JIS B 9901:1997 ガス除去フィルタ性能試験方法

JIS B 9901:1997 規格概要

この規格 B9901は、生活環境・作業環境を構成する空気中に含まれる特定の有害ガスを除去する空気調和及び換気に用いられるガス除去フィルタの性能試験方法について規定。

JISB9901 規格全文情報

規格番号
JIS B9901 
規格名称
ガス除去フィルタ性能試験方法
規格名称英語訳
Gas-removal -- Method of test for performance of gas-removal filters
制定年月日
1978年3月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.120
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1978-03-01 制定日, 1983-10-01 確認日, 1989-05-01 確認日, 1994-03-01 改正日, 1997-09-20 改正日, 2003-02-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS B 9901:1997 PDF [9]
B 9901-1997

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS B 9901-1994は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 9901 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 9901-1997

ガス除去フィルタ性能試験方法

Gas-removal−Method of test for performance of gas-removal filters

1. 適用範囲 この規格は,生活環境・作業環境を構成する空気中に含まれる特定の有毒ガスを除去する
空気調和及び換気に用いられるガス除去フィルタ(1)の性能試験方法について規定する。
注(1) ガス除去フィルタは,形状によってパネル形及び巻取形などに分けられるが,内容充てん剤は
対象とする有害ガスの種類によって,次のように分類される。
形式 構造 用途
乾式 吸着剤又は吸収剤充てんパネル形 高濃度及び低濃度
低濃度
吸着剤又は吸収剤添着パネル形
吸着剤又は吸収剤添着巻取形 低濃度
備考 この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1) 定格風量 フィルタの表示風量で,標準状態(温度20℃,気圧1.013×103hPa)に換算した量。m3/min
で表す。
(2) 圧力損失 フィルタの上流側及び下流側の全圧差。Paで表す。
(3) 試験用清浄空気 試験において供給する空気で,表1に示すような清浄度を保つものがよい。
表1 試験用清浄空気
項目 条件
温度 23±3℃
相対湿度 55±10%RH
粉じん濃度 0.15mg/m3以下(2)
ガス濃度 公害対策基本法に定める環境基準以下(3)
注(2) 建築物における衛生的環境の確保に関する法律,
施行規則に指定されている測定方法によって測定
した濃度。
(3) 環境基準に定められていないガスについては,試
験に影響を与えない清浄度を保つこと。
(4) 平衡通気 試験用清浄空気を定格風量で2時間流通させて,フィルタの温度及び湿度を平衡状態にす
ること。
(5) ガス除去率 定格風量で運転される場合に得られるフィルタの上流側ガス濃度に対する上流側濃度と
下流側濃度との差の比。百分率 (%) で表す。
(6) ガス除去容量 フィルタのガス除去率が初期ガス除去率の85%に低下するまでに吸着又は吸収したガ
ス量。リットル (l) で表す。

――――― [JIS B 9901 pdf 2] ―――――

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B 9901-1997
3. 試験項目 フィルタの性能試験の項目は,次のとおりとする。
(1) 圧力損失試験
(2) ガス除去率試験
(3) ガス除去容量試験
4. 試験ガスの種類及び濃度 試験ガスの種類及び濃度は,表2のとおりとし,その許容範囲は表2の値
の±10%とする。
表2 試験ガスの種類及び濃度
試験ガスの種類 試験ガスの濃度 ppm
ガス除去率を ガス除去容量
試験する場合 を試験する場合
二酸化硫黄SO2 0.5 20
塩化水素HCl 10 100
アンモニアNH3 10 100
一酸化炭素CO 50 1 000
窒素酸化物NOx (NO2, NO)(4) 0.5 10
塩素Cl 1 10
オゾンO3 0.5 −
トルエンC6H5CH3 3 1 000
アセトンCH3COCH3 50 1 000
ホルムアルデヒドHCHO 1 10
n−ブタンCH3 (CH2) 2CH3 50 1 000
硫化水素H2S 1 20
ふつ素化合物HF 0.02 0.2
注(4) O2及びNOは,それぞれ単独のガスを用いる。
5. 試験装置
(1) 試験装置 試験装置は,図1によって,試験システムの構成例は図2による。また,フィルタは形状・
大きさに応じて適当なフランジを使用し,漏れがないように試験装置に設置する。
(2) 試験用ガス発生方法 試験用ガスの発生方法は,表3に示すとおりとする。
(3) 測定器 測定器は,次による。
(a) 圧力損失の測定器は,マノメータ(電子式のものを含む。)とする。
(b) 風量の測定器は,JIS B 8330に規定するオリフィスによるか,ピトー管又はJIS T 8202に規定する
風速計とする。
(c) ガス濃度の測定方法は,表4のとおりとする。

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B 9901-1997
図1 ガス除去フィルタの性能試験装置
図2 ガス除去フィルタの性能試験システムの構成例

――――― [JIS B 9901 pdf 4] ―――――

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B 9901-1997
表3 ガス発生方法
ガス発生方法 試験用ガスの種類
市販の容器入りのガスによる 二酸化硫黄SO2
塩化水素HCl
アンモニアNH3
一酸化炭素CO
窒素酸化物NOx (NO2, NO)
塩素Cl2
専用発生器による オゾンO3
図3による トルエンC6H5CH3
市販の容器入りのガスによる アセトンCH3COCH3
パラホルムアルデヒド−拡散セル法ホルムアルデヒドHCHO
又は市販の容器入りのガス
市販の容器入りのガスによる n−ブタンCH3 (CH2) 2CH3
硫化水素H2S
ふっ素化合物HF
図3 トルエン及びアセトン試験用ガス発生方式(一例)
6. 試験方法
6.1 圧力損失試験 圧力損失の試験は,図1に示す試験装置に漏れがないようにフィルタを装着し,定
格風量の80%, 100%及び120%の3点について,試験用清浄空気を流通させ上流側と下流側との全圧差をマ
ノメータによって測定する。
6.2 ガス除去率試験 ガス除去率の試験は,図1に示す試験装置に漏れがないようにフィルタを装着し,
次の方法に従って行う。
(1) 準備 フィルタの吸着又は吸収面における汚れなどを脱離させ,かつ,温度及び湿度(水分量)を平
衡状態に保つため,定格風量において試験用清浄空気を2時間流通させる。
(2) ガスの供給 試験装置内のフィルタ上流側のガス濃度が,表2に示した値になるように,表3に示す
ガス発生器から一定流量をガス分散管路に送入する。このとき試験装置内の試験ガスの濃度は,上流
側測定点の断面において供給したガスの濃度の±5%の範囲内にする。さらに試験時間内の濃度の変化
は試験時間中における平均濃度に対して±10%の範囲内になるように調整する。
(3) ガス濃度の測定 6.3(2)に規定する定常状態で10分間運転した後,フィルタの上流側及び下流側の管
路のほぼ中央の1点に,空気の流れと平行に対向させた吸引管から同時に試料空気を吸引し,その中

――――― [JIS B 9901 pdf 5] ―――――

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