JIS K 5562:2003 フタル酸樹脂ワニス

JIS K 5562:2003 規格概要

この規格 K5562は、フタル酸樹脂ワニスについて規定。

JISK5562 規格全文情報

規格番号
JIS K5562 
規格名称
フタル酸樹脂ワニス
規格名称英語訳
Phthalic resin varnish
制定年月日
1951年5月22日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

83.140.99, 87.040, 91.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1951-05-22 制定日, 1954-05-22 確認日, 1957-05-22 確認日, 1960-07-15 確認日, 1961-02-01 改正日, 1964-02-15 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-04-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1975-12-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1983-03-01 改正日, 1988-03-01 確認日, 1995-01-01 改正日, 2002-03-20 改正日, 2003-03-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 5562:2003 PDF [9]
                                                                                   K 5562 : 2003

まえがき

  この規格は,日本標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本塗料
工業会 (JPMA) /財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よってJIS K5562 : 2002は,改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 5562 pdf 1] ―――――

K 5562 : 2003

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 品質・・・・[2]
  •  4.1 品質・・・・[2]
  •  4.2 ホルムアルデヒド放散等級・・・・[2]
  •  5. 見本品・・・・[2]
  •  6. 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 サンプリング・・・・[3]
  •  6.2 試験用試料の検分及び調整・・・・[3]
  •  6.3 試験の一般条件・・・・[3]
  •  6.4 透明性・・・・[3]
  •  6.5 色数(ガードナー)・・・・[3]
  •  6.6 皮張り性・・・・[3]
  •  6.7 塗装作業性・・・・[3]
  •  6.8 乾燥時間・・・・[4]
  •  6.9 塗膜の外観・・・・[4]
  •  6.10 耐屈曲性・・・・[4]
  •  6.11 不粘着性・・・・[4]
  •  6.12 耐水性・・・・[4]
  •  6.13 耐揮発油性・・・・[5]
  •  6.14 加熱残分・・・・[5]
  •  6.15 加熱残分中の無水フタル酸の定量・・・・[5]
  •  6.16 塗膜からのホルムアルデヒド放散等級・・・・[5]
  •  7. 検査・・・・[5]
  •  8. 表示・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 5562 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 5562 : 2003

フタル酸樹脂ワニス

Phthalic resin varnish

1. 適用範囲

 この規格は,フタル酸樹脂ワニスについて規定する。
参考 フタル酸樹脂ワニスは,透明の塗装に適する酸化乾燥性の液状塗料で,乾性油脂肪酸変性フタ
ル酸樹脂を主な塗膜形成要素とし,混合炭化水素系溶剤に溶かして作る。空気酸化による自然
乾燥で塗膜を形成するようにしたものである。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3303 ぶりき及びぶりき原板
JIS K 2235 石油ワックス
JIS K 5500 塗料用語
JIS K 5600-1-1 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第1節 : 試験一般(条件及び方法)
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : サンプリング
JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第3節 : 試験用試料の検分及び調整
JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第4節 : 試験用標準試験板
JIS K 5600-1-5 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第5節 : 試験板の塗装(はけ塗り)
JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第6節 : 養生並びに試験の温度及び湿度
JIS K 5600-1-7 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第7節 : 膜厚
JIS K 5600-1-8 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第8節 : 見本品
JIS K 5600-2-1 塗料一般試験方法−第2部 : 塗料の性状・安定性−第1節 : 色数(ガードナー法)
JIS K 5600-2-2 塗料一般試験方法−第2部 : 塗料の性状・安定性−第2節 : 粘度
JIS K 5600-3-2 塗料一般試験方法−第3部 : 塗膜の形成機能−第2節 : 表面乾燥性(バロチニ法)
JIS K 5600-4-3 塗料一般試験方法−第4部 : 塗膜の視覚特性−第3節 : 色の目視比較
JIS K 5600-5-1 塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第1節 : 耐屈曲性(円筒形マンドレ
ル法)
JIS K 5600-6-1 塗料一般試験方法−第6部 : 塗膜の化学的性質−第1節 : 耐液体性(一般的方法)
JIS K 5601-1-1 塗料成分試験方法−第1部 : 通則−第1節 : 試験一般(条件及び方法)
JIS K 5601-1-2 塗料成分試験方法−第1部 : 通則−第2節 : 加熱残分
JIS K 5601-2-4 塗料成分試験方法−第2部 : 溶剤可溶物中の成分分析−第4節 : アルキド樹脂
JIS K 5601-4-1 塗料成分試験方法−第4部 : 塗膜からの放散成分分析−第1節 : ホルムアルデヒド
JIS K 8594 石油ベンジン(試薬)

――――― [JIS K 5562 pdf 3] ―――――

2
K 5562 : 2003
JIS R 6253 耐水研磨紙

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 5500による。

4. 品質

4.1 品質

 品質は,6.によって試験を行い,表1を満足しなければならない。
表1 品質
項目 品質
透明性 透明であるものとする。
色数(ガードナー) 15以下
皮張り性 皮が張らないものとする。
塗装作業性 はけ塗りで塗装作業に支障があってはならない。
乾燥時間(表面乾燥性) 10時間以内
塗膜の外観 塗膜の外観が正常であるものとする。
耐屈曲性 直径3mmの折り曲げに耐えるものとする。
不粘着性 見本品と比べて,粘着性が大きくないものとする。
耐水性 水に18時間浸したとき異常がないものとする。
耐揮発油性 試験用揮発油1号に4時間浸したとき異常がないものとする。
加熱残分 % 40以上
加熱残分中の無水フタル酸 % 23以上

4.2 ホルムアルデヒド放散等級

 ホルムアルデヒド放散等級は,6.16によって試験し,表2のとおり区
分する。
表2 ホルムアルデヒド放散等級
ホルムアルデヒ
ド放散等級分類 F☆☆☆☆ F☆☆☆ F☆☆ −(1)
記号
放散量 0.12mg/L以下 0.35mg/L以下 1.8mg/L以下 1.8mg/Lを超え
注(1) 表2中のハイフン(−)は,ホルムアルデヒド放散等級を規定しないことを示す。また,6.16
の試験を行わないものは,これと同じとみなす。

5. 見本品

 見本品は,JIS K 5600-1-8に規定する区分によって,表3とする。
表3 見本品
項目 観察項目 見本品の区分
形態 設定方式 品質水準
透明性 透明性 塗料見本 協定見本品 限度見本品
塗膜の外観 色・つや 又は 中心見本品
レベリング 社内見本品 限度見本品
不粘着性 粘着の程度・布目の跡 中心見本品

6. 試験方法

    参考 この規格の品質の規定に示した項目の試験に必要な試験板の材質,寸法及び枚数並びに試験日

――――― [JIS K 5562 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 5562 : 2003
数は,参考表1による。また,この試験には,試料が約300ml必要である。

6.1 サンプリング

 サンプリングは,JIS K 5600-1-2による。

6.2 試験用試料の検分及び調整

 試験用試料の検分及び調整は,JIS K 5600-1-3による。

6.3 試験の一般条件

 試験の一般条件は,JIS K 5600-1-1,JIS K 5600-1-6及びJIS K 5601-1-1によるほ
か,次のとおりとする。
6.3.1 試験の場所
a) 養生及び試験を行う場所は,ほかに規定がない場合は,標準状態とし,JIS K 5600-1-6の4.1(標準条
件)で,直射日光を受けず,養生及び試験に影響を与えるガス・蒸気・ほこりなどがなく,通風の少
ない室内とする。
b) 一般状態の養生及び試験の場所は,JIS K 5600-1-1の3.1.1(一般状態)による。
c) 拡散昼光は,JIS K 5600-4-3の5.2(自然昼光照明)による。ただし,JIS K 5600-4-3の5.3(色観察ブ
ースの人工照明)に規定する色観察ブースを用いても差し支えない。
6.3.2 試験片の作製
6.3.2.1 試験板 試験板は,JIS K 5600-1-4による。
備考 他に規定がない時は,溶剤洗浄によって調整したぶりき板とする。ぶりき板は,JIS G 3303に
規定する電気めっきぶりきのSPTE5.6/5.6 T2とする。
6.3.2.2 試料の薄め方 試料は,その塗料の製造業者が指定する薄め液を用い,JIS K 5600-2-2の3.(フ
ローカップ法)によって流下時間を測定し,製造業者が指定する秒数になるように薄める。ここで得られ
た試料と薄め液の割合は,質量比で記録しておく。
6.3.2.3 試料の塗り方 試料の塗り方は,ほかに規定がない場合は,はけ塗りとし,JIS K 5600-1-5によ
って,1回ごとの塗付け量は,100cm2当たり約0.3mlとする。
6.3.2.4 塗膜の厚さ 塗膜の厚さの測定は,JIS K 5600-1-7に規定する方法のいずれかによる。
6.3.2.5 乾燥方法 乾燥方法は,ほかに規定がない場合は,自然乾燥の場合とする。塗り終わってからの
試験片の保持は,JIS K 5600-1-1の表1による。

6.4 透明性

 透明性の試験は,次による。
6.4.1 器具 試験管は,約15 150mmの無色透明で内径及び肉厚が等しいもの2本を用意する。
6.4.2 操作 試料と見本品とをそれぞれかき混ぜ,直ちに別々の試験管に深さ約100mmまで入れ,これ
らを接して並べ,一般状態の拡散昼光のもとで側面から透かして見る。
6.4.3 判定 見本品と比べて透明性が劣らず,浮遊物・沈殿及び液層の分離を認めないときは,試料は“透
明である。”とする。

6.5 色数(ガードナー)

 色数の試験は,JIS K 5600-2-1による。

6.6 皮張り性

 皮張り性の試験は,次による。
6.6.1 器具 容器は,容量が約300mlで内径が7080mmの金属製の缶で密封できるものとする。
6.6.2 操作 容器に試料を約250ml入れ,直ちにふたをして一般状態の場所に静置する。24時間後に容
器のふたを取り,容器を傾けガラス棒で試料の表面に触れて表層の流動性を調べる。
6.6.3 判定 表層が液状を保っていると認められたときは,“皮が張らない”とする。

6.7 塗装作業性

 塗装作業性の試験は,JIS K 5600-1-1の4.2.3a)(1回塗りの場合)による。ただし,試
験板は溶剤洗浄によって調整したぶりき板 (500×200×0.3mm) とし,6.3.2によって,試験板の片面に規
定の塗付け量になるように,はけ塗りする。この塗装作業性の試験に使用した試験片は,標準状態で48
時間乾燥した後,塗膜の外観の試験に用いる。

――――― [JIS K 5562 pdf 5] ―――――

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JIS K 5562:2003の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 5562:2003の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3303:2017
ぶりき及びぶりき原板
JISK2235:1991
石油ワックス
JISK5500:2000
塗料用語
JISK5600-1-1:1999
塗料一般試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
JISK5600-1-2:2002
塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
JISK5600-1-3:2015
塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製
JISK5600-1-4:2004
塗料一般試験方法―第1部:通則―第4節:試験用標準試験板
JISK5600-1-5:1999
塗料一般試験方法―第1部:通則―第5節:試験板の塗装(はけ塗り)
JISK5600-1-6:1999
塗料一般試験方法―第1部:通則―第6節:養生並びに試験の温度及び湿度
JISK5600-1-7:2014
塗料一般試験方法―第1部:通則―第7節:膜厚
JISK5600-1-8:1999
塗料一般試験方法―第1部:通則―第8節:見本品
JISK5600-2-1:2014
塗料一般試験方法―第2部:塗料の性状・安定性―第1節:色数(目視法)
JISK5600-2-2:1999
塗料一般試験方法―第2部:塗料の性状・安定性―第2節:粘度
JISK5600-3-2:1999
塗料一般試験方法―第3部:塗膜の形成機能―第2節:表面乾燥性(バロチニ法)
JISK5600-4-3:1999
塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第3節:色の目視比較
JISK5600-5-1:1999
塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第1節:耐屈曲性(円筒形マンドレル法)
JISK5600-6-1:2016
塗料一般試験方法―第6部:塗膜の化学的性質―第1節:耐液体性(一般的方法)
JISK5601-1-1:1999
塗料成分試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
JISK5601-1-2:2008
塗料成分試験方法―第1部:通則―第2節:加熱残分
JISK5601-2-4:1999
塗料成分試験方法―第2部:溶剤可溶物中の成分分析―第4節:アルキド樹脂
JISK5601-4-1:2012
塗料成分試験方法―第4部:塗膜からの放散成分分析―第1節:ホルムアルデヒド放散量の求め方
JISK8594:2015
石油ベンジン(試薬)
JISR6253:2006
耐水研磨紙