JIS Z 1902:2009 ペトロラタム系防食テープ | ページ 2

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7 試験方法

7.1 厚さ

7.1.1  装置及び器具
装置及び器具は,次による。
a) 圧着装置 圧着装置は,JIS Z 0237の10.2.4(圧着装置)に規定する自動式又は手動式圧着装置(図1
及び図2参照)と同じ構造のもので,厚さ約6 mmのゴム層で被覆された幅約45 mm,直径約95 mm
(ゴム層を含む。),質量2.0 kg±0.2 kgのものを用いる。
単位 mm
図1−自動式圧着装置の例
単位 mm
図2−手動式圧着装置の例
b) ダイヤルゲージ ダイヤルゲージは,JIS B 7503に規定するものとする。ただし,測定子は,直径5 mm
で平らなものを用いる。
7.1.2 操作
操作は,次による。
a) 幅50 mm,長さ500 mmの試料の下面及び上面に,厚さ25 大きさ100 mm×500 mmのポリエス
テルフィルムをあて,圧着装置を用いて均一な速度(約50 mm/s±5 mm/s)でローラを1往復させて
張り合わせる。
b) 張り合わせた試料の厚さを,ダイヤルゲージを用い,長さの方向にほぼ等間隔にフィルムの上から5

――――― [JIS Z 1902 pdf 6] ―――――

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か所測定する。厚さは,その平均値からフィルム2枚分の厚さ50 し引いた値とする。

7.2 幅

7.2.1  器具
鋼製巻尺又は金属製直尺は,JIS B 7512に規定する2級以上の巻尺,又はJIS B 7516に規定する直尺と
する。
7.2.2 操作
ロール状のまま,鋼製巻尺又は金属製直尺を用いて円周方向に等間隔に3か所測定する。

7.3 長さ

7.3.1  器具
鋼製巻尺は,7.2.1による。
7.3.2 操作
テープを全長巻きほぐした後,鋼製巻尺を用いて測定する。

7.4 粘着力

7.4.1  試験方法の概要
金属板にテープを張り付け,引張試験機で一定の速さで引っ張り,はがれたときの力の指示値を粘着力
とする。
7.4.2 試薬,装置及び器具
試薬,装置及び器具は,次による。
a) 溶剤 溶剤は,JIS K 8034に規定するアセトン又はJIS K 8891に規定するメタノールを用いる。
b) 試験用金属板 JIS G 4305に規定するSUS304とし,厚さ1.5 mm2.0 mm,幅50 mm,長さ125 mm
に機械加工し,その表面をJIS R 6253に規定する耐水研磨紙のP280で全面を長さ方向に平行,かつ,
均一に湿式研磨したものを用いる。
c) 引張試験機 引張試験機は,JIS K 6272に規定するもので,力計測系の等級は1級とする。
d) 圧着装置 圧着装置は,JIS Z 0237の10.2.4(圧着装置)に規定する自動式又は手動式圧着装置と同
じ構造のもので,厚さ約7.5 mmのゴム層で被覆された幅約65 mm,直径約132 mm,質量5.0 kg±0.5
kgとしたものを用いる。
7.4.3 操作
操作は,次による。
a) 試験用金属板の表面は,溶剤(アセトン又はメタノール)を含ませたガーゼなどを用いて,表面に汚
れ,異物などが残らないようによくふき取り,完全に乾燥させる。
b) 次に,大きさ25 mm×150 mmの試料を,清浄にした試験用金属板の一端に接触面の大きさが25 mm
×50 mmになるように張り付ける(図3参照)。
c) 試料の上に厚さ25 大きさ50 mm×150 mmのポリエステルフィルムを載せ,その上から圧着装置
を用いて圧着速さ50 mm/s±5 mm/sでローラを1往復させて圧着する。
d) 圧着して30分経過後,ポリエステルフィルムを張り付けた試料を引張試験機の上部つかみ具に,金属
板を下部つかみ具にそれぞれ挟み,300 mm/min±30 mm/minの速さで引っ張り,はがれ始めたときの
力の指示値(最大値)を読み取り,その値を粘着力とする。

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単位 mm
図3−試料と金属板との張り合せ方

7.5 引張強さ

7.5.1  試験の概要
引張試験機を用い,試料が引張応力に耐える力を測定する。
7.5.2 装置
引張試験機は,7.4.2 c) による。
7.5.3 操作
引張試験機を用い,幅25 mm,長さ200 mmの試料を,つかみ具の間隔100 mm,引張速さ200 mm/min
±20 mm/minで引っ張り,破断時の指示値(最大力)を読み取り,その値を引張強さとする。

7.6 耐熱流下性

7.6.1  試験の概要
テープを鋼管に二重に巻き,規定温度の恒温槽で24時間保持した後,コンパウンドの滴下の有無を調べ
る。
7.6.2 装置及び器具
装置及び器具は,次による。
a) 恒温槽 恒温槽は,1種の場合は40 ℃±2 ℃,2種の場合は60 ℃±2 ℃に温度調節ができる熱風循
環式のものを用いる。
b) 鋼管 鋼管は,JIS G 3452に規定する呼び径50Aの黒管で,長さ300 mmのものを用いる。
7.6.3 操作
操作は,次による。

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a) 幅50 mm,長さ500 mmの試料を切り取り,7.4.2 a) の溶剤を含ませたガーゼで清浄にした鋼管の上半
周にその一端を張り付け,他端に3 kgのおもりをつる(吊)し,図4に示すように試料が二重になる
ように鋼管を回して重ね巻きする。
b) 次に,おもりを取り去り,巻き余りの試料を切り捨て,表面を手でなでつけ,平滑にしたものを試験
体とする。
c) 試験体を30分1時間放置後,1種の試料については40 ℃±2 ℃,2種の試料については60 ℃±2 ℃
に調節した恒温槽に入れ,水平に保持する(図5参照)。
d) 24時間後,コンパウンドの滴下の有無を観察する。
図4−試料の巻き付け方
図5−試験体の取付け方

7.7 低温作業性

7.7.1  試験の概要

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テープを−5 ℃±2 ℃の恒温槽中に2時間以上置いた状態における作業性に影響を及ぼす粘ちょう性な
どの変化を調べる。
7.7.2 装置
恒温槽は,−5 ℃±2 ℃に温度調節できるものを用いる。
7.7.3 操作
試料を,−5 ℃±2 ℃の恒温槽中に2時間以上置き,取り出して,直ちに約1 mの長さを3秒5秒で
巻きをほぐし,テープの切れ,コンパウンドにき裂発生の有無及び粘ちょう性の消失の有無を確認する。

7.8 絶縁抵抗(ガードリング法)

7.8.1  試験の概要
鋼板に張り付けたテープに電極を取り付け,鋼板と電極間に500 Vの直流電圧を印加した後,1分後の
抵抗値を調べる。
7.8.2 装置及び器具
装置及び器具は,次による(図6参照)。
a) 絶縁抵抗計 絶縁抵抗計は,直流の定格電圧500 Vが1分間印加できるものを用いる。
b) 鋼板 鋼板は,JIS G 3141に規定するSPCC-SBで,寸法250 mm×250 mm,厚さ1.5 mm2.0 mmに
機械加工し,表面をJIS R 6251に規定する研磨布又はJIS R 6252に規定する研磨紙のP240で均一に
研磨したものを用いる。
c) 電極 電極は,JIS H 4160に規定するアルミニウムはくで,厚さ15 寸法50 mm×50 mmのもの
を用いる。
d) ガードリング ガードリングは,JIS H 4160に規定するアルミニウムはくで,厚さ15 杖 6に示
す寸法のものを用いる。
e) 導電性接着剤 導電性接着剤は,JIS K 8150に規定する塩化ナトリウムを100 mlの精製水に3 g溶解
させ,この水溶液に粘性をもたせるため,カルボキシメチルセルロース (CMC) を加えて調製したも
のを用いる。
7.8.3 操作
操作は,次による。
a) 鋼板3枚を7.4.3 a) によって洗浄する。次に,それぞれの鋼板に大きさ200 mm×200 mmの試料をA
タイプは2層,Bタイプは1層張り付けて被覆し,表面を均一に手でなでつける。
b) 導電性接着剤を電極及びガードリングに塗布し,図6に示す被覆面に密着させる。
c) 絶縁抵抗計の接地(−)端子に鋼板を,ライン(+)端子に電極を,ガード端子にガードリングをそ
れぞれリード線で接続する。
d) 鋼板と電極間に500 Vの直流電圧を印加し,1分後の抵抗値を読み取る。
7.8.4 計算
絶縁抵抗は,次の式によって算出する。
W = R×A
ここに, W : 絶縁抵抗 (M 攀
R : 絶縁抵抗計の読み (M 圀
A : 電極の面積 (m2)

――――― [JIS Z 1902 pdf 10] ―――――

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