JIS B 9991:2017 機械式駐車設備の安全要求事項

JIS B 9991:2017 規格概要

この規格 B9991は、自動車などを駐車又は搬送するための搬器をもち,利用者が自ら自動車などを入出庫する,機械式駐車設備の本質的安全設計,保護方策及び使用上の情報[JIS B 9700の6.4(使用上の情報)参照]を含む,安全要求事項について規定。通常使用に加え,調整・試運転作業及び保守・点検作業も想定して規定。

JISB9991 規格全文情報

規格番号
JIS B9991 
規格名称
機械式駐車設備の安全要求事項
規格名称英語訳
Safety requirements for mechanical parking systems
制定年月日
2017年5月25日
最新改正日
2017年5月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

91.090, 91.140.99
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2017-05-25 制定
ページ
JIS B 9991:2017 PDF [73]
                                                                                   B 9991 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 リスクアセスメント・・・・[7]
  •  5 安全要求事項・・・・[7]
  •  5.1 一般事項・・・・[7]
  •  5.2 前庭・・・・[8]
  •  5.3 固定の囲い及び扉・・・・[8]
  •  5.4 機械式駐車装置の区画・・・・[9]
  •  5.5 乗降領域・・・・[9]
  •  5.6 機械装置・・・・[14]
  •  5.7 制御装置・・・・[20]
  •  5.8 照明及び照度・・・・[29]
  •  5.9 視覚シグナル及び聴覚シグナル・・・・[30]
  •  5.10 通信アンテナ・・・・[31]
  •  6 安全要求事項及び/又は安全方策の検証・・・・[31]
  •  7 工事及び使用のための情報並びに表示及び標識・・・・[31]
  •  7.1 工事のための情報・・・・[31]
  •  7.2 使用のための情報(取扱説明書)・・・・[31]
  •  7.3 表示及び標識・・・・[33]
  •  附属書A(参考)機械式駐車場,機械式駐車設備及び機械式駐車装置の概念図・・・・[35]
  •  附属書B(参考)代表的な機械式駐車装置・・・・[37]
  •  附属書C(参考)重要な危険源のリスト・・・・[40]
  •  附属書D(参考)安全要求事項の代表的な機種への適用・・・・[42]
  •  附属書E(規定)強度及び安定性・・・・[44]
  •  附属書F(参考)無人確認手段の選択手順・・・・[57]
  •  附属書G(規定)自動二輪車対応の個別要求事項・・・・[58]
  •  附属書H(規定)車椅子使用者対応の個別要求事項・・・・[63]
  •  附属書I(規定)乗降領域で同乗者を乗降してもよい機械式駐車設備の個別要求事項・・・・[65]
  •  附属書J(規定)電気自動車(EV)対応の個別要求事項・・・・[67]
  •  附属書K(規定)方向転換装置の個別要求事項・・・・[69]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 9991 pdf 1] ―――――

B 9991 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人立体駐車場工業会(JPSMA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
− 特許番号 : 特許第5710042号
− 特許番号 : 特許第5911147号
− (出願中) : 特開2015-212516
− 氏名 : 三菱重工メカトロシステムズ株式会社
− 住所 : 神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8(日石横浜ビル20階)
− 特許番号 : 特許第4993375号
− 氏名 : 株式会社ニッパツパーキングシステムズ
− 住所 : 神奈川県横浜市西区北幸2-8-19(横浜西口Kビル6階)
− 特許番号 : 特許第4252232号
− 氏名 : 新明和工業株式会社
− 住所 : 兵庫県西宮市田近野町1-1
上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施
の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対
しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。国土交通大臣及び日本工業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 9991 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 9991 : 2017

機械式駐車設備の安全要求事項

Safety requirements for mechanical parking systems

序文

  この規格は,機械類の安全性確保のための基本概念に関するJIS B 9700に従い,機械式駐車場に用いる
機械式駐車設備の安全要求事項について規定している。
この規格の安全要求事項は,代表的な機械式駐車設備のリスクアセスメントの結果による規定である。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,自動車などを駐車又は搬送するための搬器をもち,利用者が自ら自動車などを入出庫する,
機械式駐車設備の本質的安全設計,保護方策及び使用上の情報[JIS B 9700の6.4(使用上の情報)参照]
を含む,安全要求事項について規定する。
なお,この規格の安全要求事項は,通常使用に加え,調整・試運転作業及び保守・点検作業も想定して
規定する。
この規格は,機械式駐車装置を複合した機械式駐車設備,1台の自動車の機械式駐車設備にも適用する
ことができる。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8821:2013 クレーン鋼構造部分の計算基準
JIS B 9700 機械類の安全性−設計のための一般原則−リスクアセスメント及びリスク低減
JIS B 9703:2011 機械類の安全性−非常停止−設計原則
JIS B 9713-4:2004 機械類の安全性−機械類への常設接近手段−第4部 : 固定はしご
JIS B 9718:2013 機械類の安全性−危険区域に上肢及び下肢が到達することを防止するための安全距

JIS B 9960-1:2008 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
JIS C 8201-5-5 低圧開閉装置及び制御装置−第5部 : 制御回路機器及び開閉素子−第5節 : 機械的ラ
ッチング機能をもつ電気的非常停止機器
JIS C 60364-4-44:2011 低圧電気設備−第4-44部 : 安全保護−妨害電圧及び電磁妨害に対する保護
JIS C 60364-5-54 建築電気設備−第5-54部 : 電気機器の選定及び施工−接地設備,保護導体及び保

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2
B 9991 : 2017
護ボンディング導体
JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材
JIS G 3114 溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材
JIS G 3128 溶接構造用高降伏点鋼板
JIS G 3136 建築構造用圧延鋼材
JIS G 3444 一般構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3466 一般構造用角形鋼管
JIS Z 3104 鋼溶接継手の放射線透過試験方法
JIS Z 9110:2011 照明基準総則

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 9700によるほか,次による。
3.1
機械式駐車場
駐車する自動車などのための,道路を境界とする車路と機械式駐車設備とを含む領域,及び管理室,発
券機,料金計算機,入出庫管制装置などの関連する諸設備を含む総称。
注記1 機械式駐車場(3.1),機械式駐車設備(3.2)及び機械式駐車装置(3.3)の概念図を,附属書
Aに示す。
注記2 自動車などとは,四輪自動車及び自動二輪車をいう。
3.2
機械式駐車設備
機械式駐車装置,外囲い及び前庭を含む構築物の総称。ただし,条件によっては,外囲いを設けない機
械式駐車設備がある。
機械式駐車装置が作動するときに外部(主に操作する場所)から見えない,見にくい(例えば,数mm
の細かな目開きの囲いの面),聴音しにくい(例えば,透明アクリル板)などの構造のものであれば閉鎖型
の機械式駐車設備であり,それに該当しないものは開放型の機械式駐車設備である。
3.3
機械式駐車装置
自動車などを入出庫するための乗降領域及び駐車するための駐車領域をもつ構築物の一部を構成する装
置であって,循環装置,搬送装置,旋回装置などから構成し,入庫を終えてから出庫するまでの間は人が
介在することなく,自動車などを駐車及び搬送する機械の総称。
代表的な機械式駐車装置の方式を,附属書Bに示す。
3.4
外囲い
機械式駐車装置を外部から隔離するために設ける,壁,フェンスなどの固定の囲い,及びそこに組み込
む出入口扉,人用扉などの扉。外囲いには,駐車・搬送領域と外部とを区画するものと,乗降領域と外部
とを区画するものとがある。
3.5
駐車領域

――――― [JIS B 9991 pdf 4] ―――――

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B 9991 : 2017
駐車の用に供する空間の全域。
3.6
搬送領域
搬器,自動車などを,乗降領域から駐車位置まで搬送するための空間。
3.7
駐車・搬送領域
駐車領域及び搬送領域を総称した領域。
3.8
乗降領域
搬器が停止状態であるときに,利用者が自動車などの入出庫を行う領域。機械式駐車装置が作動すると
きには,この領域の一部が搬送領域又は駐車領域となる。
3.9
駐車室
自動車などを格納するための空間又は場所。
3.10
前庭
入庫のための自動車などが待機する,出庫した自動車などが待機する,及び利用者が入出庫待ちする乗
降領域に接した領域。
3.11
自動車の通過部分
入出庫の自動車の全部又は一部が通過する,前庭と乗降領域との境界から搬器上の停車位置までの範囲。
3.12
搬器
機械式駐車装置の自動車などを載せる部分。搬送装置と一体のものと,搬送装置から分離されるものと
がある。
3.13
昇降搬送装置
搬器,自動車などの格納及び取出しで,垂直方向に搬送する装置。
なお,昇降搬器が搬器と搬器を搭載する装置とに分離されるものでは,搬器を搭載する装置部分だけを
昇降台という。
3.14
水平搬送装置
搬器,自動車などの格納及び取出しで,水平方向に搬送する装置。必要な場合は,搬器の長さ方向に搬
送する縦行搬送装置と幅方向に搬送する横行搬送装置とに細分する。
3.15
搬送台車
搬器,自動車などを積載した搬送装置自体が水平移動する搬送装置。必要な場合は,搬送台車に昇降搬
送装置を備えたものを昇降機能付搬送台車として細分する。
3.16
循環装置

――――― [JIS B 9991 pdf 5] ―――――

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JIS B 9991:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 9991:2017の関連規格と引用規格一覧