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図29 成形材料の引張試験片つかみ具
(2) 試験片 図30に示す形状・寸法に成形したものを用いる。
(3) 方法 試験片の平行部分の幅及び厚さを外側マイクロメータで0.01mmまで正確に測る。その他の寸
法はノギスで測り,規定寸法にあることを確かめる。
次に図29の2個のつかみ具に試験片を取り付けてから,力の作用点が試験片の中心軸線と一致する
ようにする。その試験片に5±1mm/minの速度で荷重を加え,試験片のほぼ中央部で折れたときの荷
重を10N [{1kgf}] まで測定する。切断箇所が試験片の中央平行部以外である場合にはこれを試験値に採
用せず,再試験を行う。
図30 成形材料の引張試験片
(4) 計算 次の式によって引張強さを算出する。
P P
tB= =
A t W
ここに, 引張強さ (MPa) [{kgf/mm2}]
P : 試験片が折れたときの荷重 (N) [{kgf}]
A : 試験片の最小原断面積 (mm2)
t : 試験片の厚さ (mm)
W : 試験片の中央部の幅 (mm)
――――― [JIS K 6911 pdf 46] ―――――
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5.18.2 積層板 次によって行う。
(1) 装置 5.18.1(1)による。この場合,つかみ具は試験片をぴったり保持することのできる2個の金属製
のものとする。
(2) 試験片 積層板から原厚のまま図31の形状・寸法に機械加工したものを用いる。厚さが10mmを超
える場合には機械加工によって10mmに仕上げる。標点はきずをつけたり穴をあけないで,クレヨン,
インキなどで印を付ける。機械加工の際,試験片の表面及び端面に,きず,ひっかききずなどの欠点
を生じないように注意し,加工面が粗いときには,目の細かいやすり,金剛砂,JIS R 6252に規定す
る研磨紙などで平滑に仕上げる。
図31 積層板の引張試験片の形状
(3) 方法 試験片の標点間内の中央の幅 (Wc) 及び厚さ (t) を外側マイクロメータで0.01mmまで正確に
測る。その他の寸法はノギスで測り,規定寸法内にあることを確かめる。つかみ具の間隔は115±5mm
とする。力の作用点が試験片の中心軸線と一致するように,つかみ具に試験片を取り付ける。試験片
に5±1mm/minの速度で荷重を加え,試験片のほぼ中央部で破断したときの荷重を10N [{1kgf}] まで測
定する。試験片の標点間以外で破断した場合には,これを試験値に採用せず再試験を行う。厚さ1mm
以下の積層板は試験を行わない。
(4) 計算 次の式により引張強さ MPa) [{kgf/mm2}] を算出する。
P P
tB= =
A t Wc
ここに, 引張強さ (MPa) [{kgf/mm2}]
P : 試験片が破断したときの荷重 (N) [{kgf}]
A : 試験片の最小原断面積 (mm2)
t : 試験片の厚さ (mm)
Wc : 試験片の中央部の幅 (mm)
5.19 圧縮強さ
5.19.1 成形材料 次によって行う。
(1) 装置
(1.1) 試験機 クロスヘッド移動速度を一定に保てる材料試験機。この場合,その材料試験機の標準荷重
に対して許容誤差が±1%で,圧縮破壊時の荷重が容量の15%以上85%以下に相当するもの。
(1.2) 圧縮試験装置 図32に示す構造のもの。基板は上面を焼入れし,できるだけ平らに磨いた鋼板を用
い,加圧片を保持する外枠に取り付ける。加圧片の下面はできるだけ平らに磨き,基板の上面と完
――――― [JIS K 6911 pdf 47] ―――――
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全に平行で,基板と接触したときに0.02mm以上のすきまがないこと。加圧片の上面は,焼入れし
た鋼球が確実に入るように丸みをもったくぼみをつける。
加圧片と外枠との間には,焼入れし研磨ラップ仕上げしたブシュを入れ,更に適当な潤滑油を注
入して,滑らかに作動しなければならない。
圧縮試験装置は,材料試験機のクロスヘッドの中央に取り付ける。
図32 圧縮試験装置
(1.3) マイクロメータ JIS B 7502に規定する外側マイクロメータ又はこれと同等以上の精度をもつもの。
(1.4) ノギス JIS B 7507に規定する最小読取値0.02mmのノギス又はこれと同等以上の精度をもつもの。
(2) 試験片 図33(c)に示すように長さ25.4±0.3mm,幅12.7±0.3mm,厚さ12.7±0.3mmに成形したもの,
又は長さ約127mm,幅12.7±0.3mm,厚さ12.7±0.3mmに成形したものから切り取り,長さ25.4±0.3mm
に仕上げたもので,いずれの場合も荷重のかかる面の平行度は0.1mm以内にしたもの。
図33 圧縮試験片
――――― [JIS K 6911 pdf 48] ―――――
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(3) 方法 試験片の長さ,幅及び厚さをそれぞれ外側マイクロメータで0.01mmまで正確に測る。高さは
ノギスで0.02mmまで測り,平行度を確かめる。
図32に示すように試験片を圧縮試験装置の基板上に置き,試験片と試験装置の中心線が同一鉛直線
上にあって,試験片の上下端面が圧縮試験装置の加圧面と全く平行になるようにする。材料試験機に
より圧縮試験装置の加圧片にクロスヘッド移動速度1±0.5mm/minで荷重を加え,試験片が破壊した
ときの荷重を50N [{5kgf}] まで測定する。
(4) 計算 次の式によって圧縮強さを算出する。
P
cB=
A
ここに, 圧縮強さ (MPa) [{kgf/mm2}]
P : 試験片が破壊したときの荷重 (N) [{kgf}]
A : 試験片の加圧原断面積 (mm2)
5.19.2 積層板 次によって行う。
(1) 装置 5.19.1(1)による。
(2) 試験片 積層板から図33に示すとおり,長さ及び幅をそれぞれ13±0.3mm,厚さ25±0.3mmに切り
取ったものを用いる。
圧縮強さ(層に垂直)の試験を行う場合は,厚さ13mm以上25mm未満の積層板で,試験片を採取
できないものは同一の積層板から試験片と同じ形状・寸法のものを1個以上切り取り,これらを台と
し,試験片を台に積み重ねて,厚さを25±0.3mmとする。厚さの調節は,台となるものをなるべく等
しい厚さになるように削って行う。
厚さ25mm以上の積層板は,図33(a)に示すとおり,一方の光沢面から削って厚さを25±0.3mmと
する。
圧縮強さ(層に平行)の試験を行う場合には図33(b)に示すとおり,厚さが13mmを超える積層板は
一方の光沢面から削り,幅を13±0.3mmとする。
(3) 方法 5.19.1(3)によって行う。この場合層に垂直の試験を行う場合は試験片の層に垂直方向に,層に
平行の試験を行う場合は試験片の層に平行方向に,荷重を加える。
なお,厚さ13mm未満の積層板については試験を行わない。
(4) 計算 5.19.1(4)によって行う。
5.19.3 積層棒 次によって行う。
(1) 装置 5.19.1(1)による。
(2) 試験片 直径10mm以上20mm以下の積層棒は,原径のまま軸に直角に長さ25±0.3mmに切り取った
ものを用いる。直径が20mmを超える積層棒は,表面から同一軸心をもつように同心円状に削り,直
径を20mmとし,軸に直角に長さ25±0.3mmに切り取ったものを用いる。
(3) 方法 5.19.1(3)によって行う。この場合,試験片の直径は,外側マイクロメータで0・01mmまで正確
に測り,荷重は試験片の軸方向に加える。
なお,直径10mm未満の積層棒については試験を行わない。
(4) 計算 5.19.1(4)による。
5.19.4 積層管
(1) 装置 装置は5.19.1(1)に規定するもののほか,JIS B 7502に規定する棒状内側マイクロメータ(単体
形)又はスモールホールゲージ(0.01mm目盛),キャリパー形内側マイクロメータ(0.01mm目盛)
――――― [JIS K 6911 pdf 49] ―――――
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又は内側マイクロメータ(0.01mm目盛,継ぎ足しロッド形)を用いる。
(2) 試験片 外径10mm以上,内径6mm以上及び肉厚2mm以上の積層管は,原径のまま軸に直角に長さ
25±0.3mmに切り取ったもの,又は外側から同一軸心をもつように同心円状に削って肉厚を2mm以
上とし,軸に直角に長さ25±0.3mmに切り取ったものを用いる。
なお,肉厚の大きい積層管については,その肉厚から図34に示す形状・寸法のものを切り取って試
験片とすることができる。
図34 肉厚の大きい積層管の圧縮試験片
(3) 方法 5.19.1(3)によって行う。この場合,原径のままの試験片及び同心円状に削った試験片は,それ
らの外径及び内径を外側マイクロメータ,棒形内側マイクロメータなどで0.01mmまで正確に測り,
荷重は軸方向に加える。
なお,外径10mm未満,内径6mm未満又は肉厚2mm未満の積層管及び外径が大きくて試験が困難
な積層管については試験を行わない。
(4) 計算 5.19.1(4)によって行う。
5.20 シャルピー衝撃強さ(成形材料)
5.20.1 装置 次に示すものを用いる。
(1) 試験機 図35に示すようなシャルピー衝撃試験機で,次の構成をもつものを用いる。
(1.1) 指針はひょう量の1%まで正確に読めるもので,角度目盛盤,指針及びハンマのそれぞれの回転軸
中心が完全に一直線上にあり,指針回転軸の摩擦損失は,指針の位置に関係なくむらがないこと。
また,試験機の容量は,破断時のエネルギーが容量の15%以上85%以下に相当するものを用いる。
――――― [JIS K 6911 pdf 50] ―――――
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JIS K 6911:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.10 : 熱硬化性材料
JIS K 6911:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1352:1988
- テーパピン
- JISB4410:1998
- テーパピンリーマ
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7513:1992
- 精密定盤
- JISB7514:1977
- 直定規
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7601:1983
- 上皿天びん
- JISB7726:2017
- ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
- JISC1102:1981
- 指示電気計器
- JISC1301:1977
- 絶縁抵抗計(発電機式)
- JISC2320:1999
- 電気絶縁油
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR6252:2006
- 研磨紙
- JISZ8101:1981
- 品質管理用語
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8801:1994
- 試験用ふるい