JIS H 4553:1999 ニッケル及びニッケル合金棒

JIS H 4553:1999 規格概要

この規格 H4553は、耐食材料として用いる,直径又は対辺距離65mm以下の冷間加工棒及び直径又は対辺距離315mm以下の熱間加工棒の最終製品,二次加工するニッケル及びニッケル合金の棒について規定。

JISH4553 規格全文情報

規格番号
JIS H4553 
規格名称
ニッケル及びニッケル合金棒
規格名称英語訳
Nickel and nickel alloy bars
制定年月日
1978年4月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 9722:1992(MOD), ISO 9723:1992(MOD)
国際規格分類

ICS

77.150.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1978-04-01 制定日, 1983-10-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1991-03-01 改正日, 1996-06-01 確認日, 1999-03-20 改正日, 2004-01-20 確認日, 2006-09-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS H 4553:1999 PDF [11]
H 4553 : 1999

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS H 4553 : 1991は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成,及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 9722 : 1992, Nickel and nickel alloys
−Composition and forms of wrought products及びISO 9723 : 1992, Nickel and nickel alloy barsを基礎として用
いた。
この規格に従うことは,次に示す特許権の使用に該当するおそれがある。
発明の名称 耐腐食性ニッケル合金
有効期限日 平成13年(2001年)6月26日
なお,この記載は,上記に示す特許権の効力,範囲などに関して何ら影響を与えるものではない。上記
特許権の所有者は,日本工業標準調査会に対して,非差別的,かつ,合理的な条件で,いかなる者に対し
ても当該特許権の実施を許諾する意志があることを保証している。この規格の一部が,上記に示す以外の
技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願に抵
触する可能性がある。通商産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出
願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について責任はも
たない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS H 4553 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 4553 : 1999

ニッケル及びニッケル合金棒

Nickel and nickel alloy bars

序文 この規格は,1992年に第1版として発行されたISO 9722 : 1992, Nickel and nickel alloys−Composition
and forms of wrought products及びISO 9723 : 1992, Nickel and nickel alloy barsを基に,対応する部分につい
ては,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である
1. 適用範囲 この規格は,主に耐食材料として用いる次の寸法範囲の最終製品,二次加工するニッケル
及びニッケル合金の棒について規定する。
・直径又は対辺距離65mm以下の冷間加工棒
・直径又は対辺距離315mm以下の熱間加工棒
備考1. 棒とは全長にわたって均一な断面をもち,まっすぐな状態で供給される中実の展伸製品をい
う。ただし,注文者の要求によってコイル巻きとすることができる。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 9722 : 1992 Nickel and nickel alloys−Composition and forms of wrought products
ISO 9723 : 1992 Nickel and nickel alloy bars
3. この規格で規定する種類以外で,対応国際規格に規定されている種類については,次の規格
に規定されている。
JIS G 4901 耐食耐熱超合金棒
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 1270 ニッケル及びニッケル合金の分析方法通則
JIS H 1271 ニッケル銅合金分析方法
JIS H 1272 ニッケル及びニッケル合金中の銅定量方法
JIS H 1273 ニッケル及びニッケル合金中の鉄定量方法
JIS H 1274 ニッケル及びニッケル合金中のマンガン定量方法
JIS H 1275 ニッケル及びニッケル合金中の炭素定量方法
JIS H 1276 ニッケル及びニッケル合金中のけい素定量方法
JIS H 1277 ニッケル及びニッケル合金中の硫黄定量方法
JIS H 1278 ニッケル及びニッケル合金中のりん定量方法
JIS H 1279 ニッケル合金中のクロム定量方法
JIS H 1280 ニッケル合金中のモリブデン定量方法

――――― [JIS H 4553 pdf 2] ―――――

2
H 4553 : 1999
JIS H 1281 ニッケル合金中のバナジウム定量方法
JIS H 1282 ニッケル合金中のタングステン定量方法
JIS Z 2201 金属材料引張試験片
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
3. 種類及び記号 棒の種類及び記号は,表1のとおりとする。種類及び記号に関しては,合金番号又は
合金記号を使用する。
表1 種類及び記号
種類及び記号 参考
合金番号 合金記号 従来の種類及び記号 用途別
(JIS H 4553 : 1991)
種類 記号
NW2200 Ni99.0 常炭素ニッケル棒 NNCB 水酸化ナトリウム製造装置,食品製造装
NW2201 Ni99.0-LC 低炭素ニッケル棒 NLCB 置,薬品製造装置,電子・電気部品など。
− NATB ニッケル−アルミニウNATB 水酸化ナトリウム製造装置,食品製造装
ム−チタン合金棒 置,薬品製造装置,合成繊維製造装置,電
子・電気部品などで高強度を必要とするボ
ルト・シヤフトなど。
NW4400 NiCu30 ニッケル−銅合金棒 NCuB 海水淡水化装置,製塩装置,原油蒸留塔な
NW4402 NiCu30-LC − − ど。
NW5500 NiCu30Al3Ti ニッケル−銅−アルミNCuATB 海水淡水化装置,製塩装置,原油蒸留塔な
ニウム−チタン合金棒 どで高強度を必要とするボルト・シャフト
など。
NW0001 NiMo30Fe5 ニッケル−モリブデンNM1B 塩酸製造装置,尿素製造装置,エチレング
合金1種棒 リコールやクロロプレンモノマー製造装
NW0665 NiMo28 ニッケル−モリブデンNM2B 置など。
合金2種棒
NW0276 NiMo16Cr15Fe6W4 ニッケル−モリブデンNMCrB 酸洗装置,公害防止装置,石油化学・合成
−クロム合金棒 繊維産業装置など。
NW6455 NiCr16Mo16Ti − −
NW6022 NiCr21Mo13Fe4W3 − −
NCrFMCu1B りん酸製造装置,ふっ酸製造装置,公害防
NW6007 NiCr22Fe20Mo6Cu2Nb ニッケルークロム−鉄−モ
リブデン−銅合金1種棒 止装置など。
NW6985 NiCr22Fe20Mo7Cu2 NCrFMCu2B
ニッケルークロム−鉄−モ
リブデン−銅合金2種棒
NW6002 NiCr21Fe18Mo9 ニッケル−クロム−モNCrMFB 工業用炉,ガスタービンなど。
リブデン−鉄合金棒
4. 品質
4.1 最終製品となる棒
4.1.1 外観 棒は,形状が正しく,仕上げが良好・均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。
備考 表面仕上げ状態は,受渡当事者間の協定による。
4.1.2 化学成分 棒の化学成分は,表2による。
4.1.3 機械的性質 棒の機械的性質(引張強さ,耐力及び伸び)は,表3による。
4.2 発注者が二次加工する棒
4.2.1 外観 棒は,形状が正しく,仕上げが良好・均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。

――――― [JIS H 4553 pdf 3] ―――――

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H 4553 : 1999
備考 表面仕上げ状態は,受渡当事者間の協定による。
4.2.2 化学成分 棒の化学成分は表2による。
4.2.3 処理状態 特に指定のない限り,二次加工される棒は機械的性質の規制のない熱間加工のままで供
給される。
4.2.4 機械的性質 NW5500については溶体化処理後時効処理後の機械的性質が表3を満足することを確
認する。

――――― [JIS H 4553 pdf 4] ―――――

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4
表2 化学成分及び密度
55
種類及び記号 化学成分 % 密度
3:
合金番号 合金記号 Al B C Co Cr Cu Fe Mn Mo Ni P S Si Ti W その他 103kg/m3
199
NW2200 Ni99.0 − − − − − 99.0 − − − − 8.9
9
0.15 0.2 0.4 0.3 0.010 0.3
NW2201 Ni99.0−LC − − − − − 99.0 − − − − 8.9
0.02 0.2 0.4 0.3 0.010 0.3
− NATB 4.00 − − − − 93.0 − 0.25 − − 8.9
4.75 0.30 0.25 0.60 0.50 0.01 1.00 1.00
NW4400 NiCu30 − − − − 28.0 − 63.0 − − − − 8.8
0.30 34.0 2.5 2.0 0.025 0.5
NW4402 NiCu30−LC − − − − 28.0 − 63.0 − − − − 8.8
0.04 34.0 2.5 2.0 0.025 0.5
NW5500 NiCu30Al3Ti 2.2 − − − 27.0 − 残部 0.35 − − 8.5
3.2 0.25 34.0 2.0 1.5 0.020 0.015 0.5 0.85
NW0001 NiMo30Fe5 − − − 4.0 26.0 残部 − − V: 0.20.4 9.2
0.05 2.5 1.0 6.0 1.0 30.0 0.040 0.030 1.0
NW0665 NiMo28 − − − 26.0 残部 − − − 9.2
0.02 1.0 1.0 2.0 1.0 30.0 0.040 0.030 0.1
NW0276 NiMo16Cr15Fe6W4 − − 14.5 − 4.0 15.0 残部 − 3.0 (1) 8.9
0.010 2.5 16.5 7.0 1.0 17.0 0.040 0.030 0.08 4.5
NW6455 NiCr16Mo16Ti − − 14.0 − 14.0 残部 − − 8.6
0.015 2.0 18.0 3.0 1.0 17.0 0.040 0.030 0.08 0.7
NW6022 NiCr21Mo13Fe4W3 − − 20.0 − 2.0 12.5 残部 − 2.5 V: 0.35以下 8.7
0.015 2.5 22.5 6.0 0.5 14.5 0.025 0.020 0.08 3.5
NW6007 NiCr22Fe20Mo6Cu2Nb − − 21.0 1.5 18.0 1.0 5.5 残部 − (2) b+Ta : 1.7 8.3
0.05 2.5 23.5 2.5 21.0 2.0 7.5 0.040 0.030 1.0 2.5
NW6985 NiCr22Fe20Mo7Cu2 − − 21.0 1.5 18.0 6.0 残部 − Nb+Ta : 0.5 8.3
0.015 5.0 23.5 2.5 21.0 1.0 8.0 0.040 0.030 1.0 1.5 以下
NW6002 NiCr21Fe18Mo9 − 0.05 0.5 20.5 − 17.0 8.0 残部 − 0.2 − 8.2
0.010 0.15 2.5 23.0 20.0 1.0 10.0 0.040 0.030 1.0 1.0
注(1) W0276のVは,最大0.35%以下を含有してもよい。
(2) W6007のWは,最大1.0%以下を含有してもよい。

――――― [JIS H 4553 pdf 5] ―――――

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JIS H 4553:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9722:1992(MOD)
  • ISO 9723:1992(MOD)

JIS H 4553:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 4553:1999の関連規格と引用規格一覧