JIS B 2031:2013 ねずみ鋳鉄弁 | ページ 4

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b) 塗装は,異物の混入,塗りむら,ピンホール,塗りもれなどの欠点がなく,表面は滑らかで,均一な
塗膜が得られるように行う。
表A.1−塗料の塗装塗膜の品質
品質項目 試験項目 品質
エポキシ樹脂 ナイロン樹脂
塗膜の比重 比重試験 1.5以下 1.1以下
塗膜の付着性 碁盤目試験 評価点数が8以上であること。試験方法及び判定基準は
JIS K 5400:1990による。
塗膜の耐衝撃性 衝撃変形試験 衝撃による変形で割れ,はがれができないこと。
塗膜可とう性 エリクセン試験 き裂が発生しないこと。
塗膜の引っかき抵抗性 鉛筆引っかき試験 硬度Hの鉛筆で異常がな 硬度2Bの鉛筆で異常がな
いこと。 いこと。
塗膜の防食性 塩水噴霧試験 500時間の塩水噴霧試験に耐えること。
塗膜の耐温度繰返し性 低温・高温繰返し試験 しわ,割れ,膨れ,はがれなどが発生せず,つやの減少,
変色が大きくないこと。
A.5 塗料の塗装塗膜試験
A.5.1 試験の一般条件
試験の一般条件は,JIS K 5400:1990の3.による。
なお,試験は,塗料製造業者が行い,その試験成績書を塗装業者に提出しなければならない。また,使
用者が必要と認めたときは,使用者は,その試験に立ち会うとともに,その試験成績書を提出させること
ができる。
A.5.2 塗料の採取方法
塗料の採取方法は,表A.2に示すロットごとにJIS K 5400:1990の2.によって採取する。
A.5.3 塗装塗膜試験片の作成
A.5.3.1 試験項目別の試験片の材料,寸法及び数量
試験項目別の試験片の材料,寸法及び数量は,表A.2による。
A.5.3.2 試験片の作成
試験片の作成は,表A.2に示す鋼板を用いて,A.4.3によって0.2 mm以上の塗膜厚さに塗装し,常温ま
で冷却する。
表A.2−試験項目別の試験片の材料,寸法,数量及びロットの大きさ
試験項目 試験片の材料 試験片の寸法 数量 ロットの大きさ
mm エポキシ樹脂 ナイロン樹脂
比重試験 − − − 製造ロット 同一塗料の1年間に
碁盤目試験 鋼板 150×70×2.0 3 製造されたロット
衝撃変形試験 3
エリクセン試験 90×90×1.2 1
鉛筆引っかき試験 150×70×2.0 1
塩水噴霧試験 3 同一塗料の1年間に
低温・高温繰返し試験 2 製造されたロット

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A.5.4 試験方法
A.5.4.1 比重試験
比重試験は,JIS K 5101:1991の19.による。
A.5.4.2 碁盤目試験
碁盤目試験は,JIS K 5400:1990の8.5.1による。
A.5.4.3 衝撃変形試験
衝撃変形試験は,JIS K 5400:1990の8.3.2による。ただし,落下高さは,50 cmとする。
A.5.4.4 エリクセン試験
エリクセン試験は,JIS Z 2247によって行う。ただし,ポンチを押し込む距離は,エポキシ樹脂を用い
る場合は3 mm,ナイロン樹脂を用いる場合は8 mmとする。
A.5.4.5 鉛筆引っかき試験
鉛筆引っかき試験は,JIS K 5400:1990の8.4.1による。ただし,鉛筆はエポキシ樹脂を用いる場合は硬
度H,ナイロン樹脂を用いる場合は硬度2Bのものを用いる。
A.5.4.6 塩水噴霧試験
塩水噴霧試験は,JIS K 5400:1990の9.1によって行い,500時間後にさび,膨れ,割れなどのないこと
を確認する。ただし,試験片に引っかききずは作らない。
A.5.4.7 低温・高温繰返し試験
低温・高温繰返し試験は,次の操作を行った後,2枚の試験片について,塗膜の状態を調べる。
まず,試験片を20±1 ℃に保った恒温器に2時間保持した後,−30±1 ℃に保った恒温器に2時間保持
し,次いで20±1 ℃に保った恒温器に1時間保持した後,70±1 ℃に保った恒温器に2時間保持し,更に
20±1 ℃に保った恒温器に17時間保持する。これを1サイクルとして,4サイクル繰り返して行う。
A.6 製品の塗膜の品質
A.6.1 外観
塗膜の外観は,A.7.2によって試験を行ったとき,異物の混入,塗りむら,塗りもれがなく,火花の発生
するような欠陥のないものでなければならない。
A.6.2 付着性
塗膜の付着性は,A.7.3によって試験を行ったとき,エポキシ樹脂の場合は,離のないもの,ナイロン
樹脂の場合は,引きがしの力が,40 N/10 mm以上のものでなければならない。
A.6.3 塗膜の硬化
塗膜は,A.7.4によって試験を行ったとき,異常がないものでなければならない。
A.6.4 塗膜の厚さ
硬化後の塗膜の厚さは,次による。
a) エポキシ樹脂塗装 内面は,0.31.0 mmの範囲とする。
外面は,0.15 mm以上とする。
b) ナイロン樹脂塗装 内面は,0.3 mm以上とする。
外面は,塗膜を均一にする。
A.7 製品の塗膜試験
A.7.1 試験一般条件

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試験の一般条件は,次による。
a) 塗膜の試験の範囲は,A.2による。
b) 試験は,塗装業者が行う。
A.7.2 外観試験
外観試験は,次の方法による。
a) 異物の混入,塗りむら及び塗りもれは,目視によって行う。
b) ピンホールは,ホリデーディテクタを用いて1 000 Vの電圧をかけて行い,火花の発生するような欠
陥があるかどうかを調べる。
A.7.3 付着性試験
付着性試験は,次の方法による。
a) エポキシ樹脂の場合は,テストハンマで塗装面を軽くたたいて行う。
b) ナイロン樹脂の場合は,鋳鉄の板状試験片に製品と同一条件で塗装し,常温で図A.1に示すように鋭
利な刃物で素地に達する切れ目を10 mmの幅で入れる。次に,皮膜にきず付けないように片端を起こ
し,ばねばかりなどを用いて90°方向に徐々に引きはがし,そのときの力を常温で測定する。試験は,
製造ロットごとに行うものとし,40 N/10 mm以上の力があるかどうかを調べる。
図A.1−付着性試験
A.7.4 硬化試験
硬化試験は,鉛筆の引っかき試験で行う。鉛筆引っかき試験は,A.5.4.5の方法に準じて行う。試験箇所
は,各部品内面又は外面の1か所以上について行う。
A.7.5 塗膜の厚さの測定
塗膜の厚さの測定は,電磁微厚計又は他の適当な測定器具を用いて測定する。その測定箇所は,長さ方
向に対して任意の2か所を定め,その箇所の円周上の任意の4点とする。
A.8 手直し
A.9の検査結果によって発見された,軽微な欠陥については,使用者の承認を得て,エポキシ樹脂を用
いて補修する場合は,常温硬化性のエポキシ樹脂系塗料を,ナイロン樹脂を用いる場合は,同材質の樹脂
を熱融着するか又は常温硬化性のウレタン樹脂系塗料を用いて手直しすることができる。
A.9 検査
A.9.1 塗料の塗装塗膜検査
塗料の検査は,A.5に基づいて,塗膜の比重,塗膜の付着性,塗膜の耐衝撃性,塗膜の可とう性,塗膜
の引っかき抵抗性,塗膜の防食性,及び塗膜の耐温度繰返し性について行い,表A.1に適合しなければな

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らない。
A.9.2 製品の塗膜検査
製品の塗膜の検査は,A.7に基づいて,塗膜の外観,塗膜の付着性,塗膜の硬化の程度(塗膜の引っか
き抵抗性)及び塗膜の厚さについて行い,A.6に適合しなければならない。
A.10 参考文献
JIS K 5101:1991 顔料試験方法
JIS K 5400:1990 塗料一般試験方法
JIS Z 2247 エリクセン試験方法

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附属書B
(参考)
ハンドル車操作制限トルク
B.1 適用範囲
この附属書は,バルブのハンドル車操作を行う場合の操作制限トルクについて示す。
B.2 制限トルク
バルブを手で操作することが困難な場合には,表B.1に示すハンドル操作制限トルクを超えない範囲で,
ハンドル車回しを使用してもよい。
表B.1−ハンドル車操作制限トルク
単位 N・m
呼び径 弁種
玉形弁・ 仕切弁
アングル弁
40 40 −
50 50 45
65 75 63
80 105 83
100 155 112
125 245 150
150 300 200
200 390 270
250 − 350
300 − 420

JIS B 2031:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 2031:2013の関連規格と引用規格一覧