JIS K 8992:2012 硫酸ヒドラジニウム(試薬)

JIS K 8992:2012 規格概要

この規格 K8992は、試薬として用いる硫酸ヒドラジニウム(別名 : 硫酸ヒドラジン)について規定。

JISK8992 規格全文情報

規格番号
JIS K8992 
規格名称
硫酸ヒドラジニウム(試薬)
規格名称英語訳
Hydrazinium sulfate (Reagent)
制定年月日
1950年7月25日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1950-07-25 制定日, 1953-07-24 確認日, 1956-07-24 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1980-09-15 改正日, 1986-01-01 確認日, 1991-06-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2012-03-21 改正日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS K 8992:2012 PDF [10]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度(N2H6SO4)・・・・[3]
  •  6.3 水溶状・・・・[4]
  •  6.4 強熱残分(硫酸塩)・・・・[5]
  •  6.5 塩化物(Cl)・・・・[5]
  •  6.6 銅(Cu),鉛(Pb)及び鉄(Fe)・・・・[5]
  •  7 容器・・・・[8]
  •  8 表示・・・・[8]
  •  9 取扱い上の注意・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8992 pdf 1] ―――――

K 8992 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8992:1992は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成24年12月20日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJIS
マーク表示認証において,JIS K 8992:1992によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8992 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
K 8992 : 2012

硫酸ヒドラジニウム(試薬)

Hydrazinium sulfate (Reagent)

                             H2NNH2・H2SO4          FW : 130.12

序文

  この規格は,1950年に制定され,その後5回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1992年に
行われたが,その後の試験・研究開発などの技術進歩に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる硫酸ヒドラジニウム1) について規定する。
注1) 別名 : 硫酸ヒドラジン
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。
この規格の利用者は,MSDS(化学物質等安全データシート)などを参考にして各自の責任に
おいて安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8284 くえん酸水素二アンモニウム(試薬)
JIS K 8322 クロロホルム(試薬)
JIS K 8377 酢酸ブチル(試薬)
JIS K 8454 N,N-ジエチルジチオカルバミド酸ナトリウム三水和物(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)

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2
K 8992 : 2012
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8563 硝酸鉛(II)(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JIS K 8983 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8802 pH測定方法

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  硫酸ヒドラジニウムは,無色又は白色の結晶又は結晶性粉末で,熱水に溶けやすく,水にやや溶けにく
く,エタノールに溶けにくい。水溶液は酸性である。

4.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料0.2 gに水20 mlを加えて溶かし,塩酸(2+1)0.5 ml及び塩化バリウム溶液(100 g/l)1 mlを加
えると,白い沈殿が生じる。
b) 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117に従って測定すると,波数1 510 cm-1,1 147 cm-1,1 032 cm-1,
966 cm-1及び615 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。この場合,試料調製はJIS K 0117の5.3(粉体)
のa)(錠剤法)による。錠剤の調製に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を,図1
に示す。
注記 図1は,独立行政法人産業技術総合研究所のSDBSから引用したものである。
図1−赤外吸収スペクトルの例

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K 8992 : 2012

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(N2H6SO4) 質量分率 % 99.0以上 6.2
水溶状 試験適合 6.3
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 % 0.05以下 6.4
塩化物(Cl) 質量分率 % 0.001以下 6.5
銅(Cu) 質量分率 ppm 2以下 6.6
鉛(Pb) 質量分率 ppm 2以下 6.6
鉄(Fe) 質量分率 % 0.001以下 6.6

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度(N2H6SO4)

  純度(N2H6SO4)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) クロロホルム JIS K 8322に規定するもの。
2) 塩酸(3+1) JIS K 8180に規定する塩酸の体積3と水の体積1とを混合する。
3) 0.05 mol/l よう素酸カリウム溶液(KIO3 : 10.70 g/l) 0.05 mol/l よう素酸カリウム溶液の調製及び
計算は,次による。
3.1) 調製 調製は,認証標準物質2) 又はJIS K 8005に規定する容量分析用標準物質のよう素酸カリウ
ムを用い,次のとおり行う。
3.1.1) 認証標準物質2) のよう素酸カリウムを用いる場合は,認証書に定める方法で使用する。
3.1.2) 容量分析用標準物質のよう素酸カリウムを用いる場合は,必要量をめのう乳鉢で軽く砕いて,
130 ℃で約2時間乾燥した後,デシケーターに入れて放冷する。
3.1.3) 認証標準物質2) 又は容量分析用標準物質のよう素酸カリウム10.710.8 gを0.1 mgの桁までは
かりとり,全量フラスコ1 000 mlに移し,水を加えて溶かし,更に水を標線まで加えて混合した
後,気密容器に入れて保存する。
注2) 容量分析に用いることが可能な認証書の付いた標準物質で,不確かさが算出され国際単位
系(SI)へのトレーサビリティが保証されたもの。ただし,認証書のある標準物質を入手
できない場合には,含有率が明らかな市販の標準物質を用いることができ,その説明書に
従って使用する。
なお,認証標準物質の供給者としては,独立行政法人産業技術総合研究所計量標準総合
センター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST)などの国家計量機関及び認証標準
物質生産者がある。
3.2) 計算 ファクターは,次の式によって算出する。
m A
f
10.700 100

――――― [JIS K 8992 pdf 5] ―――――

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JIS K 8992:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8992:2012の関連規格と引用規格一覧