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A 8508-5 : 2008
ブレードの破片の典型的な値は,次による(図C.3の数値を用いた計算)。
− 周縁部の密度 : 10 g/cm3
− 鋼製基板の密度 : 7.8 g/cm3
− ダイヤモンドセグメントの体積 : 4.9×1×0.5=2.45 cm3
− ダイヤモンドセグメントの質量 : 2.45×10=24.5 g
− 鋼部分の体積 : 5.0×1.4×0.28=1.96 cm3
− 鋼部分の質量 : 1.96×7.8=15.288 g
− 破片の総質量 : 24.5+15.288=39.788 g
− 力 : 0.39 N
単位 mm
図C.3−ブレードの典型的な破断による破片の例
C.2.2 ブレードの破片の運動エネルギーの計算は,式(C.1)による。
2
1−Q3
k
Etrans(max)=.1051
m 2
V2 (C.1)
1−Q2
ここに, k : 0.75,切削する材料と破片との干渉による破断効果を考慮した
係数
m : 破片の重力(図C.3参照)(N)
Q : D1/D2(図C.2参照)
V : ブレードの周速 (m/s)
C.2.3 材料ごとのガード周縁部の最小厚さ (tp) を決める計算は,式(C.2)(C.6)による。
鋼板 : tp =0.4 Etrans(max)0.37 (mm) (C.2)
鋳造板 : tp =0.57 Etrans(max)0.37 (mm) (C.3)
鋳鉄板 : tp =0.92 Etrans(max)0.37 (mm) (C.4)
精錬アルミ合金板 : tp =0.7 Etrans(max)0.37 (mm) (C.5)
鋳造アルミ合金板 : tp =1.8 Etrans(max)0.37 (mm) (C.6)
他の材料については,経験則を用いてもよい。
――――― [JIS A 8508-5 pdf 16] ―――――
15
A 8508-5 : 2008
C.2.4 ガード側面部の最小厚さ (tL) を決める計算は,式(C.7)による。
t =.075
tL /P (C.7)
注記 計算で得られた厚さの値は,整数又は0.5 mm単位で丸めるのがよい。
C.2.5 鋼板(JIS G 3101のSS400)で製作したガードの最小厚さの例
表C.1の値を,鋼板(JIS G 3101のSS400),又は強度及び弾性の両方ともより高い特性をもつ鋼板で製
作するガードに適用する。
表C.1
単位 mm
D2 tP tL
D2 ≦ 355 2 1.5
355 < D2 ≦ 508 2 2
508 < D2 ≦ 900 3 2
D2 : ブレードの公称径
tP : ガード周縁部の最小厚さ
tL : ガード側面部の最小厚さ
――――― [JIS A 8508-5 pdf 17] ―――――
16
A 8508-5 : 2008
附属書D
(規定)
ブレードのフランジ寸法
序文
この附属書は,ブレードのフランジ寸法について規定する。
D.1 一般
フランジは,それによって効率のよい駆動及びブレードの保守ができるよう,次に示す寸法仕様を満足
しなければならない。
記号
D1 ブレードの外径
D2 ブレードの穴径
S フランジの外径
R 接触面の幅
T フランジのすき間深さ
図D.1−ブレード用フランジの寸法
D.2 ブレードの直径の比率
この附属書で示すフランジ外径の最小寸法は,ブレードの外径D1と穴径D2との比率が次の条件を満足
するときに適用される。
D2≧0.012D1
D.3 フランジ外径の最小値S
S≧0.1D1
D.4 ブレードとの接触面の幅R
R=1016 mm
D.5 フランジのすき間深さT
5.00
S≦100 mm のとき T=0.5 mm
5.00
S>100 mm のとき T=1 mm
――――― [JIS A 8508-5 pdf 18] ―――――
17
A 8508-5 : 2008
附属書E
(規定)
騒音値の測定方法
序文
この附属書は,コンクリートカッタの動的運転状態における運転位置での騒音レベルの測定方法につい
て規定する。
E.1 測定環境及び測定機器
測定環境及び測定に使用する機器は,建設省告示第1537号“建設機械の騒音及び振動の測定値の測定方
法”による。
E.2 運転員
運転員の身長は,JIS A 8315に規定する小柄運転員 (1 550mm) 及び大柄運転員 (1 880 mm) の範囲内と
する。
E.3 マイクロホン
マイクロホンの位置,取付け,振動・反射音に対する配慮などは,JIS A 8317-2の6.4による。
E.4 機械の仕様及び運転
機械の仕様及び運転は,建設省告示第1537号“建設機械の騒音及び振動の測定値の測定方法”による。
E.5 音響測定及び測定結果の算出
音響の測定及び測定結果の算出は,正常な運転状態(少なくとも起動後10分間待つ。)になったときに,
JIS A 8317-2の8. 及び9. によって行う。
1回の測定時間は,30秒以上とする。
E.6 記録すべき情報
試験報告書は,最小限次の情報を含まなければならない。
− 供試機械の製造業者名,形式名,製造番号及び製造年
− 測定場所,地表面の種類,機械の配置,気温,気圧,湿度及び風速
− 使用した測定機器の名称,形式名,製造番号,製造業者名及び測定システムの校正方法,校正日
− 機械の仕様,ブレードサイズ,ブレードの最大運転速度,移送速度,切削物の種類など
− マイクロホンの位置,ヘルメットなどの在否,計測した各等価騒音レベル,マイクロホン位置での暗
騒音レベル,JIS A 8317-2の9. による等価騒音レベル(四捨五入して整数に丸めた値)
この騒音測定方法及び/又は参照した規格のすべての要求事項を満たしたこと,及び,あれば,満たせ
なかった要求事項を明確にし,その要求事項からの変更及び技術的検証を記述しなければならない。
E.7 情報の開示
――――― [JIS A 8508-5 pdf 19] ―――――
18
A 8508-5 : 2008
製造業者は,その測定方法とともに,次の騒音放射値を取扱説明書などに開示しなければならない。
− 運転位置における運転員耳元騒音レベルが,70 dB(A)より大きい場合のA特性放射音圧レベル。その
レベルが70 dB(A)より低い場合は,その事実を示さなければならない。
− 運転位置におけるA特性放射音圧レベルが85 dB(A)以上の場合,機械のA特性音響パワーレベル
――――― [JIS A 8508-5 pdf 20] ―――――
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JIS A 8508-5:2008の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 8508-5:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8315:2010
- 土工機械―運転員の身体寸法及び運転員周囲の最小空間
- JISA8317-2:2010
- 土工機械―運転員位置における放射音圧レベルの決定―動的試験条件
- JISA8508-1:2006
- 道路工事機械―安全―第1部:一般要求事項
- JISB4141:1998
- ダイヤモンド/CBN工具―ダイヤモンド又はCBNホイール及びセグメントソー―寸法記号及び形状記号
- JISB8361:2013
- 油圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
- JISB9700-1:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部:基本用語,方法論
- JISB9700-2:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部:技術原則
- JISB9705-1:2019
- 機械類の安全性―制御システムの安全関連部―第1部:設計のための一般原則
- JISB9707:2002
- 機械類の安全性―危険区域に上肢が到達することを防止するための安全距離
- JISB9716:2019
- 機械類の安全性―ガード―固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事項
- JISB9960-1:2019
- 機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC9029-1:2006
- 可搬形電動工具の安全性―第1部:一般要求事項
- JISC9335-1:2014
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:通則
- JISC9335-2-41:2015
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-41部:ポンプの個別要求事項
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISR6242:2015
- といし―一般的要求事項