JIS A 8340-1:2011 土工機械―安全―第1部:一般要求事項 | ページ 8

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A 8340-1 : 2011
JB.7 取扱説明書
取扱説明書には,次のような昇降式運転席の安全規定を含めなければならない。
− シートベルトの着用
− 走行時の運転席の位置
− 緊急時の対応要領
− 整備時の機械式支持装置の使用

――――― [JIS A 8340-1 pdf 36] ―――――

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A 8340-1 : 2011
附属書JC
(規定)
安全標識に対する要求事項
JC.1 一般
安全標識及び危険標識は,JIS A 8312:1996に規定する通則に従ったもので,ごく自然に理解できるもの
でなければならず,説明文なしであることが望ましい。それらを土工機械に恒久的に貼り付け,取扱説明
書において図示し,説明する。また,機械上の貼り付け位置は,取扱説明書の中で図示する。
標識に描かれた警告内容は,消滅することなく,周囲にいる人の安全を確保するために必要な距離から
見て認識できるものでなければならない。
JC.2 一般用安全警告の記号
一般用安全警告の記号(図JC.1参照)は,JIS A 8312:1996の図7のとおりとする。一般用安全警告の
記号は,稼動中の機械に不用意に近づいてくる者に警告を与えるために用いる。一般用安全警告の記号は,
危険を回避する図記号と合わせても用いる(図JC.3図JC.5参照)。
JC.3 説明文なしの危険標識
一般用安全警告の記号と組み合わされる追加の危険標識(図JC.1図JC.5参照)は,機械の保全又は
サービス作業を行っている運転員又は整備員に警告を与えるために用いる。安全標識は,縦又は横の2区
画様式とする(図JC.2図JC.5参照)。
JC.4 寸法
2区画安全標識の推奨する最小寸法は,JIS A 8312:1996の図13による。必要に応じ,これより大きな又
は小さな寸法を使用してもよい。
作業中不用意に近づいてくる者へ警告を与える安全標識は,危険領域の外から見て分かる大きさのもの
でなければならない。
JC.5 安全標識の色
図区画,縁取り線及び分割線の色は,JIS A 8312:1996の9.2.29.2.4,9.4及び9.5による。
JC.6 貼り付け位置
安全標識は,危険領域又は機械の該当部になるべく近く,はっきり見える場所に,目立つように配置す
る。

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A 8340-1 : 2011
図JC.1−一般用安全警告の記号図 JC.2−“取扱説明書を読め”
図JC.3−“落下の危険−近づくな” 図JC.4−“巻き込まれの危険−整備中・回転停止”

――――― [JIS A 8340-1 pdf 38] ―――――

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A 8340-1 : 2011
図JC.5−“やけどの危険−開けるな”

――――― [JIS A 8340-1 pdf 39] ―――――

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A 8340-1 : 2011
附属書JD
(規定)
アタッチメント及びクイック着脱装置の要求事項
JD.1 アタッチメント
JD.1.1 一般
機械製造業者は,当該機械とともに使用を意図したアタッチメントの範囲を限定し,そのアタッチメン
トの安全な取付け及び使用について基準を作成しなければならない。
JD.1.2 表示
アタッチメントには,表JD.1に示す事項を恒久的に表示しなければならない。
表JD.1−アタッチメントの表示項目
要求情報 アタッチメントの製造業者
機械製造業者自身 機械製造業者以外
製造業者名及び住所 要a) 要
形式名称(例えば,部品番号) 要a) 要
質量(kg) 不要b) 要
作動回路圧(Pa)(該当する場合) 不要b) 要
アタッチメントの容量(例えば,m3) 不要b) 要
(該当する場合)
注a) 補助動力を必要としないバケットは除く。
b) 製造業者の機械資料を参照。
JD.1.3 取扱説明書
アタッチメント製造業者は,アタッチメントの取付け及び使用に関する取扱説明書を提供しなければな
らない。
JD.2 クイック着脱装置
JD.2.1 固定
クイック着脱装置の固定装置は,次の要求事項に適合しなければならない。
− 機械的なかみ合い方法によってクイック着脱装置を固定状態に保持し,あらゆる運転状態の下でも固
定状態を維持すること。
− 運転席又は固定操作位置から,クイック着脱装置の固定状態を確認できること。
− 故障又は結合力の喪失によって,クイック着脱装置が開放されないこと。
− くさび形固定装置は,アタッチメントを固定状態に保持する力(例えば油圧アキュムレータ,圧縮ば
ね)を継続的に供給すること。
JD.2.2 操作
クイック着脱装置の固定及び解除の操作を油圧式で行うものは,独立制御を用いるのが望ましい。
この制御は,意図しない動作に対して安全でなければならない(4.5.3参照)。
この操作がクイック着脱装置の固定及び/又は解除以外の操作装置に組み込まれている場合は,次のい
ずれかの要求事項に適合しなければならない。
− 解除操作は,両手操作(両方ともホールド ツゥ ラン)によってだけ可能とする。

――――― [JIS A 8340-1 pdf 40] ―――――

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JIS A 8340-1:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 20474-1:2008(MOD)

JIS A 8340-1:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8340-1:2011の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA8301:1952
モータグレーダ用切刃
JISA8301:2000
土工機械―整備用開口部最小寸法
JISA8302:2017
土工機械―運転員及び整備員の乗降用・移動用設備
JISA8304:2001
土工機械―運転員の座席の振動評価試験
JISA8310-2:2019
土工機械―操縦装置及び表示用図記号―第2部:特定機種,作業装置及び附属品図記号
JISA8311:2018
土工機械―運転員の視野―測定方法及び性能基準
JISA8313:2001
土工機械―製品識別番号(PIN)
JISA8314:2013
土工機械―ゴムタイヤ式機械―かじ取り装置要求事項
JISA8316:2010
土工機械―電磁両立性(EMC)
JISA8317-1:2010
土工機械―音響パワーレベルの決定―動的試験条件
JISA8317-2:2010
土工機械―運転員位置における放射音圧レベルの決定―動的試験条件
JISA8318:2001
土工機械―座席基準点(SIP)
JISA8319:2001
土工機械―走行速度の測定方法
JISA8320:2001
土工機械―機械全体,作業装置及び構成部品の質量測定方法
JISA8322:2001
土工機械―寸法,性能及び容量の単位並びに測定の正確さ
JISA8323:2001
土工機械―運転席及び整備領域―端部の丸み
JISA8324:2001
土工機械―電線及びケーブル―識別の原則
JISA8325:2010
土工機械―履帯式機械―制動装置の性能要求事項及び試験方法
JISA8327:2017
土工機械―機械装着警報ブザー類及び警音器―試験方法及び性能基準
JISA8328:2003
土工機械―リフトアーム支持具
JISA8330-2:2004
土工機械―運転室内環境―第2部:空気ろ過試験
JISA8330-3:2004
土工機械―運転室内環境―第3部:運転室加圧試験方法
JISA8330-4:2004
土工機械―運転室内環境―第4部:運転室換気,暖房及び/又は空気調和試験方法
JISA8330-5:2006
土工機械―運転室内環境―第5部:前面窓ガラスデフロスタ試験方法
JISA8331:2005
土工機械―機械装着救出装置―性能要求事項
JISA8332:2005
土工機械―ダンパ荷台支持装置及び運転室傾斜支持装置
JISA8333-1:2005
土工機械―後写鏡及び補助ミラーの視野―第1部:試験方法
JISA8333-2:2005
土工機械―後写鏡及び補助ミラーの視野―第2部:性能基準
JISA8334:2006
土工機械―取扱説明書―内容及び様式
JISA8335:2017
土工機械―非金属製燃料タンクの性能要求事項
JISA8336:2009
土工機械―表示機器
JISA8340-3:2012
土工機械―安全―第3部:ローダの要求事項
JISA8345:2004
土工機械―キーロック始動装置
JISA8346:2004
土工機械―車体屈折フレームの固定装置―性能要求事項
JISA8407:2000
土工機械―操縦装置の操作範囲及び位置
JISA8411-1:2006
土工機械―寸法及びコードの定義―第1部:本体
JISA8911:2007
土工機械―シートベルト及びその取付部―性能要求事項及び試験方法
JISA8920:2009
土工機械―落下物保護構造―台上試験及び性能要求事項
JISA8921-2:2011
土工機械―ショベル系掘削機保護構造の台上試験及び性能要求事項―第2部:6トンを超える油圧ショベルの転倒時保護構造(ROPS)
JISB8265:2017
圧力容器の構造―一般事項
JISB8361:2013
油圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
JISB9700-1:2004
機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部:基本用語,方法論
JISB9700-2:2004
機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部:技術原則
JISB9705-1:2019
機械類の安全性―制御システムの安全関連部―第1部:設計のための一般原則
JISC0920:2003
電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
JISC3663-4:2007
定格電圧450/750V以下のゴム絶縁ケーブル―第4部:コード及び可とうケーブル
JISC3663-4:2021
定格電圧450/750V以下のゴム絶縁ケーブル―第4部:コード及び可とうケーブル
JISC3664:2007
絶縁ケーブルの導体
JISC8269-1:2016
低電圧ヒューズ―第1部:通則
JISD1201:1998
自動車,及び農林用のトラクタ・機械装置―内装材料の燃焼性試験方法
JISD5301:2019
始動用鉛蓄電池
JISZ9101:2018
図記号―安全色及び安全標識―安全標識及び安全マーキングのデザイン通則