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B 4502-1996
5.4.6 リード角 ダイスのリード角の許容差及び一組の相互差は,7.3による試験を行ったとき,表7の
とおりとする。
表7 リード角の許容差及び相互差
単位 分
許容差 相互差
±3 3以下
備考 ダイスのリード角は,一般に
は転造されるねじの基準有効
径におけるリード角とする。
6. 材料 ダイスの材料は,JIS G 4404に規定するSKD11,又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
7. 試験方法
7.1 表面粗さ ダイスのねじ部の表面粗さは,目視によってJIS B 0659に規定する比較用表面粗さ標準
片を用いて測定する。
7.2 硬さ ダイスの硬さは,JIS B 7726に規定する試験機を用いてJIS Z 2245に規定する試験方法によ
って測定する。
7.3 ねじ部の精度・高さ・平面度・平行度・直角度・リード角 ダイスのねじ部の精度,高さ,平面度,
平行度,直角度及びリード角は,表8によって測定する。
表8 ダイスの試験方法
番号 項目 測定方法 測定方法図 測定器具
1 ね ha及びhd ねじ山(食付き部及び逃げ部を除 JIS B 7153に規定する
じ く。)の形をとり)(3),ねじ山のピッ 測定顕微鏡
部 チ線を測定顕微鏡の十字線と一致さ
の せ,マイクロメータの目盛を読み,
精 次に測定しようとする山の頂又は谷
度 底と十字線を一致させ,マイクロメ
ータの目盛を読む。このときの読み
の差が実測値である。
2 ピッチ ねじ山(食付き部及び逃げ部を除
く。)の形をとり(3),ねじ山のピッチ
線を測定テーブルの移動方向と一致
させ,測定顕微鏡の鏡筒をリード角
だけ傾け,ねじ山Aと顕微鏡の十字
線とを一致させて,マイクロメータ
の目盛を読む。次に必要な山数だけ
離れたねじ山Bまで移動テーブルを
動かして十字線とねじ山Bを一致さ
せ,マイクロメータの目盛を読む。
このときのA,Bの読みの差が実測
値である。
――――― [JIS B 4502 pdf 6] ―――――
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B 4502-1996
番号 項目 測定方法 測定方法図 測定器具
3 山の半角 ねじ山(食付き部及び逃げ部を除
く。)の形をとり(3),ねじ山のピッチ
線を測定テーブルの移動方向と一致
させ,測定顕微鏡の鏡筒をリード角
だけ傾け,ねじ山のフランク面に顕
微鏡の十字線を合わせ,その回転角
1
角顕微鏡で読み取る。同様に
2
定する。
して22
4 高さ 外側マイクロメータ又はノギスで測 JIS B 7502に規定する
定する。 外側マイクロメータ
JIS B 7507に規定する
ノギス
5 平面度 精密定盤上に三つの支持台を介して JIS B 7513に規定する
測定しようとする平面部分を置き, 精密定盤
その平面部の3点から定められる参 JIS B 7503に規定する
照平面を定盤と平行にし,ダイヤル ダイヤルゲージ
ゲージ又は指針測微器を精密定盤の JIS B 7519に規定する
面に平行,かつ,前後左右に滑らせ 指針測微器
たときの指針の最大の振れを測定す
る。
6 平行度 精密定盤上に測定しようとする平面
部分を置き,ダイヤルゲージ,指針
測微器又は試料を精密定盤の面に平
行,かつ,前後左右に滑らせたとき
の指針の最大の振れを測定する。
7 直角度 精密定盤上に測定しようとする直角 JIS B 7513に規定する
部分を置き,刃形直角定規とすきま 精密定盤
ゲージを使用し,すきまの最大を測 JIS B 7526に規定する
定する。 刃形直角定規
JIS B 7524に規定する
きまゲージ
8 リード角 支持面を下にして置き,底面に近い JIS B 0271に規定する
ねじ溝(食付き部及び逃げ部を除 ねじ測定用三針
く。)にねじ測定用三針の1本を入 JIS B 7153に規定する
れ,底面とねじ溝のなす角度を測定 測定顕微鏡
顕微鏡又は投影検査器で測定する。 JIS B 7184に規定する
投影検査器
注(3) 形とは板形をいい,板形は,ねじ山加工のときに製作されたものをいう。
なお,実物で測定できる場合は直接測定でもよい。
8. 検査 ダイスの検査は,形状・寸法,外観,表面粗さ,硬さ及び各部の精度について行い,それぞれ
4.及び5.15.4の規定に適合しなければならない。
9. 製品の呼び方 ダイスの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類,転造されるねじの呼び(4),ダイ
スの全長(5) Lm・Ls,厚さ(5),高さ(5),及び材料記号による。ただし,転造されるねじが左ねじの場合は,ね
じの呼びの前に“左”を付け加える。
例1. JIS B 4502 両面ダイス M6×1 105−90×25×25 SKD11
――――― [JIS B 4502 pdf 7] ―――――
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例2. ねじ転造平ダイス 片面ダイス 左 M8×1.25 165−150×32×40 SKD11
注(4) IS B 0123による。ただし,メートル並目ねじの場合は,ピッチを付け加える。
(pdf 一覧ページ番号 )
10. 表示
10.1 製品の表示 ダイスには,一組の各々のダイスの上面に,一般には,次の事項を横書きに表示する。
例
(1) 転造されるねじが左ねじの場合は左ねじの記号 : L(転造されるねじが右ねじの場合は記号を付けな
い。)
(2) 転造されるねじの呼び(4) : M6×1
(3) 材料の記号 : SKD11
(4) 製造業者名又はその略号 : ○○○○
(5) 製造番号及び組合せ番号(6) : ○○○○−○○
注(6) 各組のダイスを区別するための組固有の番号
10.2 包装の表示 ダイスの包装には,規格の名称,種類及び10.1に規定する事項を表示する。
――――― [JIS B 4502 pdf 8] ―――――
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B 4502-1996
ねじ転造ダイス改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 吉 本 勇 東京工業大学名誉教授
(幹事) 宮 林 光 行 株式会社彌満和製作所
大 橋 宣 俊 湘南工科大学
藤 野 達 夫 通商産業省機械情報産業局
大 嶋 清 治 工業技術院標準部
稲 葉 元 成 日本ねじ研究協会
因 幸二郎 財団法人日本規格協会
尾 形 卓 朝日工業株式会社
西 山 信 夫 株式会社名古屋螺子製作所
田 中 誠之助 株式会社佐賀鉄工所
上 杉 晃 弘 ミネベア株式会社
橋 爪 勇 人 株式会社トープラ
上 田 公 芳 株式会社サンノハシ
明 石 哲 也 有限会社トリテクノ
中 村 勝 弘 オーエスジー株式会社
山 口 允 也 株式会社田野井製作所
松 田 誠 株式会社大岡製作所
関 口 徹 株式会社不二越
平 野 武 治 日本工具工業会
(事務局) 中 村 智 男 日本ねじ研究協会
文責 中 村 勝 弘
JIS B 4502:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.100 : 切削工具 > 25.100.50 : タップ及びねじ切りダイス
JIS B 4502:1996の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0123:1999
- ねじの表し方
- JISB0176-1:2002
- ねじ加工工具用語―第1部:タップ
- JISB0176-2:2002
- ねじ加工工具用語―第2部:ねじ切りダイス
- JISB0176-3:2002
- ねじ加工工具用語―第3部:チェーザ
- JISB0176-4:2002
- ねじ加工工具用語―第4部:ねじ転造ダイス
- JISB0205-2:2001
- 一般用メートルねじ―第2部:全体系
- JISB0271:2018
- ねじ測定用針
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB0659-1:2002
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式;測定標準―第1部:標準片
- JISB3102:2001
- ねじ用限界ゲージの形状及び寸法
- JISB7153:1995
- 測定顕微鏡
- JISB7184:1999
- 測定投影機
- JISB7184:2021
- 測定投影機
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7513:1992
- 精密定盤
- JISB7519:1994
- 指針測微器
- JISB7524:2008
- すきまゲージ
- JISB7526:1995
- 直角定規
- JISB7726:2017
- ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
- JISG4404:2015
- 合金工具鋼鋼材
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法