JIS K 7013:1997 繊維強化プラスチック管 | ページ 2

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表5.1 管の寸法
単位 mm
呼び径 内径 外径
DN d1 De
系A 系B1 系B2
25A 25 30 −
40A 40 45 48.3
50A 50 55 60.3
65A 65 70 73.0
75A 75 80 −
80A 80 86 88.9
100A 100 106 114.3
125A 125 132 139.7
150A 150 157 168.3
200A 200 208 219.1
250A 250 259 273.0
300A 300 310 323.9
備考1. 呼び径40Aについては,内径40mm以外に,36mm,38mmを含む。
2. 表5.1は,ISO/DIS 7370の呼び寸法に対応するが,すべてではない。ISO/DIS 7370に規定す
る呼び寸法のすべてを,附属書3(繊維強化プラスチック管の呼び寸法及び径)に規定する。
(2) 厚さ 管の厚さは,受渡当事者間の協定による。
なお,管の平均厚さは,附属書1の3.3(設計)の式 (3) 又は式 (4) によって求める設計厚さ (t) 以
上でなければならない。
(3) 長さ 管の長さ (L) は,3m,4m,5m又はその倍数とする。
(4) 寸法許容差
(a) 管の長さ (L) の許容差は,±0.5%とする。
(b) 内径基準の管の内径 (d1) の許容差は,±1mm又は呼び径の±0.6%の大きい方とする。
(c) 外径基準の管の外径 (De) の許容差は,+1.5mm,−0.5mm又は呼び径の±0.6%の大きい方とする。
(d) 管の強化層の最小厚さ (tmin) は,強化層の設計厚さの80%以上とする。
6. 外観 外観は,次による。
(1) 内面 内面には,き裂,ひび割れ及び含浸不良があってはならない。内面は,滑らかで,直径3mm
以上,深さ0.5mm以上のピットがあってはならない。また,直径3mm未満又は深さ0.5mm未満のピ
ットが,300mm2当たり平均2個以下で,かつ,表層の繊維は,露出しないように樹脂で十分に覆わ
れていなければならない。気泡などは,腐食環境下で十分に使用可能な範囲のものでなければならな
い。
(2) 外面 外面は,滑らかであって,露出した繊維又は鋭い突起があってはならない。
7. 材料
7.1 樹脂 管の製造に使用する熱硬化性樹脂は,JIS K 6919に規定する不飽和ポリエステル系樹脂又は
エポキシ樹脂を主体とするが,その他の熱硬化性樹脂も含める。また,耐食層の耐食性向上及び外面コー
ティング層の耐候性向上のために使用する熱可塑性樹脂も含める。
(1) 強化層樹脂 強化層樹脂は,次のとおりとする。

――――― [JIS K 7013 pdf 6] ―――――

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(a) イソフタール酸系不飽和ポリエステル樹脂
(b) ビスフェノール系不飽和ポリエステル樹脂
(c) ノボラック型ビニルエステル樹脂
(d) ビスフェノール型ビニルエステル樹脂
(e) エポキシ樹脂
(f) その他の熱硬化性樹脂
(2) 耐食層樹脂 耐食層樹脂は,次のとおりとする。
(a) イソフタール酸系不飽和ポリエステル樹脂
(b) ビスフェノール系不飽和ポリエステル樹脂
(c) ノボラック型ビニルエステル樹脂
(d) ビスフェノール型ビニルエステル樹脂
(e) エポキシ樹脂
(f) フェノール樹脂
(g) フラン樹脂
(h) 熱可塑性樹脂
7.2 繊維強化材 管の製造に使用する繊維強化材は,次に示すものであって,JIS R 3411,JIS R 3412,
JIS R 3415,JIS R 3416及びJIS R 3417に適合するもの,又はこれらと同等以上のガラス繊維のほか,炭
素繊維及び有機繊維とする。
7.3 添加剤 外観,作業性,性能改善を目的として,充てん材,顔料などを添加してもよいが,耐食性
能,強度などを損なうものであってはならない。
8. 製造方法 管の製造は,ハンドレイアップ法及びフィラメントワインディング法による。ただし,次
の成形方法などと組み合わせることができる。
(1) 引抜成形法
(2) 遠心成形法
(3) スプレイアップ法
9. 試験
9.1 試料 試験片の形状及び作製方法並びに試験片の数は,表9.1に示すとおりとする。試験片は,直管
部から切り出すか,又は成形時に余分に作製したダミー部から切り出す。ただし,それらのいずれもが不
可能な場合は,同一構成,同一成形方法で作製した積層板から切り出してもよい。

――――― [JIS K 7013 pdf 7] ―――――

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表9.1 試験片
試験項目 試験片の形状と作製方法 試験片の数
外観 管で定尺のまま −
寸法 管で定尺のまま −
繊維含有率 管から2g以上を切り出す。 3個
硬さ 管 10か所
アセトン試験 −
耐薬品性試験 管又は板から切り出す。 −
引張試験 管から切り出す。 5個
(図9.8.19.8.3)。
曲げ試験 管又は板から切り出す。 5個
偏平試験 管 3本
短期静水圧試験 3本
長期繰返し水圧試験 18本以上
長期静水圧試験 18本以上
備考 引張試験及び曲げ試験は,強化層だけで行う。
9.2 外観 外観は,目視観察によって行い,6.の(外観)に適合し,管の性能に影響を与える欠陥の有無
を確認する。
9.3 寸法
9.3.1 管の長さ,内径,外径,厚さなど 管の長さ,内径,外径,厚さなどの寸法は,JIS B 7502に規定
するマイクロメータ,JIS B 7507に規定するノギス,円周メジャー又はこれと同等以上の精度をもつ測定
器具を用いて測定し,5.2(寸法)の(3)に規定する許容差の範囲内でなければならない。
9.3.2 耐食層厚さ 耐食層厚さの測定は,次のとおりとする。
(1) 測定器 1目盛が,0.1mm又はそれ以下で十字線をもつ710倍の光学式比較測定器。
(2) 方法 管の端部を直角に切断し,粗い削り目を除去する。次に,JIS R 6252に規定するP220番から
P800番までの粒度の研磨紙を用いて,切断した縁を滑らかにする。樹脂やガラスのちりを除去するた
めに,水を用いて磨いた面を完全に洗浄した後,管の切断面における耐食層と強化層の間に十字線の
大きい方のスケールをセットし,耐食層厚さを測定する。この場合,内部から管中心に向かって読み,
0.05mmの精度で耐食層厚さを測定する。測定結果は,90°間隔で4点の最大値,最小値及びその平
均値を示す。
9.4 樹脂含有率 樹脂含有率の測定は,JIS K 7052又はJIS K 7075による。
9.5 硬さ バーコル硬さの測定は,JIS K 7060による。
9.6 アセトン試験 アセトン試験は,JIS K 7012による。
9.7 耐薬品性試験 耐薬品性試験は,JIS K 7070による。
9.8 短期間静水圧試験
9.8.1 目的 この試験方法は,管の短期間静水圧による周方向内圧強さを求めることを目的とする。
9.8.2 試験概要 管に水圧を連続的に加えることによって,短時間に試験片を破壊させ,そのときの破壊
内圧と周方向内圧強さを求める。このとき,同時に軸方向発生応力も求める。
9.8.3 装置 装置は,次による。
(1) 加圧機構 試験片に連続的に内水圧を負荷できる装置。
(2) 圧力計 最大値表示針をもつもので,精度,±0.5%,最終読取り値がそのスケールの中間部において,
60%であるような圧力計を選定し,動揺防止機構を備えたもの。又は,圧力変換器を使用する。

――――― [JIS K 7013 pdf 8] ―――――

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(3) 時計 ストップウォッチ
(4) マイクロメータ
(5) 円周メジャー
9.8.4 試験片 試験片は,次による。
(1) 試験片 試験片の長さは,外径250mm以下については,外径の3倍+250mm以上とし,外径250mm
を超えるものについては,外径+1 000mm以上とする。
(2) 端部 試験片の端部は,密封のための閉止栓などを取り付けることが可能で,かつ,試験片の破壊に
影響しない形状とする。
9.8.5 試験内圧 試験片に加える試験内圧は,管種別に表9.2のとおりとする。管は,試験内圧に耐えな
ければならない。
表9.2 管の種類別試験内圧
区分 1種 2種 3種 4種 5種 6種 7種 8種
試験内圧 3.0 4.0 5.0 6.0 8.0 10.0 15.0 20.0
MPa
9.8.6 試験片数 試験片の数は,最小3本とする。
9.8.7 方法 試験方法は,次による。
(1) マイクロメータを用い,試験片の厚さを測定する。外径測定は,円周メジャー又は巻尺を用いる。た
だし,外径100mm以下の試験片は,マイクロメータを用いる。
なお,耐食層及び最外層の樹脂層に相当する厚さは含めない。
(2) 閉止栓を試験片両端に取り付け,密封した後,管体内に水を満たし,エアー抜きを十分に行う。
(3) 試験片に連続して水圧を加え,破裂,漏れ又はしみ出しが認められたときを破壊とし,その破壊内圧
を測定する。破壊が,シール端部から, 3.1 De tmin [De : 管の外径 (mm),tmin : 強化層の最小厚
さ (mm)]以内で発生した場合は,再試験を行う。
なお,昇圧完了は,2分以内とする。
9.8.8 計算 計算は,次による。
(1) 周方向内圧強さ (SH) 周方向内圧強さは,次の式 (1) によって算出する。
p dc p Dm tmin
SH= = (1)
2tmin 2tmin
ここに, SH : 周方向内圧強さ (MPa)
p : 試験内圧 (MPa)
dc : 強化層の中心径 (mm)
Dm : 強化層の平均外径 (mm)
tmin : 強化層の最小厚さ (mm)
(2) 軸方向応力 ( 向応力は,次の式 (2) によって算出する。
p dc
L= (2)
4tmin
9.8.9 報告 報告には,必要に応じて次の事項を記載する。
(1) 試験年月日
(2) 試験片の詳細寸法,数量

――――― [JIS K 7013 pdf 9] ―――――

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(3) 加圧系統の測定精度
(4) 試験中の水温と試験室の温度の範囲
(5) 負荷状態と試験片の自由部分の長さ
(6) 支持の方法
(7) 加圧速度と破壊内圧
(8) 損傷形態(破壊,クラック,漏れ)
(9) 試験中の観察記録
(10) 最大応力の平均値と標準偏差
9.9 長期間繰返し水圧試験
9.9.1 目的 この試験方法は,管の長期間繰返し水圧による周方向内圧強さを求めることを目的とする。
9.9.2 装置 装置は,次による。
(1) 恒温槽 温度を,±2℃に保つことのできるもの。
(2) 加圧装置 試験片内を水で満たし,図9.1に示すようにセットし,加圧繰返し速度,毎分25±2回が
可能な機構のもの。
図9.1 繰返し加圧試験装置の一例
(3) 圧力計 試験内圧に対して±0.5%の精度があるもの。
(4) 繰返し数計数装置 試験片の破壊に対し,自動的に作動するもの。
(5) 試験片の取付け具 自由端にはめ込みができ,圧力調整弁をもち,端末で破壊させないような閉止栓。
9.9.3 試験片 試験片は,管体とし,長さは,表9.3のとおりとする。

――――― [JIS K 7013 pdf 10] ―――――

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JIS K 7013:1997の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/DIS 7370:1996(MOD)

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