JIS K 6422:2016 防振ゴム―性能区分

JIS K 6422:2016 規格概要

この規格 K6422は、自動車及び産業用車両に用いるゴム製品のうち,一般に振動・衝撃の伝達防止,吸振又は衝撃の緩和を目的として用いる防振ゴム製品の性能区分について規定。鉄道車両用は除く。

JISK6422 規格全文情報

規格番号
JIS K6422 
規格名称
防振ゴム―性能区分
規格名称英語訳
Rubber vibration isolators -- Performance classification
制定年月日
2007年10月20日
最新改正日
2016年12月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

43.040.60, 83.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ゴム・エラストマー II 2020
改訂:履歴
2007-10-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2016-12-20 改正
ページ
JIS K 6422:2016 PDF [14]
                                                                                   K 6422 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 防振ゴムの構成・・・・[2]
  •  5 特性による性能区分・・・・[3]
  •  5.1 ばね特性・・・・[3]
  •  5.2 接着性・・・・[4]
  •  5.3 塩害に対する接着離性 45.4 耐熱老化性・・・・[5]
  •  5.5 耐疲労性・・・・[6]
  •  5.6 耐オゾン性・・・・[6]
  •  6 防振ゴムの性能及びゴム部の寸法並びにその許容範囲・・・・[6]
  •  6.1 防振ゴムの性能及び性能区分・・・・[6]
  •  6.2 防振ゴムのゴム部の製品寸法・・・・[7]
  •  6.3 防振ゴムのゴム部の寸法許容範囲・・・・[7]
  •  附属書A(参考)防振ゴムの性能及び性能区分・・・・[8]
  •  附属書B(参考)防振ゴムの性能及び性能区分の要求例・・・・[9]
  •  附属書C(参考)防振ゴムの例・・・・[10]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6422 pdf 1] ―――――

K 6422 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
ゴム工業会(JRMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。これによって,JIS K 6422:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6422 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6422 : 2016

防振ゴム−性能区分

Rubber vibration isolators-Performance classification

序文

  この規格は,2007年に制定され,今日に至っている。その後,防振ゴムの性能区分を更に具体化する要
求があったため,改正を行った。今回の改正では,規格名称を“防振ゴム−分類基準及びその試験方法”
から“防振ゴム−性能区分”に変更し,防振ゴムに求められる各種特性及びその性能区分に重点をおいた
内容にするとともに,試験方法は,JIS K 6385を引用し,この規格から削除した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,自動車及び産業用車両に用いるゴム製品のうち,一般に振動・衝撃の伝達防止,吸振又は
衝撃の緩和を目的として用いる防振ゴム製品(以下,防振ゴムという。)の性能区分について規定する。た
だし,鉄道車両用は除く。
注記 この規格は,防振ゴムの特性について規定するものであるが,その特性に関わる規定は,設計
などの目標値を示すものであり,この規格によって適合性評価を行うことは,意図していない。
警告 この規格の利用者は,通常の実験室の作業に精通しているものとする。この規格は,その使用
に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,
各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3113 自動車構造用熱間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3507-1 冷間圧造用炭素鋼−第1部 : 線材
JIS G 3507-2 冷間圧造用炭素鋼−第2部 : 線
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS G 5502 球状黒鉛鋳鉄品
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管

――――― [JIS K 6422 pdf 3] ―――――

2
K 6422 : 2016
JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物
JIS H 5302 アルミニウム合金ダイカスト
JIS K 6200 ゴム−用語
JIS K 6385 防振ゴム−試験方法
JIS K 6386 防振ゴム−ゴム材料
ISO 3302-1,Rubber−Tolerances for products−Part 1: Dimensional tolerances

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6200によるほか,次による。
3.1
静的ばね定数(static spring constant)
静的平衡状態で測定したばね定数。
3.2
動的ばね定数,貯蔵ばね定数(dynamic spring constant, storage spring constant)
たわみと同位相の力(荷重)を,たわみで除した値。
注記 この規格では,静的ばね定数と対比して用いる場合に“動的ばね定数”を,損失ばね定数と対
比して用いる場合に“貯蔵ばね定数”を用いている。
3.3
損失ばね定数(loss spring constant)
たわみとπ/2 rad 位相がずれた力(荷重)を,たわみで除した値。
3.4
動倍率(dynamic multiplication)
動的ばね定数と静的ばね定数との比。
3.5
損失係数(loss factor)
損失ばね定数と貯蔵ばね定数との比。
3.6
1W(mean load)
防振ゴムを車両に取り付けている状態において,受けている静的な力(荷重)。例えば,エンジンマウン
トの場合は,エンジンを搭載した状態で各々のエンジンマウントに分担負荷された力(荷重)を表し,1G
ともいう。
3.7
耐久試験(durability test)
防振ゴムの寿命を推定するために,繰返し刺激[変位又は力(荷重)]を加えて,防振ゴムが破壊される
まで又は規定の特性値に達するまでの繰返し回数,時間,外観,寸法変化などを測定し,評価する試験。

4 防振ゴムの構成

  防振ゴムは,ゴム材料,金属部材,合成樹脂,繊維,封入液などで構成し,ゴム材料及び金属部材は,
次による。ただし,金属部材は,受渡当事者間の協定がある場合は,別の材料を用いてもよい。また,合
成樹脂,繊維,封入液などの選定は,受渡当事者間の協定による。

――――― [JIS K 6422 pdf 4] ―――――

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K 6422 : 2016
a) ゴム材料 防振ゴムのゴム材料は,次による。
1) IS K 6386の4.(分類記号)のa)(ゴム材料の種類を表す記号)及びb)(静的せん断弾性係数を表
す数字)に従い,分類する。
2) ゴム材料の品質は,JIS K 6386の5.(品質)の規定に適合しなければならない。
3) ゴム硬さは,JIS K 6386の7.2(硬さ試験)によって,タイプAデュロメータ硬さを測定する。
b) 金属部材 防振ゴムの金属部材は,次による。
1) 鉄材料 防振ゴムの鉄材料は,次による。
1.1) 板材 板材は,JIS G 3131による。ただし,板厚精度が必要な場合は,JIS G 3141による。また,
強度の要求が高い場合は,JIS G 3113による。
1.2) パイプ材 パイプ材は,JIS G 3445による。
1.3) 鋳物材 鋳物材は,JIS G 5501による。ただし,強度の要求が高い場合は,JIS G 5502による。
1.4) 冷間鍛造材 冷間鍛造材は,JIS G 3507-1及びJIS G 3507-2による。ただし,ボルト及びナット用
の冷間鍛造材は,JIS G 4051による。
2) アルミニウム材料 防振ゴムのアルミニウム材料は,次による。
2.1) 板材 板材は,JIS H 4000の合金番号5052を用いる。
2.2) パイプ材 パイプ材は,JIS H 4080の合金番号5052又は5056を用いる。
2.3) 鋳物材 鋳物材は,JIS H 5202の種類AC4C又はJIS H 5302の種類ADC12を用いる。

5 特性による性能区分

5.1 ばね特性

  防振ゴムのばね特性は,次による。
a) 静的ばね特性 静的ばね特性の性能区分は,静的ばね定数の許容範囲で表し,表1で区分する。
なお,試験方法は,JIS K 6385の箇条6(静的ばね特性試験)による。特に受渡当事者間の協定が
ない場合は,JIS K 6385の6.5 a) (往路方式)による。また,静的ばね定数値は,受渡当事者間の協
定による。
表1−静的ばね定数の許容範囲による性能区分
単位 %
区分 A B C D E
許容範囲 ±10 ±12.5 ±15 ±20 規定しない。
b) 動的ばね特性 動的ばね特性は,次による。
1) 動的ばね定数の許容範囲 動的ばね定数の性能区分は,動的ばね定数の許容範囲で表し,表2で区
分する。
なお,試験方法は,JIS K 6385の7.2(動的性質測定試験)による。また,動的ばね定数値は,受
渡当事者間の協定による。

――――― [JIS K 6422 pdf 5] ―――――

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JIS K 6422:2016の関連規格と引用規格一覧