この規格ページの目次
- 9 ふるい残分
- 9.1 概要
- 9.2 試薬
- 9.3 器具及び装置
- 9.4 試験の手順
- 9.5 計算
- 9.6 試験報告書
- 10 塩酸不溶分
- 10.1 概要
- 10.2 試薬
- 10.3 器具及び装置
- 10.4 試験の手順
- 10.5 計算
- 10.6 試験報告書
- 11 水可溶分
- 11.1 概要
- 11.2 試薬
- 11.3 器具及び装置
- 11.4 試験の手順
- 11.5 計算
- 11.6 試験報告書
- 12 かさ密度
- 12.1 概要
- 12.2 器具及び装置
- 12.3 試験の手順
- 12.4 計算
- 12.5 試験報告書
- JIS K 6224:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS K 6224:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS K 6224:2017の関連規格と引用規格一覧
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K 6224 : 2017
9 ふるい残分
9.1 概要
試料を水で懸濁して標準ふるいを通し,ふるい上の残留物を乾燥し,質量を測定する。
9.2 試薬
a) 水 JIS K 0050の附属書Dに規定するもの。
9.3 器具及び装置
器具及び装置は,次による。
a) ふるい JIS Z 8801-1に規定するもので,直径150 mm,深さ45 mm,目開き75 μmのもの。
b) はかり 0.1 mgの桁まではかれるもの及び1 gの桁まではかれるもの。
c) 乾燥機 (105±5)℃に調節が可能なもの。
d) はけ 毛がしなやかで,試料の形状を壊さないもの。
e) ビーカー 試料20 g100 gと水200 mL1 000 mLとを加えられる容量のもの。
9.4 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 試料20 g100 gをビーカーに1 gの桁まではかりとる。このときの試料質量をm13とする。
b) ) のビーカーに200 mL1 000 mLの水を加えてガラス棒でかくはんし,十分分散する。分散した試
料液をふるい上に移し,シャワーをあてながら,はけを用いて試料を分散し,ふるいを通過させる。
この操作を,ふるいを通した水が透明になるまで続ける。
c) 経時によって酸化マグネシウムが水和して固結し,ふるいを通過しなくなる場合があるので,速やか
に行う。
d) ふるい上の残留物を取り出し,(105±5)℃に調節した乾燥機で30分間乾燥し,室温まで冷却した後
質量を測定する。このときの質量をm14とする。
注記 ふるい上の残留物を取り出す方法としては,ろ紙,メンブランフィルタなどを用いて吸引ろ
過する方法及び別の小型試験用ふるい(試験に用いるふるいと目開きが同じか小さいもの)
に移す方法がある。
9.5 計算
式(12)によって,ふるい残分を算出する。結果は,JIS Z 8401によって丸め,小数点以下2桁で表す。
m14
S 100 (12)
13
ここに, S : ふるい残分[質量分率(%)]
m13 : 試料の質量(g)
m14 : 乾燥後の残留物の質量(g)
9.6 試験報告書
試験報告書には,次の事項を記載する。
a) 試料の履歴
b) この規格の名称及び番号
c) 試験結果
d) この規格で規定していない操作を含む試験の詳細
e) 試験年月日
――――― [JIS K 6224 pdf 16] ―――――
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K 6224 : 2017
10 塩酸不溶分
10.1 概要
試料を規定の条件下で塩酸で処理し,不溶分をろ過後,水洗し灰化して,残分の質量を測定する。
10.2 試薬
試薬は,次による。
a) 水 JIS K 0050の附属書Dに規定するもの。
b) 塩酸(1+1) 塩酸1容量に水1容量を加えて希釈したもの。
c) ろ紙 JIS P 3801に規定するろ紙(化学分析用)5種Bを使用する。
10.3 器具及び装置
器具及び装置は,次による。
a) はかり 0.1 mgの桁まではかれるもの。
b) 電気炉 (900±25)℃に調節が可能なもの。
c) 電熱器又はホットプレート
d) デシケータ 乾燥剤(シリカゲル)を入れたもの。
e) るつぼ JIS R 1301に規定するものでB形の呼び容量10 mLのもの。
10.4 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 試料2 g5 gを0.01 gの桁まではかり,ビーカーにとる。このときの試料質量をm15とする。
b) ) のビーカーに少量の水を加えて潤した後,塩酸(1+1)を加えて溶解し,5分間煮沸する。塩酸(1
+1)の使用量は,試料1 gにつき10 mL12 mLとする。
c) 不溶分をろ紙を用いてろ過し,温水で十分洗浄する。
d) 残留物は,ろ紙とともに電熱器又はホットプレートを用いて乾燥する。
e) るつぼの質量を0.1 mgの桁まではかる。このときの質量をm16とする。
f) 乾燥したろ紙をe) のるつぼに入れ,電気炉で灰化するまで強熱する。
g) るつぼを取り出し,デシケータ中で室温まで放冷し,質量を0.1 mgの桁まではかる。このときの質量
をm17とする。
10.5 計算
式(13)によって,塩酸不溶分を算出する。結果は,JIS Z 8401によって丸め,小数点以下2桁で表す。
m17 m16
H 100 (13)
m15
ここに, H : 塩酸不溶分[質量分率(%)]
m15 : 試料の質量(g)
m16 : 空のるつぼの質量(g)
m17 : 強熱後の残留物とるつぼの質量(g)
10.6 試験報告書
試験報告書には,次の事項を記載する。
a) 試料の履歴
b) この規格の名称及び番号
c) 試験結果
d) この規格で規定していない操作を含む試験の詳細
――――― [JIS K 6224 pdf 17] ―――――
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K 6224 : 2017
e) 試験年月日
11 水可溶分
11.1 概要
試料を規定の条件下で水で抽出し,不溶分を除去後の水抽出液を蒸発乾固して,残分の質量を測定する。
注記 水可溶分には,塩化物,硫酸塩,重炭酸マグネシウム分などが含まれている。塩化物含有量及
び硫酸塩含有量の測定は,附属書JB及び附属書JCを参照する。
11.2 試薬
a) 水 JIS K 0050の附属書Dに規定するもの。
11.3 器具及び装置
器具及び装置は,次による。
a) はかり 0.1 mgの桁まではかれるもの。
b) はかり瓶 直径50 mm,高さ30 mmのもの。
c) 水浴
d) 乾燥機 (105±5)℃に調節が可能なもの。
e) デシケータ 乾燥剤(シリカゲル)を入れたもの。
f) 全量フラスコ JIS R 3505に規定するクラスAの要求事項に合致するもの。
g) 全量ピペット JIS R 3505に規定するクラスAの要求事項に合致するもの。
11.4 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 試料約2.0 gを0.01 gの桁までビーカーにはかりとる。このときの試料質量をm18とする。
b) 水100 mLをa) のビーカーに加え,時計皿で覆い,5分間煮沸する。
c) 直ちにろ過し,ろ液を100 mLの全量フラスコにとる。
d) 冷却後,水を加えて100 mLとする。
e) はかり瓶の質量を0.1 mgの桁まではかる。このときの質量をm19とする。
f) 全量ピペットを用いて,d) の液25 mLをe) のはかり瓶にとり,水浴上で蒸発乾固し,残留物を105 ℃
で1時間乾燥する。
g) デシケータ中で放冷後,質量を0.1 mgの桁まではかる。このときの質量をm20とする。
11.5 計算
式(14)によって,水可溶分を算出する。結果は,JIS Z 8401によって丸め,小数点以下2桁で表す。
m20 m19
P 100 (14)
25
m18
100
ここに, P : 水可溶分[質量分率(%)]
m18 : 試料の質量(g)
m19 : 空のはかり瓶の質量(g)
m20 : 残留物とはかり瓶の質量(g)
11.6 試験報告書
試験報告書には,次の事項を記載する。
a) 試料の履歴
――――― [JIS K 6224 pdf 18] ―――――
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K 6224 : 2017
b) この規格の名称及び番号
c) 試験結果
d) この規格で規定していない操作を含む試験の詳細
e) 試験年月日
12 かさ密度
12.1 概要
容器に入れた試料に規定の力を加えたときの体積によって,そのときのかさ密度を求める。
12.2 器具及び装置
器具及び装置は,次による。
a) はかり 0.01 gの桁まではかれるもの。
b) かさ密度測定装置 シリンダ及びピストンからなり,一般鋼材を用いて作製したもので,図2に示す
ものを用いる。シリンダの内径(22.00±0.05)mm,シリンダ内部の深さ100 mmとする。ピストンは,
外径(21.80±0.05)mm,長さ115 mm,質量190 gとなるように内部を空洞にしたものを用いる。
単位 mm
図2−かさ密度測定装置
12.3 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) シリンダにピストンを正しく入れ,自然に落下させて上部の突出部寸法を0.01 cmまではかる。この
ときのピストンとシリンダとの高さの差をh1とする。
b) 試料1 g5 gを0.01 gの桁まではかる。このときの試料質量をm21とする。
c) ピストンを抜き出したシリンダに試料を静かに注ぎ込み,シリンダを軽く揺り動かすか,又は僅かな
打撃を与えてその側面に付着した試料を落とすとともに,内容物の上面が平らになるようにする。
d) ピストンをシリンダ上部から指を添えて正しく緩やかに落とし込む。その試料面に達するまでの時間
は,一般に5秒間とする。このときの指感で,ピストンが試料面に達するのを感知できなければなら
ない。
e) ピストンが試料面に達したならば指でピストンを軽く1回転させるか,又は木片でシリンダを軽くた
たき,ピストンをよくなじませる。
f) シリンダの上部に突出したピストンの高さを0.01 cmまではかる。このときのピストンとシリンダと
の高さの差をh2とする。
――――― [JIS K 6224 pdf 19] ―――――
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K 6224 : 2017
12.4 計算
式(15)によって,かさ密度を算出する。結果は,JIS Z 8401によって丸め,小数点以下2桁で表す。
m21
G 2
(pdf 一覧ページ番号 )
h2 h1 0.785 4J
ここに, G : かさ密度(g/mL)
m21 : 試料の質量(g)
h1 : 試料が存在しないときのピストンとシリンダとの高さ
の差(cm)
h2 : 試料が存在するときのピストンとシリンダとの高さの
差(cm)
J : シリンダの直径(cm)
0.785 4 : シリンダの直径から面積に換算する係数
12.5 試験報告書
試験報告書には,次の事項を記載する。
a) 試料の履歴
b) この規格の名称及び番号
c) 試験結果
d) この規格で規定していない操作を含む試験の詳細
e) 試験年月日
――――― [JIS K 6224 pdf 20] ―――――
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JIS K 6224:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 21869:2006(MOD)
JIS K 6224:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.040 : ゴム及びプラスチックの原材料 > 83.040.20 : ゴム配合剤
JIS K 6224:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK8005:2014
- 容量分析用標準物質
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
- JISK8107:2017
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8116:2006
- 塩化アンモニウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8201:2006
- 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
- JISK8432:2017
- 酸化マグネシウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8617:2007
- 炭酸カルシウム(試薬)
- JISK8736:2018
- エリオクロムブラックT(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR1301:1987
- 化学分析用磁器るつぼ
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい