JIS K 8875:2013 マグネシウム(試薬) | ページ 2

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注記 0.1 mol/l EDTA2Na溶液の調製及び計算は,JIS K 8001のJA.5.2(滴定用溶液の調製,標定
及び計算)の c) 1) と同じである。
8.1) 調製 JIS K 8107に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物38 gをはかり
とり,水1 000 mlを加えて溶かした後,ポリエチレン製などの気密容器に入れて保存する。
8.2) 標定 0.1 mol/l 亜鉛溶液25 mlをコニカルビーカー200 mlに正確に入れる。水75 mlを加えた後,
8.1)で調製した0.1 mol/l EDTA2Na溶液20 mlをビュレットを用いて加える。次に,水酸化ナトリ
ウム溶液(100 g/l)でpH 68に調節する。アンモニア性塩化アンモニウム溶液2 ml及び指示薬
としてエリオクロムブラックT希釈粉末0.05 gを加え,先に用いたビュレットの0.1 mol/l
EDTA2Na溶液で引き続き滴定する。終点は,液の色が赤から青に変わる点とする。
8.3) 計算 ファクターは,次の式によって算出する。
f 25
f1
V
ここに, f1 : 0.1 mol/l EDTA2Na溶液のファクター
f : 0.1 mol/l 亜鉛溶液のファクター
V : 滴定に要した0.1 mol/l EDTA2Na溶液の体積(ml)
b) 操作 操作は,次のとおり行う。
試料0.4 gをビーカー100 mlに0.1 mgの桁まではかりとり,局所排気装置の下又はドラフト内で,
硝酸(1+1)10 mlを徐々に加えて溶かす2)。冷却後,全量フラスコ200 mlに水で洗い入れ,水を標
線まで加えて混合する。その25 ml(試料量0.05 g)をコニカルビーカー300 mlに正確に入れ,水50 ml,
アンモニア性塩化アンモニウム溶液10 ml及び指示薬としてエリオクロムブラックT希釈粉末0.05 g
を加え,約40 ℃に加温後,0.1 mol/l EDTA2Na溶液で滴定する。終点は,液の色が赤紫から青に変わ
る点とする。
注2) この操作は,有害なガスである窒素酸化物を発生する。
c) 計算 純度(Mg)は,次の式によって算出する。
V
.00024 30 5 f1
A 100
m 25 / 200
ここに, A : 純度(Mg)(質量分率 %)
V : 滴定に要した0.1 mol/l EDTA2Na溶液の体積(ml)
f1 : 0.1 mol/l EDTA2Na溶液のファクター
m : はかりとった試料の質量(g)
0.002 430 5 : 0.1 mol/l EDTA2Na溶液1 mlに相当するMgの質量を
示す換算係数(g/ml)

6.3 銅(Cu),亜鉛(Zn),アルミニウム(Al),けい素(Si),マンガン(Mn)及び鉄(Fe)

  銅(Cu),亜鉛(Zn),アルミニウム(Al),けい素(Si),マンガン(Mn)及び鉄(Fe)の試験方法は,
次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 塩酸(2+1) JIS K 8180に規定する塩酸の体積2と水の体積1とを混合する。
2) 硝酸(1+1) 6.2 a) 4)による。
3) 硝酸(1+2) 6.2 a) 5)による。
4) 銅標準液,亜鉛標準液,アルミニウム標準液,けい素標準液,マンガン標準液及び鉄標準液
4.1) 銅標準液(Cu : 1 mg/ml),亜鉛標準液(Zn : 1 mg/ml),アルミニウム標準液(Al : 1 mg/ml),け
い素標準液(Si : 1 mg/ml),マンガン標準液(Mn : 1 mg/ml)及び鉄標準液(Fe : 1 mg/ml) 次

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のいずれかのものを用いる。
4.1.1) 計量標準供給制度[JCSS 3)]に基づく標準液で,酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致し
た場合に用い,必要な場合は,適切な方法で希釈して使用する。
4.1.2) CSS以外の認証標準液で酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な
場合は,適切な方法で希釈して使用する。ただし,JCSS以外の認証標準液がない場合は,市販
の標準液を用いる。
4.1.3) 銅標準液(Cu : 1 mg/ml),亜鉛標準液(Zn : 1 mg/ml),アルミニウム標準液(Al : 1 mg/ml),
けい素標準液(Si : 1 mg/ml),マンガン標準液(Mn : 1 mg/ml)及び鉄標準液(Fe : 1 mg/ml)
を調製する場合
4.1.3.1) 銅標準液(Cu : 1 mg/ml) JIS K 8983に規定する硫酸銅(II)五水和物3.93 gを全量フラスコ
1 000 mlにはかりとり,硝酸(1+2)25 ml及び水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合す
る。
4.1.3.2) 亜鉛標準液(Zn : 1 mg/ml) JIS K 8953に規定する硫酸亜鉛七水和物4.40 gを全量フラスコ
1 000 mlにはかりとり,硝酸(1+2)25 ml及び水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合す
る。
4.1.3.3) アルミニウム標準液(Al : 1 mg/ml) JIS K 8255に規定する硫酸カリウムアルミニウム・12
水17.6 gを全量フラスコ1 000 mlにはかりとり,水10 ml及び塩酸(2+1)15 mlを加えて溶
かし,水を標線まで加えて混合する。
4.1.3.4) けい素標準液(Si : 1 mg/ml) JIS K 8885に規定する二酸化けい素2.14 gを白金るつぼにはか
りとり,JIS K 8625に規定する炭酸ナトリウム1 gを加え,加熱溶融する。冷却後,水を加え
て溶かし全量フラスコ1 000 mlに洗い入れ,水を標線まで加えて混合する。
4.1.3.5) マンガン標準液(Mn : 1 mg/ml) JIS K 8160に規定する塩化マンガン(II)四水和物3.60 g
を全量フラスコ1 000 mlにはかりとり,塩酸(2+1)15 ml及び水を加えて溶かし,水を標線
まで加えて混合する。
4.1.3.6) 鉄標準液(Fe : 1 mg/ml) JIS K 8982に規定する硫酸アンモニウム鉄(III)・12水 8.63 gを
全量フラスコ1 000 mlにはかりとり,硝酸(1+2)25 ml及び水を加えて溶かし,水を標線ま
で加えて混合する。
注3) CSSは,Japan Calibration Service Systemの略称である。
4.2) 銅標準液(Cu : 0.01 mg/ml),亜鉛標準液(Zn : 0.01 mg/ml)及び鉄標準液(Fe : 0.01 mg/ml) 次
のものを用いる。
4.2.1) 銅標準液(Cu : 0.01 mg/ml) 銅標準液(Cu : 1 mg/ml)10 mlを全量フラスコ1 000 mlに正確
にはかりとり,硝酸(1+2)25 mlを加え,更に水を標線まで加えて混合する。
4.2.2) 亜鉛標準液(Zn : 0.01 mg/ml) 亜鉛標準液(Zn : 1 mg/ml)10 mlを全量フラスコ1 000 mlに正
確にはかりとり,硝酸(1+2)25 mlを加え,更に水を標線まで加えて混合する。
4.2.3) 鉄標準液(Fe : 0.01 mg/ml) 鉄標準液(Fe : 1 mg/ml)10 mlを全量フラスコ1 000 mlに正確に
はかりとり,硝酸(1+2)25 mlを加え,更に水を標線まで加えて混合する。
4.3) アルミニウム,けい素及びマンガン混合標準液(Al : 0.01 mg/ml,Si : 0.01 mg/ml,Mn : 0.01 mg/ml)
アルミニウム標準液(Al : 1 mg/ml),けい素標準液(Si : 1 mg/ml)及びマンガン標準液(Mn : 1 mg/ml)
の各10 mlを全量フラスコ1 000 mlに正確に入れ,硝酸(1+2)25 mlを加え,更に水を標線まで
加えて混合する。

――――― [JIS K 8875 pdf 7] ―――――

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b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) 全量ピペット JIS R 3505に規定するもの。
2) ピストン式ピペット JIS K 0970に規定するもの
3) CP発光分光分析装置 JIS K 0116に規定するもの。
c) 分析種及び測定波長 分析種及び測定波長の例を表2に示す。
表2−分析種及び測定波長の例
単位 nm
分析種 測定波長
銅 Cu 327.396
亜鉛 Zn 213.856
アルミニウム Al 396.153
けい素 Si 251.612
マンガン Mn 257.610
鉄 Fe 259.940
d) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,試料1.0 gをビーカー200 mlにはかりとり,局所排気装置の下又はドラフト内
で,硝酸(1+1)50 mlを徐々に加えて溶かす2)。冷却後,全量フラスコ100 mlに水で洗い入れ,
水を標線まで加えて混合する(A液)。A液20 ml(試料量0.2 g)を全量フラスコ100 mlに正確に
入れ,水を標線まで加えて混合する(X液)。
2) 比較溶液の調製は,3個の全量フラスコ100 mlにA液20 ml(試料量0.2 g)を正確に入れ,表3に
示す各標準液の体積を,全量ピペット又はピストン式ピペットを用いて3段階にはかりとり,水を
標線まで加えて混合する(Y1液,Y2液及びY3液)。
表3−採取する標準液の体積
採取量 ml
標準液 mg/ml
Y1 Y2 Y3
銅標準液(Cu) 0.01 1 2 4
亜鉛標準液(Zn) 0.01 2 4 8
鉄標準液(Fe) 0.01 2 6 12
アルミニウム,けい素及びマンガン
0.01 4 10 20
混合標準液(Al,Si,Mn)
3) 空試験溶液の調製は,全量フラスコ100 mlに硝酸(1+1)10 mlを入れ,水を標線まで加えて混合
する(Z液)。
4) CP発光分光分析装置の一般事項は,JIS K 0116の5.(ICP発光分光分析)による。
5) CP発光分光分析装置は,高周波プラズマを点灯するなどによって,発光強度を測定できる状態に
する。
6) 液,X液,Y1液,Y2液及びY3液をアルゴンプラズマ中に噴霧し,分析種の発光強度を測定する。
e) 計算 JIS K 0116の5.8.3 b)(標準添加法)によって分析種の含量率を計算する。
f) 判定 d)によって操作し,e)によって計算し,次に適合するとき,“銅(Cu) : 質量分率0.01 %以下(規

――――― [JIS K 8875 pdf 8] ―――――

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格値),亜鉛(Zn) : 質量分率0.02 %以下(規格値),アルミニウム(Al) : 質量分率0.05 %以下(規格
値),けい素(Si) : 質量分率0.05 %以下(規格値),マンガン(Mn) : 質量分率0.05 %以下(規格値),
鉄(Fe) : 質量分率0.03 %以下(規格値)”とする。
計算して得られた含有率が,規格値を満足している。

7 容器

  容器は,気密容器とする。

8 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) 日本工業規格(日本産業規格)番号
b) 名称 “マグネシウム”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量
e) 純度
f) 内容量
g) 製造番号
h) 製造業者名又はその略号

JIS K 8875:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8875:2013の関連規格と引用規格一覧