JIS B 3402:2000 CAD機械製図 | ページ 5

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図39
b) 公差域クラスで指示する(図40)。
図40
c) 普通寸法公差を記号で指示する。
例 普通寸法公差のm級の場合 JIS B 0405-m
備考 普通寸法公差は,表題欄又はその付近に一括指示する。
14. 幾何公差
14.1 公差記入枠を用いた指示方法 幾何公差を個々に公差記入枠を用いて指示する方法は,JIS B 0021
による(図41)。
なお,関連形体に幾何公差を指示する場合には,JIS B 0022によってデータムを指示する(図42)。
図41 真直度公差の指示例 図42 直角度公差の指示例
14.2 最大実体公差方式の指示 はまり合う形体に対して,最大実体公差方式を要求する場合には,JIS B
0023によって,公差記入枠の中の公差値又はデータム文字記号のすぐ後に記号を指示する(図43)。最
大実体公差方式を同軸度公差及びデータムに指示した一般的な例を図44に示す。
図43 位置度公差への指示例

――――― [JIS B 3402 pdf 21] ―――――

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図44 同軸度公差及びデータムにを指示した例
14.3 最小実体公差方式の指示 最小実体公差方式を要求する場合には,JIS B 0023によって,公差値又
はデータム文字記号のすぐ後に記号又はを指示する(図45)。
図45 位置度公差への指示例
14.4 突出公差域の指示 突出した形体に対して,姿勢又は位置の公差を要求する場合には,JIS B 0029
によって突出公差域を指示する(図46)。
図46 突出公差域の指示例
14.5 一括指示方法 通常の努力で得られる幾何公差を指示する場合には,表題欄の中又はその付近にJIS
B 0419による普通幾何公差の公差等級を記号で指示する。
参考 JIS B 0024によって独立の原則の適用を要求した場合には,普通幾何公差を指示するのがよい。
例 普通幾何公差のK級の場合 JIS B 0419-K
15. 表面性状 表面粗さ,筋目方向,表面うねりなど,表面性状(面の肌)を指示する場合には,表面粗
さ及び筋目方向についてはJIS B 0601及びJIS B 0031によって,表面うねりについてはJIS B 0610による。
16. 金属硬さ 金属硬さを指示する場合には,ロックウェル硬さ (HR) , ビッカース硬さ (HV) , ブリネル
硬さ (HB) , その他のいずれかによって指示する。

――――― [JIS B 3402 pdf 22] ―――――

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例 ビッカース硬さの場合 HV 400
17. 熱処理 熱処理は,熱処理の方法,熱処理温度,後処理の方法などを表題欄の中,若しくはその付近
又は図中のいずれかに指示する。
例 油焼入れ焼戻し,810℃560℃,320℃270℃,HV 410480
18. 溶接指示 溶接は,JIS Z 3021によって,溶接の種類,溶接寸法,仕上げ方法,検査方法,その他要
求事項などを必要に応じて指示する。
19. 照合番号
a) 照合番号は,通常はアラビア数字を用いる。
組立図の中の部品に対して,別に図面がある場合には,照合番号に代えてその図面番号を記入して
もよい。
b) 照合番号は,組立の順序に従うか,構成部品の重要度に従うか,その他,根拠のある順序に従う。
例 部分組立品,主要部品,小物部品,その他の順
c) 照合番号を図面に記入する方法は,次による。
1) 照合番号は,明確に区別できる文字で書くか,文字を円で囲んで書く。
2) 照合番号は,対象とする図形に引出線で結んで照合番号を縦又は横に並べて記入するとよい(図47)。
図47

――――― [JIS B 3402 pdf 23] ―――――

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原案作成委員会 構成表
1998年8月現在(敬称略順不同)
氏名 所属
(委員長) ◎ 塚 田 忠 夫 明治大学工学部機械情報工学科
(幹事) * 徳 岡 直 静 慶應義塾大学理工学部機械工学科
(委員) 八 田 勲 通商産業省工業技術院標準部
塩 田 豊 彰 岩崎通信機株式会社
香 取 英 男 テクファジャパン株式会社
○ 桑 田 浩 志 トヨタ自動車株式会社
* 佐 藤 貢 財団法人日本情報処理協会(企業間電子商取引推進機構)
* 下 田 博 一 明治大学工学部機械情報工学科
* 鈴 木 稔 株式会社リコー
高 橋 敬 和 武藤工業株式会社
* 武 田 智 雄 日本アイ・ビー・エム株式会社
西 野 加奈子 建設・住宅国際機構
* 新 田 光 義 日本ユニシス株式会社
林 洋 次 早稲田大学理工学部機械工学科
福 島 彰 財団法人日本船舶協会
光 成 豊 明 明成大学工学部情報学部
* 山 田 真次郎 株式会社インクス
* 渡 辺 雅 志 ソニー株式会社
橋 本 進 財団法人日本規格協会
(事務局) 岩 城 治 夫 社団法人日本設計工学会
備考 ◎ : WG主査,○ : WG幹事,* : WG委員
(文責 桑田浩志)

JIS B 3402:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 3402:2000の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0021:1998
製品の幾何特性仕様(GPS)―幾何公差表示方式―形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
JISB0022:1984
幾何公差のためのデータム
JISB0023:1996
製図―幾何公差表示方式―最大実体公差方式及び最小実体公差方式
JISB0024:2019
製品の幾何特性仕様(GPS)―基本原則―GPS指示に関わる概念,原則及び規則
JISB0026:1998
製図―寸法及び公差の表示方式―非剛性部品
JISB0028:2017
製品の幾何特性仕様(GPS)―寸法及び公差の表示方式―円すい
JISB0029:2000
製図―姿勢及び位置の公差表示方式―突出公差域
JISB0031:2003
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状の図示方法
JISB0401-1:2016
製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第1部:サイズ公差,サイズ差及びはめあいの基礎
JISB0405:1991
普通公差―第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JISB0419:1991
普通公差―第2部:個々に公差の指示がない形体に対する幾何公差
JISB0601:2013
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
JISB0610:1961
テーパ
JISB0610:2001
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―転がり円うねりの定義及び表示
JISB3401:1993
CAD用語
JISZ3021:2016
溶接記号
JISZ8114:1999
製図―製図用語
JISZ8311:1998
製図―製図用紙のサイズ及び図面の様式
JISZ8312:1999
製図―表示の一般原則―線の基本原則
JISZ8316:1999
製図―図形の表し方の原則
JISZ8317:1999
製図 ― 寸法記入方法 ― 一般原則,定義,記入方法及び特殊な指示方法
JISZ8318:2013
製品の技術文書情報(TPD)―長さ寸法及び角度寸法の許容限界の指示方法
JISZ8321:2000
製図―表示の一般原則―CADに用いる線