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8.9及び8.10の関連試験は,EMCの要求事項を十分に満たしているとみなす。
したがって,追加試験は,実施しなくてよい。
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C 8201-2-2 : 2021
附属書2
(規定)
在来電気設備規定対応形漏電遮断器
この附属書は,在来電気設備規定によって施工する電気設備用の漏電遮断器(以下,この附属書におい
て“漏電遮断器”という。)について適用する。
また,この漏電遮断器は,対地電圧が300 V以下の回路での使用を想定している。
この漏電遮断器の性能試験は,JIS C 3307で規定する絶縁物の許容温度が60 ℃の絶縁電線(PVC60 ℃
基準絶縁電線)を基準としている。
この附属書は,電源電圧依存形漏電遮断器のAC形漏電遮断器に適用する。
この附属書は,箇条1箇条6は本体によるため,箇条7から規定する。
7 構造及び性能に関する要求事項
構造及び性能に関する要求事項は,JIS C 8201-2-1の附属書2の箇条7(構造及び性能に関する要求事項)
によるほか,次の細分箇条を追加して適用する。
7.1 構造に関する要求事項
附属書1の7.1に,次の規定事項を追加し適用する。
接地側極及び中性極の端子が限定されている場合は,容易に消えない方法でその旨を漏電遮断器に表示
しなければならない。この場合,中性線端子は“N”又は“中性線用”と表示する。また,単相3線式の
漏電遮断器は,中央端子を中性線端子とする。
電源側及び負荷側の別を漏電遮断器に表示する。ただし,端子に電源及び負荷のいずれかを接続した場
合においても支障がないものは,表示する必要はない。
充電部には,製造業者が指定する使用状態において,図9Aに示すテストフィンガが触れてはならない。
この場合において,テストフィンガに加える力は30 Nとする。ただし,端子部など充電部を露出して使用
する部分を除く。
感度電流の切換えができる機構をもった漏電遮断器では,製造業者が表示した定格感度電流を使用者が
切り換えられる機構とすることは差し支えない。
定格電流が100 A以下の場合,端子部の蓋に直径が4 mmの絶縁抵抗測定用の孔を設ける。ただし,孔
と端子部との距離は,沿面距離で6 mm以上,空間距離で4 mm以上でなければならない。
漏電表示機構を設ける場合,表示の色は黄又は白を用いなければならない。この場合,操作用取っ手な
どの人が操作する部分には,これらの色を用いてはならない。
7.2 性能に関する要求事項
7.2.1 漏電動作
漏電遮断器は,定格感度電流以上の漏えい電流又は地絡電流が不動作時間を超えたとき,自動的に開路
しなければならない。
漏電遮断器の動作は,4.2.4の規定時間に適合しなければならない。
適否は,8.2の試験によって判定する。
7.2.2 定格漏電短絡投入及び遮断容量(IΔm)
この細分箇条は,この附属書では適用しない。
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7.2.3 開閉耐久性能
漏電遮断器は,8.1.2.1の試験に適合しなければならない。
7.2.4 環境条件の影響
漏電遮断器は,環境条件の影響を考慮して,満足に動作しなければならない。
適否は,8.12の試験によって判定する。
7.2.5 耐電圧性能
漏電遮断器は,8.3の試験に適合しなければならない。
7.2.6 テスト装置
漏電遮断器の動作能力を定期的に試験するために,漏電電流を模擬した電流を検出装置に通電させるテ
スト装置を備えなければならない。
テスト装置は,8.4の試験に適合しなければならない。
テスト装置を操作したとき,保護導体がある場合は,それが充電部になってはならない。
漏電遮断器が開路位置にあるときには,テスト装置を操作することによって,保護する回路を充電して
はならない。
テスト装置は,開路操作を行う唯一の手段であってはならない。また,この機能を開路操作のために使
用してはならない。
テスト装置の操作手段は,“テストボタン”の語句,記号“T”などを用いて表示する。さらに,その色
は,赤又は緑であってはならない。また,明るい色を用いることが望ましい。
注記 テスト装置は,動作機能を確認することだけを意図し,定格感度電流及び動作時間に対する機
能の有効性を確認することを目的としていない。
7.2.7 単相負荷時の不動作過電流限界値
漏電遮断器は,引外し動作することなく,次の二つの過電流値のいずれか小さい値に耐えなければなら
ない。
− 定格電流(In)の6倍の電流
− 最大瞬時引外し電流設定の80 %の電流(瞬時引外し電流を指定しているものに適用する。)
適否は,8.5の試験によって判定する。
なお,選択度種別B(JIS C 8201-2-1の4.4参照)の漏電遮断器は,この細分箇条の要求事項が試験シー
ケンスIV[又は,試験シーケンスVI(組合せ試験)]で確認するため,この試験は不要とする。
注記 多相平衡負荷の試験がこの細分箇条の規定で補われるとみなせるため,多相平衡負荷の試験は
必要ではない。
7.2.8 インパルスサージ電流耐不要動作に対する漏電遮断器の性能
漏電遮断器は,8.6によって試験を行ったとき,動作してはならない。ただし,定格感度電流が10 mA
以下で,雷インパルス不動作性能をもたない旨を明示した漏電遮断器は,この性能を適用しない。
7.2.9 直流成分を含む地絡電流におけるA形漏電遮断器の動作
この細分箇条は,この附属書では適用しない。
7.2.10 漏電電流の種類におけるB形漏電遮断器の動作
この細分箇条は,この附属書では適用しない。
7.2.11 リセット式漏電遮断器の操作条件
リセット式漏電遮断器(2.3.9参照)は,漏電で動作した後,リセットしていない場合,再閉路ができて
はならない。
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適否は,8.1.2.1に従ってJIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.3.4.4(通電開閉耐久性能)の試験によって判
定する。
7.2.12 電源電圧依存形漏電遮断器に対する追加要求事項
電源電圧依存形漏電遮断器は,定格電圧の0.85倍1.1倍の範囲内の電圧に対しても正常に動作しなけ
ればならない。
適否は,8.2.3の試験によって判定する。
複数の定格周波数をもつ漏電遮断器,又は定格周波数に範囲をもつ漏電遮断器は,この細分箇条に関し
て範囲内の周波数で動作しなければならない。
適否は,8.2及び8.4の試験によって判定する。
7.3 電磁両立性
7.3.1 イミュニティ
イミュニティ試験は,次に従って行う。
a) 放射電磁波不動作 試験は,8.13.1.6Aに従って行う。
試験中,動作してはならない。
b) 高周波電流重畳引外し 試験は,8.13.1.6Bに従って行う。
感度電流値は,定格不動作電流の値を超え定格感度電流の値以下でなければならない。
c) 高調波電流重畳引外し 試験は,8.13.1.6Cに従って行う。
感度電流値は,定格不動作電流の値を超え定格感度電流の値以下でなければならない。
7.3.2 エミッション
試験は,8.13.2に従って行う。
8 試験
8.1 試験シーケンス
8.1.1 一般事項
この箇条は,30 A以下の定格感度電流IΔnをもつ漏電遮断器に対する試験を規定する。定格感度電流IΔn
が30 Aを超える場合,この箇条に規定する試験の適用は,受渡当事者間の協定による。
漏電電流測定用計器は,真の実効値を表示又は測定できるものを用いる。
時間測定用装置は,測定値の10 %以下の相対誤差をもつものを用いる。
この附属書に規定する試験は,JIS C 8201-2-1の附属書2の箇条8(試験)に対する補足である。
試験は,ほぼ正弦波電流で行う。
分離した漏電ユニット及び回路遮断器で構成する漏電遮断器の組立は,製造業者の取扱説明書に従って
行う。
複数の感度電流設定をもつ漏電遮断器の場合には,試験は,その他の規定がない場合,最小設定で行う。
可調整時延形漏電遮断器の場合には(3.3.2.2参照),その他の規定がない場合,最大時延時間に設定する。
可調整瞬時形漏電遮断器(過電流引外しの瞬時設定)の場合には,その他の規定がない場合,瞬時引外
し値は最大に設定する。
a) 形式試験 漏電遮断器は,JIS C 8201-2-1の附属書2の箇条8の関連する全ての試験を行う。これら
の試験シーケンスにおける耐電圧の検証[JIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.3.5(過負荷性能)参照]
において,電源電圧依存形漏電遮断器の漏電検出用電子回路を接続した端子間は,実施しない。
b) 受渡試験 漏電遮断器は,JIS C 8201-2-1の附属書2の8.4(受渡試験)[8.4.4(不足電圧引外し装置
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及び電圧引外し装置の動作検証)を除く。]を適用する。
なお,漏電引外し特性試験は,受渡当事者間の協定によって,全部又は一部の検査を省略してもよ
い。
8.1.2 JIS C 8201-2-1の附属書2の箇条8(試験)の試験シーケンス中に行う試験
8.1.2.1 一般性能特性(試験シーケンスI)
漏電機能の意図しない動作を回避するためにJIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.3.2(引外し限界及び特性)
の検証を,次のとおり変更し適用する。
1) 電子式過電流引外し装置の短絡引外しの場合,試験する極は,任意の他の一極と直列に接続して試験
する。
電磁式過電流引外し装置の短絡引外しの場合,単極での追加検証を行う必要はない。
中性極の過負荷引外しの場合,並列に接続された他の2極と直列に接続して試験する。
2) 受渡当事者間の協定によって,適用可能な場合は,漏電機能を無効化してもよい。
3) 試験条件は,試験成績書に記載する。
JIS C 8201-2-1の表8[JIS C 8201-2-1の附属書2の7.2.4.2(開閉耐久性能)参照]に規定する通電(JIS
C 8201-2-1の附属書2の8.3.3.4.4参照)の動作サイクル中で,開路動作の1/3は,テスト装置を動作する
ことによって行う。また,他の1/3は,任意に選択した1極に対しIΔn(又は該当する場合には,感度電流
の最小設定値)の漏電電流を通電することによって行う。
リセット式漏電遮断器の場合,漏電遮断器が動作後,意図したリセット操作をせずに再閉路することが
できないことを検証する。この検証は,開閉耐久試験の最初及び最後に電流を通電(JIS C 8201-2-1の附
属書2の8.3.3.4.4)して行う。
動作の失敗が,認められてはならない。
8.1.2.2 短絡電流に対する性能の検証
8.1.2.2.1 定格使用短絡遮断容量(試験シーケンスII)
JIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.4(試験シーケンスII : 定格使用短絡遮断容量)の試験後,漏電電流通
電時の漏電遮断器の正常動作の検証を8.2.4.2に従って行う。
8.1.2.2.2 定格限界短絡遮断容量(試験シーケンスIII)
過負荷引外し装置の正常動作を検証するために,電圧相の全ての可能な組合せで順番に行う2極試験の
代わりに,JIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.5.1(一般)及びJIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.5.4(耐電圧の
検証)に規定する単極試験を行う。試験条件は,JIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.5.1及びJIS C 8201-2-1
の附属書2の8.3.5.4の規定による。ただし,過電流引外し装置の動作の検証を,単極で実施可能な漏電遮
断器にあっては,単極で実施してもよい。
JIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.5(試験シーケンスIII : 定格限界短絡遮断容量)の試験後,漏電遮断器
の正常動作の検証を8.2.4.4に従って行う。
8.1.2.2.3 定格短時間耐電流[試験シーケンスIV又は試験シーケンスVI(組合せ試験)]
定格短時間耐電流に対する性能の検証は,次による。
a) 定格短時間耐電流試験中の動作 該当する場合,JIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.6.2(過負荷引外し
の検証)又はJIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.8.2(過負荷引外しの検証)の試験中に動作してはなら
ない。
b) 過負荷引外しの検証
1) 試験シーケンスIV JIS C 8201-2-1の附属書2の8.3.6.1(一般)及びJIS C 8201-2-1の附属書2の
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JIS C 8201-2-2:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60947-2:2016(MOD)
- IEC 60947-2:2016/AMENDMENT 1:2019(MOD)
JIS C 8201-2-2:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.130 : 開閉装置及び制御装置 > 29.130.20 : 低電圧開閉用及び制御装置
JIS C 8201-2-2:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3307:2000
- 600Vビニル絶縁電線(IV)
- JISC3662-3:2003
- 定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第3部:固定配線用シースなしケーブル
- JISC60068-2-14:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
- JISC60068-2-30:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
- JISC61000-4-11:2008
- 電磁両立性―第4-11部:試験及び測定技術―電圧ディップ,短時間停電及び電圧変動に対するイミュニティ試験
- JISC61000-4-11:2021
- 電磁両立性―第4-11部:試験及び測定技術―電圧ディップ,短時間停電及び電圧変動に対するイミュニティ試験(1相当たりの入力電流が16A以下の機器)
- JISC8201-1:2020
- 低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
- JISC8201-2-1:2011
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
- JISC8201-2-1:2021
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
- JISC8201-2-2:2011
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
- JISC8201-2-2:2021
- 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
- JISC8201-4-1:2020
- 低圧開閉装置及び制御装置―第4-1部:接触器及びモータスタータ:電気機械式接触器及びモータスタータ
- JISC8221:2020
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置なし(RCCBs)
- JISC8222:2004
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
- JISC8222:2021
- 住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
- JISC8300:2019
- 配線器具の安全性