この規格ページの目次
JIS K 5668:2021 規格概要
この規格 K5668は、建物用の内外装の模様仕上げに用いられる合成樹脂エマルション模様塗料のうち,合成樹脂エマルション及び顔料又はこれらに充填材を加えたものを主な原料とし,ホルムアルデヒド系防腐剤,ユリア系樹脂,フェノール系樹脂及びメラミン系樹脂のいずれをも含まない液状のものについて規定。
JISK5668 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K5668
- 規格名称
- 合成樹脂エマルション模様塗料
- 規格名称英語訳
- Textured paints (synthetic resin emulsion type)
- 制定年月日
- 1972年6月1日
- 最新改正日
- 2021年7月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 83.140.99, 87.040, 91.180
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1972-06-01 制定日, 1975-08-01 確認日, 1978-05-01 改正日, 1983-03-01 改正日, 1988-03-01 確認日, 1995-01-01 改正日, 2002-03-20 改正日, 2003-03-20 改正日, 2008-03-20 改正日, 2010-05-20 改正日, 2015-10-20 確認日, 2021-07-20 改正
- ページ
- JIS K 5668:2021 PDF [14]
K 5668 : 2021
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 種類・・・・[2]
- 5 品質・・・・[2]
- 6 見本品・・・・[3]
- 7 試験方法・・・・[3]
- 7.1 一般・・・・[3]
- 7.2 サンプリング・・・・[3]
- 7.3 試験用試料の検分及び調製・・・・[4]
- 7.4 試験の一般条件・・・・[4]
- 7.5 容器の中での状態・・・・[4]
- 7.6 塗装作業性・・・・[5]
- 7.7 低温安定性・・・・[5]
- 7.8 乾燥時間・・・・[5]
- 7.9 塗膜の外観・・・・[6]
- 7.10 耐水性・・・・[6]
- 7.11 耐アルカリ性・・・・[6]
- 7.12 耐洗浄性・・・・[7]
- 7.13 耐衝撃性・・・・[8]
- 7.14 促進乾燥性・・・・[8]
- 7.15 促進耐候性・・・・[9]
- 7.16 屋外暴露耐候性・・・・[10]
- 8 検査・・・・[11]
- 9 表示・・・・[11]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 5668 pdf 1] ―――――
K 5668 : 2021
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本塗料工業会(JPMA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本
産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS K
5668:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 5668 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
K 5668 : 2021
合成樹脂エマルション模様塗料
Textured paints (synthetic resin emulsion type)
1 適用範囲
この規格は,主に建物用の内外装の模様仕上げ1)に用いられる合成樹脂エマルション模様塗料のうち,
合成樹脂エマルション及び顔料又はこれらに充材を加えたものを主な原料とし,ホルムアルデヒド系防
腐剤,ユリア系樹脂,フェノール系樹脂及びメラミン系樹脂のいずれをも含まない液状のものについて規
定する。
注1) 模様仕上げには,スチップル仕上げ,ゆず肌仕上げ,月面仕上げなどがある。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1408 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法
JIS A 5430 繊維強化セメント板
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS K 2235 石油ワックス
JIS K 3302 固形洗濯石けん
JIS K 5500 塗料用語
JIS K 5600-1-1 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第1節 : 試験一般(条件及び方法)
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : サンプリング
JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第3節 : 試験用試料の検分及び調製
JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第4節 : 試験用標準試験板
JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第6節 : 養生並びに試験の温度及び湿度
JIS K 5600-1-8 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第8節 : 見本品
JIS K 5600-2-7 塗料一般試験方法−第2部 : 塗料の性状·安定性−第7節 : 貯蔵安定性
JIS K 5600-3-2 塗料一般試験方法−第3部 : 塗膜の形成機能−第2節 : 表面乾燥性(バロチニ法)
JIS K 5600-4-3 塗料一般試験方法−第4部 : 塗膜の視覚特性−第3節 : 色の目視比較
JIS K 5600-5-11 塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第11節 : 耐洗浄性
JIS K 5600-6-1 塗料一般試験方法−第6部 : 塗膜の化学的性質−第1節 : 耐液体性(一般的方法)
JIS K 5600-7-6 塗料一般試験方法−第7部 : 塗膜の長期耐久性−第6節 : 屋外暴露耐候性
――――― [JIS K 5668 pdf 3] ―――――
2
K 5668 : 2021
JIS K 5600-7-7 塗料一般試験方法−第7部 : 塗膜の長期耐久性−第7節 : 促進耐候性及び促進耐光性
(キセノンランプ法)
JIS K 5600-8-6 塗料一般試験方法−第8部 : 塗膜劣化の評価−欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関
する表示−第6節 : 白亜化の等級(テープ法)
JIS K 5601-1-1 塗料成分試験方法−第1部 : 通則−第1節 : 試験一般(条件及び方法)
JIS K 5660 つや有合成樹脂エマルションペイント
JIS K 5663 合成樹脂エマルションペイント及びシーラー
JIS K 5960 家庭用屋内壁塗料
JIS K 8575 水酸化カルシウム(試薬)
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 5500による。
4 種類
種類は,次による。
a) 1種 主として屋外用
b) 2種 主として屋内用
c) 3種 主として屋内の天井用
5 品質
品質は,箇条7によって試験し,表1を満足しなければならない。
――――― [JIS K 5668 pdf 4] ―――――
3
K 5668 : 2021
表1−品質
項目 種類
1種 2種 3種
容器の中での状態 かき混ぜたとき,堅い塊がなくて一様になる。
塗装作業性 塗装作業に支障がない。
低温安定性(−5 ℃) 安定である。
乾燥時間 16時間以内 8時間以内 4時間以内
塗膜の外観 塗膜の外観が正常である。
耐水性 96時間浸したとき異常がな −
い。
耐アルカリ性 48時間浸したとき異常がな 18時間浸したとき異常がな 8時間浸したとき異常がな
い。 い。 い。
耐洗浄性 1 000回の洗浄に耐える。 300回の洗浄に耐える。 100回の洗浄に耐える。
耐衝撃性 衝撃で,割れ及びがれができない。
促進乾燥性 風洞中で乾燥させたとき,割れ及びがれができない。
促進耐候性 240時間の試験で白亜化の等級 −
が1以下で,膨れ,割れ及び
がれがなく,色の変化の程度が
見本品に比べて大きくない。
屋外暴露耐候性 12か月の試験で白亜化の等級 −
が3以下で,膨れ,割れ及び
がれがなく,色の変化の程度が
見本品に比べて大きくない。
6 見本品
見本品は,JIS K 5600-1-8に規定する区分によって,表2による。
表2−見本品
試験項目 観察項目 見本品の区分
形態 設定方式 品質水準
塗膜の外観 色,模様 塗料見本 社内見本品 中心見本品
促進耐候性 色の変化 限度見本品
屋外暴露耐候性
7 試験方法
7.1 一般
この規格の品質の規定項目の試験に必要な試験板の材質,寸法,枚数及び試験日数は,表3による。ま
た,試験には,試料が約1 000 mL必要である。
7.2 サンプリング
サンプリングは,JIS K 5600-1-2による。
――――― [JIS K 5668 pdf 5] ―――――
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JIS K 5668:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.99 : その他のゴム及びプラスチック製品
JIS K 5668:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1408:2017
- 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法
- JISA5430:2018
- 繊維強化セメント板
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISK2235:1991
- 石油ワックス
- JISK3302:1985
- 固形洗濯石けん
- JISK5500:2000
- 塗料用語
- JISK5600-1-1:1999
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK5600-1-3:2015
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製
- JISK5600-1-4:2004
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第4節:試験用標準試験板
- JISK5600-1-6:1999
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第6節:養生並びに試験の温度及び湿度
- JISK5600-1-8:1999
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第8節:見本品
- JISK5600-2-7:1999
- 塗料一般試験方法―第2部:塗料の性状・安定性―第7節:貯蔵安定性
- JISK5600-3-2:1999
- 塗料一般試験方法―第3部:塗膜の形成機能―第2節:表面乾燥性(バロチニ法)
- JISK5600-4-3:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第3節:色の目視比較
- JISK5600-5-11:2014
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第11節:耐洗浄性
- JISK5600-6-1:2016
- 塗料一般試験方法―第6部:塗膜の化学的性質―第1節:耐液体性(一般的方法)
- JISK5600-7-6:2002
- 塗料一般試験方法―第7部:塗膜の長期耐久性―第6節:屋外暴露耐候性
- JISK5600-7-7:2008
- 塗料一般試験方法―第7部:塗膜の長期耐久性―第7節:促進耐候性及び促進耐光性(キセノンランプ法)
- JISK5600-8-6:2014
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関する表示―第6節:白亜化の等級(テープ法)
- JISK5601-1-1:1999
- 塗料成分試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
- JISK5660:2008
- つや有合成樹脂エマルションペイント
- JISK5663:2003
- 合成樹脂エマルションペイント及びシーラー
- JISK5960:2003
- 家庭用屋内壁塗料
- JISK8575:2018
- 水酸化カルシウム(試薬)
- JISR3202:2011
- フロート板ガラス及び磨き板ガラス