JIS K 6724:1994 酢酸ビニル

JIS K 6724:1994 規格概要

この規格 K6724は、工業用の重合防止剤入りの酢酸ビニルについて規定。

JISK6724 規格全文情報

規格番号
JIS K6724 
規格名称
酢酸ビニル
規格名称英語訳
Vinyl acetate
制定年月日
1956年6月23日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

83.080.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1956-06-23 制定日, 1959-05-25 確認日, 1962-03-30 確認日, 1965-06-01 確認日, 1968-07-01 確認日, 1970-02-01 改正日, 1973-06-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1980-10-01 確認日, 1986-01-01 確認日, 1994-06-01 改正日, 2003-05-20 確認日, 2007-11-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 6724:1994 PDF [14]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6724-1994

酢酸ビニル

Vinyl acetate

                              CH2 : CHOCOCH3 FW : 86.09
1. 適用範囲 この規格は,工業用の重合防止剤(1)入り酢酸ビニルについて規定する。
注(1) 重合防止剤は,ヒドロキノンとする。
備考 この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. 品質 品質は,3.によって試験を行い,表1に適合しなければならない。
ただし,活性度及びヒドロキノンの含有量については,受渡当事者間の協定による。
表1 品質
項目 品質 適用試験箇条
外観 透明な液体で,浮遊物,ごみ 3.4
などの異物のないこと
色 ハ−ゼン色数 10以下 3.5
密度 (20℃) g/cm3 0.9300.934 3.6
純分 % 99.5以上 3.7
水分 % 0.1以下 3.8
蒸発残分 % 0.01以下 3.9
酸分 % 0.01以下 3.10
アルデヒド % 0.03以下 3.11
(アセトアルデヒドとして)
活性度 s − 3.12
ヒドロキノンの含有量 % − 3.13
3. 試験方法
3.1 一般事項 試験について共通する一般事項は,JIS K 0050による。
3.2 数値の丸め方 数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
3.3 試料採取方法 品質が均一とみなすことのできる1ロットから酢酸ビニルの容器の種類によって,
次に規定する方法で試料を採取する。
なお,ロットの設定,試料採取の時期及び場所については,受渡当事者間の協定による。
3.3.1 大形容器(タンク,タンク車,タンクローリー,タンカーなど)の場合
(1) 要旨 大形液体試料採取器を用いて容器内の酢酸ビニルを所定の位置から所定の割合で採取し,適切
な試料容器に移してよく混合し,このうち1l以上を試験に供する。
(2) 器具

――――― [JIS K 6724 pdf 1] ―――――

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K 6724-1994
大形液体試料採取器 JIS G 4304に規定する熱間圧延ステンレス鋼SUS304製の栓付きの採取器で,
容量は約500mlとし,大型容器の所定の深さのところまで採取器を入れて栓を開き試料を満たした後,
そのまま取り出すことができるものとする。一例を図1に示す。
図1 大形液体試料採取器の一例
備考 本体,おもり,ハンドル及びたぐり綱は,ステンレス鋼SUS304製とする。採取器の栓は,ふ
っ素樹脂製とする。
また,たぐり綱の長さは,AB>BCとする。
(3) 操作 操作は,次のとおり行う。
(a) 試料の採取位置 直立円筒形タンクのように均一な横断面をもつものの場合は,液面の高さの65,21
及び61に相当する位置から,また,横置円筒形タンクの場合は,表2によってそれぞれ同量の試料
を採取する。
なお,酢酸ビニルの品質が安定していることが確認できる場合には,他の合理的な方法で採取し
てもよい。

――――― [JIS K 6724 pdf 2] ―――――

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K 6724-1994
表2 横置円筒形タンクの試料採取位置と混合比
容器内容物の 試料採取位置 試料混合比(体積比)
深さ(直径に (容器の底からの高さ)
対する%) (直径に対する%)
上層 中層 下層 上層 中層 下層
90 75 50 20 3 4 3
80 70 50 20 2 5 3
70 − 50 20 − 6 4
60 − 50 20 − 5 5
50 − 40 20 − 4 6
40 − − 20 − − 10
30 − − 15 − − 10
20 − − 10 − − 10
10 − − 5 − − 10
(b) 試料の採取方法 大形容器の口を開き,あらかじめ清浄し,乾燥した大形液体試料採取器を栓をし
たまま所定の位置まで沈める。
次に,たぐり綱を一気に引き上げて栓を抜き,液面に気泡が上がってこなくなるまでその位置に
保って試料を満たした後,引き上げる。採取した試料は,あらかじめ清浄し,乾燥した共栓付き褐
色ガラス瓶に入れ,直ちに栓をする。
(c) 試験用試料の調製 採取した試料は,直立円筒形タンクの場合には3か所から採取した試料をそれ
ぞれ等量ずつ,また,横置円筒形タンクの場合には,表2の試料採取位置から採取した試料を,表
2の混合比になるように,あらかじめ清浄し,乾燥した適切な試料容器に移してよく混合し,この
うちの1l以上を試験用試料とする。
なお,試料調製後直ちに試験を行わないときは,あらかじめ清浄し,乾燥した共栓付き褐色ガラ
ス瓶に入れ,密栓をして冷暗所に保存する。
3.3.2 小形容器(金属板製18l缶,鋼製ドラムなど)の場合
(1) 要旨 小形液体試料採取器を用いて,複数の小形容器からそれぞれ等量ずつの試料を採取し,適切な
試料容器に移してよく混合し,このうちの1l以上を試験に供する。
(2) 器具
小形液体試料採取器 ガラス管の上下の口を開いたまま小形容器に入れ,試料を流入させた後,口
をふさいで取り出すことができるものとする。一例を図2に示す。
図2 小形液体試料採取器の一例
(3) 操作 操作は,次のとおり行う。

――――― [JIS K 6724 pdf 3] ―――――

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K 6724-1994
(a) 小形容器の抜取個数 1ロットから複数の小形容器を抜き取る場合は,表3に示す個数をランダム
に抜き取る。
なお,酢酸ビニルの品質が安定していることが確認できる場合には,抜取個数を変更してもよい。
表3 小形容器の抜取個数
小形容器数 抜取個数 小形容器数 抜取個数
1 4 全数 76100 10
510 5 101125 11
1120 6 126150 12
2130 7 151200 13
3150 8 201250 14
5175 9 251以上 14+愀 2)
注(2) 次の式によって算出し,小数点以下は,切
り上げて整数とする。
n 250
=
50
ここに,n : 小形容器数
(b) 試料の採取方法 小形容器の口を開き,あらかじめ清浄し,乾燥した小形液体試料採取器を口を開
いたまま小形容器の中に入れ,先端が器底に達した後,口をふさいで引き上げて採取する。
(c) 試験用試料の調製 採取した試料は,それぞれ等量ずつあらかじめ清浄し,乾燥した適切な試料容
器に移し,よく混合し,このうちの1l以上を試験用試料とする。
なお,試料調製後直ちに試験を行わないときは,あらかじめ清浄し,乾燥した共栓付き褐色ガラ
ス瓶に入れ,密栓して冷暗所に保存する。
3.4 外観
(1) 要旨 目視によって試料の外観を調べる。
(2) 器具
比色管 内径約23mm,高さ約400mmの無色透明の共栓付き平底ガラス試験管を用い,底部から
200300mmの高さに100mlの標線を付けたもの。
(3) 操作 試料を,比色管に標線まで入れ,白地及び黒地を背景として上方及び側方から透視したとき,
透明であって,浮遊物,ごみなどの異物がないかを調べる。
3.5 色 色は,目視比色法又は分光測光器若しくは光電色彩計による比色法によって測定し,ハーゼン
色数を求める。
3.5.1 目視比色法
(1) 要旨 試料の透過色をハーゼン標準比色液と目視で比較して,ハーゼン色数を求める。
(2) 器具及び装置 器具及び装置は,次のとおりとする。
(a) 比色管 3.4(2)で規定の同材質同形のもの。
(b) 全量ピペット JIS R 3505に規定する1ml,2ml,3ml,5m1及び100ml
(c) 全量フラスコ JIS R 3505に規定する100ml及び1 000ml
(d) 比色装置 2本の比色管を立てる支持台,白色の平滑な底板,側面からの散光を防ぐ黒色の遮光板
及び底板を透かして光線を導入する反射鏡からなり,JIS C 7601に規定する拡散昼光の下で比色管
の上から見透かして二つの比色管内の液の色を比較することができるもの。
(3) 試薬 試薬は,次のとおりとする。
(a) 塩化コバルト (II) 六水和物 JIS K 8129に規定するもの。

――――― [JIS K 6724 pdf 4] ―――――

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K 6724-1994
(b) ヘキサクロロ白金 (IV) 酸カリウム(塩化白金酸カリウム) JIS K 8163に規定するもの。
(c) 塩酸 JIS K 8180に規定するもの。
(4) ハーゼン標準比色液の調製
(a) ハーゼン標準比色原液 全量フラスコにヘキサクロロ白金 (IV) 酸カリウム1.245g,塩化コバルト
(II) 六水和物1.000g及び塩酸100mlを正しく量り採り,水を加えて溶かし,1 000mlとする。これ
をハーゼン標準比色原液とする。これはハーゼン標準比色液500番に相当する。
このハーゼン標準比色原液の吸光度は,分光光度計で吸収セル10mmを用い,表4の波長におい
て,水を対照液として測定したとき,それぞれの吸光度の範囲に入ることを確認する。
表4 ハーゼン比色原液の
吸光度許容範囲
波長 吸光度許容範囲
nm
430 0.1100.120
455 0.1300.145
480 0.1050.120
510 0.0550.065
(b) ハーゼン標準比色液 ハーゼン標準比色液は,表5による。
ハーゼン標準比色原液及びハーゼン標準比色液は,着色ガラス瓶に入れ,密栓して暗所に保存す
る。保存期間は,原則として調製後,ハーゼン標準比色原液については1か年以内とし,ハーゼン
標準比色液は1か月以内とする。
表5 ハーゼン標準比色液
単位 ml
ハーゼン標準比色液の番号 ハーゼン 水
標準比色原液
5 1 99
10 2 98
15 3 97
20 4 96
25 5 95
30 6 94
(5) 操作 試料を比色管に100mlの標線まで入れる。別の比色管にハーゼン標準比色液を100mlの標線ま
で入れて両管を比色装置の中に並べて立て,両管を上から透視して液の色を比較し,ハーゼン色数を
求める。
なお,二つの番号の中間にあるときは,二つのうち濃い方の番号を採択する。
3.5.2 分光測光器又は光電色彩計による比色法
(1) 要旨 試料とハーゼン標準比色液との透過色を,分光測光器又は光電色彩計によって比較し,ハーゼ
ン色数を求める。
(2) 装置 装置は,JIS Z 8722の4.(分光測色方法)又は5.(刺激値直読方法)に規定する分光測光器又
は光電色彩計を用いる。
(3) 操作 操作は,JIS Z 8722の4.4(透過物体の測定方法)又は5.3(測定方法)による。
(a) ハーゼン標準比色液の黄変度 ( ‰ 分光測光器又は光電色彩計によって測定し,あらかじめ検
量線を作成する。

――――― [JIS K 6724 pdf 5] ―――――

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JIS K 6724:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6724:1994の関連規格と引用規格一覧