JIS C 8201-2-2:2021 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器 | ページ 6

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C 8201-2-2 : 2021
記号説明
S : 電源 R : 可変抵抗器
A : 電流計 S1 : 全極スイッチ
D : 供試漏電遮断器 S2 : 単極スイッチ
G : 発電機
図14−複合漏電電流及び1 000 Hz以下の正弦波交流漏電電流の試験回路

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C 8201-2-2 : 2021
附属書1
(規定)
JIS C 60364 低圧電気設備規定対応形漏電遮断器
この附属書は,JIS C 60364(規格群)によって施工する低圧電気設備用の漏電遮断器について規定する。
この漏電遮断器の性能試験は,JIS C 3662-3で規定する絶縁物の許容温度が70 ℃の絶縁電線(PVC 70 ℃
基準電線)を基準としている。
この附属書は,箇条1箇条6は本体によるため,箇条7から規定する。

7 構造及び性能に関する要求事項

  構造及び性能に関する要求事項は,JIS C 8201-2-1の附属書1の箇条7(構造及び性能に関する要求事項)
によるほか,次の細分箇条を追加して適用する。
7.1 構造に関する要求事項
定格感度電流の設定用,又は時延時間の設定用に特別に備えた手段以外で,漏電遮断器の漏電動作特性
を変更できてはならない。
ある設定から別の設定に変更することは,工具,パスワード,同等の手段の使用など意図的な操作によ
ってだけ可能とならなければならない。
この場合,定格感度電流が30 mA以下の定格と,30 mAを超える定格とを切り換えられない構造でなけ
ればならない。
漏電ユニットと回路遮断器とを組み合わせる漏電遮断器は,次のとおり設計及び組み立てなければなら
ない。
漏電ユニットと組み合わせる回路遮断器の接続システムは,取付けに悪影響を及ぼす,又は使用者に負
傷を負わせるおそれがあるような機械的及び/又は電気的接続であってはならない。
漏電ユニットの追加によって,回路遮断器の正常な動作又は性能に悪影響を与えてはならない。
漏電ユニットは,試験シーケンス中の短絡電流によって,恒久的な損傷を受けてはならない。
漏電表示機構をもつ場合,その表示の色は,黄又は白とすることが望ましい。
7.2 性能に関する要求事項
7.2.1 漏電動作
漏電遮断器は,定格感度電流以上の漏えい電流又は地絡電流が,不動作時間を超えて流れたとき,自動
的に開路しなければならない。
漏電遮断器の動作は,4.2.4の規定時間に適合しなければならない。
適否は,8.1.2の試験によって判定する。
7.2.2 定格漏電短絡投入及び遮断容量(IΔm)
漏電遮断器は,8.11に規定する短絡試験に適合しなければならない。
7.2.3 開閉耐久性能
漏電遮断器は,8.1.2.1に規定する試験に適合しなければならない。
7.2.4 環境条件の影響
漏電遮断器は,環境条件の影響を考慮して,適切に動作しなければならない。
適否は,8.12の試験によって判定する。

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7.2.5 耐電圧性能
漏電遮断器は,8.3の試験に適合しなければならない。
7.2.6 テスト装置
漏電遮断器の動作能力を定期的に試験するために,漏電電流を模擬した電流を検出装置に通電させるテ
スト装置を備える。
テスト装置は,8.4の試験に適合しなければならない。
テスト装置を操作したとき,保護導体をもつ場合,保護導体が充電部になってはならない。
漏電遮断器が開路位置にある場合,テスト装置を操作することによって,保護する回路を充電してはな
らない。
テスト装置は,開路操作を行う唯一の手段であってはならない。また,この機能を開路操作のために用
いてはならない。
テスト装置の操作手段は,“テストボタン”の語句,記号“T”などを用いて表示する。さらに,その色
は,赤又は緑であってはならない。また,明るい色を用いることが望ましい。
注記 テスト装置は,動作機能を確認することだけを意図し,定格感度電流及び動作時間に対する機
能の有効性を確認することを目的としていない。
7.2.7 単相負荷時の不動作過電流限界値
漏電遮断器は,引外し動作することなく,次の二つの過電流値の小さい方の値に耐えなければならない。
− 定格電流(In)の6倍の電流
− 最大瞬時引外し電流設定の80 %の電流
適否は,8.5の試験によって判定する。
なお,選択度種別B(JIS C 8201-2-1の4.4参照)の漏電遮断器は,この細分箇条の要求事項が試験シー
ケンスIV[又は試験シーケンスVI(組合せ試験)]の中で確認されるため,この試験は不要である。
注記 多相平衡負荷の試験は,この細分箇条の規定に含まれる。
7.2.8 インパルスサージ電流耐不要動作に対する漏電遮断器の性能
7.2.8.1 ネットワーク静電容量負荷時の耐不要動作性能
漏電遮断器は,8.6.2の試験に耐えなければならない。
7.2.8.2 続流電流のないフラッシオーバの場合の耐不要動作性能
漏電遮断器は,8.6.3の試験に耐えなければならない。
7.2.9 直流成分を含む地絡電流におけるA形漏電遮断器の動作
直流成分を含む地絡電流の場合の漏電遮断器の動作は,表1及び表2に規定する最大動作時間に適合し
なければならない。試験電流は,感度電流に次の係数を乗じる。
− 定格感度電流(IΔn)が0.030 A以上の漏電遮断器には,係数1.4
− 定格感度電流(IΔn)が0.030 A未満の漏電遮断器には,係数2
適否は,8.7の試験によって判定する。
7.2.10 漏電電流の種類におけるB形漏電遮断器の動作
7.2.10.1 複合漏電電流
B形漏電遮断器は,表7に規定する10 Hz成分と1 kHz成分とを含む複合漏電電流の一様な増加に応じ
て,動作しなければならない。
漏電動作電流は,表8に規定する限度内でなければならない。
適否は,8.8.1の試験によって判定する。

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B形漏電遮断器は,定格感度電流(IΔn)の7倍の複合漏電電流が急激に加わることに応じて,4.2.4に規
定する定格感度電流(IΔn)の5倍の電流での最大動作時間内に動作しなければならない。
適否は,8.8.2の試験によって判定する。
7.2.10.2 1 000 Hz以下の正弦波交流漏電電流
B形漏電遮断器は,表9に従い,1 000 Hz以下の周波数の漏電電流に応じて動作しなければならない。
適否は,8.8.3の試験によって判定する。
7.2.10.3 純直流漏電電流が重畳された交流漏電電流
B形漏電遮断器は,定格感度電流(IΔn)の0.4倍の電流又は10 mAのいずれか高い方の純直流漏電電流
が重畳している定格周波数の交流漏電電流で,動作しなければならない。
交流動作漏電電流は,定格感度電流(IΔn)以下でなければならない。
適否は,8.8.4の試験によって判定する。
7.2.10.4 純直流漏電電流が重畳された脈流漏電電流
B形漏電遮断器は,定格感度電流(IΔn)の0.4倍の電流又は10 mAのいずれか高い方の純直流漏電電流
が重畳している脈流直流漏電電流で,動作しなければならない。
動作電流は,定格感度電流(IΔn)が0.01 A以下の漏電遮断器の場合は,定格感度電流(IΔn)の2倍の電
流以下,定格感度電流(IΔn)が0.01 Aを超える漏電遮断器の場合は,定格感度電流(IΔn)の1.4倍の電流
以下でなければならない。
注記 適用される定格感度電流(IΔn)の1.4倍又は定格感度電流(IΔn)の2倍の動作電流は,半波脈
流漏電電流の実効値である。
適否は,8.8.5の試験によって判定する。
7.2.10.5 二相から給電される整流回路で生じる可能性のある脈流漏電電流
B形漏電遮断器は,整流回路で生じる脈流漏電電流が一様に増加する場合,定格感度電流(IΔn)の0.5
倍2倍の範囲内で,動作しなければならない。
適否は,8.8.6のa)の試験によって判定する。
B形漏電遮断器は,整流回路から生じる脈流漏電電流が急激に加わった場合に動作しなければならない。
試験電流は,4.2.4で規定する限度値の2倍とする。
適否は,8.8.6のb)の試験によって判定する。
7.2.10.6 三相から給電される整流回路で生じる可能性のある脈流漏電電流
B形漏電遮断器は,整流回路で生じる脈流漏電電流が一様に増加する場合,感度電流(IΔn)の0.5倍2
倍の範囲内で動作しなければならない。
適否は,8.8.7のa)の試験によって判定する。
B形漏電遮断器は,整流回路から生じる脈流漏電電流が急激に加わった場合に動作しなければならない。
試験電流は,4.2.4で規定する限度値の2倍とする。
適否は,8.8.7のb)の試験によって判定する。
7.2.10.7 純直流漏電電流
B形漏電遮断器は,純直流漏電電流が一様に増加する場合,感度電流(IΔn)の0.5倍2倍の範囲内で動
作しなければならない。
適否は,8.8.8.1のa)及び8.8.8.2の試験によって判定する。
B形漏電遮断器は,純直流漏電電流が急激に加わった場合に動作しなければならない。試験電流は,4.2.4
で規定する限度値の2倍とする。

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適否は,8.8.8.1のb)の試験によって判定する。
7.2.11 リセット式漏電遮断器の操作条件
リセット式漏電遮断器(2.3.9参照)は,漏電で動作した後,リセットしていない場合,再閉路ができて
はならない。
適否は,8.1.2.1に従って,JIS C 8201-2-1の附属書1の8.3.3.4.4(通電開閉耐久性能)の試験によって判
定する。
7.2.12 電源電圧依存形漏電遮断器に対する追加要求事項
電源電圧依存形漏電遮断器は,定格電圧の0.85倍1.1倍の範囲内の電圧に対しても,正常に動作しな
ければならない。
適否は,8.2.3の試験によって判定する。
複数の定格周波数をもつ漏電遮断器,又は定格周波数に範囲をもつ漏電遮断器は,この細分箇条に関し
て範囲内の周波数で動作しなければならない。
適否は,8.2及び8.4の試験によって判定する。
電源電圧依存形漏電遮断器は,その分類によって,表4に規定する要求事項に適合しなければならない。
表4−電源電圧依存形漏電遮断器に対する要求事項
3.1に従った機器の分類 電源電圧喪失時の状態
電源電圧喪失時に自動開路する漏電時延なし 8.9.3 a) に従った時延なしで開路する。
遮断器(3.1.2.1) 時延あり 8.9.3 b) に従った時延ありで開路する。
電源電圧喪失時に自動開路しない漏電遮断器(3.1.2.2) 開路しない。
8.10に従って開路する。
電源電圧喪失時に自動開路しないが,危険状態発生時に開路可能な漏
電遮断器(3.1.2.2.0A)
7.3 電磁両立性
電磁両立性は,JIS C 8201-2-1の附属書J[電磁両立性(EMC)]によるほか,次を追加し適用する。
試験は,8.13に従って行う。
電圧変動に対するイミュニティは,7.2.12の要求事項を適用する。

8 試験

8.1  試験シーケンス
8.1.1 一般事項
この箇条は,30 A以下の定格感度電流(IΔn)をもつ漏電遮断器に対する試験を規定する。
定格感度電流(IΔn)が30 Aを超える場合,この箇条に規定する試験の適用は,受渡当事者間の協定によ
る。
漏電電流測定用計器は,真の実効値を表示又は測定できなければならない。
この附属書に規定する試験は,JIS C 8201-2-1の附属書1の箇条8(試験)に対する補足である。
a) 形式試験 漏電遮断器は,JIS C 8201-2-1の附属書1の箇条8(試験)の関連する全ての試験を行う。
これらの試験シーケンスにおける耐電圧の検証[JIS C 8201-2-1の附属書1の8.3.3.6(耐電圧の検
証)参照]は,電源電圧依存形漏電遮断器の地絡検出用電子回路を切り離して行う。ただし,切り離
しが試験結果に影響を与えるおそれがある場合,漏電検出用電子回路を接続した端子間の耐電圧試験

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JIS C 8201-2-2:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60947-2:2016(MOD)
  • IEC 60947-2:2016/AMENDMENT 1:2019(MOD)

JIS C 8201-2-2:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8201-2-2:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC3307:2000
600Vビニル絶縁電線(IV)
JISC3662-3:2003
定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第3部:固定配線用シースなしケーブル
JISC60068-2-14:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
JISC60068-2-30:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
JISC61000-4-11:2008
電磁両立性―第4-11部:試験及び測定技術―電圧ディップ,短時間停電及び電圧変動に対するイミュニティ試験
JISC61000-4-11:2021
電磁両立性―第4-11部:試験及び測定技術―電圧ディップ,短時間停電及び電圧変動に対するイミュニティ試験(1相当たりの入力電流が16A以下の機器)
JISC8201-1:2020
低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
JISC8201-2-1:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-1:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-2:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-2-2:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-4-1:2020
低圧開閉装置及び制御装置―第4-1部:接触器及びモータスタータ:電気機械式接触器及びモータスタータ
JISC8221:2020
住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置なし(RCCBs)
JISC8222:2004
住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
JISC8222:2021
住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
JISC8300:2019
配線器具の安全性