JIS K 8821:2016 ふっ化ナトリウム(試薬)

JIS K 8821:2016 規格概要

この規格 K8821は、試薬として用いるふっ化ナトリウムについて規定。

JISK8821 規格全文情報

規格番号
JIS K8821 
規格名称
ふっ化ナトリウム(試薬)
規格名称英語訳
Sodium fluoride (Reagent)
制定年月日
1950年7月25日
最新改正日
2016年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6353-3:1987(MOD)
国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1950-07-25 制定日, 1953-07-24 改正日, 1956-07-24 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1979-07-01 改正日, 1984-12-01 確認日, 1991-06-01 確認日, 1994-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2007-01-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-03-22 改正
ページ
JIS K 8821:2016 PDF [20]
                                                                                   K 8821 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度(NaF)・・・・[3]
  •  6.3 水溶状・・・・[6]
  •  6.4 乾燥減量(150 ℃)・・・・[7]
  •  6.5 酸(HFとして)又は塩基(Na2CO3として)・・・・[7]
  •  6.6 塩化物(Cl)・・・・[9]
  •  6.7 硫酸塩(SO4)・・・・[9]
  •  6.8 銅(Cu),鉛(Pb)及び鉄(Fe)・・・・[10]
  •  6.9 カリウム(K)・・・・[13]
  •  6.10 ヘキサフルオロけい酸塩(SiF6)・・・・[14]
  •  7 容器・・・・[15]
  •  8 表示・・・・[15]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8821 pdf 1] ―――――

K 8821 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8821:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成28年9月21日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8821:2007によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8821 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8821 : 2016

ふっ化ナトリウム(試薬)

Sodium fluoride (Reagent)

                                      NaF FW : 41.99

序文

  この規格は,1987年に第1版として発行されたISO 6353-3,Reagents for chemical analysis−Part 3:
Specifications−Second series R 88 Sodium fluorideを基とし,技術の進歩を反映し,技術的内容を変更して作
成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるふっ化ナトリウムについて規定する。
警告1 ふっ化ナトリウムは有害なので,粉じんを吸入しないようにし,粘膜及び皮膚に付着しない
ようにする。
警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とす
る。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするもので
はない。この規格の利用者は,SDS(安全データシート),MSDS(化学物質等安全データシ
ート : JIS Z 7250は2012年に廃止され,JIS Z 7253に移行。JIS Z 7250:2010に従ってよい猶
予期間は2016年まで)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措
置をとらなければならない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6353-3:1987,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series R 88 Sodium
fluoride(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 6202 化学分析用白金皿
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0116 発光分光分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則

――――― [JIS K 8821 pdf 3] ―――――

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K 8821 : 2016
JIS K 0970 ピストン式ピペット
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8121 塩化カリウム(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8548 硝酸カリウム(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8563 硝酸鉛(II)(試薬)
JIS K 8574 水酸化カリウム(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8603 ソーダ石灰(試薬)
JIS K 8799 フェノールフタレイン(試薬)
JIS K 8842 ブロモチモールブルー(試薬)
JIS K 8962 硫酸カリウム(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JIS K 8983 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  ふっ化ナトリウムは,白い結晶性粉末で,水にやや溶けやすく,エタノール(99.5)にほとんど溶けな
い。ふっ化ナトリウムの水溶液を酸性にすると,ガラスを腐食する。

4.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料0.5 gを白金皿にはかりとり,水20 mLを加えて溶かす(A液)。A液5 mLに塩化カルシウム溶
液(100 g/L)2 mLを加えると,白い沈殿が生じ, これに酢酸1 mLを加えてもこの沈殿は溶けない。
b) 炎色試験は,直径約0.8 mmの白金線の先端から約30 mmまでを塩酸(1+1)に浸し,炎の長さ約120
mm,内炎の長さ約30 mm程度としたガスバーナーの無色炎中に,内炎の最上部から約10 mmの位置
に水平に入れた後,放冷する。この操作を炎に色が現れなくなるまで繰り返す。次に,白金線の先端
約5 mmをA液に浸し,ガスバーナーの無色炎中に入れ,炎を見るとき黄色が現れる。

――――― [JIS K 8821 pdf 4] ―――――

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K 8821 : 2016

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(NaF) 質量分率 % 99.0以上 6.2
水溶状 試験適合 6.3
乾燥減量(150 ℃) 質量分率 % 0.3以下 6.4
酸(HFとして) 質量分率 % 0.05以下 6.5
塩基(Na2CO3として) 質量分率 % 0.1以下 6.5
塩化物(Cl) 質量分率 % 0.003以下 6.6
硫酸塩(SO4) 質量分率 % 0.005以下 6.7
銅(Cu) 質量分率 % 0.001以下 6.8
鉛(Pb) 質量分率 % 0.001以下 6.8
鉄(Fe) 質量分率 % 0.001以下 6.8
カリウム(K) 質量分率 % 0.02以下 6.9
ヘキサフルオロけい酸塩(SiF6) 質量分率 %0.05以下 6.10

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
使用するガラス器具は,特に規定がない場合は,JIS R 3503及びJIS R 3505による。

6.2 純度(NaF)

  純度(NaF)の試験方法は,次による。
a) 試薬,ガス及び試験用溶液類 試薬,ガス及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。
2) 窒素 JIS K 1107に規定するもの。
3) 塩酸(1 mol/L) JIS K 8180に規定する塩酸(特級)90 mLに水を加えて1 000 mLとする。樹脂製
容器を用いる。
4) 強酸性陽イオン交換樹脂(H形)カラム 強酸性陽イオン交換樹脂(H形)カラムの作製は,次の
とおり行う。イオン交換カラム等作製に関わる器具類は樹脂製を用いる。
4.1) 水中で湿潤させた強酸性陽イオン交換樹脂約25 mLを気泡が入らないように注意して図1のイオ
ン交換カラムに水とともに流し込んで樹脂柱を作る。
4.2) イオン交換カラムのコックを開け水を徐々に流出させて,水面が樹脂柱上端より約5 mm上になる
ようにする。コックを閉じて塩酸(1 mol/L)約200 mLを加え,コックを調節して3 mL/min4
mL/minの流量で通す。
4.3) イオン交換カラムのコックを開け塩酸(1 mol/L)を徐々に流出させて,液面が樹脂柱上端より約
5 mm上になるようにする。洗浄は,コックを閉じて水約30 mLを加え,コックを調節して3 mL/min
4 mL/minの流量で通す。この洗浄操作を数回行い,流出液にメチルオレンジ溶液を加えたとき
の色が黄みの赤になるまで繰り返す。
5) 水酸化カリウム溶液(250 g/L)(必要な場合に用いる。) JIS K 8574に規定する水酸化カリウム29.4

――――― [JIS K 8821 pdf 5] ―――――

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JIS K 8821:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6353-3:1987(MOD)

JIS K 8821:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8821:2016の関連規格と引用規格一覧