JIS B 7984:2006 排ガス中の塩化水素自動計測器

JIS B 7984:2006 規格概要

この規格 B7984は、排ガス中の塩化水素濃度を連続的に測定するための自動計測器のうち,イオン電極方式について規定。

JISB7984 規格全文情報

規格番号
JIS B7984 
規格名称
排ガス中の塩化水素自動計測器
規格名称英語訳
Continuous analyzer for hydrogen chloride in flue gas
制定年月日
1997年7月20日
最新改正日
2015年10月20日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021
改訂:履歴
1997-07-20 制定日, 2002-06-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 7984:2006 PDF [19]
                                                                                   B 7984 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電気
計測器工業会(JEMIMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7984:1997は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 7984には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)比較試験(計測システムの性能)
附属書2(参考)試料非吸引採取方式による排ガス中の塩化水素自動計測器
附属書3(参考)フーリエ変換赤外線分析計(FTIR)
附属書4(参考)希釈サンプリングによる排ガス中の塩化水素自動測定システム

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7984 pdf 1] ―――――

B 7984 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 計測器の種類及び測定範囲・・・・[2]
  •  5. 計測器の性能・・・・[2]
  •  6. 構造・・・・[2]
  •  6.1 構造一般・・・・[2]
  •  6.2 構成・・・・[3]
  •  6.3 試料採取部・・・・[3]
  •  6.4 分析計・・・・[4]
  •  6.5 指示記録用信号・・・・[5]
  •  7. 性能試験方法・・・・[5]
  •  7.1 性能試験一般・・・・[5]
  •  7.2 試験条件・・・・[5]
  •  7.3 自動計測器の校正・・・・[5]
  •  8. 試験報告書・・・・[8]
  •  9. 表示・・・・[8]
  •  10. 取扱説明書・・・・[8]
  •  附属書1(参考)比較試験(計測システムの性能)・・・・[9]
  •  附属書2(参考)試料非吸引採取方式による排ガス中の塩化水素自動計測器・・・・[11]
  •  附属書3(参考)フーリエ変換赤外線分析計(FTIR)・・・・[13]
  •  附属書4(参考)希釈サンプリングによる排ガス中の 塩化水素自動測定システム・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7984 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7984 : 2006

排ガス中の塩化水素自動計測器

Continuous analyzer for hydrogen chloride in flue gas

1. 適用範囲

 この規格は,排ガス中の塩化水素濃度を連続的に測定するための自動計測器(以下,計測
器という。)のうち,イオン電極方式について規定する。
備考 計測器システムを維持する上で必要な比較試験については,附属書1に記載する。
参考 参考として表1以外の測定原理の自動計測器として,試料非吸引採取方式(パスモニター)
について附属書2,フーリエ変換赤外線分析計(FTIR)について附属書3,及び希釈サンプ
リングによる排ガス中の塩化水素自動測定システムについて附属書4に示す。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7551 フロート形面積流量計
JIS C 1302 絶縁抵抗計
JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則
JIS K 0095 排ガス試料採取方法
JIS K 0107 排ガス中の塩化水素分析方法
JIS K 0122 イオン電極測定方法通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0212 分析化学用語(光学部門)
JIS K 0213 分析化学用語(電気化学部門)
JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門)
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8548 硝酸カリウム(試薬)
JIS K 8809 フタル酸水素カリウム(試薬)
JIS Z 8103 計測用語

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 0122,JIS K 0211,JIS K 0212,JIS K 0213,JIS K
0215,及びJIS Z 8103によるほか,次による。
a) 試料ガス 排ガスをフィルタなどを通して前処理し,分析計に導入するガス。
b) 等価液 試料ガス中の塩化水素濃度と同等の指示値を得るよう調製した溶液をいい,次のものがある。
1) ゼロ調整用等価液

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2
B 7984 : 2006
2) スパン調整用等価液
3) 中間点試験用等価液
c) ゼロドリフト 計測器の最小目盛に対する指示値のある期間内の変動。
d) スパンドリフト 計測器の目盛スパンに対応する指示値のある期間内の変動。
e) 設定流量 計測器で定められた試料ガス及び吸収液の流量。
f) ppm 濃度を百万分率で表した体積比率。

4. 計測器の種類及び測定範囲

 計測器の種類及び測定範囲は,表1による。
なお,レンジは,表1で示した間で適切なものを選ぶ。
表 1 計測器の種類及びレンジ
種類 レンジ(1) pm 測定対象物質 適用条件
イオン電極方式 050 塩化水素 他のハロゲン化物,シアン化物,硫黄化物などの影響
が無視できる場合に適用する。
01 000
注(1) このレンジ内で測定目的によって適切に分割したレンジをもつ。

5. 計測器の性能

 計測器は,7.の試験を行ったとき,表2の性能を満足しなければならない。
表 2 性能
単位 %
項目 性能 試験方法
繰返し性 最大目盛値の±3 7.3.3 a)
ゼロドリフト 最大目盛値の±2 7.3.3 b)
スパンドリフト 最大目盛値の±3 7.3.3 c)
指示誤差 最大目盛値の±4 7.3.3 d)
最小検出限界 最大目盛値の1 以下 7.3.3 e)
応答時間 (分) 5以下 7.3.3 f)
試料ガス流量の安定性 設定流量の±5 7.3.3 g)
吸収液流量の安定性 設定流量の±5 7.3.3 h)
電圧変動に対する安定性 最大目盛値の±1 7.3.3 i)
耐電圧 異常を生じてはならない。 7.3.3 j)
絶縁抵抗 (MΩ) 5以上 7.3.3 k)

6. 構造

6.1 構造一般

 計測器の構造は,次の各項目に適合しなければならない。
a) 形状が正しく,組立及び各部の仕上がりが良好で,堅ろうである。
b) 通常の運転状態で危険の生じるおそれがなく,安全で円滑に作動する。
c) 各部は,容易に機械的・電気的故障を起こさず,危険を生じない構造である。
d) 結露などによって計測器の作動に支障を生じない構造である。
e) 光源,ヒータなどの発熱部に接する部分は,熱による変形及び機能の変化を起こさない構造である。
f) 保守,点検のとき,作業しやすく,かつ,危険のない構造である。

6.2 構成

 計測器は,図1に示す試料採取部,分析計などで構成する。

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B 7984 : 2006
図 1 計測器の構成例

6.3 試料採取部

 排ガス中のダストを除去し,対象成分の損失を可能な限り抑制しつつ必要な試料ガス
の一定量を連続的に分析計に供給するものであって,JIS K 0095に準拠し,採取管,フィルタ,導管,除
湿器,吸引ポンプ,絞り弁,流量計などで構成する。
a) 採取管 煙道壁などに取り付けて試料ガスを採取する管で,チタン管,セラミック管,石英管などを
用いる。
b) フィルタ 排ガス中のダストを除去するためのもので,水分が凝縮しないように120 ℃程度に加熱す
る。フィルタの材質としては,シリカ繊維,四ふっ化エチレン樹脂,多孔質セラミックなどを用いる。
c) 導管 排ガスをフィルタから試料導入口に導入する管で,通常,四ふっ化エチレン樹脂製のものを用
いる。フィルタから分析計までの導管は,水分が凝縮しないように 120 ℃程度に加熱する。
d) 除湿器 分析計よって排出されるガス中の水分を除去する装置で,電子冷却,水蒸気の選択的浸透に
よる半透膜気相除湿などの方法を用いる。
e) 吸引ポンプ 試料ガスなどを吸引するポンプで,通常,ダイアフラムポンプを用いる。接ガス系には,
耐食材料,例えば,硬質塩化ビニル,ふっ素ゴム,四ふっ化エチレン樹脂を用いる。
f) 絞り弁 ニードル弁などを用い,その材質は耐食性のあるものとする。
g) 流量計 フロート形面積流量計(JIS B 7551)などを用いる。

――――― [JIS B 7984 pdf 5] ―――――

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JIS B 7984:2006の関連規格と引用規格一覧