JIS S 2145:1991 ガス用金属フレキシブルホース | ページ 3

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図6 可とう性試験
10.3.12 耐溶液性試験 耐溶液性試験は,ホースを最小曲げ半径で180°曲げ(曲げ角度が180°に達しな
い長さのホースにあっては最大曲げ角度)を行い,表16に示す試験条件で,チューブの曲がり部を図7
に示す状態で浸せきした後取り出し,保護被膜の割れ,はがれなどの異常の有無を目視によって調べる。
表16 耐溶液性試験条件
試験項目 試験条件
浸せき液 試験温度℃ 試験時間
耐洗剤性 2%n−ラウリルベンゼンスルホン酸 40±5 168h
ナトリウム水溶液
耐食用油性 大豆油 25±5 24h
耐高温食用油性 大豆油 155±5 10s
耐食酢性 4.5%酢酸水溶液 25±5 24h
耐せっけん液性 2%ラウリル酸ナトリウム水溶液 40±5 24h
耐塩素系漂白剤性 0.2%次亜塩素酸ナトリウム水溶液 40±5 168h
図7 耐溶液性試験
10.3.13 難燃性試験 難燃性試験は,図8に示すように,ホースのチューブ保護被膜面が還元炎の先から約
10mm離れた位置になるように試料を5秒間炎の中に入れた後取り出して,5秒以上炎を出して燃え続け
ないかどうかを調べる。
なお,加熱用バーナは,炎口内径10mm及びノズル口径0.3mmのブンゼンバーナを用い,使用ガスは
JIS K 2240の1種2号又は1種1号のガスを完全燃焼させ,炎の長さは約40mmとする。

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図8 難燃性試験
10.3.14 冷熱サイクル試験 冷熱サイクル試験は,試料を最小曲げ半径で180°曲げ(曲げ角度が180°に
達しない長さのホースにあっては最大曲げ角度)を行った状態で,雰囲気温度を70℃に2時間保ち,その
後常温30分以上,−5℃2時間,常温30分以上と変化させる。これを1サイクルとし,それを5サイクル
行った後,保護被膜の割れ,はがれ,その他使用上有害な欠陥の有無を調べる。
10.3.15 耐候性試験 耐候性試験は,試料を最小曲げ半径で180°曲げ(曲げ角度が180°に達しない長さ
のホースにあっては最大曲げ角度)を行った状態で,JIS D 0205の5.4(促進耐候性試験方法)に規定する
方法によって,連続400時間の試験を行った後,保護被膜又はカバーの割れ,はがれなど使用上有害な欠
陥の有無を目視によって調べる。
10.3.16 引抜試験 引抜試験は,次による。
(1) ホースエンド接続金具にJIS S 2120に規定するホースエンドを取り付け,一端を固定し他端に980N
[{10kgf}] 以上の荷重を加えた状態で5分間以上保持したとき,抜け外れのないことを確認した後,
10.3.1の試験を行う。
(2) ホースエンド接続金具をホースエンドに取り付けた状態で,低温時の引抜き試験は−5℃の恒温槽に,
高温時の引抜き試験は60℃の恒温槽に,それぞれ30分間以上放置した後取り出し,速やかに他端を
固定し,ホースエンドの先端に637N [{65kgf}] 以上の荷重を加えた状態で5分間保持したとき,抜け外
れのないことを確認した後,10.3.1の試験を行う。
この場合の試料は,同一試料でなくてもよい。
10.4 ガスケットの耐ガス試験
10.4.1 n−ペンタン試験 n−ペンタン試験は,図9に示す試験装置によって試験温度35±2℃で純度98%
以上のn−ペンタンで飽和させた雰囲気中にガスケットを入れ,48時間放置した後取り出し,次に30分以
内にJIS K 6301の12.6.2(体積変化率)によって体積変化率を算出し,かつ使用上支障のある軟化,ぜい
化などがあるかどうかを調べる。
10.4.2 ブタン試験 ブタン試験は,図10に示す試験装置によって試験圧力19.6kPa [{0.2kgf/cm2}] ,試験
温度35±2℃,純度98%以上のブタンで飽和させた雰囲気中にガスケットを入れ,72時間放置した後取り
出し,直ちに直径24cmのデシケータ中に入れ約40分間放置する。次に30分以内に体積変化率及び使用
上支障のある軟化,ぜい化などがあるかどうかを調べる。

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図9 n−ペンタン試験
図10 ブタン試験
11. 検査
11.1 形式検査(4) 形式検査は,3.,4.,5.及び7.,8.,9.の各項について10.の試験方法によって,また13.
の各項について目視などによって行い,3.,4.,5.,7.,8.,9.及び13.の規定に適合しなければならない。
注(4) 形式検査とは,製品の品質が設計で示したすべての品質項目を満足するかどうかを判定するた
めの検査をいう。
11.2 製品検査(5) 製品検査は,各製品ごとに次の各項について10.の試験方法及び目視などによって行い,
3.,5.,8.及び13.の規定に適合しなければならない。ただし,検査は合理的な抜取方式によってもよい。
(1) 気密性
(2) 寸法(長さだけとする。)
(3) 外観
(4) 表示
注(5) 製品検査とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計,製造による製品の受渡しに際して,

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必要と認める品質項目を満足するものであるかどうかを判定するための検査をいう。
12. 製品の呼び方 ホースの呼び方は,規格番号又は規格の名称(6),適用ガス種,チューブの材質,ホー
スの呼び径,ホースの長さ及び接続金具の種類の記号による。
なお,液化石油ガス専用のものについては,さらに接続金具のねじの呼びを付加して呼ぶものとする。
注(6) 規格番号又は規格の名称は省略してもよい。
例1. JIS S 2145(又はガス用金属フレキシブルホース)
例2. JIS S 2145(又はガス用金属フレキシブルホース)
13. 表示 ホースの見やすい箇所に,次の事項を表示しなければならない。
(1) 製造業者名又はその略号
(2) 製造年又はその略号
(3) 適用ガス種(液化石油ガス専用の場合だけ “L” と表示する。)
(4) 最小曲げ半径
14. 取扱い上の注意事項 ホースには,次に示す取扱い上の注意事項を記した取扱説明書を添付しなけれ
ばならない。
(1) 取扱いに関する注意事項
(2) 接続に関する注意事項
(3) 設置場所に関する注意事項

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付表1 引用規格
JIS B 2301 ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手
JIS B 4650 手動式トルクレンチ
JIS D 0205 自動車部品の耐候性試験方法
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 4307 冷間圧延ステンレス鋼帯
JIS G 5702 黒心可鍛鋳鉄品
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管
JIS H 8610 電気亜鉛めっき
JIS H 8617 ニッケル及びニッケル・クロムめっき
JIS H 8641 溶融亜鉛めっき
JIS K 2240 液化石油ガス(LPガス)
JIS K 6301 加流ゴム物理試験方法
JIS R 3453 石綿ジョイントシート
JIS S 2120 ガスコック

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JIS S 2145:1991の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 2145:1991の関連規格と引用規格一覧