28
A 8706-2 : 2013
単位 mm
1 リターンローラ 4 ニップポイント
2 ベルト 5 ベルト進行方向
3 ニップガード
図D.9−リターンローラ部のニップガードの例
D.3.7 ベルトと固定部との安全策
ベルトと固定部との隙間をホッパシュートとベルトとの間隔は5 mm以下,又はゴム製シュート取付部
の間隔は50 mm以上とし,巻き込まれを防止するのがよい。図D.10にベルトと固定部との安全策の例を
示す。
単位 mm
1 鋼製ホッパ,シュート 3 ゴム製シュート
2 ベルト 4 ベルトの進行方向
図D.10−ベルトと固定部との挟まれ防止策の例
――――― [JIS A 8706-2 pdf 31] ―――――
29
A 8706-2 : 2013
附属書E
(参考)
火災予防のための設計事例
E.1 機械外部に,破砕処理材の破片などの可燃物が飛散又はこぼれが起きにくい構造
事例1 飛散防止タブ機構(図E.1参照) : タブ上部に傾斜カバーを設けて,飛散しようとする破砕処
理材の破片をタブ内には(撥)ね返して飛散を抑止する。
事例2 排出コンベアカバー(図E.2参照) : 排出コンベアの上面にカバーを設けて,排出中の破砕処
理材が飛散するのを抑止する。
図E.1−飛散防止タブ機構の例
図E.2−排出コンベアカバーの例
事例3 散水用配管(図E.3参照) : 材料投入部及び破砕室下に散水用配管とノズルを設けて,破砕処
理材が飛散するのを抑止する。
――――― [JIS A 8706-2 pdf 32] ―――――
30
A 8706-2 : 2013
散水用配管
散水
図E.3−散水用配管の例
E.2 飛散又はこぼれた破砕処理材の破片などの可燃物が機械に堆積しにくい構造
事例1 カバー類による,凹凸の少ない本体外観形状を設定する。
事例2 車体カバー上面に傾斜面を設ける。
E.3 堆積した破砕処理材の破片などの可燃物を清掃しやすい構造
事例1 カバー類による,凹凸の少ない本体外観形状を設定する。
事例2 車体カバー上面に傾斜面を設ける。
事例3 タブ開閉機構(図E.4参照) : タブ部を開くことで,ドラム式カッタ部分への乗降・移動を容
易にし,清掃しやすくする。
事例4 清掃用ブロア(図E.5参照),エアコンプレッサなどの装備
機械の清掃に便利な,携帯用ブロア,エアコンプレッサなどを装備する。
ドラム式カッタ タブ部
図E.4−タブ開閉機構の例
――――― [JIS A 8706-2 pdf 33] ―――――
31
A 8706-2 : 2013
図E.5−清掃用ブロアの例
E.4 運転中に高温となる部分に,破砕処理材の破片などの可燃物が接触するリスクを最小にする構造
事例1 可燃物が,エンジンの排気系などの高温部に接触しないようカバー又は断熱材で覆う。
E.5 ドラム式カッタなど高速回転部分と本体構造物など固定部位との間に破砕処理材の破片などの可燃
物が挟まり摩擦熱によって発火するリスクを最小にする構造
事例1 可燃物が堆積するドラム式カッタ側面への乗降・移動保全用ホールを設定する。
事例2 可燃物が堆積するドラム式カッタ側面へ,スクレーパを設定する。
――――― [JIS A 8706-2 pdf 34] ―――――
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A 8706-2 : 2013
附属書F
(参考)
参考文献
JIS A 8313 土工機械−製品識別番号(PIN)
JIS A 8347 土工機械−劣化防止及び保管
JIS A 8411-1 土工機械−寸法及びコードの定義−第1部 : 本体
JIS A 8411-2 土工機械−寸法及びコードの定義−第2部 : 作業装置
JIS A 8910 土工機械−転倒時保護構造−台上試験及び性能要求事項
JIS A 8920 土工機械−落下物保護構造−台上試験及び性能要求事項
JIS B 9702 機械類の安全性−リスクアセスメントの原則
JIS C 8201-5-1 低圧開閉装置及び制御装置−第5部 : 制御回路機器及び開閉素子−第1節 : 電気機械式
制御回路機器
JIS D 0006-1 土工機械−機関−第1部 : ネット出力試験方法
JCMAS F 018 履帯式建設リサイクル機械−用語
JCMAS H 014 建設機械−安全標識
コンベヤの安全基準に関する技術上の指針(昭和50年10月18日 厚生労働省 公示第5号)
JIS A 8706-2:2013の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 8706-2:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8301:1952
- モータグレーダ用切刃
- JISA8301:2000
- 土工機械―整備用開口部最小寸法
- JISA8302:2017
- 土工機械―運転員及び整備員の乗降用・移動用設備
- JISA8307:2006
- 土工機械―ガード―定義及び要求事項
- JISA8310-1:2019
- 土工機械―操縦装置及び表示用図記号―第1部:共通図記号
- JISA8310-2:2019
- 土工機械―操縦装置及び表示用図記号―第2部:特定機種,作業装置及び附属品図記号
- JISA8312:1996
- 土工機械―安全標識及び危険表示図記号―通則
- JISA8312:2021
- 土工機械―機械安全ラベル―通則
- JISA8315:2010
- 土工機械―運転員の身体寸法及び運転員周囲の最小空間
- JISA8316:2010
- 土工機械―電磁両立性(EMC)
- JISA8323:2001
- 土工機械―運転席及び整備領域―端部の丸み
- JISA8324:2001
- 土工機械―電線及びケーブル―識別の原則
- JISA8325:2010
- 土工機械―履帯式機械―制動装置の性能要求事項及び試験方法
- JISA8327:2017
- 土工機械―機械装着警報ブザー類及び警音器―試験方法及び性能基準
- JISA8331:2005
- 土工機械―機械装着救出装置―性能要求事項
- JISA8334:2006
- 土工機械―取扱説明書―内容及び様式
- JISA8335:2017
- 土工機械―非金属製燃料タンクの性能要求事項
- JISA8336:2009
- 土工機械―表示機器
- JISA8340-1:2011
- 土工機械―安全―第1部:一般要求事項
- JISA8345:2004
- 土工機械―キーロック始動装置
- JISA8407:2000
- 土工機械―操縦装置の操作範囲及び位置
- JISA8919:2007
- 土工機械―操縦装置
- JISB8361:2013
- 油圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
- JISB8370:2013
- 空気圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
- JISB9700-1:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部:基本用語,方法論
- JISB9700-2:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部:技術原則
- JISB9703:2019
- 機械類の安全性―非常停止機能―設計原則
- JISB9707:2002
- 機械類の安全性―危険区域に上肢が到達することを防止するための安全距離
- JISB9708:2002
- 機械類の安全性―危険区域に下肢が到達することを防止するための安全距離
- JISB9711:2002
- 機械類の安全性―人体部位が押しつぶされることを回避するための最小すきま
- JISB9713-2:2004
- 機械類の安全性-機械類への常設接近手段-第2部:作業用プラットフォーム及び通路
- JISB9713-3:2004
- 機械類の安全性―機械類への常設接近手段―第3部:階段,段ばしご及び防護さく(柵)
- JISB9716:2019
- 機械類の安全性―ガード―固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事項
- JISB9960-1:2019
- 機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC60068-2-31:2013
- 環境試験方法―電気・電子―第2-31部:落下試験及び転倒試験方法(試験記号:Ec)
- JISD1201:1998
- 自動車,及び農林用のトラクタ・機械装置―内装材料の燃焼性試験方法