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10.1 試験室の条件 試験室内の温度は,各項に規定する場合を除き20±15℃とし,試験中の温度の変動
は±5℃とする。
10.2 構造・寸法及び外観試験 特に規定がない項目については,4.,5.,7.,8.及び9.に規定する内容に
応じ,目視,操作,試験器具などによって調べる。
10.3 ホースの性能試験
10.3.1 気密試験 気密試験は,試料の一端を閉そくし,他の一端から19.6kPa [{0.2kgf/cm2}] の空気圧を1
分間加え,漏れの有無を調べる。
10.3.2 耐圧試験 耐圧試験は,試料の一端を閉そくし,他の一端から784kPa [{8kgf/cm2}] の水圧を30秒
間加え,漏れの有無及び異常の有無を目視によって調べる。
10.3.3 引張試験 引張試験は,試料の一端を閉そくし,他の一端から19.6kPa [{0.2kgf/cm2}] の空気圧を加
えた状態で,一端を固定し,他の一端に表12に示す引張荷重を5分間加え,接続金具の離脱,チューブの
破断などの異常の有無及び漏れの有無を調べる。ただし,ホースエンド接続金具のホースエンドの耐引抜
性能については,10.3.16の引抜試験による。
表12 引張試験
単位N [{kgf}]
チューブの呼び径 引張荷重
9.5 1 373 [{140}]
13 1 765[{180}]
19 2 648[{270}]
25 3 629[{370}]
32 3 629[{370}]
10.3.4 ねじり試験 ねじり試験は,試料の一端を閉そくし,他の一端から19.6kPa [{0.2kgf/cm2}] の空気圧
を加えた状態で,試料両端の接続金具を図1の試験装置に接続し,ホースの一端にねじりを加える操作(ホ
ースの軸線を中心に左右交互に90°ねじる)を1012秒/回の速さで10回繰り返した後,破断,き裂,
保護被膜の割れ,はがれ,その他の異常の有無及び漏れの有無を調べる。
――――― [JIS S 2145 pdf 6] ―――――
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図1 ねじり試験装置
10.3.5 屈曲試験 屈曲試験は,試料の一端を閉そくし,他の一端から19.6kPa [{0.2kgf/cm2}] の空気圧を加
えた状態で,図2に示す方法によって固定し,ホースの一端に最小曲げ半径となるように曲げを加える操
作(自由位置の両側に各々180°曲げる操作又はこれに達しないものは,最大曲げ角度まで)を1012秒
/回の速さで15回繰り返した後,保護被膜の割れ,はがれ,その他の異常の有無を調べる。さらに15回
同じ操作を繰り返した後,き裂,その他の異常の有無及び漏れの有無を調べる。
図2 屈曲試験装置
注(3) 円柱の直径は,最小曲げ半径の2倍とする。
10.3.6 衝撃試験 衝撃試験は,次による。
(1) 落球衝撃試験は,試料の一端を閉そくし,他の一端から19.6kPa [{0.2kgf/cm2}] の空気圧を加えた状態
で,コンクリート床上に置き,床より1mの高さから質量2kgの鋼球をチューブ中央部に落下させ,
――――― [JIS S 2145 pdf 7] ―――――
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き裂,その他異常の有無及び漏れの有無を調べる。
(2) ハンマ衝撃試験は,試料の一端を閉そくし,他の一端から19.6kPa [{0.2kgf/cm2}] の空気圧を加えた状
態で,試料を図3に示す試験装置に取り付け,接続金具に表13に示す衝撃力を加え接続金具の破損,
使用上有害な変形及び漏れの有無を調べる。
表13 衝撃力
ホースの呼び径 衝撃力N・cm [{kgf・cm}]
3B
9.5A 8 1 323.9[{135}]
1B
13A 2 1 323.9[{135}]
3B
19A 4 2 059.4[{210}]
25A 1B 2 059.4[{210}]
1B
32A 14 2 059.4 [{210}]
図3 ハンマ衝撃試験装置
10.3.7 反復取付け試験 反復取付け試験は試料を固定し,19.6kPa [{0.2kgf/cm2}] の空気圧をかけ,次の操
作を8回繰り返す。
フレア接続部をJIS B 4650に規定するトルクレンチで,表14に示す最小トルクで締め付け,漏れの有
無を確認する。漏れが生じた場合,漏れが止まるまで増し締めを行う。その後ホースを60°曲げて元へ戻
し,漏れの有無を調べる。もし漏れが生じた場合,漏れが止まるまで増し締めを行う。ただし,増し締め
トルクは表14に示す最大トルクを超えてはならない。
備考 繰り返して締め付ける際には,その都度フレア接続部を緩め,チューブを軸心の周りに55°ず
つ時計回りに回転させて取り付ける。曲げ方向は,前回の曲げ方向と反対方向とする。
――――― [JIS S 2145 pdf 8] ―――――
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表14 締付けトルク
単位N・cm [{kgf・cm}]
ホースの呼び径 チューブ材質
銅合金 ステンレス鋼
最小 最大 最小 最大
3B
9.5A 8 3 334.3 [{340}]
2 157.5 [{220}] 2 157.5 [{220}]4 216.9 [{430}]
1B
13A 2 4 216.9 [{430}]
2 745.8 [{280}] 2 745.8 [{280}]5 589.8 [{570}]
3B
19A 4 6 668.5 [{680}]
4 511.1 [{460}] 4 511.1 [{460}]7 551.1 [{770}]
25A 1B 7 551.1 [{770}]
5 001.4 [{510}] 5 001.4 [{510}]8 433.7 [{860}]
1B
32A 14 7 551.1 [{770}]
5 001.4 [{510}] 5 001.4 [{510}]8 433.7 [{860}]
10.3.8 耐熱試験 耐熱試験は,試料を温度120±2℃で30分間保持した後取り出し,常温に復した後,10.3.1
の気密試験を行う。
10.3.9 応力腐食割れ試験 応力腐食割れ試験は,試料を最小曲げ半径の0.8倍の曲げ半径で180°曲げ(た
だし,曲げ角度が180°に達しない長さのものでは,その最大曲げ角度),表15に示す条件で試験を行っ
た後取り出し,次によって試験を行う。
(1) 接続金具の締め直し及び最小曲げ半径によって反対方向に180°曲げた後,目視によってき裂の有無
を調べる。
(2) (1)の操作の後,10.3.1の気密試験を行う。
表15 応力腐食割れ試験の条件
チューブの材質 試料の条件 雰囲気の条件 放置時間h
銅合金 保護被膜を施し容積18lのプラスチック製 18
た試料で両端を又はガラス製の容器内に
開放 試薬1級アンモニア水
250m1及び蒸留水250mlを
入れたアンモニア雰囲気
(図4-1参照)
ステンレス鋼 保護被膜を施さ塩化ナトリウム20%溶液3l 14
ない試料で両端と亜硝酸ナトリウム溶液
を閉そく 10mlとの混合液を沸騰さ
せた状態 (図4-2参照)
図4-1 応力腐食割れ試験 図4-2 応力腐食割れ試験
10.3.10 流量試験 流量試験は,図5-1の試験装置を用い,空気を流し,水柱計2を空気圧2.75kPa
[{280mmH2O}] として,次によって行う。
(1) ホースの長さが600mmの場合は,空気を通じたときの入口側と出口側との圧力の差が0.049kPa
[{5mmH2O}] となるように空気放出口栓で差圧を調整し,通過流量を調べる。
(2) ホースの長さが600mm以外の場合は,空気を通じたときの入口側と出口側との圧力差が次の式で算
――――― [JIS S 2145 pdf 9] ―――――
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出された値となるように空気放出口栓で差圧を調整し,通過流量を調べる。
l+10D
ΔP=.0049
600+10D
l+10D
ΔP=5
600+10D
ここに, ΔP : 入口側と出口側の圧力差kPa [{mmH2O}]
l : チューブの長さ (mm)
D : チューブの基準内径 (mm)
図5-1 流量試験装置
備考1. ガスメータの代わりにローターメータを用いてもよいが,この場合,ローター
メータの位置は,空気放出口栓の下流の位置とする。
2. 圧力測定用三方継手は,原則として図5-2のものを用いる。
(1) 圧力測定用三方継手のホース接続金具との接続は,ホース接続金具の管用テー
パねじと同一の呼びのねじ接合によること。
(2) ホース接続金具の管用テーパねじがおねじの場合は,圧力測定用三方継手とホ
ース接続金具の間にJIS B 2301に規定するホース接続金具の管用テーパねじと
同一の呼びのソケットを入れてそれぞれ接続すること。
(3) ホース接続金具がホースエンド接続用の場合は,三方継手の一端にJIS S 2120
に規定するホースエンドを取り付けて接続すること。
図5-2 圧力測定用三方継手
10.3.11 可とう性試験 可とう性試験は,図6に示すように,円柱に試料の一端から150mmの位置でホー
スが接するように他端を固定し,固定されていない端に力を加え,円柱にホースが沿うように90°曲げ,
そのときの曲げ力を調べる。
――――― [JIS S 2145 pdf 10] ―――――
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JIS S 2145:1991の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.70 : ホース及びホースアセンブリ
JIS S 2145:1991の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB2301:2013
- ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手
- JISB4652:2008
- 手動式トルクツールの要求事項及び試験方法
- JISD0205:1987
- 自動車部品の耐候性試験方法
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG5705:2018
- 可鍛鋳鉄品
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH8610:1999
- 電気亜鉛めっき
- JISH8617:1999
- ニッケルめっき及びニッケル-クロムめっき
- JISH8641:2007
- 溶融亜鉛めっき
- JISK2240:2013
- 液化石油ガス(LPガス)
- JISK6258:2016
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
- JISR3453:2001
- ジョイントシート
- JISS2120:2019
- ガス栓