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附属書1図1 ファイアストン法(A法)圧縮・曲げ試験機
注(1) 試験片に受渡当事者間で取り決めた材質のゴムをはり合わせ,幅約15cm,長さ約35cm,厚さ0.114
0.127cmの状態としたもの。この場合,試験片のコード密度を記録に付記する。
(2) 試験用パッドは,附属書1図2に示すような構造(幅は,すべて15cmであるので側面図だけ
を示す。)をもつもので,加硫後24時間以上,標準状態の室内又は装置内に放置しておいたも
のを用いる。
――――― [JIS L 1017 pdf 16] ―――――
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附属書1図2 試験用パッドの一例
(3) 試験用パッドのスチールコード側を附属書1図3の“バフドグルーブ”のようにスチールコー
ドまでバフする。次に試験用パッドの一端からスチールコード5本(約0.64cm)を数え,バフ
部から“A”端まで切り口を入れ,それぞれの切り口から長さ方向に試験用パッドを切断する。
附属書1図3 バフドグルーブ
(4) スピンドルにかかる荷重は,受渡当事者間の協議による。
b) 次に,未処理及び圧縮曲げ処理を行った試験用パッド(以下,未処理試験用パッド及び処理試験用パ
ッドという。)をはく離(5)し,それぞれの試験用パッドから10本及び5本ずつコードをとり,本体の
8.5b)に準じて絶乾時引張強さを求める。
注(5) 試験用パッドのはく離法 未処理試験用パッド及び処理試験用パッドは,次の方法によっては
――――― [JIS L 1017 pdf 17] ―――――
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く離し,コードを取り出す。
1) 各試験用パッドにおいて,附属書1図2の1及び3をA,5,6,7及び10をBとし,4
を外し,Aを万力でつかみ,Bを引っ張って,AとBとを分離する。
2) 次にAにあるコードを1本ずつ取り出す。
c) 標準のタイヤコード(6)を用いた試験片(以下,標準コード試験片という。)を用いてa)及びb)の操作
を行う。
注(6) 受渡当事者間の協議によって作製したもの。
d) 次の式によって圧縮・曲げ疲労率を求める。
NFe
Fr 100
NFc
TAe TFe
ただし、 NFe NRe
TAe TFe
TAc TFc
NFc NRc
TAc TFc
ここに, Fr : 圧縮・曲げ疲労率 (%)
NFe : 試験片が疲労限界強さに達するまでの圧縮・曲げ回数
NFc : 標準コード試験片が疲労限界強さに達するまでの圧縮・曲
げ回数
TAe : 試験片を埋め込んだ未処理試験用パッドから取り出したコ
ードの絶乾時引張強さ (N)
TAc : 標準コード試験片を埋め込んだ未処理試験用パッドから取
り出したコードの絶乾時引張強さ (N)
TFe : 試験片の疲労限界強さ (N)
TFc : 標準コード試験片の疲労限界強さ (N)
TBe : 試験片を埋め込んだ処理試験用パッドから取り出したコー
ドの絶乾引張強さ (N)
TBc : 標準コード試験片を埋め込んだ処理試験用パッドから取り
出したコードの絶乾引張強さ (N)
NRe : 試験片の圧縮・曲げ回数
NRc : 標準コード試験片の圧縮・曲げ回数
2.1.2 デマチア法(B法) 附属書1図4に示すような圧縮・曲げ試験機を用い,試験片をゴム付コード
(7)の状態にして,さらに試料台をはり合わせたゴム付コード試験片(8)の試料側が,圧縮・曲げ作用を受け
るように,上下に7.0cmのストロークで運動するつかみに取り付け(9),所定時間(受渡当事者間の協議に
よる。),400rpmの速さで圧縮・曲げ処理を行う。
次に,未処理ゴム付コード及び処理ゴム付コードをはく離(10)し,それぞれのゴム付コードから各10本
ずつの試験片を採取し,本体の8.5b)に準じて引張強さを求め,次の式によって,圧縮・曲げ耐久率を求
める。
Tb
Tr 100
Ta
ここに, Tr : 圧縮・曲げ耐久率 (%)
Ta : 未処理ゴム付コードから取り出した試験片の引張強さ (N)
Tb : 処理ゴム付コードから取り出した試験片の引張強さ (N)
――――― [JIS L 1017 pdf 18] ―――――
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附属書1図4 デマチア法(B法)用圧縮・曲げ試験機
注(7) 試験片に受渡当事者間で取り決めた材質のゴムをはり合わせ,幅20cm,長さ46cmの状態とし
たもの。この場合,試験片の密度を記録に付記する。
(8) ゴム付コード試験片は,附属書1図5に示すようにゴム付コードと試料台(ゴム付コードを交
互に90°に4枚はり合わせたもの)からなり,“A”“B”両端に次の伸びを与えて,固定した状
態で加硫したものを用いる。加硫条件は,受渡当事者間の協議による。
また,ゴム付コード試験片は,加硫後24時間以上,標準状態の室内又は装置内に放置してお
く。
備考 幅は,コードのたて方向をいい,長さは,コードのよこ方向をいう。
附属書1図5 ゴム付コード試験片
(9) 試験機には,ゴム付コード試験片の両端約2.5cmを除き,中央部分から幅2.5cmの試験片を6
個採取する。次に,この中の3個を附属書1図5の“B”端から試料台の部分までを切り取り,
切り取った端を試料コードが内側(屈曲側)になるように,垂直に下部つかみに取り付ける。
この場合,幅2.5cmの試験片は,同時に3個並べて取り付ける。“A”端のゴム付コードを折り
――――― [JIS L 1017 pdf 19] ―――――
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曲げて試料台の他端を試験機の上部つかみに取り付ける。上下つかみ間距離は,10cmとする。
(10) はく離する場合,試験片の中央部から,10本同時に試料台から引きはがさなければならない。
2.2 伸長・圧縮疲労強さ
2.2.1 チューブ疲労強さ(グッドイヤ法) チューブ疲労強さ(グッドイヤ法)の試験は,次のとおり行
う。
a) 附属書1図6に示すような伸長・圧縮疲労試験機を用い,試験片を軸と平行に埋めたゴム製チューブ
状試験片(11)を90°に折り曲げて取り付け(12),圧搾空気で内圧をかけて回転させ(13),伸長・圧縮疲労
によってチューブが破壊するまでの回転数を記録する。
b) 次に,標準のタイヤコード(6)を用い,ゴム製チューブ状試験片(11)と同様に作製したゴム製チューブ状
標準試験片の破壊までの回転数を記録する。
ゴム製チューブ状試験片及びゴム製チューブ状標準試験片とも6本の試験片について行い,次の式
によって伸長・圧縮耐久率を算出し,さらに,6本の試験片の平均値を算出する。
NRe
Nr 100
NRc
ここに, Nr : 伸長・圧縮耐久率 (%)
NRe : 試料コードの回転数
NRc : 標準コードの回転数
附属書1図6 グッドイヤ法の伸長・圧縮疲労試験機
注(11) 次の手順によって,ゴム製チューブ状試験片を作製する。
また,構造図を附属書1図7に示す。
1) 試験片は,ラッピングドラムを使用してゴム付コードにする。
2) ラバーアプライヤで軸しんにゴムシートを直径2.1cmまで巻き,ゴム付コードを張り,さ
らに直径2.5cmまでゴムシートを巻く。
3) 次に,スパイラルラップ装置でラップコードを巻き,再びラバーアプライヤに移してゴム
――――― [JIS L 1017 pdf 20] ―――――
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JIS L 1017:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.160 : タイヤ > 83.160.01 : タイヤ一般
JIS L 1017:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8103:2013
- ジエチルエーテル(試薬)
- JISK8105:2013
- エチレングリコール(試薬)
- JISK8111:2007
- 塩化亜鉛(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8264:2020
- ぎ酸(試薬)
- JISK8858:2007
- ベンゼン(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISL0101:1978
- テックス方式
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8806:2001
- 湿度―測定方法