JIS Z 4809:2012 放射性物質による汚染に対する防護服

JIS Z 4809:2012 規格概要

この規格 Z4809は、放射性物質による汚染に対する防護を目的として使用する防護服の種類,性能及び表示について規定。放射線の遮蔽を目的とする防護服には適用しない。

JISZ4809 規格全文情報

規格番号
JIS Z4809 
規格名称
放射性物質による汚染に対する防護服
規格名称英語訳
Protective clothing for use against radioactive contamination
制定年月日
1961年2月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 8194:1987(MOD)
国際規格分類

ICS

13.280, 13.340.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1961-02-01 制定日, 1964-02-01 確認日, 1967-01-01 確認日, 1969-12-01 確認日, 1972-12-01 確認日, 1975-01-01 改正日, 1977-12-01 確認日, 1983-11-01 確認日, 1988-02-01 改正日, 1993-10-01 改正日, 1999-03-20 確認日, 2005-04-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2012-01-20 改正日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS Z 4809:2012 PDF [17]
                                                                                   Z 4809 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類及びサイズ・・・・[3]
  •  4.1 種類・・・・[3]
  •  4.2 サイズ・・・・[3]
  •  5 構造・・・・[3]
  •  5.1 一般・・・・[3]
  •  5.2 陽圧服・・・・[3]
  •  5.3 密閉服・・・・[3]
  •  6 性能要求事項・・・・[4]
  •  6.1 放射性物質による汚染に対する防護服の完成品・・・・[4]
  •  6.2 放射性物質による汚染に対する防護服の材料・・・・[5]
  •  6.3 放射性物質による汚染に対する防護服の縫合部・・・・[7]
  •  7 検査・・・・[8]
  •  7.1 一般・・・・[8]
  •  7.2 形式検査・・・・[8]
  •  7.3 受渡検査・・・・[8]
  •  8 表示・・・・[8]
  •  9 取扱説明書・・・・[8]
  •  附属書JA(参考)陽圧服の構造・・・・[10]
  •  附属書JB(規定)V形防護服の材料試験・・・・[11]
  •  附属書JC(参考)トリチウムに対する防護・・・・[12]
  •  附属書JD(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 4809 pdf 1] ―――――

Z 4809 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
保安用品協会(JSAA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS Z 4809:1993は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 4809 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                          JIS
Z 4809 : 2012

放射性物質による汚染に対する防護服

Protective clothing for use against radioactive contamination

序文

  この規格は,1987年に第1版として発行されたISO 8194を基とし,その後の技術進歩及び我が国の使
用状況を考慮し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JDに示す。

1 適用範囲

  この規格は,放射性物質による汚染に対する防護を目的として使用する防護服(以下,防護服という。)
の種類,性能及び表示について規定する。ただし,放射線の遮蔽を目的とする防護服には適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8194:1987,Radiation protection−Clothing for protection against radioactive contamination−
Design, selection, testing and use(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6783 農業用エチレン・酢酸ビニル樹脂フィルム
JIS L 1092 繊維製品の防水性試験方法
JIS L 1093 繊維製品の縫目強さ試験方法
JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法
JIS L 1099 繊維製品の透湿度試験方法
JIS L 1913 一般不織布試験方法
JIS T 7101 医療ガス配管設備
JIS T 8001 呼吸用保護具用語
JIS T 8005 防護服の一般要求事項
JIS T 8032 化学防護服−防護服完成品の耐浸透性試験
JIS T 8051 防護服−機械的特性−突刺抵抗性試験方法
JIS T 8115 化学防護服
JIS T 8124-1 固体粉じんに対する防護服−第1部 : 浮遊固体粉じん防護用密閉服(タイプ5化学防護
服)の性能要求事項

――――― [JIS Z 4809 pdf 3] ―――――

2
Z 4809 : 2012
JIS T 8131 産業用安全帽
注記 対応国際規格 : ISO 3873,Industrial safety helmets(MOD)
JIS T 8153 送気マスク
JIS Z 4001 原子力用語
JIS Z 4507 放射性物質で汚染された表面の除染−除染の容易性の試験及び評価の方法
JIS Z 8731 環境騒音の表示・測定方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 8001,JIS T 8115及びJIS Z 4001によるほか,次による。
3.1
防水透湿性材料(water penetration resistance and water vapour permeability material)
水は通さないが,湿気(水蒸気状)は通過する性質をもつ材料。
3.2
陽圧服(ventilated-pressurized garments)
服外から呼吸可能な空気を供給し,服内の陽圧を保持する換気加圧服で,全身又は上半身を防護する防
護服。
例 陽圧形エアラインスーツ
3.3
密閉服(unventilated-unpressurized garments)
非換気非加圧服で,呼吸器官を除く全身又は身体の一部を防護する防護服。
例 ワンピース形(カバーオール形),ツーピース形(アノラックズボン形),実験衣形,手術衣形,
エプロン形など。ただし,フード,バイザー及びブーティの有無は問わない。
なお,ブーティ(bootee)とは,着用者のかかと(踵)から爪先までを覆う,防護服のズボン
と一体になっている防護服の靴下状の延長部分。ブーツ・ソックス(boot-socks)ともいう。
3.4
縫合部(seam)
縫合,溶着又はその他の方法で作られた,防護服材料間の恒久的な接合部分。
3.5
防護係数(PF)(protection factor)
総合的な防護性能を示す係数で,作業環境空気中の平均汚染物濃度に対する防護服頭部内呼吸域空気中
の平均汚染物濃度の比。
3.6
限定使用(limited use)
放射性物質の除染が必要になるまで,又は放射性物質による汚染のため廃棄が必要になるまでの間,使
用できること。一回の使用,及び制限のある再使用を含む。
3.7
再使用可能(reusable)
放射性物質の除染が確実に行われた後,この規格の性能を満足することを条件に複数回使用できること。

――――― [JIS Z 4809 pdf 4] ―――――

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Z 4809 : 2012

4 種類及びサイズ

4.1 種類

4.1.1  陽圧服
陽圧服の種類は,次による。形状例は附属書JAを参照。
a) 形 送気された空気を,排気管によって作業環境外に排気する陽圧服。
b) I形 送気された空気を,微粒子・ガス用フィルタ,弁などからなる排気管によって,作業環境中へ
排出する陽圧服。作業環境中の空気が陽圧服内へ逆流するのを防ぐため,排気管は,十分な長さをも
つものとする。
c) II形 送気された空気を,微粒子・ガス用フィルタ,弁などからなる排気口を通じて,周辺に排気す
る陽圧服。
d) V形 排気口を特定せず,裾,袖などから,排気を周辺に排出する陽圧服。
4.1.2 密閉服
密閉服の種類は,次による。
a) 形 呼吸保護に関しては呼吸用保護具を併用し,液体及びエアロゾル状の放射性物質による汚染か
ら着用者を防護する密閉服。
b) I形 呼吸保護に関しては呼吸用保護具を併用し,浮遊固体粉じん状の放射性物質による汚染から着
用者を防護する密閉服。

4.2 サイズ

  防護服のサイズは,JIS T 8005による。

5 構造

5.1 一般

  防護服の一般構造は,次による。
a) 容易に着脱でき,脱衣時に体表面又は下着を汚染しにくい構造とする。
b) 放射性物質の除染及び洗浄を容易とするため,平滑な構造とする。ただし,限定使用する防護服は,
除染及び洗浄に対する配慮を必ずしも必要としない。

5.2 陽圧服

  陽圧服は,次による。
a) 頭部の窓は,十分な視野があり,光学的に欠陥が少なく,曇りにくい構造とする。
b) 着用者の動き及び姿勢にかかわりなく陽圧服内を換気でき,着用者の顔面に十分通気できるような構
造とする。
c) 排気管は,飛来物によって損傷しにくく,通常使用状態において閉鎖しない構造とする。
d) 空気流量調節用バルブは,丈夫であり,軽く,かさばらず,放射性物質を除染しやすい構造とする。

5.3 密閉服

  密閉服は,次による。
a) 密閉服と同時に使用する手袋,靴,フード及び呼吸用保護具の脱着が容易な構造とする。
b) 被服の平面はボタン,ファスナ,ポケット,ベルトなどが,できるだけ突起していない構造とする。

――――― [JIS Z 4809 pdf 5] ―――――

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JIS Z 4809:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8194:1987(MOD)

JIS Z 4809:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 4809:2012の関連規格と引用規格一覧