JIS K 0350-20-10:2001 用水・排水中の大腸菌群試験方法

JIS K 0350-20-10:2001 規格概要

この規格 K0350-20-10は、工業用水,工場排水中の大腸菌群の試験方法について規定。

JISK0350-20-10 規格全文情報

規格番号
JIS K0350-20-10 
規格名称
用水・排水中の大腸菌群試験方法
規格名称英語訳
Testing methods for detection and enumeration of coliform organisms in industrial water and waste water
制定年月日
2001年1月20日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

07.100.20, 13.060.25, 13.060.30, 13.060.70
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 II 2021
改訂:履歴
2001-01-20 制定日, 2007-02-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS K 0350-20-10:2001 PDF [16]
K 0350-20-10 : 2001

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本工業用水協会 (JIWA) /財団法
人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。

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pdf 目次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 共通事項・・・・[1]
  •  4. 試料・・・・[2]
  •  4.1 試料の採取及び細菌の捕集・・・・[2]
  •  4.2 試料及び細菌の取扱い・・・・[4]
  •  5. 結果の表示・・・・[4]
  •  6. 大腸菌群数の試験・・・・[4]
  •  6.1 平板培地による試験・・・・[4]
  •  6.2 液体培地による試験(最確数試験)・・・・[6]
  •  6.3 推定試験及び確定試験・・・・[9]
  •  7. ふん便性大腸菌群の試験・・・・[11]
  •  付表1 引用規格・・・・[13]

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                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 0350-20-10 : 2001

用水・排水中の大腸菌群試験方法

Testing methods for detection and enumeration of coliform organisms in industrial water and waste water

1. 適用範囲

 この規格は,工業用水,工場排水中などの大腸菌群の試験方法について規定する。

2. 引用規格

 付表1に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

3. 共通事項

3.1   通則 化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050による。
3.2 定義 この規格で用いる主な用語の定義はJIS K 0101, JIS K 0102, JIS K 0550及びJIS K 0211によ
るほか,次による。
a) 大腸菌群 グラム染色陰性,無芽胞のかん(桿)菌で,ラクトースを分解して酸と気体を生成する好
気性又は通性嫌気性の菌。
3.3 水 この規格で用いる水は,JIS K 0557に規定するA2又はA3(1)の水。
注(1) 石英ガラス又はほうけい酸ガラス−1製の蒸留器で精製したもの。
3.4 試薬 試薬は,次による。
a) 試薬は,品目指定されている場合には,JISに規定されているものの最上級の品質のものを用い,JIS
に規定されているものがない場合には,試験に支障のないものを用いる。
b) 試薬類の溶液の濃度は,一般に,質量濃度はg/L又はmg/L,モル濃度はmol/L又はm mol/Lで示す。
なお,化合物については,無水物としての質量を用いる。
c) 試薬類の溶液名称の後に括弧で示されている濃度は,標準液以外は概略の濃度であることを意味する。
例えば,水酸化ナトリウム溶液 (1mol/L) は約1mol/Lの水酸化ナトリウム溶液であることを示す。
d) 液体試薬の濃度は,水(又は別の液体試験)との混合比[試薬 (a+b)]で表す。この表し方は,試薬
amlと水(又は別の液体試薬)bmlとを混合したことを示す。
なお,JIS K 0050の表3の液体試薬(例えば,塩酸など)を薄めないで用いる場合は,その試薬名
だけで示す。
e) 試薬類の調製に用いる水は3.3の水による。
f) 試薬類及び廃液などの取扱いについては,関係法令などに従い十分に注意する。
参考 試薬類の名称は,国際純正及び応用化学連合 (IUPAC) の無機化学命名法及び有機化学命名法
を基にして,社団法人日本化学会が定めた化合物命名法及びJIS試薬の名称とできるだけ整合

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2
K 0350-20-10 : 2001
を図った。
3.5 器具などの滅菌操作 器具などの滅菌操作は,次による。
a) 乾熱滅菌 ガラス製及び金属製器具類の滅菌に用いる。約170℃で約1時間滅菌する。
b) 高圧蒸気滅菌 培地,希釈水,採水瓶,使用済み培地などの滅菌に用いる。121℃で1520分間滅菌
する。
c) 火炎滅菌 試験管及びフラスコの口部などの滅菌に用いる。試験管及びフラスコは,培養操作の前後
に斜めに持って回しながら口部を火炎の中にしばらく入れて滅菌する。
3.6 消毒操作 消毒操作は,次による。
a) 試験操作の前後には,手指及び実験台を消毒する。手指の消毒にはクレゾール石けん溶液 (10g/L),
陽性石けん溶液 (110g/L),消毒用エタノール(日本薬局方に規定するもの)又はエタノール (80vol%)
[JIS K 8102に規定するエタノール (95) を用いて調製する。]を用いる。
実験台は,陽性石けん溶液 (10g/L) ,消毒用エタノール又はエタノール (80vol%) などを噴霧する
か,これらを含ませた布でぬぐって消毒する。
b) 使用済みのピペット,採水瓶,採水器などの器具は,クレゾール石けん溶液 (3050g/L) などの消毒
液中に1日間浸した後(又は高圧蒸気滅菌した後),消毒液が完全に除去されるまで,水でよくすすぐ。
c) 培養試験後の試験管,ペトリ皿類は,培地ごと3.5b)の高圧蒸気滅菌を行った後,培地を捨ててからよ
く水洗する。
3.7 ガラス器具類 ガラス器具類は,JIS R 3503及びJIS R 3505に規定するものを使用する。ただし,
特殊な器具を必要とする場合には,それぞれの項目に,その一例を図示又は説明する。
また,加熱操作を伴う場合には,JIS R 3503に規定するほうけい酸ガラス−1を用いる。

4. 試料

4.1 試料の採取及び細菌の捕集

 試料中の大腸菌群が多いと予想される場合には,採水瓶又は採水器を
用いて試料を採取する。また,試料中の大腸菌群が少ないと予想される場合には,試料の一定量を孔径
0.45 ンブレンフィルターでろ過し,大腸菌群をメンブレンフィルターに捕集する。
a) 器具 器具は,次による。
1) 採水瓶 共栓ガラス瓶100ml 採水瓶(2)は,栓部と首部をアルミニウムはく(又は硫酸紙)などで
覆って3.5a)の乾熱滅菌又は3.5b)の高圧蒸気滅菌を行う。又は滅菌済みの細菌試験用のポリエチレ
ン瓶を用いてもよい。試料採取時まで汚染を受けないように注意する。
注(2) 残留塩素などの酸化性物質を含む試料を採取する場合には,採水瓶にJIS K 8637に規定するチ
オ硫酸ナトリウム五水和物(粉末にしたもの。)2030mgを入れ,3.5b)の高圧蒸気滅菌又はオ
キシラン(エチレンオキシド)滅菌をしておく。
2) 採水器 図1に一例を示す。ハイロート採水器 採水器は携帯箱に収めて3.5a)の乾熱滅菌を行う(3)。
注(3) 採水器に,1)の滅菌済みの採水瓶を用いる場合には,採水瓶の滅菌は省略してもよい。

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K 0350-20-10 : 2001
図1 採水器の一例
3) ろ過器(分離形) 図2に一例を示す。ろ過器の各部をアルミニウムはく(又は硫酸紙など)に包
んで,材質に適した滅菌をしておく。
図2 ろ過器(分離形)の一例
4) メンブレンフィルター 孔径0.45 直径約50mmのもの。アルミニウムはく(又は硫酸紙など)
に包み,ガラス製ペトリ皿に入れて3.5b)の高圧蒸気滅菌を行う。又は滅菌済みの市販品を用いても
よい。メンブレンフィルターの取扱いには,ピンセットを用いる。
5) ピンセット 先端が平らで滑らかなもの。使用直前に3.5c)の火炎滅菌を行う。
b) 操作 試料の採取及び細菌の捕集は,次による。
1) 試料中の大腸菌群が多いと予想される場合には,採水瓶に採取する。
1.1) 表層水の採取 河川,水路などの表層水は,採水瓶に直接採取する。
1.2) 各深度の水の採取 一定の深さの水は,ハイロート採水器を用いて採取する。
1.3) 給水栓からの採取 あらかじめ,3.5c)の火炎滅菌に準じて給水栓口を滅菌した後,栓を開き,配

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