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で研磨する。このとき,金属試験片ごとに新しい耐水研磨紙を用いる。
2) ぶりきを含む全ての金属試験片をエタノールで洗い,乾燥空気で乾燥した後,デシケーターに入れ,
23±5 ℃で1時間以上保つ。
3) デシケーターから金属試験片を取り出し,質量を天びんで0.1 mgの桁まではかる。
c) 組立試験片 組立試験片は,次による。
1) 各金属試験片の一端にあけた孔に被覆のない鋼製ボルトを通し,金属と金属とを直接接触させて図
4のように組み立てる。
単位 mm
図4−組立試験片
2) 組み付けた金属試験片は,鋳鉄を中心にして,図4に示すように,各金属試験片の自由端の間隔が
それぞれ約10 mmになるように広げ,ずれないように鋼製ボルトで締め付けて組立試験片とし,二
組作る。
3) 組立試験片は,エタノールに浸して洗った後,手早く乾燥空気で乾燥させ,デシケーターに入れ,
23±5 ℃で1時間以上保つ。
9.11.4 標準SBRカップ
標準SBRカップは,9.10.3 a)による。
9.11.5 操作
操作は,次によって行う。
a) 1種の場合は,次による。
1) 9.10.4によって標準SBRカップを洗浄し,2個のガラス瓶に1個ずつ入れる。
2) 組立試験片は,図5に示すように,その連結端が標準SBRカップの凹部の上に載るようにし,一組
ずつガラス瓶に入れる。
3) 各ガラス瓶に試料を約375 mLずつ注ぎ,組立試験片は,上端が液面から10 mm以上になるように
入れる。
4) ガラス瓶に蓋をし,100±2 ℃に調節した恒温槽中に120±2時間保った後,23±5 ℃で6090分間
放冷する。
5) 組立試験片を取り出し,付着した液をエタノールで洗い流し,それぞれの金属試験片を取り外す。
6) 金属試験片は,エタノールを浸したガーゼで付着物を取り除く。このときは石けん水又は溶剤を使
用してもよいが,ワイヤブラシ又はスチールウールのような,荒い研磨性のものを使用してはなら
――――― [JIS K 2228 pdf 11] ―――――
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ない。
7) エタノールに浸した後,乾燥空気で乾燥して,目視によって接触部以外の表面腐食の有無を調べる。
8) この金属試験片をデシケーターに入れ,23±5 ℃で1時間以上保った後,それぞれの質量を0.1 mg
の桁まではかる。
9) 23±5 ℃でガラス瓶の中の試料がゼリー状かどうか,また,結晶性物質がガラス瓶の壁及び金属試
験片の表面に付着していないかどうかを調べる。
10) 試料をかき混ぜて沈殿物を均一にし,それぞれのガラス瓶から試料100 mLずつを試験管にとり,
遠心分離器を用いて,JIS K 2503の4.5(試験の手順)(3) によって沈殿量をはかる。
11) それぞれの試料のpH値を9.3によって測定する。
単位 mm
図5−組立試験片の浸せき方法(1種の場合)
b) 2種の場合は,次による。
1) 2個のペトリ皿に試料を気泡ができないように注意しながら高さ約25 mm(約450 g)まで入れ,表
面をできるだけ平らにする。
2) 二組の組立試験片の全面に試料をへらで塗布する。この組立試験片をペトリ皿の試料中に気泡がで
きないように注意しながら,図6に示すように一組ずつ没するまで入れる。試料に隙間ができた場
合には,試料を補充して埋める。
3) ペトリ皿に蓋をし,100±2 ℃に調節した恒温槽中に120±2時間保った後,23±5 ℃で6090分間
放冷する。
4) ペトリ皿から組立試験片を取り出し,それぞれの金属試験片を取り外し,混合溶剤を浸したガーゼ
で各金属試験片に付着した試料を拭き取る。
5) 金属試験片をヘキサン,トルエン,エタノールの順に各溶剤中でガーゼを用い軽く拭くようにして
洗浄する。最後に新しいエタノールに浸し,乾燥空気で乾燥して,目視によって接触部以外の表面
腐食の有無を調べる。
6) 金属試験片をデシケーターに入れ,23±5 ℃で1時間以上保った後,それぞれの質量を0.1 mgの桁
まではかる。
――――― [JIS K 2228 pdf 12] ―――――
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単位 mm
図6−組立試験片の浸せき方法(2種の場合)
9.11.6 計算及び結果
計算及び結果は,次による。ただし,金属試験片について,二組の試験のうち一組が表2又は表3の規
定に適合しないときは,別の二組について一度だけ試験をやり直す。
a) 金属試験片の状態
質量の変化量は,次の式によって算出し,二組の変化量の平均値を小数点以下2桁に丸める。
2
m m1
C
S
ここに, C : 質量の変化量(mg/cm2)
m1 : 試験前の金属試験片の質量(mg)
m2 : 試験後の金属試験片の質量(mg)
S : 試験前の金属試験片の全表面積(cm2)
b) 試料の性状
試料の性状は,1種の場合だけ表す。
1) 外観は,2個の試料が23±5 ℃でゼリー状にならなく,また,結晶性物質の生成があってはならな
い。
2) 9.11.5 a) 10)の2個の測定結果の平均値を体積分率0.05 %刻みに丸めて沈殿量とする。
3) 9.11.5 a) 11)の2個の測定結果の平均値を小数点以下1桁に丸めてpH値とする。
9.12 格納貯蔵
9.12.1 装置
格納貯蔵箱は,JIS K 2246の6.37.2 b)(格納貯蔵箱)に規定するもの。
9.12.2 部品
部品は,次による。
a) ホイールシリンダ 内径28.6028.66 mmの鋳鉄製のもの1個。
b) ホイールシリンダピストン 外径28.5228.55 mmのアルミニウム合金鋳物製のもの2個。
c) 標準SBRカップ 9.10.3によるもの2個。
9.12.3 試薬
試薬のエタノールは,9.10.2による。
9.12.4 操作
操作は,次によって行う。
a) 各部品の汚れ,包装くずなどをエタノールで洗浄し,乾いた布でエタノールを拭き取る。ただし,標
準SBRカップは,30秒間以上エタノールに浸してはならない。
b) ホイールシリンダ内壁,ホイールシリンダピストン及び標準SBRカップの全面に試料を塗布し,各部
品を組み付ける。
――――― [JIS K 2228 pdf 13] ―――――
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c) 組み付けたホイールシリンダの継手孔をあいたままにし,ブリーダを閉め,あいた継手孔を上向きに
して格納貯蔵箱に60日間放置する。
d) 格納貯蔵箱からホイールシリンダを取り出し,各部品に分解し,ガム状及び結晶性の付着物の有無を
調べた後,乾いた布で各部品の試料を拭き取る。
e) ホイールシリンダ及びホイールシリンダピストンについては目視によって表面腐食の有無を調べ,標
準SBRカップについては,形状の変化,表面のねばつき,膨れ及び崩壊の有無を調べる。
9.13 ストローキング性能
ストローキング性能試験は,JIS K 2233の附属書JA(ストローキング性能及びその試験方法)による。
ただし,JIS K 2233のJA.2.2.4(部品の測定及び組付け)においては,全ての測定が終わった後,1種の場
合にはシリンダの内面,ピストン及び標準SBRカップの全面に試料を塗布してから部品を組み付け,2種
の場合にはそれぞれの部品に試料をへらで均一に塗布してから組み付ける。
なお,マスタシリンダの内面への試料の塗布は,ピストン及び標準SBRカップにだけ試料を塗布した後,
部品を組み付け,ピストンを数回作動させ,マスタシリンダの内面にも試料が均一に行き渡るようにする。
また,この試験に使用するブレーキ液は,JIS K 2233に適合するものか,又は受渡当事者間で定めたも
のとする
9.14 ブレーキ液混合性
9.14.1 装置及び器具
装置及び器具は,次による。
a) 低温槽 −40±2 ℃に保つことができるもの。
b) 恒温槽 60±2 ℃に保つことができるもの。
c) 試験管 9.11.1 b)による。
d) 遠心分離器 9.11.1 c)による。
9.14.2 試薬
試薬は,次による。
a) エタノール 9.10.2による。
b) アセトン 9.11.2 d)による。
9.14.3 ブレーキ液
ブレーキ液は,JIS K 2233に適合するものか,又は受渡当事者間で定めたものとする。
9.14.4 操作
操作は,次による。
a) 試料5 mL及びブレーキ液95 mLを試験管にとり,混合し,コルク栓をする。
b) 試験管を,−40±2 ℃に調節した低温槽中に22±2時間保った後取り出し,試験管の表面をエタノー
ル又はアセトンを浸したガーゼを用いて速やかに拭き,混合液の分離及び沈殿の有無を調べる。
c) さらに,その試験管を60±2 ℃に調節した恒温槽中に22±2時間保った後取り出し,直ちに分離の有
無を調べ,次に,JIS K 2503の4.5(試験の手順)(3) によって沈殿量をはかる。
10 容器
容器は,その取扱い中にラバー潤滑剤の漏れ,吸湿などを起こさない構造のものでなければならない。
――――― [JIS K 2228 pdf 14] ―――――
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11 検査
検査は,箇条9によって試験したとき,1種は表2,2種は表3に適合したものを合格とする。
12 表示
容器には,見やすいところに,次の事項を表示しなければならない。
a) 規格名称
b) 種類
c) 製造業者名又はその略号及び所在地
d) 製造年月日及び製造番号又はそれらの略号
13 製品の呼び方
製品の呼び方は,規格名称及び種類とする。
例 自動車ブレーキ用非鉱油系ラバー潤滑剤 1種
JIS K 2228:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 75 : 石油及び関連技術 > 75.100 : 潤滑剤,工業用油及び関連製品
JIS K 2228:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3303:2017
- ぶりき及びぶりき原板
- JISG5501:1995
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- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
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- JISK2233:2017
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- JISK2269:1987
- 原油及び石油製品の流動点並びに石油製品曇り点試験方法
- JISK2283:2000
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- エタノール(95)(試薬)
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- JISK8848:2012
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- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態