JIS K 0450-10-10:2006 工業用水・工場排水中のビスフェノールA試験方法 | ページ 4

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附属書2(規定)感度係数を用いる濃度の算出方法
序文 この附属書は,本体の6.4の検量線に代え,平均感度係数(RF)を求め,これによって試料中のビス
フェノールAの濃度を求める方法について規定する。
1. 濃度の算出法 濃度の算出は,次による。
a) 本体の6.4c)で得られた標準物質及びビスフェノールA-d16の指示値から,次の式によって各感度係数
(RF)を算出する(1)。
注(1) 求めた各感度係数の値の相対標準偏差は15 %以下でなければならない。
Ast Cis
RF=
Ais Cs
ここに, Ast : ビスフェノールAによる指示値
Ais : ビスフェノールA-d16による指示値
Cis : 検量線作成用標準液中のビスフェノールA-d16( 最
Cs : 検量線作成用標準液中のビスフェノールA( 最
b) 各感度係数の平均値を求め,平均感度係数(RF)とする。
c) 次の式によってビスフェノールAの濃度( 最一 侮
As Is
N= 'is
A RF Ve
ここに, N : 試料中のビスフェノールAの濃度( 最一
As : 試料中のビスフェノールAの指示値
Ais : 添加したビスフェノールA-d16の指示値
Is : 添加したビスフェノールA-d16( 最
Ve : 試料(L)

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附属書3(参考)装置の定量範囲の下限値を確認する場合の方法
序文 この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,装置の検出下限値から,定量範囲の下限値
を確認する方法を参考として示したものであり,規定の一部ではない。
1. 定量範囲の下限値の算出方法 定量範囲の下限値の算出方法は,次による。
a) 本体の6.1 d)のビスフェノールA標準液(1 最一 フラスコ10 mlにとり,本体の6.
ビスフェノールA-d16内標準液(1 最一 ジクロロメタン)1 mlを加え,ジクロロメタンを標線まで加え
る。この溶液1 mlを共栓付き試験管にとり,目盛付き共栓試験管を,約40 ℃の水浴中で加熱しなが
ら,濃縮液に窒素を緩やかに吹き付け,約0.5 mlになるまで濃縮(1)し,引き続き本体の5.3.3 g)及び
h)の操作を行う。
注(1) 本体の注(17)による。
b) この溶液の1 イクロシリンジでとり,ガスクロマトグラフ質量分析計(2)に導入し,本体の6.3 d),
e)及びg)によって定量する。
注(2) 本体の6.3a)で調整したガスクロマトグラフ質量分析計を用いる。
c) )及びb)の操作を5回以上繰り返す。
d) 得られた測定値から,次の式によって標準偏差を求め,その3倍を装置の検出下限値(3)(4),10倍を装
置の定量下限値(4)とする。
s 2
xi−x
=
n−1
ここに, s : 標準偏差
xi : 個々の測定値
x : 測定値の平均値
n : 測定回数
注(3) ここで得られた装置の検出下限値が,対象物質の定量下限値より大きい場合には,器具,機器
などを確認して,これらの値以下になるように調整する。
(4) この装置の検出下限値及び定量下限値は,使用する装置の状態などによって変動するため,あ
る一定の周期で確認し,常に十分な値が得られるように管理する。また,使用する装置及び測
定条件を変更した場合などには,必ず確認する。

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