JIS A 8706-2:2013 履帯式建設リサイクル機械―安全―第2部:ドラム式カッタ搭載自走式木材破砕機の要求事項 | ページ 6

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A 8706-2 : 2013
附属書D
(規定)
ベルトコンベヤの安全要求事項
D.1 逸走の防止
最大積載量を載せた状態でコンベヤを停止したとき(エンジン停止,又はスイッチオフ)に,ベルトが
逆送し周囲の人に危険を及ぼすことがあってはならない。
油圧駆動のコンベヤにおいては,作動油の漏れによるクリープは危険のないように1 000 mm/min以下と
する。
D.2 搬送材料の落下防止
コンベヤから搬送材料が落下することによって,周囲の人に危険を及ぼさないように設計しなければな
らない。材料の落下を完全に防止できない場合は,落下物に対する警告標識を貼り付けるとともに,取扱
説明書に記載する。
D.3 挟まれ又は巻き込まれるおそれ
D.3.1 ニップポイント
地上から0.3 m2.5 mの範囲内で,不注意によって接触するおそれがあるニップポイントは,挟まれ又
は巻き込まれの危険を最小にするように設計,製造及び配置するか,又は防護しなければならない。
ニップポイントの例を,図D.1に示す。
1 ヘッドプーリ 4 凸状の曲り部 7 シュート
2 テールプーリ 5 キャリアローラ 8 ニップポイント( 部)
3 転位トラフアイドラ 6 リターンローラ 9 ベルト進行方向
図D.1−ニップポイントの例
D.3.2 ニップガード
作業者がニップポイントへ接触し,挟まれ又は巻き込まれる危険を防止するため,ニップポイントには
固定式のガードを設けなければならない。
ニップガードとプーリ表面との間隔,及びニップガードの側面とプーリ端面との間隔は5 mmを超えて
はならない。
プーリの位置を動かせる場合は,ニップガードとプーリ表面との間隔を5 mm以下に調整できる構造で
なければならない。

――――― [JIS A 8706-2 pdf 26] ―――――

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A 8706-2 : 2013
ニップガードは,プーリの中心線から最小150 mmの距離で延長しなければならない。
D.3.3 ヘッドプーリの安全策
ニップポイントの上方を囲い込むことによって,ニップポイントと体の一部とが接触することを防護す
る。
囲い込む範囲は,ニップポイントから600 mm以上とする。また,下方からニップポイントへ近づくこ
とを防ぐため,ニップポイントから150 mm以内の範囲が露出しない構造とすることが望ましい。
ヘッドプーリ部の囲込みガードの例を,図D.2及び図D.3に示す。
単位 mm
1 ヘッドプーリ
2 ベルト
3 サイドフレーム
4 囲込みガード
5 ニップポイント
6 ベルト進行方向
図D.2−ヘッドプーリ部の囲込みガードの例1
単位 mm
1 ヘッドプーリ
2 ベルト
3 サイドフレーム
4 囲込みガード
5 ニップポイント
6 ベルト進行方向
図D.3−ヘッドプーリ部の囲込みガードの例2

――――― [JIS A 8706-2 pdf 27] ―――――

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A 8706-2 : 2013
ニップガードの側方からニップポイントへ指などが侵入するのを防ぐため,ヘッドプーリの側面との隙
間が5 mm以下となるようにガードに側板を備えるか,又はサイドフレームに接続するようにガードを延
長しなければならない。
ヘッドプーリ部のニップガードの例を,図D.4に示す。
単位 mm
1 ヘッドプーリ 4 ニップポイント
2 ベルト 5 ベルト進行方向
3 ニップガード
図D.4−ヘッドプーリ部のニップガードの例
D.3.4 テールプーリの安全策
ニップポイントの下方をニップポイントから600 mmの範囲で下方へ150 mm以上ガードするか,又は
ガードの下端が地上から300 mm以下となるようにすることによって,ニップポイントと体の一部とが接
触することを防護しなければならない。
ニップポイントの高さが地上から300 mm以下の場合は,ニップポイントが側方から露出しない構造と
する。
上方からニップポイントへ近づくことを防ぐため,ニップポイントから150 mm以内の範囲が露出しな
い構造とするのがよい。
テールプーリ部のガードの例を,図D.5に示す。

――――― [JIS A 8706-2 pdf 28] ―――――

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A 8706-2 : 2013
単位 mm
1 テールプーリ 4 ガード
2 ベルト 5 ニップポイント
3 サイドフレーム 6 ベルト進行方向
注a) 150以上,又はガードの下端が地上から300以下となる寸法の
いずれか。
図D.5−テールプーリ部のガードの例
D.3.5 キャリアローラ又は凸状の曲がり部の安全策
キャリアローラ部の囲込みガードの例を,図D.6に示す。
単位 mm
1 キャリアローラ 3 サイドフレーム
2 ベルト 4 囲込みガード
図D.6−キャリアローラ部の囲込みガードの例
凸状の曲がり部のニップガードは,ニップポイントからベルト進行方向上流側へ150 mm以上延長する。
側方又は下方からニップポイントへ近づくことを防ぐため,ニップポイントから下に150 mm以内の範
囲,又はリターンベルトの高さまでの範囲が露出しない構造とするのがよい。
凸状の曲がり部のニップガードの例を,図D.7に示す。

――――― [JIS A 8706-2 pdf 29] ―――――

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A 8706-2 : 2013
単位 mm
1 ローラ 4 ニップポイント
2 ベルト 5 ベルト進行方向
3 ニップガード
図D.7−凸状の曲がり部のニップガードの例
D.3.6 リターンローラの安全策
リターンローラ部の囲込みガードが穴あきの場合は,穴の大きさ及びニップポイントまでの安全距離は,
JIS B 9707の表4による。
リターンローラ部の囲込みガードの例を,図D.8に示す。
単位 mm
1 リターンローラ 4 囲込みガード
2 ベルト 5 ニップポイント
3 サイドフレーム 6 ベルト進行方向
図D.8−リターンローラ部の囲込みガードの例
ニップガードの側方からのニップポイントへの指などの侵入を防止しなければならない。
リターンローラ部のニップガードの例を,図D.9に示す。

――――― [JIS A 8706-2 pdf 30] ―――――

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JIS A 8706-2:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8706-2:2013の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA8301:1952
モータグレーダ用切刃
JISA8301:2000
土工機械―整備用開口部最小寸法
JISA8302:2017
土工機械―運転員及び整備員の乗降用・移動用設備
JISA8307:2006
土工機械―ガード―定義及び要求事項
JISA8310-1:2019
土工機械―操縦装置及び表示用図記号―第1部:共通図記号
JISA8310-2:2019
土工機械―操縦装置及び表示用図記号―第2部:特定機種,作業装置及び附属品図記号
JISA8312:1996
土工機械―安全標識及び危険表示図記号―通則
JISA8312:2021
土工機械―機械安全ラベル―通則
JISA8315:2010
土工機械―運転員の身体寸法及び運転員周囲の最小空間
JISA8316:2010
土工機械―電磁両立性(EMC)
JISA8323:2001
土工機械―運転席及び整備領域―端部の丸み
JISA8324:2001
土工機械―電線及びケーブル―識別の原則
JISA8325:2010
土工機械―履帯式機械―制動装置の性能要求事項及び試験方法
JISA8327:2017
土工機械―機械装着警報ブザー類及び警音器―試験方法及び性能基準
JISA8331:2005
土工機械―機械装着救出装置―性能要求事項
JISA8334:2006
土工機械―取扱説明書―内容及び様式
JISA8335:2017
土工機械―非金属製燃料タンクの性能要求事項
JISA8336:2009
土工機械―表示機器
JISA8340-1:2011
土工機械―安全―第1部:一般要求事項
JISA8345:2004
土工機械―キーロック始動装置
JISA8407:2000
土工機械―操縦装置の操作範囲及び位置
JISA8919:2007
土工機械―操縦装置
JISB8361:2013
油圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
JISB8370:2013
空気圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
JISB9700-1:2004
機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部:基本用語,方法論
JISB9700-2:2004
機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部:技術原則
JISB9703:2019
機械類の安全性―非常停止機能―設計原則
JISB9707:2002
機械類の安全性―危険区域に上肢が到達することを防止するための安全距離
JISB9708:2002
機械類の安全性―危険区域に下肢が到達することを防止するための安全距離
JISB9711:2002
機械類の安全性―人体部位が押しつぶされることを回避するための最小すきま
JISB9713-2:2004
機械類の安全性-機械類への常設接近手段-第2部:作業用プラットフォーム及び通路
JISB9713-3:2004
機械類の安全性―機械類への常設接近手段―第3部:階段,段ばしご及び防護さく(柵)
JISB9716:2019
機械類の安全性―ガード―固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事項
JISB9960-1:2019
機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
JISC0920:2003
電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
JISC60068-2-31:2013
環境試験方法―電気・電子―第2-31部:落下試験及び転倒試験方法(試験記号:Ec)
JISD1201:1998
自動車,及び農林用のトラクタ・機械装置―内装材料の燃焼性試験方法