JIS L 4406:2021 タイルカーペット | ページ 2

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表2−パイル糸の引抜き強さ
単位 N
品質による種類
パイルの形状による種類
第一種 第二種
カットパイル 13.0以上 11.0以上
ループパイル 24.5以上 19.5以上
カットパイル部 13.0以上 11.0以上
カット/ループパイル
ループパイル部 24.5以上 19.5以上

5.5 摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率

  摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率は,7.6によって試験したとき,表3のとおりとする。
表3−摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率
品質による種類
第一種 第二種
15.0 %以下 25.0 %以下

5.6 キャスターチェアによる幅及び長さの変化率

  キャスターチェアによる幅及び長さの変化率は,7.7によって試験したとき,0.15 %以下とする。

5.7 熱及び水の影響による幅及び長さの変化率

  熱及び水の影響による幅及び長さの変化率は,7.8によって試験したとき,0.10 %以下とする。ただし,
補強層がビチューメンのものについては0.25 %以下であってもよい。

5.8 熱及び水の影響による反り

  熱及び水の影響による反りは,7.9によって試験したとき,1.5 mm以下とする。

5.9 帯電性

  帯電性は,7.10によって試験したとき,人体電位の大きさが2.0 kV以下とする。

5.10 難燃性

  “難燃”と表示するタイルカーペットについては,7.11によって試験したとき,表4のとおりとする。
表4−難燃性
残炎時間 燃焼長さ
項目
秒 cm
たて方向
20以下 10以下
よこ方向

5.11 パイル糸の染色堅ろう度

  パイル糸の染色堅ろう度は,7.12によって試験したとき,表5のとおりとする。ただし,特定の色相の
ものは,耐光堅ろう度又は摩擦堅ろう度(乾燥)のいずれか一方が,基準より1級下であってもよい。
なお,特定の色相のものとは,特に濃色のもの(無彩色で明度の低いもの,明度が低くて彩度の高いも
の及びJIS L 0805に規定する汚染用グレースケールで判定して2級以下のもの),又は特に淡色のもの(明
度が高くて彩度の低いもの及びJIS L 0805に規定する汚染用グレースケールで判定して3級以上のもの)
をいう。

――――― [JIS L 4406 pdf 6] ―――――

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表5−パイル糸の染色堅ろう度
項目 等級
耐光堅ろう度
4級以上
摩擦堅ろう度(乾燥)

5.12 パイル糸の油脂分及び溶剤抽出分並びに洗浄減量

  パイル糸の油脂分及び溶剤抽出分並びに洗浄減量は,7.13によって試験したとき,表6のとおりとする。
表6−パイル糸の油脂分及び溶剤抽出分並びに洗浄減量
パイル糸の種類 油脂分及び溶剤抽出分 洗浄減量
毛(混紡を含む。) 1.2 %以下
アクリル,アクリル系,ポリエステル,ナイロ
紡績糸 0.9 %以下 −
ン又はこれらの混用品
その他(ただし,ポリプロピレンは除く。) 1.2 %以下
ポリプロピレン − 0.9 %以下
フィラメント糸
上記以外 0.9 %以下 −

5.13 外観

  外観は,表7のとおりとする。
表7−外観
項目 外観
穴·裂けの欠点 あってはならない。
汚れの欠点 目立たない。
補修の跡の欠点 目立たない。
その他の欠点 たて筋,よこ段などの欠点が目立たない。

6 材料

  パイルの組成繊維は,製品に適するものを用いる。また,有害物質が基準を超えて含有される材料は,
使用してはならない。
注記 有害物質は,有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(昭和48年法律第112号)に基
づく有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律第二条第二項の物質を定める政令(昭和
49年政令第334号)及び有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律施行規則(昭和49
年厚生省令第34号)に規定するものをいう。

7 試験方法

7.1 試料・試験片の採取及び準備

  試料及び試験片の採取は,JIS L 1021-1による。ただし,7.2,7.3及び7.7の試料及び試験片の調製及び
試験条件は,JIS L 0105の5.1.1(標準状態)による。

7.2 幅及び長さ

7.2.1 器具
測定器具は,0.05 mmまで測定可能なものを用いる。

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7.2.2 試験片
試験片は,製品全形3枚とする。
7.2.3 方法
幅及び長さの測定方法は,試験片を平らな台の上に置き,図1に示すようにタイルカーペットの幅及び
長さの方向にそれぞれ3本の測定線(AB,EF,A'B'及びE'F'は試験片の端から約10 mmの点,CDは上辺
及び下辺の中心点,C'D'は左辺及び右辺の中心点)を決め,0.05 mmの精度まで測定する。測定は,試験
片3枚について行う。
なお,試験片に反りがある場合は,平板などで平らにして測定する。また,パイル糸を挟まないように
注意して測定する。
単位 mm
図1−幅及び長さの測定箇所
7.2.4 計算
幅及び長さは,次のとおり求める。
a) 試験片1枚ごとの幅の測定値A'B',C'D'及びE'F'の平均値を算出し,JIS Z 8401の規則Bによって,
小数点以下1桁に丸める。また,同様に,長さの測定値AB,CD及びEFの平均値を算出し,JIS Z 8401
の規則Bによって,小数点以下1桁に丸める。
b) )で求めた平均値から,試験片3枚の幅及び長さの平均値をそれぞれ算出し,JIS Z 8401の規則Bに
よって,小数点以下1桁に丸める。

7.3 直角の程度

7.3.1 器具
測定器具は,次のa)及びb)の組合わせ又はc)及びd)の組合わせとする。
a) ダイヤルゲージ付きL字形鋼製測定器具 タイルカーペットの辺の長さより大きいL字形鋼製測定器
具に,JIS B 7503に規定する目量0.01 mmダイヤルゲージ2個を固定したもの(L字形鋼製測定器具
の直角の位置から約10 mmの位置及びタイルカーペット測定辺の端から約10 mmの位置)とする。
b) 直定規 JIS B 7514に規定するB級以上のもの又は直線部の面がこれと同等以上の精度があるものと
する。
c) 字形鋼製測定器具 JIS B 7526に規定する2級以上のもの又はこれと同等以上の精度があるものと

――――― [JIS L 4406 pdf 8] ―――――

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する。
d) すきまゲージ JIS B 7524に規定するゲージとする。
7.3.2 試験片
試験片は,製品全形3枚とする。
7.3.3 方法
7.3.3.1 一般事項
直角の程度の測定方法は,試験片3枚について,ダイヤルゲージ付きL字形鋼製測定器具又はすきまゲ
ージを用い,試験片の四辺を測定する。
7.3.3.2 ダイヤルゲージ方式の場合
ダイヤルゲージ付きL字形鋼製測定器具のダイヤルゲージが付いている辺の内側に直定規を押し当て,
ダイヤルゲージの0点を調整する。次に,ダイヤルゲージが付いていない辺の内側に試験片の一辺を軽く
押し当てたまま,試験片をダイヤルゲージ側にゆっくり移動させ,試験片の一部をダイヤルゲージが付い
ている辺の内側に接触させたとき,図2に示す位置における隙間の値を,ダイヤルゲージによって0.01 mm
の精度まで測定する。
単位 mm
図2−ダイヤルゲージ方式の場合の測定方法
7.3.3.3 すきまゲージを使用する場合
L字形鋼製測定器具の片側の内側に試験片の一辺を軽く押し当て,L字形鋼製測定器具の一方の内側に
試験片の一部を接触させたとき,図3に示す位置(a及びb)における隙間の値を,すきまゲージを用いて
0.01 mmの精度まで測定する。

――――― [JIS L 4406 pdf 9] ―――――

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単位 mm
図3−すきまゲージを使用する場合の測定方法
7.3.4 計算
直角の程度は,各試験片の四辺の隙間の最大値を求め,3枚の試験片の最大値の平均値を算出し,JIS Z
8401の規則Bによって小数点以下2桁に丸める。

7.4 単位面積当たりの基部上のパイル質量

  単位面積当たりの基部上のパイル質量の試験は,JIS L 1021-4の箇条8(単位面積当たりの基部上のパイ
ル質量)による。

7.5 パイル糸の引抜き強さ

  パイル糸の引抜き強さの試験は,JIS L 1021-8による。

7.6 摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率

  摩擦を伴った動的荷重による厚さ減少率の試験は,JIS L 1021-7の箇条4(摩擦を伴った動的荷重による
厚さ減少)による。

7.7 キャスターチェアによる寸法の変化率

7.7.1 装置及び器具
装置及び器具は次のとおりとする。
a) キャスターチェア試験機 キャスターチェア試験機は,次の各部からなる図4及び図5に示すもので,
キャスターの軌跡が図6のようになるものとする。
1) キャスター機構 キャスター機構の全質量は90 kgとする。キャスター機構の下部には,三つの一
輪スイベルキャスターを装備し,各キャスターの取付け位置は,キャスター機構の回転軸の中心に
対してそれぞれ120°の角度とし,かつ,中心から130 mmの距離とする。また,キャスター機構
の回転数は50 rpmとする。キャスターの材質は,ポリアミドとする。キャスターの接地面の曲率半
径はR100±10 mmとし,キャスターの直径と幅はそれぞれ50 mm及び20 mmとする。キャスター
の取付け軸と車輪の中心との間の距離は32 mmとする。
2) 円形試料台 円形試料台の直径は800 mm±5 mmで,その回転数は19 rpmとし,3分間経過ごとに
反転を行う。

――――― [JIS L 4406 pdf 10] ―――――

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