23
K 6224 : 2017
附属書JB
(参考)
塩化物含有量の測定
JB.1 概要
試料中の塩化物を塩化物イオンに置換した後,硝酸銀を用いて沈殿滴定し,その量から塩化物含有量を
測定する。
JB.2 試薬
試薬は,次による。
a) 硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4・7H2O)
b) 硝酸銀水溶液(AgNO3)0.02 mol/L
c) 質量分率10 %クロム酸カリウム(K2CrO4)水溶液
JB.3 器具及び装置
器具及び装置は,次による。
a) はかり 0.1 mgの桁まではかれるもの。
JB.4 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 試料約2 gをビーカーに1 mgの桁まではかりとる。このときの試料質量をm32とする。
b) 15 mL30 mLの蒸留水及び黄色になることが分かる量のクロム酸カリウム(K2CrO4)水溶液を加え
る。
注記 クロム酸カリウムの添加量は概ね6滴ぐらいである。
c) 硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4・7H2O)200 mgを加える。
d) 滴定前に塩化物イオンの抽出を促進するために溶液を沸騰させる。
e) 0.02 mol/L硝酸銀(AgNO3)水溶液を用いて黄色から赤黄色に変わるまで滴定する。このときの硝酸
銀溶液の体積をYとする。
JB.5 計算
式(JB.1)によって,塩化物含有量を算出する。結果は,JIS Z 8401によって丸め,小数点以下1桁で表す。
2 0.035 5Y
X (JB.1)
m32
ここに, X : 塩化物含有量[質量分率(%)]
Y : 滴定に使用した0.02 mol/L硝酸銀溶液の体積(mL)
m32 : 試料質量(g)
0.035 5 : 滴定量から塩化物に換算する係数
JB.6 試験報告書
試験報告書には,次の事項を記載する。
――――― [JIS K 6224 pdf 26] ―――――
24
K 6224 : 2017
a) 試料の履歴
b) この規格の名称及び番号
c) 試験結果
d) この規格で規定していない操作を含む試験の詳細
e) 試験年月日
――――― [JIS K 6224 pdf 27] ―――――
25
K 6224 : 2017
附属書JC
(参考)
硫酸塩含有量の測定
JC.1 概要
試料中の硫酸塩を溶解させた後,硫酸バリウムとして沈殿させ,その量から硫酸塩の含有量を測定する。
JC.2 試薬
試薬は,次による。
a) 質量分率18 %塩酸
b) 質量分率10 %塩化バリウム水溶液
JC.3 器具及び装置
器具及び装置は,次による。
a) 白金るつぼ 質量既知のもの。
b) はかり 0.1 mgの桁まではかれるもの。
JC.4 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 試料約2 gをビーカーに1 mgの桁まではかりとる。このときの試料質量をm33とする。
b) ひょう量した試料を蒸留水で湿らせてから,質量分率18 %塩酸20 mLで溶解する。沸騰させ,ろ紙で
ろ過して不溶物を除去し,20 mLの温めた蒸留水で洗浄する。ろ液に洗浄液を加え,約250 mLとす
る。
c) これを沸騰させ,沸騰を維持しながら質量分率10 %塩化バリウム水溶液15 mLをピペットにて加える。
更に2分間沸騰させ,蒸気浴に2時間かける。
d) ろ紙でろ過し,ろ紙上の残留物を温めた蒸留水200 mL以上で洗浄する。
e) 質量既知の白金るつぼにろ紙を入れて乾燥後,600 ℃で30分間焼成する。冷却後,ひょう量し,硫酸
バリウムとともに焼成したるつぼと空るつぼとの質量差をωrとする。
JC.5 計算
式(JC.1)によって,硫酸塩含有量を計算する。結果は,JIS Z 8401によって丸め,小数点以下1桁で表す。
41.1 ωr
W (JC.1)
m33
ここに, W : 硫酸塩(SO42−)含有量[質量分率(%)]
ωr : 硫酸バリウムとともに焼成したるつぼと空るつぼとの質
量差(g)
m33 : 試料質量(g)
41.1 : 硫酸バリウムを硫酸塩に換算する係数
――――― [JIS K 6224 pdf 28] ―――――
26
K 6224 : 2017
JC.6 試験報告書
試験報告書には,次の事項を記載する。
a) 試料の履歴
b) この規格の名称及び番号
c) 試験結果
d) この規格で規定していない操作を含む試験の詳細
e) 試験年月日
参考文献 JIS K 6217-7 ゴム用カーボンブラック−基本特性−第7部 : ゴム配合物−多点法窒素比表面
積(NSA)及び統計的厚さ比表面積(STSA)の求め方
――――― [JIS K 6224 pdf 29] ―――――
27
K 6224 : 2017
附属書JD
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS K 6224:2017 ゴム用配合剤−酸化マグネシウム−試験方法 ISO 21869:2006,Rubber compounding ingredients−Magnesium oxide−Methods of test
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
3 用語及び − − 追加 用語及び定義の箇条を追加して, JISとして必要なため,追加した。
定義 JIS K 0211を引用した。
4 共通事項 3 試料採取方法を規定 変更 規格使用者の利便性を考慮した。
試料採取方法だけではなく,化学分
析に共通する一般事項,及び各特性
と試験方法との対応表を規定する
箇条に変更した。
5 強熱減量 − − 追加 強熱減量の試験方法を追加した。 酸化マグネシウムの製造工程にお
ける焼成具合を示す指標として重
要であるため追加した。
ISO規格見直し時に追加を提案す
る。
6 酸化マグ − − 追加 酸化マグネシム含有量の試験方法 酸化マグネシムの純分を示す指標
ネシウム含 を追加した。 として重要であるため追加した。
有量 ISO規格見直し時に追加を提案す
る。
7 加熱減量 − − 追加 加熱減量の試験方法を追加した。 付着水分量の指標として重要であ
るため追加した。
ISO規格見直し時に追加を提案す
る。
K6 224 : 2017
2
――――― [JIS K 6224 pdf 30] ―――――
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JIS K 6224:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 21869:2006(MOD)
JIS K 6224:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.040 : ゴム及びプラスチックの原材料 > 83.040.20 : ゴム配合剤
JIS K 6224:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK8005:2014
- 容量分析用標準物質
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
- JISK8107:2017
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8116:2006
- 塩化アンモニウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8201:2006
- 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
- JISK8432:2017
- 酸化マグネシウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8617:2007
- 炭酸カルシウム(試薬)
- JISK8736:2018
- エリオクロムブラックT(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR1301:1987
- 化学分析用磁器るつぼ
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい