JIS B 7957:2006 大気中のオゾン及びオキシダントの自動計測器

JIS B 7957:2006 規格概要

この規格 B7957は、大気中のオゾン及びオキシダントの濃度を連続的に測定するための自動計測器のうち,紫外線吸収方式,化学発光方式及び吸光光度方式に基づくものについて規定。

JISB7957 規格全文情報

規格番号
JIS B7957 
規格名称
大気中のオゾン及びオキシダントの自動計測器
規格名称英語訳
Continuous analyzers for ozone and oxidants in ambient air
制定年月日
1976年11月1日
最新改正日
2015年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10313:1993(MOD), ISO 13964:1998(MOD), ISO 13964:1998(MOD)
国際規格分類

ICS

71.040.40, 71.060.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021
改訂:履歴
1976-11-01 制定日, 1980-01-01 確認日, 1984-10-01 確認日, 1989-12-01 確認日, 1992-02-01 改正日, 2000-12-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 7957:2006 PDF [40]
                                                                                   B 7957 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本電気
計測器工業会(JEMIMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7957:1992は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,1993年に第1版として発行されたISO
10313,Ambient air−Determination of the mass concentration of ozone−Chemiluminescence method,及び1998
年に第1版として発行されたISO 13964,Air quality−Determination of ozone in ambient air−Ultraviolet
photometric methodを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性格をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS B 7957には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定)計測器の種類及び測定範囲
附属書2(規定)紫外線吸光光度計によるオゾン濃度の値付け方法
附属書3(規定)試験場所における校正用オゾンの調製方法
附属書4(規定)計測器の性能試験方法
附属書5(参考)一酸化窒素の補正
附属書6(参考)オゾン自動計測器(紫外線吸収方式)の干渉成分の例
附属書7(参考)オキシダント自動計測器の目盛点検
附属書8(参考)オゾン自動計測器の性能仕様の例
附属書9(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7957 pdf 1] ―――――

B 7957 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 計測器の性能・・・・[2]
  •  5. 構造・・・・[3]
  •  5.1 構造一般・・・・[3]
  •  5.2 計測器・・・・[3]
  •  5.3 指示記録計・・・・[7]
  •  6. 試験報告書・・・・[7]
  •  7. 表示・・・・[7]
  •  8. 取扱説明書・・・・[8]
  •  附属書1(規定)計測器の種類及び測定範囲・・・・[10]
  •  附属書2(規定)紫外線吸光光度計によるオゾン濃度の値付け方法・・・・[11]
  •  附属書3(規定)試験場所における校正用オゾンの調製方法・・・・[14]
  •  附属書4(規定)計測器の性能試験方法・・・・[20]
  •  附属書5(参考)一酸化窒素の補正・・・・[27]
  •  附属書6(参考)オゾン自動計測器(紫外線吸収方式)の干渉成分の例・・・・[28]
  •  附属書7(参考)オキシダント自動計測器の目盛点検・・・・[29]
  •  附属書8(参考)オゾン自動計測器の性能仕様の例・・・・[31]
  •  附属書9(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[32]

――――― [JIS B 7957 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7957 : 2006

大気中のオゾン及びオキシダントの自動計測器

Continuous analyzers for ozone and oxidants in ambient air

序文

 この規格は,1993年に第1版として発行されたISO 10313,Ambient air−Determination of the mass
concentration of ozone−Chemiluminescence method,及び1998年に第1版として発行されたISO 13964,Air
quality−Determination of ozone in ambient air−Ultraviolet photometric methodを元に,対応する部分について
は対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格
には規定されていない規定項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

 この規格は,大気中のオゾン及びオキシダントの濃度を連続的に測定するための自動計測
器(以下,計測器という。)のうち,紫外線吸収方式,化学発光方式及び吸光光度方式に基づくものについ
て規定する。
備考1. 計測器の種類及び測定範囲については,附属書1(規定)に示す。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 10313:1993,Ambient air−Determination of the mass concentration of ozone−
Chemiluminescence method (MOD)
ISO 13964:1998,Air quality−Determination of ozone in ambient air−Ultraviolet photometric method
(MOD)

2. 引用規格

 付表1に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 0212,JIS K 0213及びJIS Z 8103によるほか,次
による。
a) オキシダント オゾン,ペルオキシアセチルニトラート,二酸化窒素など,中性よう化カリウム溶液
からよう素を遊離する酸化性物質の総称。
b) 光化学オキシダント オキシダントから二酸化窒素を除いた物質。
c) 試料大気 オゾン又はオキシダント濃度を測定するために計測器に導入する大気。
d) 試料ガス 試料大気に含まれる粉じんをダストフィルタによって除去したガス。
e) ゼロガス 計測器の最小目盛値を校正するために用いるガス。
f) スパンガス 計測器の最大目盛値を校正するために用いるガス。

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2
B 7957 : 2006
g) ゼロドリフト 計測器の最小目盛に対応する指示値のある期間内の変動。
h) スパンドリフト 計測器の目盛スパンに対応する指示値のある期間内の変動。
i) 設定流量 計測器に定められた試料大気,校正ガスなどの流量。
j) オゾン分解器 試料ガス中のオゾンを触媒などで選択的に分解する器具。
k) 吸収液 試料ガス中のオキシダントと反応して,よう素を遊離する中性よう化カリウム溶液。
l) 水 JIS K 0557に規定する種別A2又はA3の水。

4. 計測器の性能

 計測器は,附属書4の性能試験で試験を行ったとき,表1及び表2の性能を満足しな
ければならない。
なお,ppmは体積百万分率をいう。
表1 オゾン自動計測器の性能
項目 性能 試験方法
繰返し性 最大目盛値の±2 % 附属書4の5.1 a)
ゼロドリフト 最大目盛値の±2 % 附属書4の5.1 b)
スパンドリフト 最大目盛値の±2 % 附属書4の5.1 c)
指示誤差 最大目盛値の±2 % 附属書4の5.1 d)
最小検出限界 最大目盛値の1 %以下 附属書4の5.1 e)
応答時間 2分間以下 附属書4の5.1 f)
オゾン分解器の効率 99.5 %以上 附属書4の5.1 g)
試料ガス流量の経時安定性 ±5 % 附属書4の5.1 h)
干渉成分の影響(水分) 0.004 ppm以下(紫外線吸収方式,化附属書4の5.1 i)
学発光方式)
干渉成分の影響(トルエン) 0.004 ppm以下(紫外線吸収方式) 附属書4の5.1 j)
周囲温度変化に対する安定性 附属書4の5.1 k)
5 ℃変化に対してゼロ,スパンドリフ
トの性能範囲内
電源電圧変動に対する安定性 最大目盛値の±1 % 附属書4の5.1 l)
耐電圧 異常を生じてはならない 附属書4の5.1 m)
絶縁抵抗 5 MΩ以上 附属書4の5.1 n)
表2 オキシダント自動計測器の性能
項目 性能 試験方法
繰返し性 最大目盛値の±2 % 附属書4の5.2 a)
ゼロドリフト 最大目盛値の±2 % 附属書4の5.2 b)
スパンドリフト 最大目盛値の±4 % 附属書4の5.2 c)
指示誤差 最大目盛値の±4 % 附属書4の5.2 d)
応答時間 10分間以下 附属書4の5.2 e)
試料ガス流量の経時安定性 設定流量の±7 % 附属書4の5.2 f)
吸収液流量の経時安定性 設定流量の±5 % 附属書4の5.2 g)
6 %以下
干渉成分の影響(一酸化窒素,二酸 附属書4の5.2 h)
化窒素)
干渉成分の影響(二酸化硫黄) 6 %以下 附属書4の5.2 i)
電源電圧変動に対する安定性 最大目盛値の±1 % 附属書4の5.2 j)
耐電圧 異常を生じてはならない 附属書4の5.2 k)
絶縁抵抗 5 MΩ以上 附属書4の5.2 l)

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5. 構造

5.1 構造一般

 計測器の構造は,次の各項目に適合しなければならない。
a) 形状が正しく,組立及び各部の仕上がりが良好で,堅ろうである。
b) 通常の運転状態で危険の生じるおそれがなく,安全で円滑に作動する。
c) 各部は,容易に機械的故障・電気的故障を起こさず,危険を生じない構造である。
d) 結露などによって計測器の作動に支障を生じない構造である。
e) 光源,ヒータなどの発熱部に接する部分は,熱による変形及び機能の変化を生じない構造である。
f) 保守・点検の際,作業しやすく,危険のない構造である。

5.2 計測器

5.2.1  オゾン自動計測器(紫外線吸収方式)の構成 オゾンは波長254 nm付近の紫外線領域に極大吸収
帯をもっている。この領域には,環境大気中に共存する一酸化炭素,二酸化炭素,一酸化窒素及び二酸化
窒素による吸収がない。オゾンの濃度は,ランベルト・ベールの法則に基づき決定することができる。
計測器は,図1に例を示すように試料大気導入口,フィルタ,流量計,試料大気吸引部,試料セル,光
源,測光部,指示記録計などで構成する。
図1 オゾン自動計測器(紫外線吸収方式)の構成例
a) 試料大気導入口 試料大気導入口は,試料大気導入管を接続する部分で,導入管はオゾンに対して不
活性な材質,例えば,ふっ素樹脂製のものを用いる。導入管の全長は可能な限り短くし,結露のおそ
れがある場合は,若干加熱してもよい。
備考 附属書5を参照。
b) フィルタ フィルタは,試料大気中に含まれる粉じんを除去し,流路の詰まりによる測定誤差の発生
などを防ぐためのものである。オキシダントの吸着の少ないもの,例えば,四ふっ化エチレン樹脂又
はこれと同等の材料のものを使用しなければならない。また,粉じんがフィルタに蓄積しすぎると測
定に影響を与えるので,試料採取場所の粉じん濃度などを考慮しつつ定期的に交換するべきである。
一般に,フィルタを交換した場合は,環境大気によるコンディショニングの時間が必要である。
c) 試料大気吸引部 試料大気吸引部は,計測器に必要な試料大気を連続的に一定流量で供給するための
もので,流量計,流量調整器,試料大気吸引ポンプなどで構成する。試料大気吸引ポンプは,装置の

――――― [JIS B 7957 pdf 5] ―――――

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JIS B 7957:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10313:1993(MOD)
  • ISO 13964:1998(MOD)
  • ISO 13964:1998(MOD)

JIS B 7957:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7957:2006の関連規格と引用規格一覧