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A 5015 : 2018
表9−道路用鉄鋼スラグの検査項目
検査項目 品質箇条 水硬性粒度調 粒度調整鉄鋼 クラッシャラン 単粒度製鋼 クラッシャラン
番号 整鉄鋼スラグ スラグ 鉄鋼スラグ スラグ 製鋼スラグ
一般事項 5.1 ○ ○ ○ ○ ○
呈色判定 5.2.1 ○a) ○a) ○a) − −
水浸膨張比 5.2.1 ○b) ○b) ○b) − −
5.3.1 − − − ○ −
5.4.1 − − − − ○
粒度 5.2.2 ○ ○ ○ − −
5.3.2 − − − ○ −
5.4.2 − − − − ○
単位容積質量 5.2.1 ○ ○ − − −
一軸圧縮強さ 5.2.1 ○ − − − −
表乾密度 5.3.1 − − − ○ −
吸水率 5.3.1 − − − ○ −
すりへり減量 5.3.1 − − − ○ −
5.4.1 − − − − ○
修正CBR 5.2.1 ○c) ○c) ○c) − −
環境安全品質 5.5 ○ ○ ○ ○ ○
注a) 高炉徐冷スラグを用いた道路用鉄鋼スラグに適用する。
b) 製鋼スラグを用いた道路用鉄鋼スラグに適用する。
c) 受渡当事者間の協議によって,検査を省略することができる。
8.2 検査方法
8.2.1 物理的・化学的性質及び粒度の検査方法
道路用鉄鋼スラグの物理的・化学的性質及び粒度の検査は,7.17.8によって試験を行い,5.15.4の規
定に適合したものを合格とする。
8.2.2 環境安全品質の検査方法
8.2.2.1 検査の種類及び検査項目
道路用鉄鋼スラグの環境安全品質の検査は,形式検査と受渡検査とに区分し,表10の○印で示す項目に
ついて行う。
表10−環境安全品質の検査項目
項目 形式検査 受渡検査
溶出量 含有量 溶出量 含有量
カドミウム ○ ○ − −
鉛 ○ ○ ○ ○
六価クロム ○ ○ ○ ○
ひ素 ○ ○ − −
水銀 ○ ○ − −
セレン ○ ○ ○ ○
ふっ素 ○ ○ ○ ○
ほう素 ○ ○ ○ ○
8.2.2.2 検査方法
環境安全品質の検査方法は,次による。
a) 環境安全形式検査 形式検査は,7.1及び7.9によって試験を行い,5.5に適合した試料の製造ロット
――――― [JIS A 5015 pdf 11] ―――――
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を合格とする。
b) 環境安全受渡検査 受渡検査は,7.1及び7.9によって試験を行い,c)によって設定した受渡検査判定
値に適合した試料の製造ロットを合格とする。これに適合しなかった場合,同一の製造ロットから同
一の方法で試料を採取して2回の再試験を行い,2回とも受渡検査判定値に適合した場合は,その製
造ロットを合格とすることができる。ただし,2回の再試験のうち,1回でも不適合となった場合は,
その製造ロットは不合格とする。
c) 環境安全受渡検査判定値 受渡検査判定値は,次による。
1) 加熱アスファルト混合物に使用する単粒度製鋼スラグ及びれき(瀝)青安定処理に使用するクラッ
シャラン製鋼スラグの形式検査に利用模擬試料を用いた場合 加熱アスファルト混合物に使用す
る単粒度製鋼スラグ及びれき(瀝)青安定処理に使用するクラッシャラン製鋼スラグの形式検査に
利用模擬試料を用いた場合の受渡検査判定値は,形式試験のデータ及び形式検査に用いた試料と同
じ条件で製造された道路用鉄鋼スラグ試料を用いた受渡試験のデータに基づき設定し,道路用鉄鋼
スラグの性状のばらつき又は他の材料の影響などの変動要因を十分に考慮した値としなければなら
ない。
なお,この場合の受渡検査判定値は,形式検査を実施する都度,道路用鉄鋼スラグの製造業者が
設定する。
2) 形式検査に道路用鉄鋼スラグ試料を用いた場合 形式検査に道路用鉄鋼スラグ試料を用いた場合の
受渡検査判定値は,環境安全品質基準のそれぞれの検査項目の基準値と同じ値を用いる。
8.3 製造ロットの管理
道路用鉄鋼スラグの品質を確保するために,製造ロットごとに品質試験結果及び品質検査結果を管理で
きるようにしなければならない。
なお,検査の結果,不合格になった製造ロットは,合格したロットから明確に区分し,混在させてはな
らない。
注記 製造ロットの大きさは,工場ごとの製造実態,品質管理実態などに応じて,製造業者の社内規
格で定めるのが望ましい。
8.4 検査ロットの大きさ
検査ロットの大きさは,JIS Z 9015-0又は受渡当事者間の協議によって定める。
8.5 検査の頻度
8.5.1 物理的・化学的性質及び粒度の検査の頻度
物理的・化学的性質及び粒度の検査の頻度は,受渡当事者間の協議によって定める。
8.5.2 環境安全品質の検査の頻度
環境安全品質の検査の頻度は,次による。
a) 環境安全形式検査 形式検査結果の有効期間は,合否判定を行った日を起点として3年間を最大とす
る。ただし,次に該当する場合は,有効期間内であっても検査を行わなければならない。
1) 製造設備の改良,製造プロセス,原料,添加物の変更などの要因に伴って,環境安全品質に規定す
る項目の値が大きく増加する可能性がある場合。
2) 利用模擬試料として使用する加熱アスファルト混合物及びれき(瀝)青安定処理の配合条件を新た
に定める場合。ただし,道路用鉄鋼スラグの配合率を小さくするときは省略できる。
b) 環境安全受渡検査 受渡検査は,製造ロットごとに行う。
――――― [JIS A 5015 pdf 12] ―――――
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8.6 検査データなどの保管
製造業者は,検査によって得られた品質試験結果及び判定結果の記録を製造ロットごとに期間を定め,
保管しなければならない。
9 表示
道路用鉄鋼スラグの納品書には,次の事項を表示しなければならない。
a) 製造業者名又はその略号
b) 製造工場名又はその略号
c) 呼び名
d) 製造年月日又はその略号
e) ロット番号
f) 数量
g) 出荷年月日又は出荷予定年月日
10 報告
製造業者は,購入者から要求があった場合には試験成績表を提出しなければならない。試験成績表は,
表11表17の様式を標準とする。
――――― [JIS A 5015 pdf 13] ―――――
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表11−道路用鉄鋼スラグの物理的・化学的性質及び粒度試験成績表(路盤材用鉄鋼スラグ)
道路用鉄鋼スラグの物理的・化学的性質及び粒度試験成績表
殿 製造業者名 :
製造工場名 :
呼び名 :
ロット番号 :
検査日 :
項目 試験 HMS−25 MS−25 CS−40 CS−30 CS−20 備考
結果 品質規格
一般事項 目視での異物の混入がない
呈色判定 呈色なし 高炉徐冷スラグを用いた道路
用鉄鋼スラグに適用
水浸膨張比 % 1.0 以下 製鋼スラグを用いた道路用鉄
鋼スラグに適用
単位容積質量 kg/L 1.50以上 − − −
一軸圧縮強さ MPa 1.2以上 − − − − 最大乾燥密度(g/cm3) :
修正CBR % (80以上) (30以上) 最適含水比(%) :
粒 ふ 53 mm − − 100 − −
度 る 37.5 mm − − 95100 100 −
い
を 31.5 mm 100 100 − 95100 −
通 26.5 mm 95100 95100 − − 100
る
も 19 mm − − 5080 5585 95100
の
の 13.2 mm 6080 5585 − − 6090
質 4.75 mm 3560 3065 1540 1545 2050
量
分 2.36 mm 2545 2050 525 530 1035
率 425 μm 1025 1030 − − −
% 75 μm 310 210 − − −
括弧内の値は,公益社団法人日本道路協会“舗装設計施工指針”に規定されている値である。
製鋼スラグのエージング期間
スラグの種類 エージング方法 エージング期間(月数又は日数) 材料の水浸膨張比(%)
高炉水砕スラグを配合したHMS−25の配合率
呼び名 高炉徐冷スラグ(%) 製鋼スラグ(%) 高炉水砕スラグ(%) 合計(%)
HMS−25 100
――――― [JIS A 5015 pdf 14] ―――――
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表12−道路用鉄鋼スラグの環境安全形式試験成績表(路盤材用鉄鋼スラグ)
道路用鉄鋼スラグの環境安全形式試験成績表
殿 製造業者名 :
製造工場名 :
呼び名 :
ロット番号 :
検査日 :
項目 試験結果 HMS−25 MS−25 CS−40 CS−30 CS−20 備考
環境安全品質基準
環 溶 カドミウム mg/L 0.01 以下
境 出 鉛 mg/L 0.01 以下
安 量
全 六価クロム mg/L 0.05 以下
品 ひ素 mg/L 0.01 以下
質
水銀 mg/L 0.000 5 以下
セレン mg/L 0.01 以下
ふっ素 mg/L 0.8 以下
ほう素 mg/L 1 以下
含 カドミウム mg/kg 150 以下
有 鉛 mg/kg 150 以下
量
六価クロム mg/kg 250 以下
ひ素 mg/kg 150 以下
水銀 mg/kg 15 以下
セレン mg/kg 150 以下
ふっ素 mg/kg 4000 以下
ほう素 mg/kg 4000 以下
試験機関名・責任者名 検液の調製及び分析 :
環境安全形式検査結果の有効期限 : 年 月 日まで
――――― [JIS A 5015 pdf 15] ―――――
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JIS A 5015:2018の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 5015:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1102:2014
- 骨材のふるい分け試験方法
- JISA1103:2014
- 骨材の微粒分量試験方法
- JISA1104:2019
- 骨材の単位容積質量及び実積率試験方法
- JISA1110:2020
- 粗骨材の密度及び吸水率試験方法
- JISA1121:2007
- ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験方法
- JISA1203:2020
- 土の含水比試験方法
- JISA1210:2020
- 突固めによる土の締固め試験方法
- JISA1211:2020
- CBR試験方法
- JISK0058-1:2005
- スラグ類の化学物質試験方法―第1部:溶出量試験方法
- JISK0058-2:2005
- スラグ類の化学物質試験方法―第2部:含有量試験方法
- JISK0101:1998
- 工業用水試験方法
- JISK8005:2014
- 容量分析用標準物質
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISQ17025:2018
- 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
- JISQ17050-1:2005
- 適合性評価―供給者適合宣言―第1部:一般要求事項
- JISQ17050-2:2005
- 適合性評価―供給者適合宣言―第2部:支援文書
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR5210:2009
- ポルトランドセメント
- JISR5211:2009
- 高炉セメント
- JISR5212:2009
- シリカセメント
- JISR5213:2009
- フライアッシュセメント
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい
- JISZ9015-0:1999
- 計数値検査に対する抜取検査手順―第0部:JIS Z 9015抜取検査システム序論