JIS Z 1902:2009 ペトロラタム系防食テープ | ページ 3

                                                                                              9
Z 1902 : 2009
単位 mm
図6−絶縁抵抗(ガードリング法)

7.9 防せい(錆)性

7.9.1  試験の概要
テープで被覆した鋼板について,JIS Z 2371に規定する中性塩水噴霧試験を1 000時間行い,鋼板のさ
び発生の有無を調べる。
7.9.2 試薬,材料及び装置
試薬,材料及び装置は,次による。
a) 溶剤 溶剤は,JIS K 2201に規定する3号(大豆揮発油)又は4号(ミネラルスピリット)を用いる。
b) メタノール メタノールは,JIS K 8891に規定するものを用いる。
c) 鋼板 鋼板は,JIS G 3141に規定するSPCC-SBを用いる。
d) 研磨材 研磨材は,JIS R 6251又はJIS R 6252に規定する研磨材の材質がA及び研磨材の粒度が P240
を用いる。
e) 塩水噴霧試験装置 塩水噴霧試験装置は,JIS Z 2371に規定するものを用いる。
7.9.3 試験片
試験片は,次による(図7参照)。
a) 鋼板の作製 150 mm×70 mm×1.2 mmの大きさに切った鋼板を3枚用意する。
b) 鋼板の調整手順 鋼板の調整手順は,次のとおりとする。
1) 予備清浄 鋼板を溶剤中で清浄なガーゼでこすりながら,鋼板に付着している油,ごみ,ほこりな
どを洗い落し,自然乾燥する。
2) 予備研磨
2.1) 鋼板の両面を研磨材で長辺方向に研磨する。

――――― [JIS Z 1902 pdf 11] ―――――

10
Z 1902 : 2009
2.2) 端面も同時に研磨する。
2.3) 清浄なガーゼで研磨粉をふき取り,溶剤中に浸せきしておく。
3) 仕上げ研磨
3.1) 鋼板を溶剤中から取り出し,乾燥した後,直ちに新しい研磨材を用いて,2.1) の操作を繰り返し,
新しい研磨面を出す。
3.2) 清浄なガーゼで研磨粉をふき取り,溶剤中に浸せきしておく。
4) 仕上げ清浄
4.1) 鋼板を溶剤中から取り出し,溶剤でしめらせた清浄なガーゼで,ガーゼに汚れが付かなくなるま
で表面の汚れをふき取り,新しい溶剤中に浸せきしておく。
4.2) 鋼板を溶剤中から取り出し,温風などで乾燥した後,直ちに,別に用意した35 ℃±3 ℃の温メタ
ノール中に1分間以上浸せきした後,温風などで乾燥する。
5) 試験に供さない面の保護 試験に供さない裏面及び端面は,粘着テープ,塗料などによって保護す
る。
c) 試験片の作製 調整した鋼板3枚に試料をAタイプは2層,Bタイプは1層張り付けて被覆し,表面
を均一に手でなでつける。
単位 mm
図7−試験片
d) 試験片の取扱い 試験片の取扱いは,清浄なピンセット又は手袋を用い,試験片に指紋,その他の汚
れを付けないようにする。
7.9.4 操作

――――― [JIS Z 1902 pdf 12] ―――――

                                                                                             11
Z 1902 : 2009
操作は,次による。
a) 鉛直線に対し15度になるように,試験片の評価面を上にして塩水噴霧試験装置内の試験片保持器に置
き,JIS Z 2371に規定する中性塩水噴霧試験によって1 000時間噴霧を行う。
b) 試験後,試験片を取り出して試料をはがし,鋼板表面を溶剤で洗い落して乾燥する。
c) 試験片表面の中心部30 mm×80 mmを評価面(図7参照)とし,さび発生の有無を調べる。ただし,
変色はさびとは認めない。

8 検査

  テープの検査は,箇条6及び箇条7によって,各項目について試験を行い,箇条5の規定に適合しなけ
ればならない。

9 包装

  包装(個装)は,紙管に密に巻いたものをプラスチックフィルムなどの耐油性及び防湿性をもつ材料で
包装する。

10 製品の呼び方

  製品の呼び方は,名称及び種類(耐熱流下性による区分及び寸法による区分)による(例参照)。
例 ペトロラタム系防食テープ 1種Aタイプ

11 表示

  一括包装(外装)の見やすい箇所に,次の事項を表示しなければならない。ただし,a),b) 及びe) に
ついては,個装にも表示しなければならない。
a) 名称及びこの規格の番号
b) 種類(箇条4及び箇条10参照)
c) 寸法(厚さ×幅×長さ)
d) 数量
e) 製造業者名又はその略号
f) 製造年月又はその略号
g) 製造番号

JIS Z 1902:2009の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 1902:2009の関連規格と引用規格一覧