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B 1220 : 2015
表A.4−寸法測定方法
測定部位 測定箇所 測定器具
軸部径(ds) 軸中央部の1か所 JIS B 7502に規定する目量が0.01 mmのマイクロメータ
長さ(lt) ボルト端部間の1か所 JIS B 7512に規定する目量が1 mmの鋼製巻尺,
JIS B 7516に規定する目量が1 mmの金属製直尺又は
JIS B 7507に規定するノギス
ねじ部長さ(b) 不完全ねじ部を除く両端ねじ部の2か所 JIS B 7512に規定する目量が1 mmの鋼製巻尺,
JIS B 7516に規定する目量が1 mmの金属製直尺又は
JIS B 7507に規定するノギス
A.9.2 ねじ
ねじは,JIS B 1071の箇条4(測定方法)の規定によって有効径及び外径を測定し,公差域クラスを確
認する。
A.9.3 ボルトの機械的性質
A.9.3.1 炭素鋼製ボルトの機械的性質
炭素鋼製ボルトの機械的性質は,ねじ加工後ではなく,JIS G 3138の10.2(機械試験)の規定によって
試験した鋼材の検査成績書で確認する。
A.9.3.2 ステンレス鋼製ボルトの機械的性質
ステンレス鋼製ボルトの機械的性質は,ねじ加工後ではなく,JIS G 4321の13.(試験)の規定によって
試験した鋼材の検査成績書で確認する。
A.9.4 外観
外観は,目視による。
A.10 ボルトの検査
ボルトの検査は,合理的な抜取検査方式を用いてA.9の試験を行い,A.4A.8の規定に適合しているも
のを合格とする。
なお,A.9.1で測定した寸法は,その値の全てが表A.2又は表A.3に適合しなければならない。
――――― [JIS B 1220 pdf 16] ―――――
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B 1220 : 2015
附属書B
(規定)
構造用六角ナット
B.1 一般
この附属書は,構造用アンカーボルトセットに使用する構造用六角ナット(以下,ナットという。)の特
性について規定する。
B.2 ナットの種類
ナットの種類は,材料によって区分し,表B.1による。
表B.1−ナットの種類
ナットの種類 ナットの材料 ねじの種類 ねじの公差域クラス ナットの強度区分
構造用六角ナット 炭素鋼 並目ねじ
5J
細目ねじ 7H
構造用六角ナットSUS ステンレス鋼 並目ねじ 50
B.3 ナットの材料
B.3.1 炭素鋼製ナット
炭素鋼製ナットの材料は,表B.5に規定する機械的性質に適合するものとする。
B.3.2 ステンレス鋼製ナット
ステンレス鋼製ナットの材料は,表B.6に規定する機械的性質に適合するものとする。また,その化学
成分は,表B.2に示すものでなければならない。
なお,化学成分は,JIS G 0320による分析方法を用いて分析した鋼材の検査成績書又はこれに代わる分
析方法を用いて分析した検査成績書で確認する。
表B.2−ステンレス鋼製ナットの化学成分
単位 %
強度 鋼種 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu
区分 区分
50 A2 0.10 1.0 2.0 0.05 0.03 8.0 15.0 − 4.0
以下 以下 以下 以下 以下 19.0 20.0 以下
B.4 ナットの形状及び寸法
ナットの形状及び寸法は,B.9.1で測定したとき,表B.3の規定に適合しなければならない。
――――― [JIS B 1220 pdf 17] ―――――
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B 1220 : 2015
表B.3−ナットの形状及び寸法
単位 mm
ねじの ねじの ナットの高さ ナットの二面幅 対角距離 ねじ穴の偏心 座面の傾き
呼び ピッチ (m) (S) (e) (A−B) (E)
(D) (p) 及び
側面の傾き
(F)
並目 細目 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 参考 最大値(参考) 最大値(参考)
M16 2 − 13 24 27.7 1.1
0
M18 2.5 − 15 27 31.2 1.2
±0.9 −0.8
M20 2.5 − 16 30 34.6 1.4
M22 2.5 − 18 32 37 1.5
M24 3 2 19 36 41.6 1.6
0
M27 3 2 22 41 47.3 2
−1
M30 3.5 2 24 ±1.0 46 53.1 2.2
M33 3.5 2 26 50 57.7 2.4
M36 4 3 29 55 63.5 2.6
M39 4 3 31 60 69.3 2.8
M42 4.5 3 34 65 0 75 3.1
M45 4.5 4 36 70 −1.2 80.8 3.3
M48 5 4 38 ±1.2 75 86.5 3.6 2°
M52 5 4 42 80 92.4 3.8
M56 5.5 4 45 85 98.1 4.1
M60 5.5 4 48 90 104 4.3
M64 6 4 51 95 110 4.6
M68 6 4 54 100 0 115 4.8
M72 − 6 58 105 −1.4 121 5.0
M76 − 6 61 110 127 5.3
M80 − 6 64 ±1.5 115 133 5.5
M85 − 6 68 120 139 5.8
M90 − 6 72 130 150 6.2
0
M95 − 6 76 135 156 6.5
−1.6
M100 − 6 80 145 167 6.8
B.5 ナットのねじ
ナットのねじは,B.9.2で測定したとき,次の規定に適合しなければならない。
a) ナットのねじは,JIS B 0205-2に規定するメートル並目ねじ及びメートル細目ねじとし,JIS B 0205-4
に規定する基準寸法とする。ねじの精度は,JIS B 0209-3に規定するねじの公差域クラス7Hとする。
――――― [JIS B 1220 pdf 18] ―――――
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B 1220 : 2015
b) 溶融亜鉛めっきを施す場合のナットのねじは,JIS B 0205-2に規定するメートル並目ねじに表B.4に
規定するオーバタップを施したものとする。溶融亜鉛めっきを施す前のねじの精度は,JIS B 0209-3
に規定するねじの公差域クラス7Hとする。
表B.4−溶融亜鉛めっき施工前のねじのピッチ及びオーバタップ量
単位 mm
ねじの呼び ねじのピッチ オーバタップ量
(d) (p)
M16 2.0
M18,M20,M22 2.5 +0.8
M24,M27 3.0
M30,M33 3.5
M36,M39 4.0
+1.0
M42,M45 4.5
M48 5.0
B.6 ナットの機械的性質
B.6.1 炭素鋼製ナット
炭素鋼製ナットの機械的性質は,B.9.3で試験したとき,表B.5の規定に適合しなければならない。
なお,保証荷重値の規定は,ねじの呼びがM39までとし,ねじの呼びがM42以上は硬さ規定による。
表B.5−炭素鋼製ナットの機械的性質
強度区分 保証荷重値(N/mm2) 硬さ(HV)
5J 610 146319
B.6.2 ステンレス鋼製ナット
ステンレス鋼製ナットの機械的性質は,B.9.4で試験したとき,表B.6の規定に適合しなければならない。
なお,表B.6の鋼種区分及び強度区分は,JIS B 1054-2の規定による。
表B.6−ステンレス鋼製ナットの機械的性質
鋼種区分 強度区分 保証荷重値(N/mm2)
A2 50 500
B.7 ナットの表面処理
ナットに表面処理を施す場合は,電気めっき又は溶融亜鉛めっきとする。溶融亜鉛めっきは,ねじのは
めあいを考慮して,JIS H 8641に規定するHDZ 35とする。
B.8 ナットの外観
ナットの外観は,B.9.5で試験したとき,割れ,かえり,使用上有害なきず,ばりなどの欠陥があっては
ならない。
――――― [JIS B 1220 pdf 19] ―――――
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B 1220 : 2015
B.9 ナットの試験
B.9.1 寸法
ナットの寸法は,JIS B 7507に規定する目量が0.05 mmのノギスを用いて,表B.3に規定するナットの
高さ(m)の寸法を120°間隔に3か所測定する。また,表B.3に規定するナットの二面幅(S)の寸法を
3か所測定する。
B.9.2 ねじ
ねじは,JIS B 1071の箇条4(測定方法)の規定によって有効径及び内径を測定し,公差域クラスを確
認する。
B.9.3 炭素鋼製ナットの機械的性質
炭素鋼製ナットの機械的性質の試験は,JIS B 1052-2による。
B.9.4 ステンレス鋼製ナットの機械的性質
ステンレス鋼製ナットの機械的性質の試験は,JIS B 1054-2の箇条7(試験方法)による。
B.9.5 外観
外観は,目視による。
B.10 ナットの検査
ナットの検査は,合理的な抜取検査方式を用いて,B.9で試験したときB.4B.8の規定に適合している
ものを合格とする。
なお,B.9.1で測定した寸法は,その値の全てが表B.3に適合しなければならない。
B.11 ナットの呼び方
ナットの呼び方は,規格番号,ナットの種類,ねじの種類,ねじの呼び及び強度区分とする。表面処理
を施す場合は,表面処理の記号を末尾に追記する。
ナットの呼び方を,例1例3に示す。
例1 構造用転造ねじアンカーボルトABR490用構造用六角ナットのM30の場合
JIS B 1220 構造用六角ナット 並目ねじ M30−5J
強度区分
ねじの呼び
ねじの種類
ナットの種類
規格番号
――――― [JIS B 1220 pdf 20] ―――――
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JIS B 1220:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.30 : 座金,ロッキングエレメント
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.20 : ナット
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.10 : ボルト,ねじ,びょう
JIS B 1220:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0205-2:2001
- 一般用メートルねじ―第2部:全体系
- JISB0205-4:2001
- 一般用メートルねじ―第4部:基準寸法
- JISB0209-3:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第3部:構造体用ねじの寸法許容差
- JISB1052-2:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―第2部:強度区分を規定したナット―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1054-1:2013
- 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第1部:ボルト,小ねじ及び植込みボルト
- JISB1054-2:2013
- 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第2部:ナット
- JISB1071:2010
- 締結用部品―精度測定方法
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG3138:2005
- 建築構造用圧延棒鋼
- JISG3138:2021
- 建築構造用圧延棒鋼
- JISG4321:2000
- 建築構造用ステンレス鋼材
- JISH8641:2007
- 溶融亜鉛めっき
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法