JIS G 4316:1991 溶接用ステンレス鋼線材

JIS G 4316:1991 規格概要

この規格 G4316は、溶接用の棒,ワイヤ,及び被覆アーク溶接棒用心線に使用するステンレス鋼線材について規定。

JISG4316 規格全文情報

規格番号
JIS G4316 
規格名称
溶接用ステンレス鋼線材
規格名称英語訳
Stainless steel wire rods for welding
制定年月日
1975年11月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.140.20, 77.140.65
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021
改訂:履歴
1975-11-01 制定日, 1978-10-01 確認日, 1981-03-01 改正日, 1986-06-01 確認日, 1991-11-01 改正日, 1997-04-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2008-02-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS G 4316:1991 PDF [5]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 4316-1991

溶接用ステンレス鋼線材

Stainless steel wire rods for welding

1. 適用範囲 この規格は,溶接用の棒,ワイヤ,及び被覆アーク溶接棒用心線に使用するステンレス鋼
線材(以下,線材という。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS G 0303 鋼材の検査通則
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 1211 鉄及び鋼中の炭素定量方法
JIS G 1212 鉄及び鋼中のけい素定量方法
JIS G 1213 鉄及び鋼中のマンガン定量方法
JIS G 1214 鉄及び鋼中のりん定量方法
JIS G 1215 鉄及び鋼中の硫黄定量方法
JIS G 1216 鉄及び鋼中のニッケル定量方法
JIS G 1217 鉄及び鋼中のクロム定量方法
JIS G 1218 鉄及び鋼中のモリブデン定量方法
JIS G 1219 鉄及び鋼中の銅定量方法
JIS G 1223 鉄及び鋼中のチタン定量方法
JIS G 1224 鉄及び鋼中のアルミニウム定量方法
JIS G 1228 鉄及び鋼中の窒素定量方法
JIS G 1233 鋼中のセレン定量方法
JIS G 1237 鋼中のニオブ定量方法
JIS G 1253 鉄及び鋼の光電測光法による発光分光分析方法
JIS G 1256 鉄及び鋼の蛍光X線分析方法
JIS G 1257 鉄及び鋼の原子吸光分析方法
2. 種類及び記号 線材の種類は,19種類とし,その記号及び分類は,表1による。

――――― [JIS G 4316 pdf 1] ―――――

2
G 4316-1991
表1 種類の記号及び分類
種類の記号 分類 種類の記号 分類
SUSY308 オーステナイト系 SUSY316J1L オーステナイト系
SUSY308L SUSY317
SUSY309 SUSY317L
SUSY309L SUSY321
SUSY309Mo SUSY347
SUSY310 SUSY347L
SUSY310S
SUSY312 SUSY430 フェライト系
SUSY16-8-2
SUSY316 SUSY410 マルテンサイト系
SUSY316L
3. 化学成分
3.1 溶鋼分析値 線材は,7.1の試験を行い,その溶鋼分析値は,表24による。
3.2 製品分析値 線材の製品分析値は,注文者の要求がある場合に7.1の試験を行い,その許容変動値は,
JIS G 0321の表4による。ただし,この表に規定されていない元素及び化学成分の値については,受渡当
事者間の協定による。
表2 オーステナイト系の化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo その他
SUSY308(1) 0.08 9.0011.00 19.5022.00
以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 − −
SUSY308L(1) 9.0011.00 19.5022.00
0.030 以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 − −
SUSY309(1) 0.12 −
以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 12.0014.00 23.0025.00 −
SUSY309L −
0.030 以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 12.0014.00 23.0025.00 −
SUSY309Mo 0.12 −
以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 12.0014.00 23.0025.00 2.003.00
SUSY310 0.15 −
以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 20.0022.50 25.0028.00 −
SUSY310S 0.08 −
以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 20.0022.50 25.0028.00 −
SUSY312 0.15 8.0010.50 28.0032.00
以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 − −
SUSY16-8-2 0.10以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下
7.50 9.50 14.5016.50 1.002.00 −
SUSY316(1) 0.08 −
以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 11.0014.00 18.0020.00 2.003.00
SUSY316L (1) −
0.030 以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 11.0014.00 18.0020.00 2.003.00
SUSY316J1L Cu 1.002.50
0.030 以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 11.0014.00 18.0020.00 2.003.00
SUSY317 0.08 −
以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 13.0015.00 18.5020.50 3.004.00
SUSY317L −
0.030 以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下 13.0015.00 18.5020.50 3.004.00
SUSY321 0.08以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下
9.0010.50 18.5020.50 − Ti9×C%1.00
SUSY347(1) 0.08以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下
9.0011.00 19.0021.50 − Nb10×C%1.00
SUSY347L 0.030 以下 0.65以下 1.002.50 0.030以下 0.030以下
9.0011.00 19.0021.50 − Nb10×C%1.00
注(1) 受渡当事者間の協定によって,Siを0.65%を超え1.00%以下にすることができる。この場合,種類の記号の末尾
に,Siを付記する。
(例 SUSY308LSi)
備考 SUSY308,SUSY308L,SUSY347及びSUSY347Lは,注文者の要求によって,Crを1.9×Ni%以上とする。

――――― [JIS G 4316 pdf 2] ―――――

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G 4316-1991
表3 フェライト系の化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr
SUSY430 0.10以下 0.50以下 0.60以下 0.030以下 0.030以下 0.60以下 15.5017.00
表4 マルテンサイト系の化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo
SUSY410 0.12以下 0.50以下 0.60以下 0.030以下 0.030以下 0.60以下 11.5013.50 0.75以下
4. 寸法及び許容差
4.1 標準径 線材の標準径は,5.5mm,6.0mm,7.0mm,8.0mm及び9.5mmとする。
4.2 径の許容差及び偏径差 線材の径の許容差及び偏径差は,表5による。
表5 径の許容差及び偏径差
単位 mm
許容差 偏径差(2)
±0.4 0.6以下
注(2) 偏径差は,同一断面における径の最大
値と最小値との差で表す。
5. 外観 線材は,使用上有害な欠陥があってはならない。
6. 製造方法 線材は,熱間圧延のままとする。ただし,必要に応じて酸洗又は熱処理などを行うことが
できる。
7. 試験
7.1 分析試験 分析試験は,次による。
(1) 分析試験の一般事項及び溶鋼分析試料の採り方は,JIS G 0303の3.(化学成分)による。
(2) 製品分析試料の採り方は,JIS G 0321の3.(分析試料採取方法)による。
(3) 分析方法は,次のいずれかによる。
JIS G 1211,JIS G 1212,JIS G 1213,JIS G 1214,JIS G 1215,JIS G 1216,JIS G 1217,
JIS G 1218,JIS G 1219,JIS G 1223,JIS G 1224,JIS G 1228,JIS G 1233,JIS G 1237,
JIS G 1253,JIS G 1256,JIS G 1257
8. 検査 線材の検査は,次による。
(1) 検査の一般事項は,JIS G 0303による。
(2) 化学成分は,3.に適合しなければならない。
(3) 寸法は,4.に適合しなければならない。
(4) 外観は,5.に適合しなければならない。
9. 表示 検査に合格した線材には,1コイルごと又は1結束ごとに,次の項目を表示する。ただし,受
渡当事者間の協定によって,項目の一部を省略することができる。

――――― [JIS G 4316 pdf 3] ―――――

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G 4316-1991
(1) 種類の記号
(2) 線材の径
(3) 製造業者名又はその略号
(4) 溶鋼番号又は検査番号
10. 報告 製造業者は,規定された試験の成績及び必要に応じて,寸法,数量,納入状態などを記載した
線材の報告書を注文者に提出しなければならない。
関連規格 JIS Z 3221 ステンレス鋼被覆アーク溶接棒
JIS Z 3321 溶接用ステンレス鋼棒及びワイヤ
JIS Z 3324 ステンレス鋼サブマージアーク溶接ソリッドワイヤ及びフラックス

――――― [JIS G 4316 pdf 4] ―――――

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G 4316-1991
JIS G 4303外17件改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 細 井 祐 三 名古屋大学工学部
池 田 要 工業技術院標準部
石 原 只 雄 科学技術庁金属材料技術研究所
水 野 幸四郎 社団法人日本鉄鋼協会
佐 藤 克 郎 日本鋳鍛鋼会
小笠原 静 夫 社団法人日本鉄道車輌工業部
鈴 木 紹 夫 味の素株式会社
明 石 正 恒 石川島播磨重工業株式会社
久 松 正 興 いすゞ自動車株式会社
久 玉 清 人 コスモ石油株式会社
小 栗 与志郎 サンウエーブ工業株式会社
榎 本 憲 二 サンウエーブ工業株式会社(小栗から途中引継ぎ)
都 島 良 治 千代田化工建設株式会社
丸 山 茂 治 東洋エンジニアリング株式会社
比 原 幸 夫 三菱重工業株式会社
堀 内 唯 義 川崎製鉄株式会社
宮 本 一 郎 株式会社神戸製鋼所
濱 田 誠 己 住友金属工業株式会社
駒 野 忠 昭 新日本製鐵株式会社
宮 川 義 正 大同特殊鋼株式会社
剣 持 文 男 日新製鋼株式会社
是 沢 信 重 日新製鋼株式会社(剣持から途中引継ぎ)
木 下 凱 雄 日本金属工業株式会社
柴 田 正 宣 日本鋼管株式会社
伊 藤 乾 二 日本ステンレス株式会社
羽 計 一 宏 日本冶金工業株式会社
(事務局) 大 屋 武 夫 ステンレス協会
改正原案作成ワーキンググループ 構成表
氏名 所属
(主査) 駒 野 忠 昭 新日本製鐵株式会社
中 島 博 愛知製鋼株式会社
堀 内 唯 義 川崎製鉄株式会社
宮 本 一 郎 株式会社神戸製鋼所
烏 谷 徹 山陽特殊製鋼株式会社
桃 木 明 和 新日本製鐵株式会社
濱 田 誠 己 住友金属工業株式会社
宮 川 義 正 大同特殊鋼株式会社
剣 持 文 男 日新製鋼株式会社
是 沢 信 重 日新製鋼株式会社(剣持から途中引継ぎ)
山 崎 真 日本金属株式会社
木 下 凱 雄 日本金属工業株式会社
柴 田 正 宣 日本鋼管株式会社
伊 藤 乾 二 日本ステンレス株式会社
中 原 武 男 日本精線株式会社
羽 計 一 宏 日本冶金工業株式会社
笹 倉 利 彦 日立金属株式会社
(事務局) 大 屋 武 夫 ステンレス協会

JIS G 4316:1991の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 4316:1991の関連規格と引用規格一覧