び二クロム酸還元性物質
が行われておらず,技術的な差異
も軽微である。
追加した項目 : 水溶状,凝固点,水
分,無水酢酸及び非水滴定適合性
6 試験方法
6.1 一般事項 JIS K 0050及びJIS R 1.3 追加 項目を追加。 編集上の差異であり,技術上の差
K 8001による。 異はない。
− R 1.2 試験溶液の調製 変更 JISは,試験方法の該当項目で個別編集上の差異であり,技術的な差
に規定。 異はない。
6.2 純度 中和滴定法 R 1.3.1 中和滴定法 変更 自動滴定を追加。 ISO規格は,長期間内容の見直し
(CH3COOH)
K8
が行われておらず,技術的な差異
も軽微である。
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――――― [JIS K 8355 pdf 13] ―――――

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K 8355 : 2021
K8
3
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際
3
の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
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6.3 水溶状 目視法 − − 追加 水溶状を追加。 JISとして必要なため追加した。
6.4 凝固点 − − 追加 凝固点を追加。
6.5 水分 − − 追加 水分を追加。
6.6 不揮発物 重量法 R 1.3.7 重量法 変更 試薬の濃度などを変更。 JISは,定期的に見直しを行って
6.7 塩化物 塩化銀比濁法 R 1.3.2 塩化銀比濁法 変更 いるが,ISO規格は,長年見直し
(Cl) が行われていないため実績のある
6.8 硫酸塩 硫酸バリウム比濁法 R 1.3.3 硫酸バリウム種晶添加 変更 試験方法を変更。 従来のJIS法を踏襲。技術的な差
(SO4) 比濁法 異は軽微であり,対策は考慮しな
6.9 銅(Cu),
原子吸光分析法 R 1.3.4 原子吸光分析法 変更 1) 試料の調製方法を一部変更。 い。
鉛(Pb)及び R 1.3.5 1,10フェナントロリン 2) 鉄(Fe)の1,10フェナントロリ
鉄(Fe) 法 ン法を原子吸光分析法に変更。
6.10 無水酢 ガスクロマトグラフ − − 追加 項目を追加。 JISとして必要なため追加した。
酸 ィー
[(CH3CO)2O]
(GC)
6.11 二クロ 酸化還元滴定法 R 1.3.6 酸化還元滴定法 変更 JISは,定期的に見直しを行って
試料量,試薬溶液濃度,滴定用溶液
ム酸還元性 の濃度などを変更。 いるが,ISO規格は,長年見直し
物質(Oとし が行われていないため実績のある
て) 従来のJIS法を踏襲。技術的な差
異は軽微であり,対策は考慮しな
い。
6.12 非水滴 非水滴定 − − 追加 項目を追加。 JISとして必要なため追加した。
定適合性
7 容器 − − 追加 適合性評価の品質確保に必要なた
8 表示 − − 追加 め追加。

――――― [JIS K 8355 pdf 14] ―――――

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JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6353-2:1983,MOD
関連する外国規格 REAGENT CHEMICALS (American Chemical Society Specification) 11th EDITION(2016)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
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JIS K 8355:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6353-2:1983(MOD)

JIS K 8355:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8355:2021の関連規格と引用規格一覧