この規格ページの目次
- JISK7146 規格全文情報
- まえがき
- pdf 目 次
- エポキシ樹脂中の1,2-グリコール含有量の求め方
- 序文
- 1. 適用範囲
- 2. 引用規格
- 3. 定義
- 4. 原理
- 5. 試薬
- 5.1 クロロホルム
- 5.2 メタノール
- 5.3 ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(40 %メタノール溶液)
- 5.4 酢酸
- 5.5 オルト過よう素酸
- 5.6 0.2 mol/L オルト過よう素酸溶液
- 5.7 10 %硫酸溶液
- 5.8 20 %よう化カリウム溶液
- 5.9 炭酸ナトリウム(無水)
- 5.10 よう素酸カリウム
- 5.11 0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液
- 5.12 1 %でんぷん溶液
- JIS K 7146:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS K 7146:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS K 7146:2006の関連規格と引用規格一覧
JIS K 7146:2006 規格概要
この規格 K7146は、エポキシ樹脂中に含まれる1,2-グリコール基の含有量を求める方法について規定。
JISK7146 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K7146
- 規格名称
- エポキシ樹脂中の1,2-グリコール含有量の求め方
- 規格名称英語訳
- Plastics -- Epoxy resins -- Determination of 1,2-glycol content
- 制定年月日
- 2006年3月25日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 21048:2004(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 83.080.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 7146:2006 PDF [10]
K7146:2006
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本プラスチック工業連盟(JPIF)/エポキシ
樹脂技術協会(JSERT)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 21048:2004, Plastics−Epoxy resins
−Determination of 1,2-glycol contentを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
エピクロルヒドリンを原料としたエポキシ樹脂の製造において不純物として1,2-グリコールが生成さ
れる。1,2-グリコールは親水性をもっているため,電気絶縁材などの用途ではその含有量を低いレベルに
コントロールすることが必要である。さらに,アミン類及び酸無水物類を硬化剤として使用したときなど
は硬化速度に影響を及ぼす。このように,エポキシ樹脂中の1,2-グリコール含有量の測定は,エポキシ樹
脂を使用者及び製造業者双方にとって重要な要素となっている。
JIS K7146には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 7146 pdf 1] ―――――
K7146 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. 原理・・・・[2]
- 5. 試薬・・・・[2]
- 5.1 クロロホルム・・・・[2]
- 5.2 メタノール・・・・[2]
- 5.3 ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(40 %メタノール溶液)・・・・[2]
- 5.4 酢酸・・・・[2]
- 5.5 オルト過よう素酸・・・・[2]
- 5.6 0.2 mol/L オルト過よう素酸溶液・・・・[3]
- 5.7 10 %硫酸溶液・・・・[3]
- 5.8 20 %よう化カリウム溶液・・・・[3]
- 5.9 炭酸ナトリウム(無水)・・・・[3]
- 5.10 よう素酸カリウム・・・・[3]
- 5.11 0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液・・・・[3]
- 5.12 1 %でんぷん溶液・・・・[3]
- 6. 器具及び装置・・・・[4]
- 6.1 はかり・・・・[4]
- 6.2 マグネチックスターラー・・・・[4]
- 6.3 pHメータ・・・・[4]
- 6.4 ビュレット・・・・[4]
- 6.5 三角フラスコ・・・・[4]
- 6.6 全量ピペット・・・・[4]
- 6.7 ビーカー・・・・[4]
- 6.8 メスシリンダー・・・・[4]
- 6.9 全量フラスコ・・・・[4]
- 7. 試験手順・・・・[4]
- 8. 結果の表示・・・・[4]
- 9. 精度・・・・[5]
- 10. 結果の報告・・・・[5]
- 附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[6]
――――― [JIS K 7146 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K7146 : 2006
エポキシ樹脂中の1,2-グリコール含有量の求め方
Plastics-Epoxy resins-Determination of 1,2-glycol content
序文
この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 21048,Plastics−Epoxy resins−Determination of
1,2-glycol contentを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,エポキシ樹脂中に含まれる1,2-グリコール基の含有量を求める方法について
規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 21048:2004,Plastics−Epoxy resins−Determination of 1,2-glycol content (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8322 クロロホルム(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8637 チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(水溶性)(試薬)
JIS K 8891 メタノール(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8922 よう素酸カリウム(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8402-2 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第2部 : 標準測定方法の併行精度及
び再現精度を求めるための基本的方法
備考 ISO 5725-2:1994, Accuracy(trueness and precision) of measurement methods and results−Part 2:
Basic method for determination of repeatability and reproducibility of a standard measurement
――――― [JIS K 7146 pdf 3] ―――――
2
K7146 : 2006
methodが,この規格と一致している。
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は, 次による。
3.1 1,2-グリコール (1,2-glycol) エポキシ樹脂中に含まれる1,2-グリコール基[-CH(OH) CH2OH]。その
含有量は,エポキシ樹脂1 kg当たりのモル(mol)で示す。
備考1. 隣接する水酸基二つで1 molに相当する。
2. 他の名称として,ビシナルヒドロキシル基,1,2-ジヒドロキシル基,α-グリコール基などを
用いる。
4. 原理
1,2-グリコールは,次の反応をもとに測定する。
1,2-グリコールは,過剰のオルト過よう素酸の存在下でアルデヒド化合物に酸化される(反応1)。次い
で,反応液に硫酸の存在下でよう化カリウムを加える(反応2)。発生したよう素を標定済みのチオ硫酸ナ
トリウム溶液で滴定する(反応3)。1,2-グリコールの含有量は, チオ硫酸ナトリウムの消費量から求める。
(反応1)
R H
R H O O +IO3-+H2O
+ HIO4 HH HCHO + RCHO
HO OH H+ O-
OI
HO OH
(反応2)
HIO4 + 4H2SO4 + 7KI → 3K2SO4 + KHSO4 + 4H2O + 4I2
HIO3 + 3H2SO4 + 5KI → 2K2SO4 + KHSO4 + 3H2O + 3I2
(反応3)
I2 + 2Na2S2O3 → 2NaI + Na2S4O6
5. 試薬
分析操作中,特に指定しない限り,分析用特級試薬及びJIS K 0557に規定する水を用いる。
5.1 クロロホルム
JIS K 8322に規定するもの。
警告 クロロホルムは,有毒である。蒸気の吸入を避ける。皮膚及び目に触れないようにする。フード
の下又はよく換気された場所で取り扱う。許容濃度は10 最一最 10 ppm)である。
5.2 メタノール
JIS K 8891に規定するもの。
警告 メタノールは,有毒である。蒸気の吸入を避ける。皮膚及び目に触れないようにする。フードの
下又はよく換気された場所で取り扱う。許容濃度は200 最一最 200 ppm)である。
5.3 ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(40 %メタノール溶液)
5.4 酢酸
JIS K 8355に規定するもの。
5.5 オルト過よう素酸
5.6 0.2 mol/L オルト過よう素酸溶液
――――― [JIS K 7146 pdf 4] ―――――
3
K7146 : 2006
5.6.1 調製 ビーカー500 mL (6.7)にオルト過よう素酸(5.5)2.70 g2.75 gの範囲ではかりとり,メタノー
ル(5.2)450 mLを加えてマグネチックスターラー(6.2)を用いてかくはん溶解させる。溶液にpH電極(6.3)を
浸せきする。40 %ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(5.3)をかくはん下で徐々に添加し,溶液
をpH 7.0に中和する。20 mLメスシリンダー(6.8)を用いて酢酸(5.4)15 mLと水5 mLとを添加し,500 mL
全量フラスコ(6.9)を使用して標線までメタノール(5.2)を加える。
5.7 10 %硫酸溶液
JIS K 8951に規定する硫酸の10 %水溶液。 水90 gにかくはん下で硫酸10 gを滴
下する。
5.8 20 %よう化カリウム溶液
JIS K 8913に規定するよう化カリウムの20 %水溶液。 よう化カリウ
ム20 gを水80 gに溶解する。
5.9 炭酸ナトリウム(無水)
JIS K 8625に規定するもの。
5.10 よう素酸カリウム
JIS K8922に規定するもの。
5.11 0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液
JIS K 8637に規定するチオ硫酸ナトリウムの0.1 mol/L水溶液。
5.11.1 調製 チオ硫酸ナトリウム五水和物(5.11)26.0 gと炭酸ナトリウム(無水)(5.9)0.2 gとをはかりと
り,あらかじめ煮沸して密閉容器中で冷却保存した酸素を含まない水を加えて溶かし,1 Lとし,密栓し
て保存する。2日間放置した後用いる。
5.11.2 標定 よう素酸カリウム(容量分析用標準試薬)(5.10)を温度130 ℃で2時間乾燥し,デシケータ
ーに入れて放冷する。250 mL全量フラスコ(6.9)によう素酸カリウム(5.10)を0.9 g1.1 gの範囲で0.1 mg
の単位まではかりとり,水中に溶かし標線まで水を加える。300 mL三角フラスコ(6.5)にその溶液を25 mL
全量ピペット(6.6)を用いてはかりとり,よう化カリウム溶液(5.8)2 gと硫酸(1+1)2 mLとを加え,直ち
に共栓で密栓し,静かに振り混ぜてから暗所に5分間放置する。指示薬としてでんぷん溶液(5.12)0.5 mL
を加え,0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液(5.11)で滴定する。終点付近になったとき,でんぷん溶液 (5.12)
を0.5 mL加え,青色が無色に変わる点まで滴定を行う。
別に,300 mL三角フラスコ(6.5)に全量ピペット(6.6)を用いて水25 mL及びよう化カリウム溶液(5.8)2 g
とを加え,更に硫酸(1+1)2 mLを加えて密栓し,静かに振り混ぜてから暗所に5分間放置する。同様な
操作で滴定し,空試験を実施し,滴定に要した量を求める。
5.11.3 濃度の計算 濃度は,次の式によって算出し,JIS Z 8401によって有効数字3けたに丸める。
a p
C
.0003 566 7 (V1 V2 ) 10 000
ここに, C : チオ硫酸ナトリウム(5.11)の濃度(mol/L)
a : はかりとったよう素酸カリウム(5.10)の質量(g)
p : よう素酸カリウム(5.10)の純度(%)
0.003 566 7 : 0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム(5.11)1 mLに相当する
よう素酸カリウム(5.10)の質量(g)
V1 : 滴定に要したチオ硫酸ナトリウム(5.11)の容量(mL)
V2 : 空試験に要したチオ硫酸ナトリウム(5.11)の容量
(mL)
5.12 1 %でんぷん溶液
JIS K 8659に規定するでんぷんの1 %水溶液。 水溶性でんぷん1 gを温水99 g
で溶解する。
――――― [JIS K 7146 pdf 5] ―――――
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JIS K 7146:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 21048:2004(MOD)
JIS K 7146:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.10 : 熱硬化性材料
JIS K 7146:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8322:2020
- クロロホルム(試薬)
- JISK8355:2006
- 酢酸(試薬)
- JISK8355:2021
- 酢酸(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8637:2006
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- JISK8659:2014
- でんぷん(溶性)(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8913:2006
- よう化カリウム(試薬)
- JISK8922:2008
- よう素酸カリウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8402-2:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第2部:標準測定方法の併行精度及び再現精度を求めるための基本的方法