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B 2011 : 2010
メタルシート ソフトシート
図B.7−ねじ込み形リフト逆止め弁
図B.8−ねじ込み形スイング逆止め弁
――――― [JIS B 2011 pdf 26] ―――――
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B 2011 : 2010
附属書C
(参考)
青銅弁の使用上の注意
C.1 バルブ選定
バルブの選定に当たっては,次の事項を確認する。
a) バルブを取り付ける装置などの機能を十分発揮できる適切なものとし,かつ,法令及び規格基準に適
合しなければならない。
b) バルブの呼び圧力は,流体の温度及び圧力に適合し,かつ,弁種は,流体の制御目的に適合しなけれ
ばならない。
c) バルブのパッキン及びガスケットの種類は,流体の種類及び温度に適合しなければならない。
d) メタルシートとソフトシートとの使用区分は,表C.1のとおりとする。
表C.1−メタルシートとソフトシートとの使用区分
シートの種類 使用区分
メタルシート 耐圧性,耐温度性
ソフトシート 耐気密性,耐衝撃性
C.2 取付け
バルブの取付けは,次による。
a) 操作,保守点検及び交換が容易にできる位置と空間とを確保する。
b) 玉形弁及び逆止め弁の取付けは,流体の流れ方向の表示に合致させる。
c) バルブは,分解せずに姿勢を正しく取り付ける。
d) ねじ込み部にシール剤を使用する場合は,その量などに十分留意する。
e) 装置及び配管システム全体を通じ,運転による振動,温度による膨張・収縮,地震,地盤沈下などに
よる異常な外力の影響を防止するため,必要な支持固定を行う。
f) バルブの内部及び装置配管内のごみ,異物は十分除去し,清掃を行う。
g) 管又は機器との接続に当たっては,互いに無理な力がかからないようにする。特に,ねじ込み形の場
合は,管の先端がバルブ内部に突き出したり,又は圧着のないようにする。また,フランジ形のボル
ト・ナットは,片締めの起こらないように均等に締め付ける。
h) ソルダ形の接合は,附属書Dによる。
i) ソルダ形の管との接合部の変形は,はんだ付け強度に悪影響を及ぼすので,取扱いには十分注意する。
j) ソルダ形の接合は,バルブを開にして行う。
k) 凍結温度以下で使用する場合は,バルブ内部の水分を除去する。
C.3 ソルダ形の接合銅管
ソルダ形との接合銅管は,次のとおりとする。
a) IS H 3300の配管用銅管で,タイプK,L又はMのいずれかを使用する。
注記 ソルダ形との接合銅管は,JWWA H 101を使用することができる。
――――― [JIS B 2011 pdf 27] ―――――
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b) IS H 3300の熱交換器用合金管とは適合しないので,使用しない。
C.4 ソルダ形の接合材
ソルダ形の接合に用いる接合材は,次のとおりとする。
a) 接合材は,鉛フリーはんだ(軟ろう)とする。ろう(硬ろう)の使用は,接合の際,高温加熱が必要
となり,バルブに悪影響を及ぼす場合があるので使用しない。
b) 鉛を主成分とするはんだは,鉛が溶出し,人体に有害となるおそれがあるので,使用しない。
C.5 ソルダ形の使用制限
ソルダ形バルブとの接合銅管において,管内流速が3 m/sを超える条件下では銅管にエロージョン・コ
ロージョンの発生する度合いが高いので,一般に銅管に対する臨界流速は,ほぼ1.5 m/sを目安とするよう
十分注意する。
C.6 低温で使用する場合の注意
低温で使用する場合,腐食性がなく凍結しない流体を使用する。また,弁棒が氷結した状態で操作する
とパッキンを損傷するおそれがあるので注意する。
なお,低温下で素手でバルブに触れると触れた皮膚が離れなくなったり凍傷をおこすおそれがあるので
注意する。
C.7 操作
バルブのハンドル操作は,弁種,シートの種類及び構造に適合しなければならない。操作トルクは,次
による。
a) ソフトシートのバルブは,手で軽く止まる程度の締付けとし,ハンドル回しを使用してはならない。
b) メタルシートのバルブは,ハンドル回しを使用してはならない。ただし,手で操作することが困難な
大形バルブは,表C.2に示すトルクを超えない範囲でハンドル回しを使用してもよい。
表C.2−制限トルク
単位 N・m
呼び径
50 (2) 65 (21/2) 80 (3) 100 (4)
弁種
玉形弁及び
49 74 103 152
アングル弁
仕切弁 44 62 81 110
C.8 保守点検
製造業者は,使用者に対し,弁種に応じた保守点検の周知を図る。
――――― [JIS B 2011 pdf 28] ―――――
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B 2011 : 2010
附属書D
(参考)
ソルダ形弁の接合方法
D.1 接合作業手順
銅管との接合作業の手順は,次のとおりとする。
a) 銅管の切断
b) 管端の面取り
c) 管端の修正
d) 接合部の清掃及び磨き
e) フラックスの塗布及び差し込み
f) 加熱
g) はんだ付け
h) はんだ付け後の処理
i) 試験・検査
D.2 接合作業の注意点
銅管との接合作業においては,次の点に注意する。
a) 銅管の切断 銅管をパイプカッターで切断する。金のこや電動切断機を使用する場合は,管軸に対し
直角に管の断面を変形しないよう注意して切断する。また,管内に入った切粉は,きれいに取り除く。
b) 管端の面取り 管内外端面に生じた,まくれ,ばりなどを専用リーマ,やすり又はナイフで完全に取
り除く。このとき,切粉が管内に入らないよう十分注意する。
c) 管端の修正 銅管の管端が変形すると,完全な接合ができなくなるので,各サイズに合った管端修正
工具(サイジングツール)を使用して管端を真円に修正する。
d) 接合部の清掃及び磨き 銅管外面及びバルブの接合部に油又は汚れが付いていたらふき取る。次に,
接合部をスチールウール,ワイヤブラシなどで管肌に傷を付けない程度で金属光沢が出るまで磨き,
酸化被膜を取り除く。磨いた部分は直接手で触れたり,油の染み込んだ手袋などで触れたり,床の上
に直接置かない。
e) フラックスの塗布及び差し込み 銅管の接合部長さの中間部(接合部長さの約半分の幅)全周にフラ
ックスを薄く塗る。フラックスをバルブの接合部の内面に塗らない。フラックスを塗布した銅管は,
バルブの接合部内の止めに当たるまで差し込む。差し込み後,銅管を12回転させて,バルブ側に均
一になじませる。
f) 加熱 加熱する前に,バルブが開になっているか確認する。パッキン・ソフトシートの損傷を防ぐた
め,加熱時にはパッキン部・ソフトシート部にぬれた布などを当てて,温度が上がらないようにする
のがよい。
なお,施工時にバルブを分解してはならない。
加熱するときは,最初に接合部を約100 ℃に均一に予熱し膨張させた後,管部の離れた部分から近
くへと予熱し,再び接合部を加熱する。このとき,炎を円周方向に動かし均一に加熱する。
バルブの接合部を強力な火炎で1か所に集中して急激な加熱を行うと,割れの原因となるので,注
――――― [JIS B 2011 pdf 29] ―――――
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B 2011 : 2010
意する必要がある。
g) はんだ付け 接合温度になったら,はんだが炎で直接溶かされないように接合部から炎を離し,銅管
とバルブとの境界部にはんだの先端を押し当てると,はんだは銅管及びバルブの温度で溶け,すき間
に毛細管現象で吸い込まれる。接合部にはんだが完全に回ったかを目視によって確認する。
はんだの使用量は,各サイズ,銅管及びバルブの許容差内組合せで大きく違ってくるので,次のよ
うな目安で確認する。
1) 銅管とバルブとの境界部の円周上に,にじみ(フィレット)が切れ目なく回っていることを確認す
る。
2) 境界部の円周上にあふれたり,滴下しようとしたら,直ちにろうの供給をやめる。
h) はんだ付け後の処理 はんだ付けが完了したら,接合部の周りから徐々にぬれた布などで冷やし,接
合部を安定化させ,火傷防止を図る。冷却を行ったら,接合部外部についているフラックスをぬれた
布などでよくふいて除去する。
配管が完了した時点で,なるべく早い時期に試験・検査を行い,その後,水で管内をフラッシング
する。
i) 試験・検査 はんだ付け忘れの発見と,はんだ付け部の漏れがないかを目視及び手で触って確認する。
なお,水圧試験の試験圧力は,最高許容圧力の1.5倍以下とする。
参考文献 JWWA H 101 水道用銅管(社団法人日本水道協会規格)
JIS B 2011:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.060 : 弁 > 23.060.01 : 弁一般
JIS B 2011:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0100:2013
- バルブ用語
- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
- JISB0253:1985
- 管用テーパねじゲージ
- JISB1051:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1181:2014
- 六角ナット
- JISB1351:1987
- 割りピン
- JISB2003:2013
- バルブの検査通則
- JISB2240:2006
- 銅合金製管フランジ
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG5501:1995
- ねずみ鋳鉄品
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3260:2018
- 銅及び銅合金の線
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH5120:2016
- 銅及び銅合金鋳物
- JISH5121:2016
- 銅合金連続鋳造鋳物
- JISH5301:1990
- 亜鉛合金ダイカスト
- JISH5302:2006
- アルミニウム合金ダイカスト
- JISK7137-1:2001
- プラスチック―ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材―第1部:要求及び分類
- JISS3200-7:2004
- 水道用器具―浸出性能試験方法
- JISZ3282:2017
- はんだ―化学成分及び形状
- JISZ8301:2019
- 規格票の様式及び作成方法