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シートを直径2.75cmまで巻く。
なお,両端にラッピングテープを巻く。
4) 3)で作製したものをプレス加硫し,長さを24.1cmにする。
(12) プレフレックスマシンに2分間かけ,試料になじみを付けた後,90°に折り曲げて取り付ける。
(13) 試験条件は,次のとおりとする。
1) 内圧 0.34MPa
備考 圧力を確認する計器は,当分の間,従来単位に基づくものを用いてもよい。この場合,
圧力は,3.5kgf/cm2とする。
2) 回転数 850rpm。ただし,30分ごとに回転方向を変える。
附属書1図7 ゴム製チューブ状試験片の構造
2.2.2 ディスク疲労強さ(グッドリッチ法) ディスク疲労強さ(グッドリッチ法)の試験は,次のとお
り行う。
a) 附属書1図8に示すようなディスク疲労試験機を用い,試験片を埋めたゴムブロック(14)を所定の伸長
率及び圧縮率(受渡当事者間の協議による。)になるように,傾けた2枚のディスクの周囲に取り付け
る。
注(14) 長さ5.08.0cm,幅及び厚さ1.01.5cmの大きさのゴムブロックで,長さ方向の中央に試験片
を入れたものである。
附属書1図8 ディスク疲労試験機
b) 次に,1 8002 800rpmの回転数で24時間から72時間の範囲内(15),所定温度(16)で回転させた後,試
験片をゴムブロックから取り出し,本体の8.5b)に準じて強さの試験を行う。
注(15) 24時間から72時間の範囲内で,受渡当事者間の協議による。
――――― [JIS L 1017 pdf 21] ―――――
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(16) 受渡当事者間の協議による。
c) 次の式によって,圧縮・曲げ耐久率を算出する。
Td
NFr 100
Tc
ここに, NFr : 圧縮・曲げ耐久率 (%)
Tc : 未処理ゴムブロックから取り出した試験片の引張強さ (N)
Td : 処理ゴムブロックから取り出した試験片の引張強さ (N)
3. 接着力
3.1 Tテスト(A法) Tテスト(A法)の試験は,次のとおり行う。
a) コードを接着剤処理後,接着性能が変化しないように遮光性容器(例えば,黒ポリエチレン袋)に入
れて密封し,標準状態温度で保存された試料を10本とり,あらかじめ溝付加硫板に埋め込まれた未加
硫ゴム上に荷重をかけてコードを張り,その上に未加硫ゴムを張り合わせ,試験片が動かない状態で
加硫して埋込試験片(17)を10個作製する。
注(17) 埋込試験片の形状を附属書1図9に示す。
附属書1図9 埋込試験片の形状
b) 接着力の測定は,加硫終了後,少なくとも標準状態で30分間以上放置後に行う。
c) 次に,標準状態の試験室で,引抜き試験用クランプ(18)を取り付けた引張試験機を用い,原則として
100mm/min又は350mm/minの速度で埋込試験片からコードを引き抜き,このときの最大応力を1Nま
で測定する。
注(18) 引抜き試験用クランプに埋込試験片をセットした状態を附属書1図10に示す。
――――― [JIS L 1017 pdf 22] ―――――
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備考 引張試験機は,当分の間,応力が従来単位によって表示されたものを用いてもよい。この場合,
最大応力は1kgf=9.806 65Nの換算率で換算し,JIS Z 8401によって整数に丸める。
附属書1図10 引抜き試験用クランプに埋込試験片をセットした状態
d) 10個の平均値を算出し,JIS Z 8401によって整数に丸める。
備考 記録には,試験条件(ゴム埋込長さ,埋込試験片の幅,スリット幅,引張速度,引抜き時の試
験温度,ゴム配合名,加硫条件など)を必ず付記する。
3.2 Uテスト(B法) Uテスト(B法)の試験は,次のとおり行う。
a) あらかじめ埋込試験片支持金具(19)に埋め込まれた未加硫ゴム(20)上に荷重をかけてコードを張り,そ
の上に未加硫ゴムを張り合わせ,コードが動かない状態で加硫して埋込試験片を作製する。
注(19) 埋込試料を作製した後の埋込試験片支持金具の形状を附属書1図11に示す。
附属書1図11 埋込試験片支持金具の形状
(20) 未加硫ゴムは,平織物を片面に接着処理によって張り付けた接着試験用ゴムからなり,ゴムの
厚さは1.9mm,平織物は,たて糸・よこ糸ともに原則としてナイロン940dtex/1,打込み本数30
本/5cmとする。
b) 接着力の測定は,加硫終了後,少なくとも標準状態で30分間以上放置して行う。
c) 次に,引抜き試験用の引掛け金具(21)及び加熱装置を備えた埋込試験片固定金具(22)を取り付けた引張
――――― [JIS L 1017 pdf 23] ―――――
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試験機で,埋込試料予熱部を原則として125℃として埋込試料を3分間予熱し,直ちに,埋込試料室
に移して引張速度100mm/min又は350mm/minで埋込試験片からコードを引き抜き,このときの最大
応力を1Nまで測定する。
注(21) 引掛け金具を附属書1図12に示す。
附属書1図12 引掛け金具
(22) 埋込試験片固定金具を附属書1図13に示す。
附属書1図13 埋込試験片固定金具
d) 10個の平均値を求め,JIS Z 8401によって整数に丸める。
備考 記録には,試験条件(ゴム埋込長さ,埋込試験片の幅,スリット幅,引張速度,引抜き時の試
験温度,ゴム配合名,加硫条件など)を必ず付記する。
4. ディップピックアップ溶解法(アラミドの場合) 試料約3gを5mm以下の長さに切り,よくほぐし
た後105±2℃の乾燥器内に移し恒量になるまで放置し,デシケーター中で冷却後質量を正確に測定する。
これを300mlのビーカーに移し,濃硫酸約50mlを加え,室温でかくはんしながら約8時間放置する。質
量既知のガラスフィルター(1G2又はこれに相当するもの)でろ過する。
残さを25mlの濃硫酸で3回洗う。次に約60℃の温水100mlを4回に分けて洗浄する。さらに残さを5%
炭酸ナトリウム水溶液25mlで3回洗い,最後に約60℃に熱した水100mlを4回に分けて洗い,ろ過する。
残さの入ったガラスフィルターを105±2℃の乾燥器内に移し恒量になるまで放置し,デシケーター中で
冷却後,質量を正確に測定する。次の式によってディップピックアップを算出し,2回の平均値を求め,
JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
m
Di 100
m m
ここに, Di : ディップピックアップ (%)
m : 試料の絶乾質量 (g)
m' : 残さの絶乾質量 (g)
――――― [JIS L 1017 pdf 24] ―――――
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附属書2(参考) タイヤコードすだれ織物の取引における表示方法
この附属書(参考)は,タイヤコードすだれ織物の取引における表示方法について記述するものであり,
規定の一部ではない。
1. タイヤコードすだれ織物の表示 タイヤコードすだれ織物の表示は,各ロールごとに,次の事項を表
示する。ただし,d) k)は,省略してもよい。
a) 質量
b) 幅
c) 長さ
d) 単位面積当たりの質量
e) コード密度
f) コード総本数
g) よこ糸密度
h) コードの構成
i) よこ糸の構成
j) タビーのよこ糸構成
k) タビーのよこ糸密度
l) タビーの長さ
2. 表示方法 表示方法は,次のとおりとする。
a) 質量 質量は,普通の状態で測定し,そのときの水分率によって各素材別の公定水分率を用い,換算
した正量質量を0.1kgまで算出し,JIS Z 8401によって整数に丸め,この値を表示する。
b) 幅 数箇所の幅を0.1cmまで測定し,平均値を算出し,JIS Z 8401によって整数に丸め,この値を表
示する。
c) 長さ 長さは,0.1mまで測定し,JIS Z 8401によって整数に丸め,この値を表示する。
d) 単位面積当たりの質量 幅に長さを乗じて面積を求め,この面積で質量を除し,1m2当たりのグラム
に換算して,JIS Z 8401によって整数に丸め,この値を表示する。
e) コード密度 コード総本数を幅で除し,5cm当たりに換算し,JIS Z 8401によって小数点以下1けた
に丸め,この値を表示する。
f) コード総本数 コードの総本数を表示する。
g) よこ糸密度 数箇所の25cm間のよこ糸の打込本数を測定し,5cm間の密度を求め,平均値を算出し,
小数点以下1けたを二捨三入して表示する。
h) コードの構成 コードを構成する原糸の表示繊度,単糸数及び合糸数で表示する。
i) よこ糸の構成 よこ糸の太さ及び合糸数で表示する。
j) タビーのよこ糸構成 タビーのよこ糸の太さ及び合糸数で表示する。
k) タビーのよこ糸密度 タビーのよこ糸の打込本数をタビーの幅で除し,5cm間に換算して,JIS Z 8401
によって整数に丸め,この値を表示する。
l) タビーの長さ タビーの長さを中央及び両耳付近で0.1cmまで測定し,平均値を算出し,JIS Z 8401
――――― [JIS L 1017 pdf 25] ―――――
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JIS L 1017:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.160 : タイヤ > 83.160.01 : タイヤ一般
JIS L 1017:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8103:2013
- ジエチルエーテル(試薬)
- JISK8105:2013
- エチレングリコール(試薬)
- JISK8111:2007
- 塩化亜鉛(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8264:2020
- ぎ酸(試薬)
- JISK8858:2007
- ベンゼン(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISL0101:1978
- テックス方式
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8806:2001
- 湿度―測定方法