JIS C 8201-2-2:2021 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器 | ページ 9

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験する。
漏電遮断器は,定格感度電流(IΔn)の0.5倍2.5倍の範囲内で動作しなければならない。
b) 動作時間の検証 試験回路は,表1に示す各電流値の2倍になるように調整し,スイッチS1及び漏電
遮断器を閉路位置にしてから,スイッチS2を閉路して,漏電電流を急激に加える。スイッチS3は,
位置I又は位置IIのいずれか任意の位置とする。
動作時間の2回の測定は,各試験電流で任意の1極で行う。
動作時間は,4.2.4による。
8.8.8.2 有負荷時の純直流漏電電流の場合の正常動作の検証
漏電遮断器に,熱安定状態に達するのに十分な時間,通常の使用状態のように,定格電流を通電し,8.8.8.1
のa)の試験を繰り返す。
注記 定格電流の通電は,図13には示されていない。
8.8.9 温度限界における試験
漏電遮断器は,次の条件で,8.8.6のb),8.8.7のb)及び8.8.8.1のb)に規定する試験を実施する。
a) 周囲温度 : −5 ℃,無負荷
b) 周囲温度 : +40 ℃,漏電遮断器は,あらかじめ熱安定状態に達するまで,定格電流で通電する。
実際には,主回路端子の一つで計測された温度上昇の変化が,1時間当たり1 Kを超えない場合に,熱
安定状態に達したとみなす。
主回路への負荷は,低電圧でもよいが,電源電圧依存形漏電遮断器の場合,漏電検出装置の制御電源へ
は,最大定格電圧を印加する(8.2.3参照)。
可調整感度電流をもつ漏電遮断器において,試験は,最小及び最大設定で行う。
8.8.10 二つの電圧極から給電される3極及び4極漏電遮断器の試験
漏電遮断器には,任意の二つの電圧極から給電し,8.8.3及び8.8.8.1の試験を繰り返す。
8.9 3.1.2.1に基づいて分類する電源電圧依存形漏電遮断器の動作の検証
8.9.1 一般事項
可調整感度電流設定をもつ漏電遮断器は,最小設定で試験する。
可調整時延をもつ漏電遮断器は,任意の時延設定で試験する。
8.9.2 電源電圧限界値の決定
定格電圧を漏電遮断器の電源端子に印加し,次の二つの値のいずれか長い値に対応する時間を超えて,
自動的な開路が起こるまで,徐々にゼロに下げる。
− 約30秒
− 漏電遮断器の時延開路動作に対して十分に長い時間(7.2.12参照)
対応する電圧を測定する。
測定は3回行う。全ての値が,漏電遮断器の最小定格電圧の0.85倍より小さくなければならない。
測定後に,測定した最大値を僅かに上回った値を印加して,定格感度電流(IΔn)に等しい漏電電流を通
電したとき,漏電遮断器が動作することを検証する。
次に,測定した最小値より小さい任意の電圧で,手動操作によって漏電遮断器を閉路できないことを検
証する。

――――― [JIS C 8201-2-2 pdf 41] ―――――

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8.9.3 電源電圧喪失時の自動開路の検証
漏電遮断器は閉路する。定格電圧又は範囲をもつ定格電圧の場合は,任意の定格電圧を,電源端子に印
加する。次に,スイッチで印加した電圧を遮断する。漏電遮断器は,動作しなければならない。スイッチ
切断と主接点の開路との時間間隔を測定する。
測定を3回行い,時間間隔の測定値は,次を満たさなければならない。
a) 時延なしで開路する漏電遮断器の場合(7.2.12参照),値は,0.2秒以下
b) 時延して開路する漏電遮断器の場合,最大値及び最小値は,製造業者が指定する範囲内
8.10 3.1.2.2.0Aに基づいて分類する電源電圧依存形漏電遮断器の動作の検証
8.10.1 一般事項
可調整感度電流をもつ漏電遮断器において,試験を最小設定で行う。
可調整時延をもつ漏電遮断器において,試験を任意の時延時間設定で行う。
8.10.2 三相システムの一相が欠相した場合(3極及び4極漏電遮断器に対して)
漏電遮断器を図3に従って接続し,定格電圧の0.85倍又は電圧範囲をもつ場合は,その最小定格電圧の
0.85倍の電圧を,電源側に印加する。
次に,スイッチS4を開路することによって,一相を開路した後,漏電遮断器に対して8.2.4.4の試験を
行う。次に,スイッチS4を再閉路し,スイッチS5を開路した後,漏電遮断器に対して8.2.4.4の試験を行
う。
可変抵抗器Rを他の各二相に順番に接続することによって,この試験を繰り返す。
8.10.3 低インピーダンス地絡時の過電流による電圧低下の場合
漏電遮断器を図3に従って接続し,定格電圧又は範囲をもつ定格電圧の場合は,その最小定格電圧を,
電源側に印加する。
スイッチS1を開路し,電源を開放する。漏電遮断器は,動作してはならない。
スイッチS1を再閉路し,電圧を次のとおり減少する。
a) 三相電源用漏電遮断器に対して,最小定格電圧の70 %
b) 単相電源用漏電遮断器に対して,85 Vまで減少させ,次の箇所に加える。
− 単極及び2極漏電遮断器の極間
− 単相電源を用いることを明示した3極及び4極漏電遮断器(箇条5参照)は,製造業者が接続を指定
した組合せの2極間
注記 この規格で規定する単極漏電遮断器は,一つの過電流保護素子をもつ極及び非遮断中性の電路
の2回路をもつ遮断器である。
a)及び/又はb)の電圧を印加する。次に,定格感度電流(IΔn)を通電する。漏電遮断器は動作しなけれ
ばならない。
8.11 定格漏電短絡投入及び遮断容量の検証
8.11.1 一般事項
この試験は,漏電短絡電流を投入でき,規定の時間通電でき,及び遮断できる漏電遮断器の能力を検証
することを目的とする
8.11.2 試験条件
JIS C 8201-1の図9(単相交流又は直流の単極装置の短絡投入容量及び短絡遮断容量検証回路)を用いて,
JIS C 8201-2-1の附属書1の8.3.2.6(短絡試験の試験条件)に規定する試験条件に従って,漏電遮断器を
試験する。ただし,短絡電流が漏電電流であるように接続する。

――――― [JIS C 8201-2-2 pdf 42] ―――――

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試験は,中性極でない1極だけに対し,中性線と電圧相との間に電圧を印加して行う。
漏電短絡電流を通電しない極は,その電源端子に電源電圧を印加する。
該当する場合には,漏電遮断器を最小設定感度電流及び最大設定時延時間に調整する。
漏電遮断器が複数の定格限界短絡遮断容量(Icu)値をもち,それらに対応する定格漏電短絡投入及び遮
断容量(IΔm)の値をもつ場合には,対応する相と中性線との間に電圧を印加して,IΔmの最大で試験を行
う。
8.11.3 試験手順
動作順序は,次による。
O t CO
8.11.4 試験後の漏電遮断器の状態
8.11.3の試験後に,漏電遮断器は,次の要求事項を満たさなければならない。
a) 漏電遮断器は,今後の使用を損なうような損傷があってはならない。また,保守なしで,次の動作が
可能でなければならない。
1) JIS C 8201-1の8.3.3.4.1(形式試験)のd)の条件の下で,最大定格電圧の2倍の電圧に耐えなけれ
ばならない。この規格の要求事項に対して,電子回路は,試験のために切り離す。
2) 最大定格電圧で,定格電流を開閉できなければならない。
b) 漏電遮断器は,8.2.4.4に規定する試験に適合しなければならない。ただし,定格感度電流(IΔn)の1.25
倍の値で,動作時間を測定しないで行う。試験は,任意に選んだ1極で行う。
感度電流可調整形漏電遮断器の場合の試験は,最小設定とし,その設定の1.25倍の値で行う。
c) 該当する場合,漏電遮断器は8.2.4.5の試験を行う。
d) 電源電圧依存形漏電遮断器は,該当する場合,8.9又は8.10の試験にも適合しなければならない。
e) B形漏電遮断器の場合,定格感度電流(IΔn)の2.5倍の純直流漏電電流を流す試験で,動作しなけれ
ばならない。動作時間の測定なしで,1回試験する。
8.12 環境条件の影響の検証
試験は,JIS C 60068-2-30に従って行う。
上限温度は,55 ℃±2 ℃(方法1)とする。サイクル数は,次のとおりとする。
− 定格感度電流(IΔn)が1 Aを超える場合,6サイクル
− 定格感度電流(IΔn)が1 A以下の場合,28サイクル
28サイクル試験は,感度電流可調整形で,可能な設定の一つが定格感度電流(IΔn)が1 A以下となる漏
電遮断器にも適用する。
サイクルの最後において,漏電遮断器は,8.2.4.4の試験に適合しなければならない。ただし,漏電電流
は定格感度電流(IΔn)の1.25倍の電流に設定し,動作時間は測定しない。
検証は,1回だけ行う。
該当する場合には,漏電遮断器は,8.2.4.5の試験にも適合しなければならない。
検証は,1回だけ行う。
B形漏電遮断器の場合,定格感度電流(IΔn)の2.5倍の純直流漏電電流を流す試験で動作しなければな
らない。
動作時間の測定なしで,1回試験する。

――――― [JIS C 8201-2-2 pdf 43] ―――――

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8.13 電磁両立性の検証
8.13.1 イミュニティ試験
8.13.1.1 一般事項
イミュニティ試験は,JIS C 8201-2-1の附属書J[電磁両立性(EMC)]によるほか,次を追加して適用
する。
感度電流可調整形及び/又は可調整時延形の漏電遮断器の場合,試験は,それらの最小設定値で行う。
漏電遮断器は,定格電圧又は範囲をもつ定格電圧の場合は,その電圧範囲内の適切な電圧を印加する。
特定の場合,試験は,無負荷で漏電電流を流して行う。
イミュニティ試験の結果は,JIS C 8201-2-1のJ.2.1(一般)で規定する性能基準に基づいて,次の要求
事項を評価する。
a) 性能基準A
ステップ1 : 任意に選択した1極に定格感度電流(IΔn)の0.3倍の漏電電流を通電したとき,漏電遮断器
は,動作してはならない。監視機能がある場合,監視機能は,状態を適切に表示しなければならない。
ステップ2 : 定格感度電流(IΔn)の1.25倍の漏電電流を通電したとき,漏電遮断器は,各試験周波数で動
作しなければならない。各試験周波数は,4.2.4.1又は4.2.4.2の定格感度電流(IΔn)に対して,この規
格で規定する時間を超えて通電しなければならない。
ステップ1及びステップ2の試験に続いて,8.2.4.4の漏電電流の急激な増加時における正常動作の
検証によって,漏電遮断器の正常動作確認を行う。ただし,漏電電流は定格感度電流(IΔn)だけで行
う。
B形漏電遮断器の場合,定格感度電流(IΔn)の2.5倍の純直流漏電電流を流す試験で,動作しなけ
ればならない。
動作時間の測定なしで,1回試験する。
b) 性能基準B 試験中,任意に選択した1極に定格感度電流(IΔn)の0.3倍の漏電電流を通電したとき,
漏電遮断器は,動作してはならない。監視機能がある場合,監視機能は,一時的に影響してもよい。
この試験に続いて,8.2.4.4の漏電電流の急激な増加時における正常動作の検証によって,漏電遮断
器の正常動作確認を行う。ただし,漏電電流は定格感度電流(IΔn)だけで行う。
B形漏電遮断器の場合,定格感度電流(IΔn)の2.5倍の純直流漏電電流を流す試験で,動作しなけ
ればならない。
動作時間の測定なしで,1回試験する。
8.13.1.2 静電気放電
静電気放電は,JIS C 8201-2-1のJ.2.2(静電気放電)を適用する。
試験のセットアップは,JIS C 8201-2-1の図J.1(金属エンクロージャ内に設置する供試品)及び図J.3
(静電気放電イミュニティを検証する試験配置)を適用する。
試験中に漏電遮断器が動作することがある場合を除いて,8.13.1.1の性能基準Bを適用する。試験中に
漏電遮断器が動作した場合は,直ちにより低いレベルで追加試験を行う。漏電遮断器は,動作してはなら
ない。
8.13.1.3 放射無線周波電磁界
放射無線周波電磁界は,JIS C 8201-2-1のJ.2.3(放射無線周波電磁界)を適用する。
試験のセットアップは,JIS C 8201-2-1の図J.4(放射無線周波電磁界イミュニティを検証するための試
験配置)を適用する。

――――― [JIS C 8201-2-2 pdf 44] ―――――

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試験の接続は,JIS C 61000-4-3:2012の図5又は図6のいずれかに従って,製造業者の指定のとおり取り
付ける。用いた電線の形式を試験報告書に記載する。
試験は,8.13.1.1の性能基準Aを適用する。
8.13.1.4 電気的ファストトランジェント/バースト(EFT/B)
電気的ファストトランジェント/バースト(EFT/B)は,JIS C 8201-2-1のJ.2.4[電気的ファストトラ
ンジェント/バースト(EFT/B)]を適用する。
試験の接続は,JIS C 61000-4-4:2015の図4(AC/DC電源ポート及び端子のためのCDN)を適用する。
試験のセットアップは,電源ラインをJIS C 8201-2-1の図J.5[電源線における電気的ファストトランジ
ェント/バースト(EFT/B)イミュニティを検証するための試験配置],信号ラインをJIS C 8201-2-1の図
J.6[信号線における電気的ファストトランジェント/バースト(EFT/B)イミュニティを検証するための
試験配置]を適用し,製造業者の指定のとおり取り付ける。
試験は,8.13.1.1の性能基準Bを適用する。
8.13.1.5 サージ
サージは,JIS C 8201-2-1のJ.2.5(サージ)を適用する。
試験条件は,JIS C 61000-4-5:2018の7.2(試験装置の検証)を適用する。
接地をする平面が任意に使用できる場合,簡便的に,8.13.1.4に規定する取付けを用いてもよい。ただし,
接地板を用いることは任意である。
試験の接続は,JIS C 61000-4-5:2018の図6図9のいずれかに従って,製造業者の指定のとおり取り付
ける。
性能基準は,8.13.1.1の性能基準Bを適用する。
8.13.1.6 無線周波電磁界(コモンモード)によって誘導される伝導妨害
無線周波電磁界(コモンモード)によって誘導される伝導妨害は,JIS C 8201-2-1のJ.2.6[無線周波電
磁界(コモンモード)によって誘導する伝導妨害]を適用する。
性能基準は,8.13.1.1の性能基準Aを適用する。
8.13.2 エミッション試験
8.13.2.1 一般事項
次の追加要求事項を含めて,エミッション試験の一般事項は,JIS C 8201-2-1の附属書J[電磁両立性
(EMC)]を適用する。
感度電流可調整形及び/又は可調整時延形漏電遮断器に対して,試験は,それらの範囲内の適切な値で
行う。
漏電遮断器は,定格電圧又は範囲をもつ定格電圧の場合は,その電圧範囲内で適切な電圧を印加する。
試験は,無負荷及び漏電電流を流さない状態で行う。
8.13.2.2 伝導無線周波妨害(150 kHz30 MHz)
伝導無線周波妨害(150 kHz30 MHz)は,JIS C 8201-2-1のJ.3.2[伝導無線周波妨害(150 kHz30 MHz)]
を適用する。
8.13.2.3 放射無線周波妨害(30 MHz1 000 MHz)
放射無線周波妨害(30 MHz1 000 MHz)は,JIS C 8201-2-1のJ.3.3[放射無線周波妨害(30 MHz1 000
MHz)]を適用する。
8.14 電圧変動又は瞬断及び電圧ディップのための試験
注記 電圧ディップの定義は,JIS C 61000-4-11を参照。

――――― [JIS C 8201-2-2 pdf 45] ―――――

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JIS C 8201-2-2:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60947-2:2016(MOD)
  • IEC 60947-2:2016/AMENDMENT 1:2019(MOD)

JIS C 8201-2-2:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8201-2-2:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC3307:2000
600Vビニル絶縁電線(IV)
JISC3662-3:2003
定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第3部:固定配線用シースなしケーブル
JISC60068-2-14:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
JISC60068-2-30:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
JISC61000-4-11:2008
電磁両立性―第4-11部:試験及び測定技術―電圧ディップ,短時間停電及び電圧変動に対するイミュニティ試験
JISC61000-4-11:2021
電磁両立性―第4-11部:試験及び測定技術―電圧ディップ,短時間停電及び電圧変動に対するイミュニティ試験(1相当たりの入力電流が16A以下の機器)
JISC8201-1:2020
低圧開閉装置及び制御装置―第1部:通則
JISC8201-2-1:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-1:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器)
JISC8201-2-2:2011
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-2-2:2021
低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器
JISC8201-4-1:2020
低圧開閉装置及び制御装置―第4-1部:接触器及びモータスタータ:電気機械式接触器及びモータスタータ
JISC8221:2020
住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置なし(RCCBs)
JISC8222:2004
住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
JISC8222:2021
住宅及び類似設備用漏電遮断器―過電流保護装置付き(RCBOs)
JISC8300:2019
配線器具の安全性