この規格ページの目次
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K 6775-2 : 2022
13 技術資料
技術資料は,次による。
a) 製造業者は,継手がこの規格に適合していることを示すデータを含めた技術資料を利用可能にしてお
く。また,技術資料には,継手のトレーサビリティが必要なとき,そのために必要なデータを含むも
のとする。
b) 製造業者発行の技術資料には,次の内容を含むものとする。
1) 形式検査結果
2) 使用条件(管及び継手の使用温度範囲)
3) 施工手順
4) 融着手順(融着条件)
c) 融着条件を変更したときは,製造業者は融着接合部の性能がこの規格に適合していることを確認しな
ければならない。製造場所がJIS Q 9001などの認証を受けている場合は,その旨技術資料に記載する。
d) 資料に記載する試験施工については,製造ばらつき,施工ばらつき及び継手を使用する周囲温度の変
動を考慮しなければならない。
注記 継手の施工に関する推奨事例は,関連する国内の施工事例若しくは施工規則又はISO/TS 10839に
記載されている。
――――― [JIS K 6775 pdf 36] ―――――
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K 6775-2 : 2022
附属書A
(規定)
継手各部の寸法計算式
A.1 一般
この附属書は,スピゴット継手の各寸法(平均外径,偏平量,最小内径,切込み部分の長さ及び融着接
合部長さ)の計算式を示す。これらの寸法は,次の計算式からも計算可能なものとする。
A.2 寸法
A.2.1 平均外径
継手の平均外径D1の最小値は,継手の公称外径dnに等しい。また,平均外径D1の最大値は,次の式に
よって計算する。全ての結果は,小数点以下1桁で丸める。
平均外径を求める計算式は,次による。
a) 公差がグレードAの場合
D1=1.009×dn+0.1 mm 280 mm≦dn<355 mmの場合
D1=1.002×dn+2.5 mm 355 mm≦dn<450 mmの場合
D1=1.008×dn+0.5 mm 450 mm≦dn<560 mmの場合
D1=1.000×dn+5.0 mm 560 mm≦dn≦630 mmの場合
b) 公差がグレードBの場合
D1=1.003×dn+0.23 mm 16 mm≦dn<90 mmの場合
D1=1.006×dn+0.07 mm 90 mm≦dn<255 mmの場合
D1=1.004×dn+0.50 mm 225 mm≦dn<355 mmの場合
D1=1.005 5×dn+0.12 mm 355 mm≦dn≦630 mmの場合
A.2.2 偏平量
継手の偏平量の最大値Δdeは,次の式によって計算する。全ての結果は,小数点以下1桁で丸める。
Δde=0.015×dn mm 16 mm≦dn<63 mmの場合
Δde=0.900 mm dn=63 mmの場合
Δde=0.015×dn mm 63 mmA.2.3 最小内径
継手の最小内径D3は,次の式によって計算する。全ての結果は,1 mmまで丸める。
D3=1.0×dn−7.0 mm 16 mm≦dn<40 mmの場合
D3=0.8×dn−1.0 mm 40 mm≦dn≦630 mmの場合
――――― [JIS K 6775 pdf 37] ―――――
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K 6775-2 : 2022
A.2.4 切込み部分の長さ
継手の切込み部分の長さL1の最小値は,次の式によって計算する。全ての結果は,1 mmまで丸める。
また,切込み部分の長さは,管を接続したものについても適用することが可能である。その厚さは,全長
にわたって融着部端部厚さESに等しいものとする。
L1=25 mm dn<90 mmの場合
L1=0.2×dn+10.0 mm 90 mm≦dn<280 mmの場合
L1=75 mm 280 mm≦dn<450 mmの場合
L1=100 mm 450 mm≦dn≦630 mmの場合
A.2.5 融着接合部長さ
継手の融着接合部長さL2は,次のいずれの組合せでも使用可能な長さとする。
a) バット融着のときに必要なクランプ長さ
b) エレクトロフュージョン継手との接合に必要な長さ
c) ヒートフュージョンソケット継手との接合に必要な長さ
融着接合部長さの最小値は,次の式によって計算する。公称外径が200 mm以下の場合は,全ての結果
を1 mmまで丸める。225 mm以上の場合は,全ての結果を5 mmの倍数に最も近い数値に丸める。
L2=41 mm dn<32 mmの場合
L2=0.60×dn+25 mm 32 mm≦dn<110 mmの場合
L2=0.33×dn+45.5 mm 110 mm≦dn<225 mmの場合
L2=0.34×dn+43 mm 225 mm≦dn<280 mmの場合
L2=150 mm dn=280 mmの場合
L2=0.34×dn+43 mm 280 mm≦dn≦630 mmの場合
参考文献 JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 6775-1 ガス用ポリエチレン管継手−第1部 : ヒートフュージョン継手
JIS K 6775-3 ガス用ポリエチレン管継手−第3部 : エレクトロフュージョン継手
JIS K 6922-1 プラスチック−ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料−第1部 : 呼び方の
システム及び仕様表記の基礎
JIS K 7151 プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の圧縮成形試験片
ISO 3,Preferred numbers−Series of preferred numbers
ISO 497,Guide to the choice of series of preferred numbers and of series containing more rounded values
of preferred numbers
ISO 1183-1,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 1: Immersion
method, liquid pycnometer method and titration method
ISO 1183-2,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 2: Density
gradient column method
ISO 3126,Plastics piping systems−Plastics components−Determination of dimensions
ISO 9080,Plastics piping and ducting systems−Determination of the long-term hydrostatic strength of
thermoplastics materials in pipe form by extrapolation
ISO/TS 10839,Polyethylene pipes and fittings for the supply of gaseous fuels−Code of practice for
design, handling and installation
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K 6775-2 : 2022
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS K 6775-2 ISO 4437-1:2014,ISO 4437-3:2014,(MOD)
a) JISの箇条 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の内e) JISと対応国際
番号 規格の対 との評 容及び理由 規格との技術的
応する箇 価 差異に対する今
条番号 後の対策
1 適用範囲
ISO 4437-1 削除 保護管は,別途技術基準で規定しているため, −
1 この規格では規定しない。
3.1 スピゴッ − 追加 スピゴット継手の定義を明確にするため追 −
ト継手 加。
3.2 第1種寸法 − 追加 従来から日本国内で使用されているため,第 −
1種寸法を追加した。
3.5 着色コン − 追加 コンパウンドは,着色コンパウンドとマスタ −
パウンド ーバッチコンパウンドとに分類されることか
ら,着色コンパウンドを追加した。
3.6 マスター − 追加 コンパウンドは,着色コンパウンドとマスタ −
バッチコンパ ーバッチコンパウンドとに分類されることか
ウンド ら,マスターバッチコンパウンドを追加した。
4 種類
− 追加 継手の種類が複数あるので分かりやすくする −
ために,種類を追加。
5.1.2 コンパウISO 4437-1 削除 この規格では黒の管を規定しないため,カー −
ンド 6.2.1 ボンブラックを削除した。
− ISO 4437-1 削除 品質に影響を及ぼす材料選択の変更基準は推 −
6.2 奨表示制度で規定されているため,削除した。
5.1.3 再生材料 − 追加 受渡当事者間の協定によって再生材料を使用 −
してもよいとした。
5.1.4 コンパウISO 4437-1 追加 複数の未着色原料を混錬したマスターバッチ
ンドの種類 6.4 コンパウンドで製造する場合の規定を追加。
5.1.5 コンパウISO 4437-1 変更 国内での実使用状況に合致させるため,未着 −
ンドの性能 6.2.3.1 色原料が入手できない場合,受渡当事者間で
密度 の合意の上,着色コンパウンドを用いてもよ
いとした。
− ISO 4437-1 削除 黒は,国内では従来から使用していない色の −
6.2.3.1 ため,カーボンブラック含有量試験及びカー
6.2.3.2 ボンブラック分散試験を削除した。
引張降伏応力 ISO 4437-1 追加 ガス工作物技術基準の解釈例で,ポリエチレ −
6.2.3.1 ンの規定最小引張強さ17.7 MPa以上が示さ
6.2.3.2 れているため追加した。
ガス成分耐久 ISO 4437-1 変更 ISO規格の試験液が,国内のガスに含まれる −
性 6.2.3.1 成分と異なるため,試験液及びそれに伴う試
6.2.3.2 験方法を変更した。
シャルピー衝 − 追加 材料の衝撃強度特性を評価する必要があるた −
撃強さ め,シャルピー衝撃強さを追加した。
――――― [JIS K 6775 pdf 39] ―――――
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K 6775-2 : 2022
a) JISの箇条 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の内e) JISと対応国際
番号 規格の対 との評 容及び理由 規格との技術的
応する箇 価 差異に対する今
条番号 後の対策
耐候性 ISO 4437-1 選択 国内では,従来から耐候性を評価する方法と −
促進耐候性試 6.2.3.2 して,促進耐候性試験が行われており,屋外
験 暴露試験とほぼ同様の結果が得られることか
ら,促進耐候性試験を追加し,いずれかを選
択可能とした。
耐低速亀裂成 ISO 4437-1 選択 ISO規格では管体を用いたVノッチ促進試験 −
長性 6.2.3.2 であるが,全周ノッチ式引張クリープ試験
(FNCT)及び全周ノッチ式引張疲労試験
(FNFT)は,小形試験片を用いたレザーノッ
チ促進試験であり,ほぼ同様の結果が得られ
ているので,FNCT及びFNFTを追加し,い
ずれかを選択可能とした。
融着適合性 ISO 4437-1 変更 融着部の衝撃強度特性及び短期·長期強度を −
6.3 評価する必要があるため,バット融着部強度
試験(B法)及びシャルピー衝撃強さ試験を
追加した。また,内圧クリープ試験は,全周
ノッチ式引張クリープ試験又は全周ノッチ式
引張疲労試験のいずれかに代替することが可
能とした。
− ISO 4437-1 削除 黒は,国内では従来から使用していない色の −
6.2.3.1 ため,カーボンブラック含有量及びカーボン
ブラック分散試験を削除した。
5.2.2 継手の物ISO 4437-1 追加 JIS K 6814改正のため,加熱方法の違いによ −
理的性能 6.2.3.1 る試験片厚さを規定。角度変化量を削除し,
加熱伸縮 6.2.3.2 外径及び長さを距離の変化率に変更した。
5.2.3 継手の一ISO 4437-3 変更 d)(継手の色)を追加し,国内で使用されてい −
般的要求事項 5.2 “継手のポリエチレン部分の
る継手に合わせ,
色は,黄色(PE 80)とする。
注記 国内の埋設管として緑の継手もある。”
という表現に変更した。
6.1 一般
− 追加 従来から国内で使用されている寸法を第1種 −
寸法として記載し,寸法区分が分かるように
表8を追加した。
6.2 第1種寸法
− 追加 従来から国内で使用されている寸法体系であ −
る第1種寸法を追加した。
6.3 第2種寸法
ISO 4437-3 変更 従来から日本国内で使用されている寸法体系 −
6.2 である,SDR 9,17.6及び26を削除。SDR 11,
13.6,17及び21の公称外径450630を削除
した。
7.1 試験片
− 追加 ISO規格では各試験規格の中で個別規定して −
いるものを,分かりやすくするため,独立項
として規定した。
− 削除 黒は,国内では従来から使用していない色の −
ため,カーボンブラック含有量試験及びカー
ボンブラック分散試験を削除した。
7.2 寸法
ISO 4437-3 変更 測定誤差を抑制するため,測定具を規定した。 −
6.1
――――― [JIS K 6775 pdf 40] ―――――
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JIS K 6775-2:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4437-1:2014(MOD)
- ISO 4437-3:2014(MOD)
JIS K 6775-2:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.30 : 非流体用プラスチックパイプ及び継手
- 75 : 石油及び関連技術 > 75.200 : 石油、石油製品及び天然ガス取扱い設備
JIS K 6775-2:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISK2231:1993
- 流動パラフィン
- JISK6774:2013
- ガス用ポリエチレン管
- JISK6774:2022
- ガス用ポリエチレン管
- JISK6812:2003
- ポリオレフィン管,継手及びコンパウンドの顔料分散又はカーボン分散の評価方法
- JISK6814:2008
- 熱可塑性プラスチック管―加熱伸縮率試験方法
- JISK6815-1:2002
- 熱可塑性プラスチック管―引張特性の求め方―第1部:一般試験方法
- JISK6815-3:2002
- 熱可塑性プラスチック管―引張特性の求め方―第3部:ポリオレフィン管
- JISK6900:1994
- プラスチック―用語
- JISK6922-2:2018
- プラスチック―ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料―第2部:試験片の作製方法及び特性の求め方
- JISK7111-1:2012
- プラスチック―シャルピー衝撃特性の求め方―第1部:非計装化衝撃試験
- JISK7112:1999
- プラスチック―非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法
- JISK7139:2009
- プラスチック―試験片
- JISK7161-1:2014
- プラスチック―引張特性の求め方―第1部:通則
- JISK7161-2:2014
- プラスチック―引張特性の求め方―第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件
- JISK7210-1:2014
- プラスチック―熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の求め方―第1部:標準的試験方法
- JISK7251:2002
- プラスチック―水分含有率の求め方
- JISK7350-4:2008
- プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第4部:オープンフレームカーボンアークランプ
- JISK8105:2013
- エチレングリコール(試薬)
- JISK8839:2007
- 2-プロパノール(試薬)
- JISK8858:2007
- ベンゼン(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISQ9001:2015
- 品質マネジメントシステム―要求事項
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方