JIS K 8736:2018 エリオクロムブラックT(試薬) | ページ 2

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り合わせ平底試験管の上方又は側方から光を当てて観察する。
e) 判定 d)によって操作し,次の1)及び2)に適合するとき,“メタノール溶状 : 試験適合(規格値)”と
する。
1) 試料溶液の濁りは,b)の濁りより濃くない。
2) ごみ,浮遊物などの異物は,ほとんど認めない。

6.4 吸光度(10 mg/L,pH 9.0)

  吸光度(10 mg/L,pH 9.0)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
− 緩衝液(pH 9.0) 0.2 mol/L水酸化ナトリウム溶液10.65 mL及び0.1 mol/Lほう酸−0.1 mol/L塩化
カリウム混合溶液50 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,水を標線まで加えて混合したもの。
なお,0.2 mol/L水酸化ナトリウム溶液及び0.1 mol/Lほう酸−0.1 mol/L塩化カリウム混合溶液を
調製する場合は,JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム,JIS K 8863に規定するほう酸及びJIS K
8121に規定する塩化カリウムを用いて,JIS K 8001の表JA.9(緩衝液調製用溶液の調製)による。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) 吸収セル 光の吸収を測定するために試料,対照液などを入れる容器で,光路長が10 mmのもの。
2) 分光光度計 装置の構成は,JIS K 0115に規定するもの。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,6.2の溶液10 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,水を標線まで加えて混
合する。その20 mLを全量フラスコ100 mLに正確にとり,緩衝液(pH 9.0)10 mLを加え,水を標
線まで加えて混合する。
2) 吸収セルを用い,分光光度計で波長620 nmにおける試料溶液の吸光度を,水を対照液としてJIS K
0115の6.(特定波長における吸収の測定)によって測定する。
d) 判定 c)によって操作し,試料溶液から得られた液の吸光度が,0.40より大きいとき,“吸光度(10 mg/L,
pH9.0) : 0.40以上(規格値)”とする。

6.5 乾燥減量(105 ℃)

  乾燥減量(105 ℃)は,JIS K 0067の4.1.4(1)(第1法 大気圧下で加熱乾燥する方法)による。この
場合,試料1 gを0.1 mgの桁まではかりとり,4時間乾燥する(残分は,6.6の試験に用いる。)。

6.6 強熱残分(硫酸塩)(乾燥後)

  強熱残分(硫酸塩)(乾燥後)は,JIS K 0067の4.4.4(4)(第4法 硫酸塩として強熱する方法)によ
る。この場合,6.5の残分0.5 gを0.1 mgの桁まではかりとり,JIS K 8951に規定する硫酸0.5 mLを加え
て灰化し,放冷する。再び,硫酸0.5 mLを加え灰化した後,600 ℃±50 ℃で強熱する。強熱残分は,0.1
mgの桁まではかる。

6.7 鋭敏度

  鋭敏度の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) アンモニア性塩化アンモニウム溶液(pH 10) JIS K 8116に規定する塩化アンモニウム7 gをはか
りとり,JIS K 8085に規定するアンモニア水(質量分率28.0 %30.0 %)57 mL及び水を加えて溶
かし,水を加えて100 mLにしたもの。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に密栓して保存する。
2) 0.01 mol/L亜鉛溶液 認証標準物質又は容量分析用標準物質の亜鉛を用い,JIS K 8001のJA.6.4 a)
4)(0.01 mol/L 亜鉛溶液)に従って調製,標定及び計算する。

――――― [JIS K 8736 pdf 6] ―――――

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3) 0.01 mol/Lエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液(0.01 mol/L EDTA2Na溶液) JIS K
8107に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物を用い,JIS K 8001のJA.6.4
c) 4)(0.01 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液)に従って調製,標定及び計算
する。
b) 器具 主な器具は,次による。
− 共通すり合わせ平底試験管 6.2 c)による。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 水10 mL,0.01 mol/L亜鉛溶液0.05 mL及びアンモニア性塩化アンモニウム溶液(pH 10)0.05 mL
を共通すり合わせ平底試験管にとり,6.3の溶液0.05 mLを加え,共通すり合わせ平底試験管の上方
又は側方から色を観察する。
2) 1)の溶液に0.01 mol/L EDTA2Na溶液0.10 mLを加え,共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方か
ら色を観察する。
d) 判定 c)によって操作し,次の1)及び2)に適合するとき,“鋭敏度 : 試験適合(規格値)”とする。
1) ) 1)によって,溶液にうすい赤紫が現れる。
2) ) 2)によって,溶液にうすい青が現れる。

7 容器

  容器は,遮光した気密容器とする。

8 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) 日本工業規格(日本産業規格)番号
b) 名称“エリオクロムブラックT”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量
e) 内容量
f) 製造番号
g) 製造業者名又はその略号

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