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JIS B 2004:1994 規格概要
この規格 B2004は、JIS B(機械)部門に規定するバルブの表示通則について規定。
JISB2004 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B2004
- 規格名称
- バルブの表示通則
- 規格名称英語訳
- General rules for marking on valves
- 制定年月日
- 1987年3月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60534-5:1982(NEQ), ISO 5209:1977(NEQ)
- 国際規格分類
ICS
- 23.060.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 配管 I(基本) 2021, 配管 II(製品) 2021
- 改訂:履歴
- 1987-03-01 制定日, 1994-11-01 改正日, 2000-08-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS B 2004:1994 PDF [12]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 2004-1994
バルブの表示通則
General rules for marking on valves
1. 適用範囲 この規格は,JIS B(機械)部門に規定するバルブの表示通則について規定する。
備考1. この規格は,他の部門のバルブにも適用することが望ましい。
2. この規格の引用規格を,付表6に示す。
3. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 5209-1977 General purpose industrial valves−Marking
IEC 534-5-1982 Industrial-process control valves, Part 5 : Marking
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0100によるほか,次による。
(1) 必す(須)表示項目 バルブに必ず表示しなければならない表示項目。
(2) 選択表示項目 個別のバルブの製品規格で選択して規定する表示項目。
3. 表示
3.1 一般事項 表示の一般事項は,次のとおりとする。
(1) 表示は,バルブに適応した大きさ,形状とし,バルブの構造及び強度に無理のない方法で行い,明確
に読め,また,永続性がなければならない。
(2) 表示項目の使用区分を,付表1に示す。
(3) 表示項目の表示位置及び表示方法を,付表2に示す。
(4) この規格で規定する以外の表示項目については,個別の製品規格の規定による。
3.2 表示項目 表示項目は,次のとおりとする。
(1) 製造業者名又は商標 製造業者名は,略号を用いてもよい。
(2) 呼び圧力
(3) 呼び径 呼び径は,原則としてJIS B 2001の規定によるA呼びを用いる。ただし,ねじ込み形弁は,
B呼びを用いてもよい。
(4) 弁箱及びふたの材料 弁箱及びふたの材料は,材料を表す記号又はその略号を用いて表示し,略号は,
付表3に示す表示記号を用いる。
(5) 流体の流れ方向を示す矢印 流体の流れ方向に対し,一方向しか使用できないバルブは,流体の流れ
方向を示す矢印を表示する。
(6) 開閉を示す文字と矢印 開閉を示す文字と矢印は,次のとおりとする。
――――― [JIS B 2004 pdf 1] ―――――
2
B 2004-1994
(a) バルブの開閉を示す文字と矢印を併せて表示する。
(b) 開,閉の両方向を表示できない大きさ,形状などのバルブの場合は,開方向だけの表示としてもよ
い。
(c) 開閉方向を示す文字は,原則として次による。
開 閉
OPEN SHUT
O S
(7) 製造年
(8) 製造番号 製造番号は,製品の経歴が分かるものとする。
(9) 溶解番号 溶解番号は,記号を用いてもよい。
(10) トリムの材料 弁棒,弁座面などバルブのトリム材料は,付表4に示す表示記号を用いて表示する。
(11) ふたボルト及びナットの材料 ふたボルト及びナットの材料は,付表5に示す表示記号を用いて表示
する。
(12) 接続端のねじの種類
(13) バルブの用途 製品規格に規定されたバルブの用途を示す記号を表示する。
例 水道用の場合 水
鋳鋼弁の場合 一般機械装置用はM,化学装置用はC
(14) リング番号 両端フランジ又はふたフランジがリングジョイント形の場合,使用するリングジョイン
トガスケットのリング番号を表示する。
(15) ライニング及びコーティングの材料 ライニング及びコーティングの材料などを表示する。
(16) 最高使用温度 通常の使用状態におけるバルブの最高使用温度を表示する。
なお,温度は,℃で表示する。
(17) 最高許容圧力 バルブの最高使用温度に対応する最高許容圧力を表示する。
なお,圧力単位は,MPaを使用する。
(18) 容量係数 容量係数は,原則としてバルブを全開したときのAv,Kv又はCvのいずれかで表示する。
(19) 最高流速 最高流速は,バルブが全開したときの許容できる流速の最大値で,バルブの呼び径に等し
い断面積に相当する平均流速で表す。
なお,単位は,m/sとする。
3.3 表示位置 表示の位置は,次のとおりとする。
(1) 弁箱への表示は,弁箱の見やすい表面とする。
(2) 銘板は,弁箱の表面,ふたの表面,ヨーク,ハンドルの上面,操作機の表面など見やすい位置に取り
付ける。
(3) ハンドルへの表示は,ハンドルの見やすい表示とする。
(4) ボルトは,端面,ナットは,上面又は側面に表示する。
3.4 表示方法 表示の方法は,次のとおりとする。
(1) 表示は,鋳出し,刻印,鍛造打出し,銘板のいずれかの方法(1)による。
注(1) 給水栓は,腐食(エッチング),印刷又はサンドブラストによってもよい。
(2) 明確に現れなかった表示は,適切な方法で修正し,再現してもよい。
(3) 刻印する場合は,き裂の原因になったり,その部分が許容厚さ以下になるなどバルブに悪影響を与え
てはならない。
――――― [JIS B 2004 pdf 2] ―――――
3
B 2004-1994
なお,これらの問題がある場合は,刻印座を設けて表示する。
また,樹脂粉体塗装などによって,刻印が不可能な場合は,押印による方法でもよい。
(4) 銘板は,原則としてJIS Z 8304によるもので,容易に脱落しないように適切な方法で取り付ける。
なお,銘板の材料は,個別規格で規定する。
関連規格 JIS B 2011 青銅弁
JIS B 2031 ねずみ鋳鉄弁
JIS B 2032 ウェハー形ゴムシートバタフライ弁
JIS B 2051 可鍛鋳鉄10Kねじ込み形弁
JIS B 2071 鋳鋼フランジ形弁
JIS B 2191 青銅ねじ込みコック
付表1 表示項目の使用区分
表示項目 青銅弁(2) 鋳鉄弁(3) 鋳鋼弁
一般用(4) 水道用(5) 及び鍛鋼弁
1. 製造業者名又は商標 ○ ○ ○ ○
2. 呼び圧力 ○ ○ ○ ○
3. 呼び径 ○ ○ ○ ○
4. 弁箱及びふたの材料 − ○ ○ ○
5. 流体の流れ方向を示す矢印 ○ ○ ○ ○
6. 開閉を示す文字(又は略号)と矢印 ○ ○ △ ○
7. 製造年 △ △ ○ ○(6)
8. 製造番号 △ △ △ △(7)
9. 溶解番号 △ △ △ ○
10. トリムの材料 △ △ △ ○
11. ふたボルト及びナットの材料 − − △ ○
12. 接続端のねじの種類 △ △ − △
13. バルブの用途 − − ○ △
14. リング番号 − − − ○
15. ライニング及びコーティングの材料 − △ △ △
16. 最高使用温度 △ △ − △
17. 最高許容圧力 △ △ △ △
18. 容量係数 △ △ △ △
19. 最高流速 △ △ △ △
注(2) IS B 2061によるものは除く。給水栓の表示は,製造業者名又は商標だけでよい。
(3) 鋳鉄弁の材料は,ねずみ鋳鉄,黒心可鍛鋳鉄(マレアブル鉄を含む。)及び球状黒鉛鋳鉄(ダクタ
イル鉄を含む。)とする。
(4) 蒸気,空気,ガス,水,油などを通す一般配管用に用いられる鋳鉄弁である。
(5) IS B 2062,JIS B 2063,JIS B 2064などによる水道用の鋳鉄弁である。
(6) 製造年の代わりに製造番号を表示してもよい。
(7) 炭素鋼で呼び圧力63K以上のバルブ及び合金鋼のバルブは,必ず表示項目とする。
備考 ○印は必す表示項目,△印は選択表示項目,−印は適用しないことを示す。
――――― [JIS B 2004 pdf 3] ―――――
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B 2004-1994
付表2 表示項目の表示位置及び表示方法
表示位置 弁箱 銘板 ハンドル ボルト及び
ナット
表示方法 鋳造品 鍛造品 3.4(4)に鋳出し,鍛 刻印
鋳出し 刻印 鍛造 刻印 よる。 造打出し又
表示項目 打出し は刻印
1. 製造業者名又は商標 ○※ ○※ *
2.呼び圧力 ○※ ○※ *
3.呼び径 ○※ ○※ *
4.弁箱及びふたの材料 ○※ ○※ *
5.流体の流れ方向を示す矢印 ○※ ○※
6. 開閉を示す文字(又は略号)と矢印 ○ ○
7. 製造年 ○ ○ ○ ○ ○
8. 製造番号 ○ ○ ○ ○ ○
9. 溶解番号 ○ ○ ○ ○ ○
10. トリムの材料 ○
11. ふたボルト及びナットの材料 ○
12. 接続端のねじの種類 ○ ○ ○
13. バルブの用途 ○ ○ ○
14. リング番号 ○ ○ ○
15. ライニング及びコーティングの材料 ○
16. 最高使用温度 ○
17. 最高許容圧力 ○
18. 容量係数 ○
19. 最高流速 ○
備考1. ○印は,表示項目の表示位置及び表示方法を示す。
2. 表示位置が重複している場合は,最も表示に適した位置を選択し,少なくとも1か所に表示する。
3. 弁箱に適用する表示方法が重複している場合は,最も表示に適した方法を選択し,表示する。
4. ※印は,バルブの大きさ,形状などによって,この方法(鋳出し又は鍛造打出し)が不可能な場合だけ刻
印による方法を用いてもよいことを示す。
5. *印は,バルブの大きさ,形状などによって,弁箱表示が不可能な場合だけ銘板に表示してもよいことを示
す。
付表3 弁箱及びふたの材料の表示記号
材料の区分 表示記号 該当材料
鋳造品 鍛造品 鋳造品 鍛造品
青銅 不要 − JIS H 5111のBC6 −
ねずみ鋳鉄 不要 − JIS G 5501のFC200 −
黒心可鍛鋳鉄 MI − JIS G 5702のFCMB340 −
MIS − JIS B 8270のFCMB-S35 −
球状黒鉛鋳鉄 DI(8) − JIS G 5502のFCD400又はFCD450 −
DIS − JIS B 8270のFCD-S −
炭素鋼 PH2 FVC JIS G 5151のSCPH2 JIS G 3202のSFVC2A
炭素鋼(低温用) PL1 FL1 JIS G 5152のSCPL1 JIS G 3205のSFL1
FL2 JIS G 3205のSFL2
2.5Ni鋼 PL21 − JIS G 5152のSCPL21 −
3.5Ni鋼 PL31 FL3 JIS G 5152のSCPL31 JIS G 3205のSFL3
0.5Mo鋼 PH11 F1 JIS G 5151のSCPH11 JIS G 3203のSFVAF1
――――― [JIS B 2004 pdf 4] ―――――
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B 2004-1994
材料の区分 表示記号 該当材料
鋳造品 鍛造品 鋳造品 鍛造品
1Cr-0.5Mo鋼 PH21 F11A JIS G 5151のSCPH21 JIS G 3203のSFVAF11A
2.5Cr-1Mo鋼 PH32 F22B JIS G 5151のSCPH32 JIS G 3203のSFVAF22B
5Cr-0.5Mo鋼 PH61 F5B JIS G 5151のSCPH61 JIS G 3203のSFVAF5B又は
SFVAF5D
18Cr-8Ni鋼 S13A F304 JIS G 5121のSCS13A JIS G 3214のSUSF304
18Cr-12Ni-Mo鋼 S14A F316 JIS G 5121のSCS14A JIS G 3214のSUSF316
注(8) 水道用バルブは,Dの表示記号を用いる。
備考1. 表示記号は,原則としてこの表に示す記号を用いる。ただし,新設計のものを除き,日本工業規格(日本産業規格)で定め
た材料記号又は製造業者が定める記号を用いてもよい。
なお,製造業者が定める記号は,材料を明確に示す記号とする。
2. この表に示す以外の材料を使用する場合にも,この表に準じた表示記号を用いる。
付表4 トリムの材料の表示記号
材料の区分 表示記号 該当材料
鋳造品 伸銅品,鋼棒,鋼板及び鍛鋼品
黄銅 不要 − JIS H 3250のC3604BD若しくは
C3604BE又はC3771BD若しくは
C3771BE
青銅 不要 JIS H 5111のBC6又はBC6C −
13Cr鋼 CR13 JIS G 5121のSCS1又はSCS2 JIS G 4303のSUS403若しくは
(13CR) SUS410又はSUS420J1若しくは
SUS420J2
18Cr-8Ni鋼 304 JIS G 5121のSCS13又はSCS13A JIS G 4303のSUS304, JIS G 4304の
(18-8) SUS304若しくはSUS305又はJIS G
3214のSUSF304
18Cr-12Ni-Mo鋼 316 JIS G 5121のSCS14又はSCS14A JIS G 4303のSUS316又はJIS G
(18-12) 3214のSUSF316
Ni-Cu鋼 MONEL 製造業者標準
(NI-CU)
表面硬化 異種金属による HF −
表面肉盛硬化
他の硬化処理 SH(9) −
(窒化など)
表面さびクロムめっき PLATED(9) −
止め処理その他の処理 (9)(10) −
ソフトシート(四ふっ化エ (11) −
チレン樹脂,ゴムなど)
注(9) 台金材料を併記する。
(10) 処理方法を明確にし,製造業者が定めた表示記号を用いる。ただし,この規格で用いる表示記号と紛らわし
い記号は用いない。
(11) 製品規格の規定又は製造業者が定めた表示記号を用いる。ただし,製造業者が定める表示記号は,この規格
で用いる表示記号と紛らわしい記号を用いない。
備考1. 表示記号のうち,( )内の表示記号はなるべく使用しないのがよい。
2. この表以外の材料を使用する場合にも,この表に準じた表示記号を用いる。
――――― [JIS B 2004 pdf 5] ―――――
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JIS B 2004:1994の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60534-5:1982(NEQ)
- ISO 5209:1977(NEQ)
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- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.060 : 弁 > 23.060.01 : 弁一般
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- 規格番号
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- JISB0100:2013
- バルブ用語
- JISB2001:1987
- バルブの呼び径及び口径
- JISB2061:2017
- 給水栓
- JISB2062:2018
- 水配管用仕切弁
- JISB2063:1994
- 水道用空気弁
- JISB2064:1995
- 水道用バタフライ弁
- JISB8270:1993
- 圧力容器(基盤規格)
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3202:1988
- 圧力容器用炭素鋼鍛鋼品
- JISG3203:1988
- 高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品
- JISG3205:1988
- 低温圧力容器用鍛鋼品
- JISG3214:1991
- 圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4107:2007
- 高温用合金鋼ボルト材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG5121:2003
- ステンレス鋼鋳鋼品
- JISG5151:1991
- 高温高圧用鋳鋼品
- JISG5152:1991
- 低温高圧用鋳鋼品
- JISG5501:1995
- ねずみ鋳鉄品
- JISG5502:2001
- 球状黒鉛鋳鉄品
- JISG5702:1988
- 黒心可鍛鋳鉄品
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH5111:1988
- 青銅鋳物
- JISZ8304:1984
- 銘板の設計基準